「創作料理・イノベーティブ」で検索しました。
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The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ イタリアン WEST 百名店 2025 選出店
多比良/イタリアン、イノベーティブ
イタリアンをベースとし島原半島の食材や文化を題材に発酵を効果的に組み合わせたここでしか得られない食体験 全てが素晴らしかったが最も印象的だったのはモリで突き海中で神経締めしたスジアラのフリット わざわざ訪れる価値のある畑のなかのレストラン
2023/08訪問
2回
島原で生まれ育ち魚屋さんの父と共に築き上げた唯一無二のローカルガストロノミー 素材を活かしながら郷土料理とうまくフュージョンさせ、アミューズでは井上シェフの幼い頃の記憶を体験し、以降はその土地の魅力を季節にあわせた料理で見事に表現されています 4年前に訪れた時よりも想像を超えて進化されていました わざわざ訪れるべき素晴らしいレストラン より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/destinations/19/
2024/12訪問
2回
信州の食材を中心に北欧の名店で学んだ発酵とイタリアンなどの技術を組み合わせた進化するローカルガストロノミー 初訪問の秋メニューから前回の夏メニューを経て今回は春の食材をテーマとしたコースです スタートの菜の花畑をイメージしたタルトは見た目はもちろん口に入れた瞬間にその光景が目に浮かぶほど春を感じさせてくれるアミューズでした 蜂が運んだ菜の花の蜜を使っているのも粋な演出です 軽井沢の気温ではまだまだ眠りについてるらしいツキノワグマのお肉と山菜のスープ 手打ちのタヤリンは蛤と発酵させたホワイトアスパラガスが美味しかった そしてスペシャリテの信州サーモンは今回も健在 料理に合わせる自家製のノンアルコールドリンクも相変わらず面白い仕上がりで驚きもあります 序盤からすっかり心を掴まれてしまいました 後半はさらに印象的なお料理ばかり シーズン毎の定番となっている野菜を使った再構築は雪下にんじん ひとりあたり2.5本ぶんの人参を使って発酵した人参のアイスクリームやチップス、パウダーにローストなどひとつの食材をいろいろな調理法で作り上げる 人参の持つ甘味や旨味をいろんな食感や香りとともに楽しめるこのコースのハイライトディッシュでした 次のイワナのフリットもすごかった ついに敷地で飼い始めたイワナを直前で締めて高温で一気に揚げ、発酵キャベツのソースに文旦の組み合わせも絶妙でした メインには信州峯村牛 セリや山わさびなどとソースも美味しかったです そして極め付けはついに蕎麦まで打ち始めた鈴木夏暉シェフ 長野だから蕎麦という構想はずっとあったそうで提供できるレベルまで温存してたそうですが、そのクオリティは想像以上 そば処を開店できるレベルのそば打ちで発酵大根のトッピングも素晴らしかったです 2024年はもちろん2025年も満席とのことで、移転も決まっていて次の訪問は移転後 どんなパワーアップをしているのか楽しみでたまらない
2024/04訪問
3回
岡山の名店、ひさ田さんが京都に新たにオープンされた「きう」 噂には聞いていたが久田大将のユニークさ柔軟さから繰り出される一品料理の数々にひたすら感心させられる 九条葱のソースや牛蒡のピューレなどイタリアンやフレンチの技法を用いながら素材を組み合わせるも完全に和食として存在している イノベーティブ・フュージョンとカテゴライズされるレストランの中にはフレンチなのに和食を食べた気分になり複雑な心境になることが多いが「きう」さんの料理の提案の方が個人的に好みです 久田大将の感性、引き出しの多さにお鮨への期待が高まります 握りですが酢飯はホワイトバルサミコとバルサミコ、フランスのお塩という驚きの構成 これがしっかりバランス取れていてネタとの相性も素晴らしい 普通に今まで通りの酢飯にすれば何も苦労しないのにこの新たな組み合わせを考えて形にできるのが久田大将のユニークなところでしょうか 巻物はご飯はほんの少しでぶっといきゅうりにコショウ イメージとして大味な感じになるかと思いきや、しっかりた実が詰まったきゅうりは何とも不思議な感覚を与えてくれとても美味しかった 〆のラーメンとデザートまで隙がなくどれも高い完成度 岡山の体制は維持しつつも、京都の食材と岡山の吉田牧場さんや梶谷農園さんなどもしっかりフィーチャーしており大将の人柄含めてとても素敵な空間でした 51歳にしてあの肌艶は見習わないと行けないなと 笑 久田さんの技術とクリエティブさにとても刺激をもらった食体験となりました
2022/01訪問
2回
ミシュラン二つ星の「respiración(レスピラシオン)」へ、約6年ぶりの再訪。 金沢らしい町家を丁寧に改装した建物は、奥に新設されたウェイティングルームや、仏間を活かしたダイニングスペースが加わり、静謐で心地よい空間に。 まずはキッチン横を抜けてウェイティングルームへ。 供されるのは、焼いたとうもろこしのヒゲで淹れた香ばしい冷茶。この時点で、もう世界が静かに切り替わる感覚。 料理の幕開けは、スペシャリテでもある石川県産甘エビのアミューズ。 頭の味噌を薄いシートに、身は塩麹でマリネし、殻と卵をスモークして作られた小さなタルトに重ねる。凝縮された甘みと香りの奥行きに、最初から心を掴まれる。 続いて、富山・庄川の天然鮎。 魚醤、新玉ねぎの発酵ジュース、ライムの酸味。瓜やプラム、春のわらびなど、多層的な香りと季節の要素が静かに共鳴する。 前菜はズッキーニで2皿。 馬場農園のズッキーニをヤマヨモギと合わせたフランに、じゅんさいとわかめの出汁+コンブチャの発酵感。 もう一皿は、ズッキーニに酒粕とゴルゴンゾーラを塗って3日漬け、火入れ。花ズッキーニには能登の七面鳥を詰め、アスパラのソースでまとめて。 パンは毎朝焼き上げられる2種類のカンパーニュ。 15種の雑穀を使った発酵パンと、富山・セイズファームのパミス(ブドウの搾りかす)を使ったパン。 どぶろくと山羊のミルクで20時間発酵させたクリームが添えられ、ここにも発酵の思想が宿る。 金沢港の赤イカ パスタ仕立て 甘みの強い内側の身をスライスして、冷製パスタ風に。 黄色トマトソース&バターナッツ南瓜ソース、富山の白エビをトッピング。 レモンジェムの香りを移した透明なガスパチョも添えて、爽やかで印象的な構成。 湯涌温泉・日吉農園のヘタ紫なす 中まで火入れしてとろっとした果肉に、ツキノワグマのバラ肉と能登牛を合わせたラグーソース。 白い泡はナスの搾り汁から。土地の素材の力を感じる深みある一皿。 魚料理は、能登の白ソイで仕立てた「ピルピル」。 スペイン伝統の技法で魚のゼラチンとオイルを乳化。 カリフラワーと青柚子の泡、そして炭化させた柚子を削って。柔らかな口当たりの中に、香りが凛と立つ一皿。 メイン前の口直しには、能登・上田農園のフルーツトマト。 シェリービネガーと生姜に漬け、バラの花びらの塩漬けをトッピング。さっぱりとしながら印象的な余韻。 肉料理は、エゾシカの背ロース。 ソースには料理で出た端材を再利用し、深みのある赤ワインベースに。 黄色ビーツのピュレ、加賀太胡瓜の糠漬け×ジンの香り、あんぽ柿とりんごのチャツネ、焼きとうもろこしとじゃがいものケーキ(ヒゲ添え)。北陸の野菜たちが、主役に豊かな輪郭を与える。 そしてレスピラシオンの醍醐味のひとつ、岩牡蠣のパエリア。 炙ったレモンとアリオリソースを添えて。牡蠣の旨みが染み込んだ米に、香りと酸味が重なり、やはりここでしか味わえない特別な一皿。 さらにサプライズで登場したのは、金沢港の白ガスエビを使ったアロスカルドソ。 スープのように優しく、お米に染み渡る甘みと余韻が心に残る。 デザート1皿目は、福井県産のクレソンのアイス。 加熱せずに使われたクレソンの青さに、黒糖クランブルとりんごのコンポート。松の実のムースと香りのオイルが重なり、デザートながらどこか前衛的な印象。 2皿目は、能登杉の香りをまとったババロア。 抹茶、サワークリーム、ミルクの優しい甘みと、冷やしたキウイ、黒糖のチュイルが重なり、森を思わせる余韻。 最後は、13種のフレッシュハーブティー、そして4種類の小菓子。 最後の最後まで、土地の恵みと香りが生きていた。 全体を通して、北陸の素材、スペインの技法、発酵と香りの重なり、そしてこの地で表現する意味が一貫して伝わってくる構成。 加えて、スタッフの所作や言葉選び、空間の静けさまでも含めたホスピタリティの高さに、心がほどけるような時間でした。 やはり、特別な一軒です。 モダンスパニッシュのレスピラシオンさん。古い町家をそのまま活かした内装に置かれたオープンキッチンがワクワクを誘う。 ランチの構成は甘えびの頭と脳みそをゼラチン状にし身の部分に被せて一緒に味わう一品は甘えびの風味がグワッと広がってくる「再構築」というタイトルのアミューズからスタート。 次の「補う」というタイトルは旨味がもともとない筍にガストロバックで旨味を入れ込んでいる。 衝撃的な新潟産の椎茸は香りと旨味が半端ない。 県外から来たお客さん向けに出される兼六園をイメージしたサプライズメニューにイベリコ豚を低温で焼いた肉料理。 そしてパエリアは伝統と革新をテーマに夜は魚、11月からの冬のシーズンは香箱蟹とビジュアルを変え楽しませてくれる。 とにかくクリエイション、空間、味どれも素晴らしかった。 金沢に定期的に行くキッカケを与えてくれそう。
2025/07訪問
2回
島根県から京都へ新たな挑戦をする竹中シェフ レストランの場所はオーナーによる審査が厳しいと聞く「IDO KYOTO」の2F 庭にある大きな井戸から全店舗に供給していることをコンセプトにした施設で料理はその湧水を使った菊芋のスープからスタート 次は黒豚のプロシュートに島根県の大穴子のフリット こちらは料理監修されているJR西日本の観光列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」でも提供されているシグネチャーのひとつだそうです 他に印象的だったのは島根県では山くじらと呼ばれる猪とカーボロネロ、赤山椒を組み合わせたお料理 ペアリングで提供されたオレンジワインとの相性もとても良かったです そしてパスタはどちらも美味しかったですが、特に素晴らしかったのが宿儺南瓜とリコッタチーズのトルテッリ ソースの塩梅も絶妙でトリュフも見事に調和していました 甘鯛や経産牛の火入れもよく、ソースも美味しかったです デザートの発酵ミルクと檸檬やクレープも完成度高かったです これから島根の文化や京都を中心とした食材を融合させながらさらなる進化が期待できる注目のレストランのひとつ
2025/01訪問
1回
フレンチやイタリアンを学び広島では和食の名店で修行の後に独立 駿河湾とサスエの前田氏が仕立てる魚に魅せられて焼津に移転し即座に高い評価を得て人気店の仲間入り お膝元ということで前田氏も直接魚を届けに来られてました 間違いなくどれも素晴らしい食材ですがそれに驕らず素材を引き出す調理の技法や組み合わせるソースに食材とどれも素晴らしい 生きたまま水揚げすることに成功したという太刀魚を使った「鮮魚のパイ包み」はスペシャリテ 最後のお米を脇役に追いやる白甘鯛のリゾットの美味しさはこのコースのハイライト デザートまでテンポも良くとても素晴らしいレストランでした 次の訪問がとても楽しみ
2023/06訪問
2回
奈良にあるミシュラン2つ星のレストラン 奈良の歴史や文化をテーマにし、スペイン・バスク地方のモダンスパニッシュをベースにした独創的な料理を提供しています シェフは、サンセバスチャンの名店「ムガリッツ」での修行経験を生かし、伝統的な奈良の食材や文化を詩的な料理として構築し、食べ手に新たな「記憶」をもたらします 例えば、伝統的なスープ料理「ajo blanco」を幻の大豆「大鉄砲」で作った豆乳で構成したり、縞鯵には古代ひしおを使用して風味を加えたりするなど、日本古来の食材への深いこだわりが光ります また、奈良・吉野の清流に生息する産卵期のアマゴに倭鴨や大和牛を用いた料理も、奈良の地域性を活かしながらバスク地方の自由な発想を織り交ぜています 特にそうめん発祥の地で日本最古の柑橘・大和橘(やまとたちばな)を練り込んだ麺はこの日のハイライト 日本のはじまりの都市という立地にはまだまだ未知なポテンシャルが潜んでいそうで注目したいエリアのひとつかもしれません ちなみにレストランは奈良公園の敷地内にあるため鹿肉の提供はNGだそうです 記憶を紡ぐ素晴らしい体験ができました より詳しい内容はブログをご覧ください https://bishokuquest.com/restaurants/611/
2024/10訪問
1回
食べログ アジア・エスニック WEST 百名店 2024 選出店
旦過、香春口三萩野、平和通/インド料理、イノベーティブ、タイ料理
2027年に閉店を迎えることが決まっている、福岡・小倉〈Spice & Dining KALA〉。 福岡のスパイス業界で“BOSS”と呼ばれ慕われるシェフによる、カウンターだけの特別なダイニング。思想や哲学を洒落混じりに料理へ落とし込み、遊び心と緻密さが共存する唯一無二の世界観がここにはあります。今回はモダンタイ料理のコースでした。 コースの始まりはイーサンの朝食をイメージした「WAKE UP」。砕いたジャスミンライスを出汁でとろりと炊き、生姜を効かせ、うずらのピータンや揚げたセンミーを重ねて“お腹も目覚める”スターター。続く「Tiny Claw Trap」は揚げ沢蟹を使ったソムタム。きゅうりの下に細切りのパパイヤを忍ばせ、辛味と香りが鮮烈に広がります。 「Born from Acid」では、パテ・ド・ネーム。パテ・ド・カンパーニュに熊本の走る豚の生ソーセージを仕込み、パクチーやレモングラスのグリーンソースを合わせて。クラシックに酸味と香りを重ねた、モダンを象徴するひと皿でした。さらに「Ruler of Future」では、プーパッポンカレーを茶碗蒸しに仕立て、蟹とともにイーサンのアリとその卵を用いて“アリが支配する未来”を描き出します。 秋刀魚のタイ風なめろう「Do Miso」では、熊本の味噌とタイの発酵調味料を重ね、揚げ秋刀魚の香ばしさを添えて。そこからトムセープをベースにした「Global Warming」へ。ハチノスやミノに酸味と辛味、セロリをはじめとする野菜類にパクチーを重ね、温暖化の寓話をユーモアに包み込んだ一杯です。 「Invisible Shoreline」は赤貝のラープ。赤玉ねぎとパクチー、カオクアの香ばしさが瑞々しい赤貝に重なり、本来は度数の高いウイスキーと合わせる設計だそう。メインの「Cock a Doodle Do」はガイヤーンをベースに、テキーラをフランベしライムを香らせ、ここにシェフがメキシコで食べた時の記憶からワカモレが添えられ豪快に頬張るスタイル。タイとメキシコの異文化の融合。焼きピーマンの素朴さも心地よい。 締めには「Final Grain」。タマリンドを効かせたジャスミンライスにナンプラー漬けマグロ。隠し味はデトラオレンジ。最後の一切れで知識を更新させられる驚きがありました。「Rustle of Forest」は猪肉のラープ。炒り米とハーブ、ライムが野趣を引き締め、森の気配を呼び込むよう。デザートの「Lazy Firefighter」はシャインマスカットとメロンに、唐辛子入りのスイカジュレを忍ばせ、甘さと刺激の同居で遊び心を効かせています。最後は「Azure Meadow」。透き通る青のハーブティーで、旅のような時間が穏やかに締めくくられました。 ひと皿ごとにシェフの思想や哲学が顔をのぞかせ、ユーモアと実験性、そして繊細な技が同居するコース。ワインやお酒とのペアリングもまた本来なら醍醐味ですが、料理だけでも十分に世界観を感じさせてくれます。 2027年の閉店に向けて刻まれる限られた時間。その“いま”を体験できることにこそ、大きな意味があると感じました。
2025/08訪問
2回
富山の秘境・利賀村に移転オープンした 「L'evo-レヴォ-」さん 宿泊施設も兼ね備えたオーヴェルジュ型のレストランで先日発表されたミシュランガイドでは2つ星に昇格 金沢駅から車で約1時間半 ケータイも繋がらずレストラン手前の山道では舗装もされてないガードレールもない離合もできない困難な場所 広々と設計されたオープンキッチンでは谷口シェフとスタッフのチームとして動く一体感をショーのように眺めることができます 「L'evo」という店名のように常に進化を求めて前衛的地方料理を追求する デスティネーションレストランのひとつの理想形とも称されすでに多くのフーディー達が訪れている 今年もっとも注目されているレストランのひとつ レセプションから案内され扉が開く瞬間はテーマパークのアトラクションのようでした プロローグのアミューズからスペシャリテのレヴォ鶏、メインの池多牛そしてデザートまでとても美味しくて心地よい時間が過ごせました 特に楽しみにしていた月ノ輪熊は春熊と呼ばれ山菜を主に食べているので赤身中心でさっぱりした味わい 冬のシーズンはこれに冬眠前の熊もコースとして組み込まれていることもあるとか コースの構成としては移転前と大きく変わってないようだがこれから地の利を活かしたここでしか食べれない料理というのがどんどんと生み出されるのではと期待してしまう 季節によって景色も食材も大きく変わると思うのでこれからのレヴォさんの進化がとても楽しみ 是非ともまた訪れたい場所
2021/05訪問
1回
黒崎という場所にありながら福岡を代表し、福岡の日本料理を引っ張っていく存在 カラスミ餅は何個でも食べれる 近所の農家さんのトウモロコシをはじめ素材本来の味を生かしながら地元を盛り上げる姿勢と技術に高い評価の理由を垣間見ることができました この日は特別に壱岐牛も頂き、そしてデザートのアイスも美味しかった アイス屋さんも出されてるのでそちらも行ってみたい
2022/06訪問
3回
またもやお気に入りのレストランが出来てしまった 広尾の会員制レストラン「τρεῖς(トレイス)」 4月にオープンしたばかりで住所は非公開 シェフは元ボニュの河島シェフということで注目度も高いです 素材を活かした調理法でどれも美味しかった この日はスペシャルメニューがあるということで出てきたのは鰻 前日にかぶとに行ってたので最初に聞いた時は正直スペシャル感がなかったが実際に出てきた天然の鰻は意識がぶっ飛ぶほどの美味さでした そして河島シェフのシグネチャーとも言えるレタス 近くのスーパーで買ってきたレタスをひとつの作品として昇華する視点は面白い この日は体調が悪くしんどかったにも関わらず食べてる途中から元気になるほど料理とお店の雰囲気とそしてスタッフの空気感にすっかり魅了されてしまった 結局、気づいたら隣のお客様からワインを一杯頂いてフルペアリングで呑んでました 笑 大事な日に行きたい そう思えるレストランでした
2020/06訪問
1回
鎌倉のイチリンハナレさんで教えてもらったモダンアメリカンキュイジーヌの季音さん。 シェフの村野さんはサンフランシスコで三つ星もとったSAISON出身だそうです。 SAISON仕込みの薪の設備がすごく、店内に入るとすぐにスモーキーな薫りが。 前菜のスープやメインの豚、鎌倉野菜とカンパチの神経〆もめちゃめちゃ美味しかったが、衝撃だったのはリゾット。 蕪を薪火で寝かせて、そこに薫製にしたタコを鰹節みたいにふりかける。 思い出すだけですぐに食べたい。 最後に鎌倉のカボチャ、雪化粧を使用したアイスも美味しかった。 今回はランチだったので次は必ず夜行きたいな。
2019/10訪問
1回
福岡・赤坂の落ち着いた通り沿いに構える「赤坂 藤田」。 修業経験はなく、独学で料理を磨いてきた藤田大将が手がける、静かでユニークな和食店。 スターターは、糸島の海藻「そうめんのり」と秋田のじゅんさい。すっきりとした酸味と香りからコースが始まります。 2品目は長崎の鱧。皮目を炭火で炙り、梅肉ソースをかけて香りと酸味を添えて。下には青森のフルーツかぶをしのばせ、食感と甘みが調和。 冷たいうどんには焼き茄子のピュレを底に。トップには北九州産のムラサキウニ、オクラ、生姜。焼き茄子の香ばしさが薬味とウニの甘さを引き立てます。 鱧は皮目を炭で炙り、梅肉ソースとフルーツかぶを添えて。 賀茂茄子を炭火でじっくりと焼き上げ、香ばしさをまとわせたところに、車海老のそぼろ餡をかけて。 茄子のやわらかさと出汁の重なりがちょうどよく、記憶に残るひと皿に。 春巻きには熊本の甘いとうもろこし「ドルチェドリーム」をたっぷりと。サマートリュフと生ハムを重ねて酢橘で香りを添える。 鯵と生姜の手巻き寿司。切り立ての海苔の香りと米の温度が心地よい。 魚沼産コシヒカリの土鍋ご飯は、飯塚のMr.青木さんのハラミや鱧カツの卵とじ、卵黄と塩昆布のご飯、おにぎりまでしっかりとおかわりまで楽しませてもらいました。 甘味はマンゴーとパッションフルーツにヨーグルト、仕上げにその上から、新政酒造の頒布会限定「食べる陽乃鳥 にごり酒」をとろりとかけて。 この日も遠方からのお客さんの姿が多く、常連さんと自然に混ざり合う空気感が心地よかった。 母の古希祝いで伺いましたが、本人もとても喜んでくれてよい思い出に。 大将は実は高校の後輩。 そういうご縁も含めて、特別な夜になりました より詳細な内容はブログにてご覧下さい https://bishokuquest.com/restaurants/5836/
2025/06訪問
4回
横浜・北仲ノット46階にある「SMAAK」。 東京タワーもスカイツリーも、羽田空港の離発着まで一望できる抜群のロケーションに、オランダで三つ星を獲得したヤコブ・ヤン・ボエルマ氏の世界観を体験できるレストラン。 はじまりは、燻製マカロン。スモークサーモンのムースときゅうり、海藻パウダーを重ねたひと口。 もう一つは、宮崎県産和牛のタルタルをオリーブと大根、蕎麦粉のタルトにのせたフィンガーフード。 続く大葉の天ぷらの中には、マッシュルームとエシャロットのピューレ。紫蘇と白味噌の組み合わせが印象的。 冷たい前菜は、炙ったホタテにパースニップ、海藻、バターミルク。ディルのソースが爽やかに全体をまとめていた。 パスタは6層仕立てで、茄子、マカダミアナッツ、バジル、ペコリーノチーズなどを丁寧に重ねて。食感も香りも豊か。 メインは蝦夷鹿のロース。赤キャベツ、りんご、パンデビスと重ねられたスパイスの組み立てが素晴らしく、香りと酸味のバランスも秀逸。 サフランと苺が主役のデザートには焼酎のグラニテ。ハーブやスパイスのニュアンスが心地よく、最後まで構成に隙がない。 どの皿もスパイスやハーブの扱いが見事で、香りと味の重なりに引き込まれる。 料理、眺望、空間。すべてが調和した、特別なランチ体験でした。 より詳細な内容はブログにて https://bishokuquest.com/restaurants/3277/
2025/04訪問
1回
開業から1年で2Michelinkeyを獲得した循環型オーベルジュ「ENOWA YUFUIN」 そこのレストランの料理長を任されているのがチベット出身でFARM TO TABLEの先駆者 ニューヨークの「Blue Hill at Stone Barns」でスーシェフをしていたタシ・ジャムツォシェフ ホテルに併設された温室では野菜やハーブなどを栽培しており、コースの最初はここで採れたての野菜を中心にアミューズを楽しむことができます この日は3種類のきゅうりと2種類のズッキーニにフルーツパプリカ このままでもソースでディップしても美味しく食べれます 3種類の野菜のタルトを味わったらいよいよメインダイニングへ とても印象深いビーツを筆頭に美味しい野菜とスパイスやソースをうまく組み合わせた繊細で美味しい料理 野菜のブーケと称したお皿にはそれぞれ調理法を変えた茄子にシェフのスペシャリテのアップルバターを使ったビーツのソースやターメリック、ヨーグルトなどソースが主役のお料理 メインは鹿児島ふくどめ小牧場さんの幸福豚 バラ、モモ、ロースと3種類の部位に豚骨からとったソースが印象的でした 本来オーベルジュなので今までは宿泊しないといただけなかったコースですが、ミシュランキーの獲得をきっかけにレストランだけの利用も可能に その最初のお客さんが自分だったそうです笑 最後に真っ暗でしたがヴィラにも案内して頂き、サービスも一流でした 料理、コンセプト、施設すべてが素晴らしく次は宿泊込みで訪れたい場所です
2024/09訪問
1回
北イタリア・ピエモンテ州で修行した自家製の生ハムを主軸とした中條シェフの地元北海道の食材と自家製にこだわった人気のイタリアン(前編) 目の前で作り上げるモッツァレラチーズやパスタなどライブ感とフレッシュさを味わえるだけでなく、化学的に調理するシェフの話しがとても面白い どれもスペシャリテでしたが毛蟹と秋茄子、イクラのお料理と天然きのこ、アンコウのお米料理が特に悶絶級 我々が到着してから塩釜で火入れしたビーツはメインの鴨を脇役にしちゃうほどの仕上がり デザートのミルクジェラートはおかわりしちゃいました そしてシェフのシグネチャー「自家製の生ハム」は料理の合間にお刺身のように切り立てが置かれ、最初のモッツァレラチーズだけでなく炊き立てのゆめぴりかやニョッコフリットなどと一緒にいろんな味わい方でそれぞれの個性を楽しむことができる コースの合間に登場する生ハムやサラミは鹿児島や北海道の豚を使い分け、山椒や胡椒の味付けや前編でも登場したモッツァレラチーズにゆめぴりかとバリエーション豊かな楽しみ方ができるのも魅力のひとつですが、これもシェフの化学的な解釈があってこそ成せる構成 たくさん食べてほしいという振る舞いと緻密な計算の上で作られる料理の融合がとても印象的でした 今回は店舗リニューアルしたばかりで菌の管理が繊細な時期で生ハムセラーの見学はできませんでしたが、次訪問した時は是非とも見てみたいです 冬の時期がオススメということで、さっそく次の計画を立ててみます
2023/10訪問
1回
船で厳島神社へ行ける宮島口駅から徒歩10分弱の小高い坂の上に佇む古民家を改装したレストラン 生産者さんとの繋がりを大事にしたフレンチベースのフュージョン料理のハイライトは 鰆の炭火焼き 素晴らしい火入れと出汁のようなソースがすごかった さらにえぐみがなく旨味が凝縮され食感がミルキーな牡蠣とジュレ、サヨリの洗い、そして国内で養殖された鳩にも衝撃を受ける 猪のハンバーグは前々日伺った京都の「ひがしやま司」さんと仲良しなことありこちらでも登場 日本料理とフレンチそれぞれの食べさせ方の違いを体験できて面白かった 「RED-U35」でグランプリを受賞した赤井シェフの世界を肌で感じることができました
2024/05訪問
3回
1日1組だけの特別な空間 アミューズはウニのタルトでスタート パイ生地の中には白子 ビジュアルともに秀逸 ニョロニョロみたいなのはカリフラワー étéさんのブリオッシュはNARISAWAの森のパンに勝るとも劣らない完成度 燻製バターとの相性もよく、薄くこんがり焼かれた外側と柔らかくモチモチした内側の食感のコントラストが素晴らしい スペシャリテは甘鯛の鱗揚げ ホワイトアスパラのスープは水と塩だけ 音まで含めて料理 プレゼンテーションだけでなく味も緻密に計算されている 最後はシグネチャーのマンゴータルト タイミングよく現代アーティストのMADSAKI氏とGirls don't cryのVERDY氏とのコラボレーション中 五感が刺激されたスペシャルな体験