55回
2020/03 訪問
あさりの旨味にキャベツの優しい甘みがフィット! あさりの塩そば(2020年3月限定)
3月の月別限定を求めて阿倍野の「麺と心 7」に行ってきました!
それにしても今はなんだか電車に乗るのに抵抗感がありますね;
ここ数年は普段は電車に乗ることがない生活を送っているので、
そこに満員電車に乗るのが少々危険な状況が入り込んでくると、
できるだけ電車に乗らずに過ごしたいという意識が出てきます;
それでも月に1回ぐらいはいいかなと思って今回も行ってきましたが!
たださすがに自転車だけで移動するときよりも警戒心はありましたね!
つり革や手すりなどは一切持たないように気を付けたりしましたし!
さて、3月の月別限定のテーマは「あさり」となっています!(*゚ー゚)
貝系は旨味が強く、海鮮系ラーメンとしては起用しやすい素材ですが、
こちらのお店で「あさり」が前面に出たケースは意外と少ないですね!
2017年8月の「あさり白湯」と2018年8月の「海老とアサリ」ぐらいですかね!
これはこちらのお店が「魚介白湯」をメインにしてるのもあるでしょうね!
「白湯」である以上はできるだけ白濁したスープに仕上げるわけですが、
どうしてもあさりやはまぐりは白湯よりは清湯向きの素材ですからね!
ということで、今月の限定がやってきましたが、やはり清湯系ですね!
あさりに関しては無理に白湯系に寄せないほうが良さそうですしね!
今回はあさりの塩ラーメンですが、事前のSNSでの告知を見ているときは、
てっきり今月の限定はラーメンではなくまぜそばだと思ってたのですよね!
「あさりの塩そば」を「あさりの塩まぜそば」と思い込んでいたのですね!
ところでこのラーメンの説明に「あっさりとしている」とあるのですが、
これはやっぱり何気に「あさり」と「あっさり」をかけたものですかね!
◎スープ - ちょっと洋風で優しさも感じさせるあさりスープ
まずはスープですが・・・旨味はしっかりしてますが、一方で優しさも感じますね!(●・ω・)
こちらのお店は素材の個性をガツンと打ち立ててくることが多いですが、
今回に関しては旨味はしっかり出しつつもバランス感覚も感じますね!
ただ「あさりを軸にしつつも優しくまとめた」というだけではなくて、
そこにいくつかの洋風料理の要素が感じられるのが面白い点ですね!
端的に言うとポトフとボンゴレビアンコの2つの要素を感じるのですよね!
ポトフらしさの演出に大きく寄与しているのはキャベツと言っていいです!
一見すると「トッピングに茹でキャベツが入ってる」だけなのですが、
実際にはそうではなくスープでキャベツを煮るスタイルとなってます!
それによってキャベツの持つ優しい甘みがかなりスープに出ています!
こうして味わうと、キャベツってかなり優しい味わいなのですね!
こうした煮込んだ野菜の風味を生かすあたりは非常にポトフっぽいです!
そしてもう1つはパスタで知られる「ボンゴレビアンコ」の要素ですね!(*゚◇゚)
中心に据えられたあさりの旨味、そしてパセリによって洋風感を出して、
オイルにガーリックオリーブオイルを加えることでアクセントを加える、
パセリもオイルもどちらかと言えば隠し味的でサブ的な位置付けなのですが、
このあたりの組み立ては「ボンゴレっぽいな」と感じさせるものがあります!
ただし白ワインの要素はなく、そのあたりはポトフ的優しさが補います!
こうしてトータルで見ると、非常に優しい味わいに仕上げられてますね!
そしてキャベツが入ることで、なんだか春っぽい仕上がりにもなってますね!
◎トッピング - あさりを中心にキャベツがいい仕事を
トッピングはあさり、レアチャーシュー、茹でキャベツ、ねぎ、糸唐辛子です!
こちらのお店はバリエーションの多い具材を乗せることが多いですが、
今回はあさりとキャベツと、主役がけっこうはっきりとしていますね!
レアチャーシューは最近いつも使われるそこそこ熱の入ったものです!
レア感よりもちょっぴり香ばしい風味を重視したものとなっています!
そして主役であるあさりは全体の貝の旨味をさらに引き立ててくれます!
こちらの具材からスープに出ているあさりの旨味も強いのでしょうね!
個数も7つほど入っているなど、量の面から見ても充実していますね!
そして今回やはりいい仕事をしてくれているのが茹でキャベツです!(=゚ω゚)
そういえばキャベツってカップ麺ではかなりおなじみの具材ですが、
ラーメン屋さんのラーメンではけっこう珍しい存在と言えますね!
でもって、炒めキャベツやフレッシュ感のあるキャベツならまだしも、
素直な茹でキャベツがそのまま具材に入るってあまりないですしね!
この茹でキャベツは単独の具材として食べるとそこまで目立たないですが、
麺に絡める形で食べると、スープと具と麺の一体感が一気に引き立ちますね!
薬味であるねぎと合わせて両方を絡めて食べるというのもなかなかいいです!
◎麺 - 厚みは抑えめで、プリンとしたみずみずしさが特徴
麺は平打ち感が強く、厚みを抑えたタイプの多加水の麺となっています!
最近はこちらのお店は多加水らしいプリ感の強い麺を特徴としてますが、
その中でもあえてそうしたみずみずしさを強く打ち出してきています!
厚みが抑えめなので、強い食感でアピールする麺ではないのですよね!
そのかわりなめらかさ、みずみずしさ、透明感はいつも以上に優れていて、
さらにスープとのなじみの良さをかなり重視しているのが伝わってきます!(`・ω・´)
今回はあさりを主軸に据えつつも優しさも表現したスープとなってるので、
そこに上手く噛み合うタイプの自家製麺を作り上げてきたのでしょうね!
もし太めの麺だと、ちょっと麺の存在感が強く出すぎたように思いますし!
◎唐揚げ - さっくりジューシーな完成度の高さは健在
今回はひさしぶりにサイドメニューの唐揚げも1個注文してみました!
以前に比べると、唐揚げの値段はけっこう上がってしまいましたが!
こちらのお店の唐揚げは衣のおいしさと食感はほんと抜群なのですよね!
その点においてはなかなか右に出るお店はないと言ってもいいでしょう!
以前に比べるとカリカリ感よりもサクサク寄りになった感はありますが、
その仕上がりの良さはやはり間違いないのないものと言っていいでしょう!
またこちらのお店は1個から注文することができるのもいいですね!
前よりはいくぶん下味が軽めになったかなという感じはしますが、
そこは卓上の柚子胡椒をつけて食べると非常にいい味わいになります!
◎まとめ - あさりをほんのり洋風にまとめあげた優しい一杯
あさりの持っている個性的な旨味をしっかりと打ち出していながらも、
ボンゴレとポトフの要素を加えることで非常に全体のまとまりがいいです!
その中でもキャベツの甘みとあさりの相乗効果は特に光ってましたね!
騒がしい時期ながらも、春の訪れを感じさせてくれる一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2020/03/12 更新
2020/02 訪問
牡蠣のペーストを絡めたような超濃厚な牡蠣風味 牡蠣まぜそば(2020年2月前半限定)
2月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
2月の限定のテーマは「牡蠣」ということになっています!
牡蠣もちょくちょくこちらのお店ではテーマとして採用されますね!
旨味が強く個性が打ち出しやすいので使いやすいのかもしれませんね!
もっともそれだけ個性が強いので好き嫌いも多少は分かれるでしょうが、
牡蠣がどうしても苦手な人はわざわざ注文はしないでしょうしね!
自分としては牡蠣が大好きなので、大歓迎な素材ではありますね!(*゚ー゚)
自分がこちらのお店で牡蠣の限定を食べるのは昨年2月以来ですね!
そうしたこともあって、こちらのお店の2月は牡蠣のイメージがありますね!
ただその後も牡蠣の限定が一度出ていたようなと思って調べてみたら、
昨年の11月の後半に「牡蠣と山椒のらーめん」が提供されてましたね!
なので、昨年は2月後半と11月後半の2回牡蠣の限定が出ていたようです!
ただどちらも半月だったので、合わせて1ヶ月の提供とも言えますね!
昨年11月については月の前半の海老の限定を優先したのですよね!
また昨年の限定は2回ともラーメンでしたが、今回はまぜそばとなってます!
自分はもともと汁なし系が好きなので、そこに期待したいところですね!
ということで、今回の限定である「牡蠣まぜそば」がやってまいりました!
牡蠣を中心にトッピングの種類も豊富で、興味を惹かれるビジュアルですね!
◎スープ - 牡蠣・牡蠣・牡蠣、とにかく牡蠣一色の強烈な旨味
まずはその味ですが・・・うおぉ、ここまで牡蠣が堪能できるのはたまりませんね!(●・ω・)
このタレはもはや「味を調えた牡蠣のペースト」と言っていいぐらいに強烈です!
そして同時に「まぜそばだから出せる良さ」というものも感じさせてくれますね!
まぜそばの大きな魅力の1つって、タレの量が少ないから味が濃縮できるところで、
一方でダシやスープの旨味をそこで表現するのが苦手というところがありますが、
「牡蠣ペーストをタレにすることで濃度を最大限に表現」に成功してるのですよね!
ある意味では「濃厚系まぜそば」の1つの見本のようなスタイルと言ってもいいです!
味はほんと牡蠣一色で、牡蠣以外の素材の存在感は特に感じないぐらいに強いです!
牡蠣ペーストに調味料系を加えて、ちょうどいい味に調えたという雰囲気ですね!
タレをしっかり見ると明らかに細かくなった牡蠣がたくさん見えますし、
「牡蠣のスープ」というより牡蠣そのものを使ったのがわかりますね!
なので、しっとりとしたダシ感や優しい風味といったところはないのですが、
その分だけワイルドに牡蠣の旨味を楽しめる仕上がりになっていますね!
こうした素材をひたすらダイレクトに生かす路線はこちらのお店は強いですね!(*゚◇゚)
それゆえに素材によっては人を選びすぎる味になることもあるのですが、
牡蠣は旨味をどれだけ強く出してもいい方向に向きやすい素材なので、
このゴリゴリとパワーで押してくる路線は大正解と言えるでしょう!
牡蠣が好きな人だったらほぼ100%間違いなく満足できるでしょうし、
少なくも「物足りないとは絶対言わせない」という意思を感じますね!
◎トッピング - 長芋の天ぷらがなんだか個性的
トッピングは牡蠣、まいたけ、長芋の天ぷら、レアチャーシュー、
海苔、小松菜、白ねぎという組み合わせになっています!
あえて牡蠣と色が近いまいたけを隣に配置してるのは面白いですね!
このあたりは錯覚することを多少狙ってるようにも感じましたね!
もちろんこれらの具材の中での主役は牡蠣と言っていいでしょうね!(=゚ω゚)
特殊な味付けではなく、タレの風味とおおむね同方向の味となっていて、
タレの持っている牡蠣の旨味をより引き立てる方向に機能しています!
まいたけはキノコ具材ならではの個性的な旨味がいい感じに寄与してます!
自分の中ではキノコって貝類と非常に相性がいい印象があるのですよね!
貝類もキノコも旨味が強く、なおかつ独特の味わいを持っていることから、
両者が合わさることによって個性的な旨味の相乗効果が得られますからね!
そして全体の中でなんだか不思議な存在感を見せてるのが長芋の天ぷらです!
「なぜ牡蠣にあえて長芋を合わせたのだろう」と思ったりもするのですが、
こうして一緒に食べてみるとなかなかいい具合に交わっているのですよね!
青菜はクセが少ないことから、おそらくは小松菜なんだろうなと思います!
全体的にワイルドな味わいの中にさっぱりとした味わいを運んでくれます!
チャーシューはいつものしっとりとして香ばしさもあるレアチャーシューです!
レアチャーシューとは言っても、そこまでレア度の高いものではないのですが!
◎麺 - もっちりとしながらもワイルドではなくするすると入る
麺は太めでなおかつ厚みもある、まぜそば向けの太麺となっています!
この麺は先月の「あん肝白湯と秋刀魚節のつけ麺」と非常に対照的ですね!
昔はこちらのお店はおおむね同じ路線の麺を使うことが多かったですが、
最近は麺そのものの個性をメニューごとに大きく変えてきていますね!
先月のつけ麺は平打ちで、なおかつ歯切れの良さを重視してましたが、
今回は歯切れではなく、明らかにもっちり感を強く意識していますね!
まぜそば向けの麺って、ワイルドな表情を前面に出すことが多いですが、
この麺に関しては太くてもっちりしつつも洗練された印象が強いですね!(`・ω・´)
なので、麺が単体でガンガン主張してくるというのとはちょっと異なり、
食べごたえはありながらも、同時に優しくするっと入ってきますね!
◎まとめ - 「牡蠣まぜそば」の名前に負けない牡蠣の強い主張
自分がこちらのお店の「牡蠣まぜそば」に期待していたものが、
ほぼ100%に近いレベルで再現されていたと言っていい感じでした!
とにかく素材の良さをグイグイ強烈に引き出すのがこちらの強みですし、
その長所をしっかりと表現していたので満足度は非常に高かったです!
牡蠣が好きな人であれば、ほぼ確実にオススメできる一杯と言えますね!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2020/02/13 更新
2020/01 訪問
秋刀魚の優しいだしにクセを抑えてまろやかさが光るあん肝つけ汁が絡む! あん肝白湯と秋刀魚節のつけ麺(2020年1月限定)
2020年最初の月別限定を求めて「麺と心 7」へとやってきました!
1月の限定のテーマはラーメンには極めて珍しい「あん肝」です!
「あん肝」のラーメン・つけ麺なんて食べたことがないですからね!
実は「アンコウ」をテーマとしたつけ麺は過去にもあったのですよね!
2017年の2月に「アンコウ白湯つけ麺」が月別限定として提供されてます!
このときもトッピングの1つに「あん肝ムース」があったのですが、
それでもメインはむしろアンコウそのもののだしだったのですよね!
なので、あん肝が完全に主役になるのは今回が初めてと言えますね!
ただそれゆえに興味深さもある一方で、一定の警戒心もありますね!
どうしてもあん肝のつけ麺となると、クセも強そうな気がしますからね!
こちらのお店はときどきけっこう人を選ぶタイプの限定が登場しますが、
今回もそのタイプの路線なのではないかという感じはしてくるのですよね!
というわけで、「あん肝白湯と秋刀魚節のつけ麺」がやってきました!
麺がスープに浸かっている「浸しつけ麺」スタイルになっていますね!
◎浸しスープ - 実に素直で深みのある秋刀魚節スープ
まずは浸しスープですが・・・あぁ、これだけで見事に完成していますね!(*゚ー゚)
こちらのお店はどうしても様々な魚介素材を使ったラーメンが多いことから、
「正統派というよりは奇抜なラーメンのお店」というイメージが持たれますが、
実際にはこうした超正統派のスープの組み立ても非常においしいのですよね!
とにかくこの秋刀魚節スープはだしの引き出し方が実に見事と言えますね!
だし感は濃厚ながら粗さは皆無で、実に丁寧に引かれているのがわかります!
もういっそこの秋刀魚節だしだけで麺を食べ切ってしまいたくなるほどです!
実際に「あん肝つけ汁をつけると急に個性的な味に変わってしまうだろうし、
この素直なだし感のまま食べ進めたい」というふうに思ったりしましたしね!
このところこうした浸しスタイルのつけ麺をよく見るようになりましたね!
もともとこうしたつけ麺は浸しスープは昆布だしを使うことが多いのですが、
最近は今回のように秋刀魚節を使うケースもよく見るようになった印象です!
他の節系素材と比べて、浸しスープと相性がいいという面があるのですかね!
◎つけ汁 - 臭みやクセは皆無で濃厚まろやかなあん肝風味
そしてつけ汁ですが・・・いやいやこれは想像より遥か上の秀作ではないですか!(●・ω・)
ちょっとこれは食べる前にあなどっていた自分を叱らないといけませんね!
この数ヶ月の限定の中でもトップクラスと言っていいだけの内容と言えます!
いやはやあん肝という一見難しそうに見える素材がもののみごとに生きてます!
あん肝はコクがあって芳醇なまろやかさが大きな魅力となる素材ですが、
一方でどうしても多少の生臭さなどがネックにもなりがちなのですよね!
しかしながらこのつけ汁は生臭さもクセも全く感じさせることはないです!
なので、「あん肝って大丈夫かなぁ、合わないと困りそう」と思う人でも、
かなり安心して注文できるだけの仕上がりとなっていると言えますね!
そしてそうしたあん肝の持つネガティブな要素を一切感じさせないと同時に、
あん肝のプラス要素であるまろやかさとコクは存分に引き出されています!
つけ汁はかなり濃厚で粘度が高く、もはやペーストに近い状態と言えます!(*゚◇゚)
なので、コクが弱いとかシャバシャバしているということも全くないです!
またこうした浸しスープタイプのつけ麺の食べ方としては王道なのですが、
つけ汁は麺全体の5割程度ぐらいだけつけて食べ進めるのがベストですね!
全部つけてしまうと、つけ汁が絡みすぎてちょっと味が強くなりますし!
また浸しスープと合わせたというスタイルも大いにプラスにはたらいてます!
あん肝は強いコクとまろやかさはあるけど、下支えをするような優しい旨味とは異なる、
そのあたりを秋刀魚節の浸しスープがものすごくきれいに支えてくれているのですよね!
旨味の下支えの秋刀魚節と、前面でコクを打ち出すあん肝が絡み合うことで、
前面も後方も、強さも優しさも、パンチも旨味も実にきれいに交わっています!
そしてそこに軽く清涼感を与えてくれるのがつけ汁に入っている大葉です!
強烈なあん肝の濃厚さをこれによって少しさっぱりとさせてくれています!
またつけ汁の中には熱を入れたねぎときくらげも入っています!
きくらげについては食感に変化を持たせるという狙いでしょうね!
◎トッピング - 比較的シンプルながらメリハリのついた構成
トッピングはレアチャーシュー、小松菜、海苔、赤玉ねぎとなっています!
またつけ汁には先にも書いたように大葉、ねぎ、きくらげが入ってます!
レアチャーシューは最近のこちらのお店らしいしっとりとしながらも、
レア度はむしろ低めで、ちょっと炙りの香ばしさを感じさせるものです!
以前は非常にレア感の強いタイプのレアチャーシューを使っていましたが、
最近はこのレア度を下げたレアチャーシューが起用されているのですよね!
自分は今のタイプのレアチャーシューのほうが好みだったりしますが!(=゚ω゚)
小松菜はしっとりとしていて、風味よりもビジュアル重視な感じでした!
ただ箸休めとしてはちょうどいい具合に機能してくれていましたね!
海苔はおいしいのですが、どう食べるのがベストかは少し謎でしたね!
つけ汁に浸してしまうと、ちょっと味が濃くなりすぎますからね!
そして今回のトッピングで最も目立っていたのは薬味の赤玉ねぎですね!
やはり生の玉ねぎということもあって、刺激はかなり強めになります!
玉ねぎは薬味としてはねぎと比べても刺激が強く打ち出されますからね!
このあたりはパンチの強いあん肝つけ汁との兼ね合いだとは思うのですが、
自分としてはここまで強い薬味でなくても良かったようには感じましたね!
これだけの強い香味を必要とするようなクセはつけ汁になかったですので、
ここは「ちょっと強すぎるかな」というような印象も少し残りましたね!
◎麺 - 厚みが控えめのスパッとした歯切れのいい麺
麺はいつも以上に平打ち寄りで、スパッとした歯切れのいい麺です!
この麺は数年ぐらい前のこちらのお店のスタンダードを思い出しますね!(`・ω・´)
以前はこうした歯切れのいい質感の麺のときが多かったのですよね!
ただ当時と比べても今回はあえて厚みを抑えている感はありますね!
ここ最近はプリンとした弾力を打ち出してくることが多かったですが、
今回はひさしぶりに歯切れ重視のスタイルでやってきましたね!
たまにはこちらのタイプの麺も懐かしさもあって楽しいものですね!
たしかに今回はあえて麺の厚みを抑えめにしてきていることもあって、
プリプリ路線だとちょっと麺全体の主張が控えめになったかもですしね!
ハリのある質感にすることで麺をピシッと立ててきた感があります!
◎まとめ - あん肝のいいところだけをとことん味わえる見事な一杯
食べる前は興味は引かれながらも、多少の不安もあったりしたのですが、
これは間違いなく食べる価値あり、ストレートにオススメできる一杯です!
ここまであん肝を素直にクセなく楽しませてくれたのは素晴らしかったです!
もちろんあん肝という高級素材なので価格も1200円と高くはあるのですが、
このクオリティであれば1200円でも全く損とは思わされることはないです!
今年最初の月別限定で見事な滑り出しを見せてくれた一杯でございました!(゚x/)
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2020/01/22 更新
2019/12 訪問
濃厚なカニ白湯スープに鍋風に仕上げた具材が映える! 花咲ガニの濃厚蟹そば 2019年ver.(2019年12月限定)
12月の月別限定を求めて阿倍野の「麺と心 7」へと行ってまいりました!
12月ということで、例年と同じく「カニ」がテーマとなっています!
ただ今回「カニ」がテーマに選ばれたのはかなり驚きましたね!
というのも、「カニ」は今年の9月にも登場していますからね!(*゚◇゚)
さらに言うと、実は2月前半もカニ系なので、今年だけで3回目です!
おそらく12月はもともとカニをテーマにすると決めていた一方で、
9月は店主の井川さんの気まぐれでカニの商品ができたのでしょうね!
9月のラーメンはいかにも実験的な仕上がりになっていましたからね!
一方で今回のラーメンは昨年12月のラーメンを継承したスタイルです!
ラーメンの名前も昨年と同じ「花咲ガニの濃厚蟹そば」ですしね!
いかにも「麺と心 7」らしい濃厚系を意識したドロ系蟹そばですが、
今回はそこに鍋を連想させる要素が加わっているみたいです!
このあたりについては昨年とはまた違ったアプローチになってます!
ちなみに今回のラーメンはデフォルトではカニ身具材は入っておらず、
130円で1個、または500円で4個加えられるという方式になっています!
追加トッピングなしでも1000円なので、苦肉の策だったのでしょうね!
カニ身を標準で乗せてしまうと、どうしても1000円より高くなりますし!
トッピングのカニ身は花咲ガニではなくズワイ蟹のものとなっています!
ということで、今回のラーメン+カニ身1個トッピングがやってきました!
濃厚そうなビジュアル以上に、カニ油がかなり多いのが目を引きますね!
◎スープ - カニと濃厚な魚介のミックスにカニ油がアクセントを強める
まずはスープですが・・・うん、昨年よりもさらにパワフルになってますね!(●・ω・)
粘度の高いスープはいかにもこのお店の魚介白湯らしいと思わせますね!
また強いカニだしと魚介白湯のミックスなのは昨年と共通しています!
スープのベースに関して言えば、おおむね昨年と同じながらにあります!
カニの身や殻などの持つ優しくも深い旨味をまず中心に据えたうえで、
粘度の高い魚介白湯の要素を合わせることでどっしり感を出してます!
ただ粘度の高いスープながら、こちらのお店は基本的に動物系を使わないので、
濃度が高くてもお腹にドスンと残ることはなく、サラッと食べられますね!
そのあたりがこちらのお店の女性人気の高さにもつながってるでしょうし!
そして昨年との最大の違いは、カニ油のボリュームが大幅に上がった点です!
こちらのお店のカニ系ラーメンはカニ油による仕事が大きいのですよね!(`・ω・´)
カニの旨味、カニの香ばしさ、そうしたものがギュッと詰まっていて、
全体のカニの風味を大幅に引き上げるのに大幅に貢献するのですよね!
特にカニの身や殻による風味はおおむね優しい雰囲気になりがちですが、
カニ油はクセが強くないながらも風味が強いので非常に有効なのですね!
これが蟹味噌系だと、どうしてもその風味のクセがネックになりますが!
ところでカニ系のラーメンはこちらのお店で以前からときどき出てますが、
以前に比べると蟹味噌の持つアクセントはあまり強く出さなくなりましたね!
自分は蟹味噌がゴリゴリと主張した以前のバージョンも好きなのですが、
蟹味噌の風味が強いスープは好みが分かれがちになりやすいのかもですね!
◎トッピング - 鍋風の具材に込められた工夫が面白い
具材は白菜・大根・薄切り豚肉という鍋風具材を中心に据えたうえで、
水菜、チャーシュー、海苔、そして有料トッピングのカニ爪です!
水菜は下味はつけてないですが、これも鍋風の具材と言えるかもです!
シャキシャキとした食感によって冬に合う質感を演出していますね!
そして面白いのが白菜・大根・薄切り豚肉という鍋風の具材ですね!
どれも少しやわらかく、柚子胡椒やポン酢によって下味がつけられてます!(=゚ω゚)
ポン酢や柚子胡椒で鍋の具材ぽい雰囲気を出す発想は面白いですね!
でもって、それが鍋っぽさの演出になかなか役立ってるのですよね!
またちょっとやわらかめに炊いているのも鍋の具材っぽいですよね!
焼き海苔はこちらのお店の海鮮系のスープとは非常に相性がいいです!
レアチャーシューは以前に比べるとレア感をあえて控えめにしながら、
炙りの香ばしさをプラスすることで食べやすい仕上がりとなってます!
以前のレアチャーシューは全体の中で目立ちすぎる感がありましたからね!
ただ今回はチャーシューを省いて鍋系具材の量を増やしても良かったかもです!
とりわけ白菜・大根・薄切り豚肉はどれもいい仕事をしていましたからね!
カニ爪は素直なずわい蟹の爪で、カニの身のおいしさを味わうことができます!
やっぱりカニのラーメンなら、1本だけでもカニの身が欲しくなりますからね!
◎麺 - いつもより太めでもっちり感をアピールした麺
麺はいつもよりも厚めでもっちりとした食感が特徴となってます!
普段の「麺と心 7」の麺はやや平打ち気味になってることが多く、
もっちり感よりはプリッと弾ける質感がポイントになるのですが、
今回は力強さを意識して厚くてもっちりとした麺にしてきました!(*゚ー゚)
今回は最近のラーメンの中でもとりわけ濃度の高さを意識してたので、
これぐらいパワーのある麺を起用したのは正解だったと思います!
スープも粘度が高いので、太麺でもよく絡んで負けないですしね!
なおかつ単体の麺としても十分にその弾力が楽しめるものでした!
◎蟹の和え玉 - カニ油をまぶしたプリッとした細麺
今回はこのお店における「替え玉」に近い「蟹の和え玉」を注文しました!
細麺にカニ油とタレをしっかりと絡めたうえでトッピングを乗せたものですね!
なので、味はついてはいるものの、液体成分はそれほど多くありません!
替え玉的にいきなりラーメンのスープに入れてしまってもいいのですが、
それだとせっかくのカニの風味が生きなくなってしまうのですよね!
なので、まずは単体で食べて「カニの油そば」的にちょっと楽しみます!(*・ω・)
そのうえでラーメンのスープを少しかけてバランスを整えて食べます!
このほうがラーメンスープに投入するよりも良さが味わえますね!
ちょうど「カニ油が強めのカニ風味満載の汁なし麺」として楽しめました!
トッピングはレアチャーシューを刻んだものと青ねぎとなっています!
そしてラーメンがもっちり感の強い太麺を使っていたのに対して、
こちらは細麺でプリプリ弾けるコントラストも楽しかったですね!
◎まとめ - 昨年を継承しつつもよりパワフルにカニを楽しめる一杯に
カニ一色ではなく、魚介白湯とのミックスというスタイルではありますが、
それでもカニの風味は強く、なおかつカニ油がいい仕事をしてくれてました!
そして今回の鍋っぽさの演出は非常にいい効果をあげてくれてましたね!
特にこの下味のつけ方は今後もいろいろと応用が利きそうに感じました!
粘度の高さにカニという素材、鍋っぽさとこの時期にピッタリの一杯でした!(゚x/)
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花咲ガニの濃厚蟹そば 2019年ver.(2019年12月限定)
花咲ガニの濃厚蟹そば 2019年ver.(2019年12月限定)(麺)
蟹の和え玉
花咲ガニの濃厚蟹そば 2019年ver.(2019年12月限定)(メニュー紹介)
メニュー(2019年12月時点)
2019/12/10 更新
2019/11 訪問
優しく深いオマール海老のだしににんにくのアクセント! オマール海老のまぜそば(2019年11月限定)
11月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと足を運んでまいりました!
先月は忙しさもあって10月のずいぶん後半に行くことになりましたが、
今月は11月前半のメニューがかなり興味を惹かれるものだったこともあり、
11/2といういつもよりもずいぶんと早いタイミングで訪問してきました!(`・ω・´)
また今月はきちんと11/1から新しい限定へと切り替えられています!
このきちんとした切り替わりのほうがこのお店らしさを感じますね!
さて、今月の月別限定のテーマは「オマール海老」となっています!
どうも11月の後半は牡蠣の限定が登場する予定になってるようで、
自分としては牡蠣のほうもけっこう興味が惹かれたりもしますが、
牡蠣の限定に関してはこれまでこちらのお店で何度か食べてますし、
やはり今月はこの「オマール海老」を狙いたいと思いましたね!
ただ改めて調べると2014年と2015年にもオマールは使われていますが!
どうも海老のだし素材としてオマールは向いているのでしょうかね!
しかしながら今回はテーマが「まぜそば」なのが新しいですね!
これまでは基本的にラーメンからつけ麺系のメニューでしたので!
左に何やらスープ風のものがあるのが目を引きますね!
これは味変のための「魚介にんにくスープ」とのことです!
とはいえ、味変用にしてはずいぶんと量が多いのが気になりますね!
◎タレ - オマールの香ばしさを軸にまぜそばらしいワイルド感
まずはその味ですが・・・うん、海老の風味はしっかりと出ていますね!(●・ω・)
それも海老の主張をゴリゴリとパワフルに押してくるというより、
深い海老のだし感をベースに据えているという感じがしてきます!
実際に「オマール海老をじっくりことことと煮て、上品な出汁を」とあるので、
パワフルさよりもオマールのじんわりと来る旨味を重視したのでしょうね!
それゆえにこのスープなら清湯系ラーメンでも食べてみたいですね!
ほぼオマール海老一色の清湯ラーメン・・・いずれ出してほしいです!
そんなオマールの旨味を優しい感じで引き出したタレではありますが、
オマールをしっかりと大量に使っているので旨味に弱さはありません!
そしてそこにキリッとした塩ダレと卵黄のまろやかさが重なります!
また粗びき黒胡椒の清涼感も全体をピシッと引き締めていますね!
一方でちょっともったいないのは、まぜそばはワイルドさが求められるので、
どうしても少なからず優しい海老のだし感が隠れる面があるところですね!
とはいえ、海老とシンプルな塩ダレだけだとまぜそばとして少々軽いので、
まぜそばというテーマである以上はやむをえないところではありますかね!
でも海老の優しいだしとまぜそばの両立と見るとバランスはいいですね!
◎魚介にんにくスープ - 一気にワイルドな塩まぜそばの色に
そして味変の魚介にんにくスープを加えると・・・一気にワイルド系ですね!(=゚ω゚)
単純に「塩まぜそば」として見るなら、味変後のほうがまとまりはいいです!
ワイルドなにんにく、キリッとした塩ダレ、海老と魚介によるベース、
「ワイルドでキレがいい」という塩まぜそばのポイントを押さえてます!
また一方でスープを入れる前の旨味などもそれなりには残ります!
決して「にんにくスープ」一色の味になってしまうわけではないです!
海老だしを楽しむのが前半、塩まぜそばを楽しむのが後半という感じです!
ただそれゆえにやっぱりこの場合ももったいなさは感じるのですよね!
たしかに塩まぜそばとしての完成度は高い、でも海老が後ろに下がる、
「せっかくこれだけのいい海老だしが出てるのに」感はありますね!
「2つの味を楽しめる」というふうに割り切ってしまえばいいのですが、
「自分は海老を楽しみたい」と思うなら蛇足に感じてしまう可能性もあります!
実際にこのにんにくスープを投入していない人もいましたからね!
生にんにく感が非常に強いので、躊躇する人はいるでしょうね!
自分だったら・・・「後入れ海老油」とかのほうがうれしかったかもです!
◎トッピング - 海老ワンタンとチャーシューの2枚看板
トッピングは海老ワンタン、チャーシュー、キャベツ、玉ねぎ、茄子、卵黄です!
手前の下味のついた野菜については、おそらくは茄子だと思います!
写真で見ると一見海老ワンタンがキャベツに見えてしまうのですよね!
この具材の中で主役はその海老ワンタンと言っていいでしょうね!(*゚◇゚)
ミンチ状ではなく、そこそこ大きめカットの海老がそのまま入っていて、
海老らしいブリンとした強い弾力を感じることができるのが魅力ですね!
「海老まぜそば」としての主張を高める効果を大いに持っています!
キャベツや玉ねぎについては思ったほど強い主張はしてこないですね!
特に玉ねぎってラーメン系の料理ではけっこう辛味を打ち出すのですが、
このまぜそばに関してはそうした強いアクセントは見せてこなかったです!
茄子はクニクニとした食感で、これは意外と面白い具材になってましたね!
ちょっとひねりを入れた具材のほうが目立っていた感じはありましたね!
チャーシューは炙りの香ばしさとほどよい肉感を感じさせるものでした!
◎麺 - 平打ちではなく、厚みもある力強いブリブリ麺
麺はいつもの平打ち系ではなく、まぜそば向けの厚みのある麺ですね!
その分だけいつものラーメンなどに比べると調理時間は少し長めです!
普段の平打ち麺はプリッとほどよく心地良い食感がウリとなってますが、
まぜそばはラーメンやつけ麺よりもワイルドさが求められる傾向が強いので、
もちもち感とブリッとした力強い食感を今回はアピールしてきますね!
なので、かなりタレがワイルドなタイプのまぜそばではあるのですが、
麺の主張も強く、麺とタレが対等な立場で渡り合う感覚があります!(*゚ー゚)
いつものするすると入ってくるタイプのなめらかな平打ち麺もいいですが、
こうしたパワフルな太麺によって食感をとことん楽しむのもいいですね!
こちらのお店の自家製麺の幅の広さを伝えてくれる麺でもありました!
◎まとめ - 海老だしは深いが塩まぜそばとしての主張も非常に強い
ベースとなっているオマールだしは非常に深いものがあるのですよね!
一方で「塩まぜそば」のワイルドさも必要、そこは少しジレンマでしたね!
特ににんにくスープを入れて以降は塩まぜそばらしさは際立つ一方で、
どうしてもちょっと海老感は落ちる、そこは賛否が分かれるかもですね!
海老をとことん楽しみたい場合はあえて味変はしないのも1つの手ですね!
海老をベースにしつつ、キリッとした塩まぜそばを打ち出した一杯でした!(゚x/)
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2019/11/04 更新
2019/10 訪問
濃厚な鮭ペーストつけ汁に3種のキノコのあんかけ和え麺が絡む! 鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺(2019年10月後半限定)
10月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
すでに11月になっているので提供は終了してしまってますが;
10月はいろいろと忙しかったせいで訪問時期が遅かったので、
ブログ記事化するのが11月にまで遅れてしまったのですよね;
さて、10月は珍しく前半と後半でテーマ素材が異なっていました!
10月の前半はサンマの「お魚屋系 秋刀魚白湯ラーメン」が提供され、
10/17からこの「鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺」に切り替わりました!
「和えつけ麺」というスタイルはちょっと新しさを感じさせますね!
数年前だったら前半と後半の限定を両方狙ったと思うのですが、
今月に関しては月の前半は行く余裕が全くなかったですね;
ということで、「鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺」がやってきました!
これはまるで「つけ汁付きのラーメン」みたいなビジュアルですね!
形としてはラーメン風のほうが「3種のキノコの和え麺」にあたります!
まずはこちらを普通の和え麺として食べるスタイルになってるのですね!
◎3種のキノコの和え麺
まずは和え麺ですが・・・非常にシンプルな醤油系あんかけ風味ですね!(`・ω・´)
これは後に鮭のつけ汁につけて食べることを考慮しているためか、
この時点ではそこまで強くだし感は打ち出してないのですよね!
シンプルな醤油味にキノコの持っている旨味を溶け込ませた感じです!
なので、基本的にはこれだけでも食べられるように仕上げてますが、
「何かもう1つ風味が欲しい」と思うバランスに整えられてますね!
あくまで全体の料理の中の1つのピースという位置づけになってます!
◎つけ汁 - まさに鮭のペーストという濃厚な味わい
そしてつけ汁ですが・・・これはつけ汁を超えてペーストに近いですね!(●・ω・)
ただペーストという呼び方もちょっと違う感じもしますね!
というのも、ポタージュ的なドロドロした質感とは違うのですよね!
スープに鮭を細かく砕いたものがたくさん入っている感じに近いです!
「極めて細かい鮭ミンチスープ」とでも言えばいいでしょうかね!
ただ鮭の密度は非常に高いので、麺への絡み具合も非常に強いです!
どっぷりつけるとすすれないぐらいの粘度は持っていますからね!
なので、実際には自分の好みに合わせて3~5割ほど絡める感じです!
このつけ汁を見ると、和え麺のほうがあんかけの理由もわかりますね!
あんかけでないと完全にこのつけ汁に負けてしまうからでしょうね!
またトータルで見るとこのつけ麺はかなり凝った形式となってますが、
和え麺とつけ汁の味わいはどちらもシンプルになってるのですよね!
和え麺はだし感を控えめに醤油の塩分とキノコの旨味を中心に据えて、
つけ汁は鮭をストレートに出す、あえてひねりは入れてないのですよね!
そうすることによって特徴をはっきりと打ち出してる側面があります!
また鮭というと、ラーメンに使うにはクセの強い素材ではありますが、
今回はペースト状でありながらもそこまで強烈な感じはしませんね!
ただ鮭+キノコの相性に関しては多少迷うところもありましたが!
◎トッピング - 3種のキノコが主役
和え麺にはチャーシューとえのき・しめじ・舞茸が入っています!(*゚ー゚)
一方のつけ汁はねぎのみで、これといった具材は入っていません!
これも味わいを鮭一本に絞るという狙いがあるのでしょうね!
チャーシューは今回それほどレア感が強いものではないですね!
というか、数ヶ月ほど前からチャーシューの質感が変わっていて、
レア感が少し下がって表面に香ばしい焼き目をつけてるのですよね!
でもって、今回はあえて脂身の少ない部位を使っていますね!
これはおそらく全体との整合性を意識してのものなのでしょう!
具材のキノコは秋らしい風味を高めるのに大きく貢献しています!
舞茸が入ることで食感以上に風味が引き立つようになってますね!
◎麺 - プリンとしたみずみずしさが印象的な平打ち麺
麺はこちらのお店が得意としている多加水系の平打ち麺となります!
プリンとした弾力があり、なおかつ全体とのなじみもいいのですよね!(=゚ω゚)
今回はあんかけの和え麺にさらに濃度の高いつけ汁が合わさることで、
麺そのものの主張はどうしてもちょっと裏に隠れがちにはなるのですが、
それでもきちんと麺のおいしさを伝えてくれる仕上がりになってましたね!
◎まとめ - 複雑な構成でありながら、素材の旨さをシンプルに立てた一杯
あんかけの「和えつけ麺」という、珍しいスタイルの一杯でありながら、
複雑であるからこそそれぞれのパーツでは素材の個性を打ち出すという、
シンプルな旨さを2つ掛け合わせることで作られたつけ麺になってましたね!(*゚◇゚)
なかなか見ないスタイルですが、こうした新しい形の追求も面白いですね!
濃厚な鮭ペーストながら、全体のバランスも上手くとった一杯でした!(゚x/)
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鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺(2019年10月後半限定)
鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺(2019年10月後半限定)(和え麺)
鮭白湯と3種のキノコの和えつけ麺(2019年10月後半限定)(メニュー紹介)
2019/11/03 更新
2019/09 訪問
蟹の身の旨さがスープ全体に広がる! 蟹白湯らーめん(2019年9月前半限定)
9月の月別限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
今は月別限定に加えて2種類の冷やしも提供されているうえに、
平日夜限定のメニューもあって限定がずいぶんとにぎやかですね!
そんな中、自分はいつものように月別限定を狙っていきます!
今月の限定のテーマは「蟹(カニ)」ということになりました!
9月にカニが来るというのはちょっと驚かされてしまいましたね!
これまでこちらのお店でカニというと12月前後が基本でしたので、
秋の段階でカニが来るというのは過去にはなかったと思いますし!
さて、今回の限定は1200円と価格設定がけっこう高くなっています!
ただ原価も考慮すると本当はもっと高い設定でもおかしくないそうで、
むしろこの1200円でもかなり抑えた価格になっているみたいですね!
とはいえ、やはり1200円までいくと味へのハードルも高くなります!(*゚◇゚)
自分はそこまでコストパフォーマンスは気にしないほうなのですが、
「この味ならこの価格も納得」と思わせる必要は出てきますからね!
それだけの価値をしっかりと感じることができるかどうかが鍵ですね!
ということで、今回の「蟹白湯らーめん」がやってきました!
奥に見えているペーストは「蟹みそ豆腐」なるもののようです!
「蟹みそ豆腐」は初めて聞いたのですが、けっこうあるようですね!
ただレシピを見ると豆乳を使って作る実際の豆腐らしいものと、
卵を使う卵豆腐風のものと2種類のものが存在してるようですが!
この「蟹みそ豆腐」は自家製かどうかは明確に書かれてないですが、
おそらくはこちらのお店で作ったものなのではないかと思われます!
蟹ラーメンを作るならどうしても材料から蟹みそが余るでしょうし、
それを今回のように「蟹みそ豆腐」へとアレンジしたのでしょうね!
今回のラーメンはまず蟹みそ豆腐をまぜずにスープを味わったうえで、
蟹みそ豆腐の部分を食べるというスタイルが推奨されています!
その後に全体をまぜると、全部で3通りの味わいが楽しめるのですね!
◎スープ - 蟹の身の旨さがしっかりと生きた濃厚なカニ風味
まずはベースのスープですが・・・うん、この濃度なら文句なしですね!(●・ω・)
最初は蟹みそ豆腐のない手前の部分のスープを飲んでみましたが、
もう完全にこれだけでも1つの濃厚蟹スープとして完成してますね!
蟹の風味というと蟹の身・殻・味噌の3つの味わいが連想されますが、
今回は間違いなく蟹の身に焦点を当てた風味になっていましたね!
ここまで蟹の身の旨味を引き出したスープはかなり珍しいです!
それだけ気合を入れて作ってきたということが伝わってきますね!
スープの中に実際の蟹の身が崩れたものがたくさん入ってますしね!
そしてここに蟹油が加わりますが、これもまた実に効果的ですね!
この蟹油はおそらくは蟹の殻を利用して作ったものだと思います!
蟹の身のスープと蟹油、これだけでもう申し分のないレベルに達してます!
この段階で十分に1200円の価値を感じさせてくれるものになってましたね!
そして蟹みそ豆腐の部分を食べると・・・これもまた個性がありますね!(=゚ω゚)
今回あえてカニ味噌を普通に使わず豆腐にした理由も見えてきますね!
カニ味噌って個性が強いので、そのまま使うと味を支配するのですよね!
カニ味噌に比べると蟹の身はどうしても味わいが繊細になるので、
蟹の身の風味をスープの主役にするなら味噌が勝ちすぎるといけない、
その中で生まれたのがこの「蟹みそ豆腐」だったのかなと思いますね!
「蟹みそ豆腐」にすることで、カニ味噌の持っている風味を生かしつつ、
豆腐の風味によってやわらかくまとまり、カニ味噌一色に味を染めない、
そうしたバランスを作り上げるうえで大きく貢献していると感じましたね!
味については卵豆腐系ではなく、むしろ普通の豆腐の風味を感じましたね!
「蟹みそ豆腐」とはいっても、固形状ではなくペーストになってるので、
豆腐をペーストにしてカニ味噌にまぜる形で作ったのかもしれませんね!
唯一の弱点はこの「蟹みそ豆腐」がやや温度が低いということですかね!
そのため全体とまぜるとちょっとスープの温度が下がるのですよね!
◎トッピング - 蟹の身とダイス状のイカが主役
トッピングは蟹の身、イカ、かいわれ、オクラ、茎野菜の煮物です!
茎野菜の煮物だけはちょっと何の野菜かわからなかったのですよね;
茎の形状などからして「ふき」あたりなのかなぁと感じはしましたが!
かいわれは軽い薬味、オクラも細めにカットされていることから、
具材の主役は蟹の身とイカの2つだったと言っていいでしょうね!(*゚ー゚)
自分としては海鮮ベースのスープに無理にレアチャーシューを
乗せる必要はないと思ってるので、今回のトッピングは好きですね!
やはり蟹ラーメンには蟹の身が入ってるほうが臨場感が出ますしね!
イカは少し意外でしたが、やわらかく食べやすく仕上がってました!
できれば今後もこうした魚介系の具材を主役にしてほしいですね!
ただそうすると仕込みの手間がどうしても面倒になるのでしょうけども!
◎麺 - こちらのお店らしい平打ちストレート麺
麺はこちらのお店らしいプリ感の強い平打ちストレート麺です!
ただ今回はいつもに比べるといくぶん麺が細めに感じましたね!
また食感についてもややしっとりしているような印象でした!
そのためスープとのバランスでは、明らかにスープが強めでしたね!
ただ今回のラーメンに関してはそれを意図していたようにも思いましたね!(`・ω・´)
今回のラーメンはスープの組み立てが非常にしっかりしてましたし、
スープの粘度も高く、麺に勝つぐらいのバランスを狙ってたはずで、
麺そのものよりもスープを生かすつくりだったと言えそうですね!
なので、麺とスープのバランスに関しては不満は全くなかったです!
むしろこの少々スープに埋没するぐらいでちょうど良かったと思います!
◎まとめ - 1200円の価値が十分ある極上の蟹の旨味
最初は1200円ということで、ちょっと警戒しながら注文したのですが、
これはここ数回のこちらの蟹ラーメンの中でも最上位クラスでしたね!
特に蟹の身というやや繊細な旨味を持った素材に焦点を当てながら、
それをとことんまで引き出し切ったのは見事と言っていいでしょう!
昨年の蟹ラーメンはそのあたりが少々曖昧になっていましたが、
今年はそれを完全に乗り越えてきたと言えるものでしたからね!
冬より一足早く蟹の美味さを堪能させてくれる一杯でございました!(゚x/)
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2019/09/17 更新
2019/08 訪問
冷やしながらもウニの磯の香りがガンガン広がる! 冷やし雲丹そば(2019年冷やし第4弾)
2019年の冷やし第4弾を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
今年の冷やし第4弾はこのお店が得意とする「雲丹」がテーマです!
ただウニの冷やしは実は昨年の夏にも登場してるのですよね!
「ウニの冷やしラーメン」と聞くとかなり珍しいのですが、
自分としては昨年も食べてるのでそこまで目新しさはないです!
でも昨年と内容も違うはずですし、そのあたりは注目したいですね!
ちなみにこのウニの冷やしは、それ以前に継続して提供されていた
ウニ系のラーメンやつけ麺の残りの材料を使って作られることから、
その在庫が切れたら提供終了なので提供期間はやや短めでした!
実際に8月18日をもって、すでに提供は終了してしまってますし!
こちらのお店のウニ系はまた来年ぐらいまでお預けですかね!
ウニ系は人気が高いので、またいずれ復活すると思われますが!(*゚◇゚)
ということで、今年の「冷やし雲丹そば」がやってきました!
スープの色は昨年の「冷やし雲丹ラーメン」にけっこう近いですが、
今年は海苔のオイルが入っているのが1つの大きな違いになってます!
今年3月の温かい雲丹ラーメンに比べるとサラッとした感じですね!
明らかに3月の温かいバージョンのほうが粘度が高そうに見えますし!
◎スープ - 冷やしながらも強烈なウニの磯の香りが弾ける
まずはスープですが・・・おっ、これはかなり攻めたウニの風味ですね!(●・ω・)
サラリとしてるので粘度は温かいバージョンには及びませんが、
スープのウニの主張という点では負けないものがありますね!
昨年のウニの冷やしが肝心のウニの風味の主張がやや控えめで、
他の魚介とのミックスになっている印象が強く残ったのに対し、
今年は一気にウニ一色の冷やしスープへと変貌してきています!
なので、ウニという点から見れば昨年より確実に進化してます!
昨年のウニの冷やしをそのまま再び出したわけでは決してないです!
ウニの風味の強さという点では明らかに温かいバージョンに近く、
ウニと海苔の持つ磯の香りがグイグイと迫ってくる味わいです!
一方で温かいラーメンのほうとも一定の違いは感じさせますね!
温かいほうはスープの粘度が高くウニのコクやまろやかさが
かなり前面に出てくるスープになっていたのが特徴でしたが、
こちらはサラリとしてるのでコクに関してはいくぶん控えめです!
そのかわりウニの持つ風味、特に磯の香りは強烈に出ています!
なんだか海水につけたウニをそのまま食べるような感じでしたし!
それゆえに良くも悪くも食べているときの磯臭さは強烈ですね!
その点でのダイレクトさは温かいバージョン以上と言えますね!(*゚ー゚)
そう考えると、冷やしで粘度を下げてウニの濃度を高くすると、
ウニの持つ磯臭さが強烈に出てしまうという問題があるわけですが、
昨年はそれを避けるためにウニの濃度を少し下げたのかもですね!
一方の今年は「磯臭くて何が悪い」というふうに大きく開き直り、
磯の香りをガンガンさせながら濃厚に攻めた、そう言えるかもです!
なので、「冷やしのウニ」を楽しむという点では間違いない内容でした!
◎トッピング - きくらげが入るのが珍しい
トッピングはレアチャーシュー、海苔、きくらげ、ねぎです!
海苔に関してはウニとは相性がいいので申し分はないですね!
海苔の持つ磯の香りと香ばしさはウニを引き立てますからね!
きくらげは食感のアクセントのために入っている感じでしたね!
ウニのスープときくらげの意外な相性の良さが出ていましたね!
そして最近のこちらのお店のレアチャーシューは好きなのですが、
今回は運悪く自分が苦手な脂身の多いタイプになっていました(;゚ω゚)
温かいラーメンならまだしも、冷やしで脂の多いレアチャーシュー、
この組み合わせは自分にはどうにもアンバランスに感じるのですよね;
◎麺 - ほどよいプリ感の「麺と心 7」流の平打ち麺
麺はこちらのお店らしい、加水の高い平打ち麺となっています!
以前は茹で時間を短めにして歯切れ重視を打ち出していましたが、
最近はほどよい茹で加減で、多加水麺の持つプリッとした弾力が
素直な形で伝わるように仕上げられているのが大きな特徴です!
でもって、冷やしは麺の食感が強くなりすぎる傾向がありますが、
そうしたこともなく、このあたりもバランスがよく練られてました!(`・ω・´)
麺の食感の安定感やバランス感覚も以前より向上してる印象ですね!
◎まとめ - 冷やしながらもウニの個性をひるまず打ち出した一杯
昨年はウニの持つ磯臭さを抑えようという工夫が見られましたが、
今年はそうした守りの姿勢を徹底排除し、ウニ臭くても問題ないから、
とにかく冷やしでもウニを強烈に打ち出すという姿勢が見えましたね!
それゆえにウニの香りの強さに多少の好き嫌いは分かれると思いますが、
「ウニをとことん堪能する」という点では間違いのない選択でしたね!
このお店でウニ系を食べた後に自分の口が「うわっ、強烈に磯臭い」と
感じるのもまた、このお店を訪問するときの一つの醍醐味ですからね!
冷やしでも臆することなくガンガン攻めてきたウニの一杯でした!(゚x/)
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2019/08/28 更新
2019/07 訪問
ほぼ鯛100%の冷やしスープはまろやかで旨味十分ながらクセはなし! 冷やし鯛塩そば(2019年冷やし第3弾)
今年の冷やし第3弾を求めて「麺と心 7」へとやってきました!
一応は7月の月別限定狙いという意味も込めて来たのですが、
今回の冷やしは6月下旬ぐらいから提供が始まりましたね!
ここまで今年の「麺と心 7」の冷やしは、
「冷やし中華そば(塩)」と「冷やしラー油肉そば」が出てますが、
今回の第3弾が登場したことで、第2弾の「ラー油肉そば」が外れ、
冷やしは第1弾の「冷やし中華そば(塩)」との2本態勢になりました!
「麺と心 7」では、昨年の8月のレギュラーメニュー改定により、
「鯛だし100%」の「鯛そば(塩)」が新規追加されましたが、
今回の商品はその冷やしバージョンという意味合いも持っています!
ただ自分はノーマル版の「鯛そば(塩)」はいまだに未食なので、
温かいバージョンと比較しながら食べることはできないのですが(;゚ω゚)
うん、一見するとあまり冷やしっぽく見えないビジュアルですよね!
やや濃厚そうな鯛スープを連想させるような見た目となっています!
◎スープ - 素直で臭みのない鯛スープは冷やしにも合う
まずはスープですが・・・思った以上にストレートな鯛の味わいですね!(●・ω・)
このところややブーム化している鯛の鮮魚系のラーメンではありますが、
どうしても少なからず鮮魚の持っているクセは出るものなのですよね!
しかしながら、このラーメンは鯛の持っている個性は引き出しながらも、
クセや臭みなどは感じさせない、上手く処理されているのがわかります!
このあたりは鮮魚系ラーメンの先駆けにあたるお店ならではでしょうね!
鮮魚のスープの扱いにそれだけ手馴れているということが伝わります!
鮮魚系のスープならあえてガンガンに個性が出るほうがいいこともありますが、
今回は冷やしということで、あまり個性が出ると好き嫌いも分かれそうなので、
冷やしとして受け入れやすいバランスに整えてきたのは良かったと言えますね!
また冷やしラーメンは全体的にすっきりとしたスープになりがちですが、
こちらは鯛白湯ベースなので、一定のまろやかさも持っているのですよね!
冷やしながらも厚みがあり、なおかつ鮮魚系の持つクセや臭みは弱い、
冷やしラーメンの一つの新しい形を提示する一杯と言えるでしょう!(*゚ー゚)
温かいほうの「鯛そば」が鯛100%でスープを取っていることを考えると、
こちらも鯛以外の素材はあえて使わないという方針かもしれないですね!
あるいは使っていてもごくごく少量のみというふうに考えられます!
◎トッピング - 水なすがさわやかさを演出
トッピングはレアチャーシュー、水なす、かいわれ、海苔、ねぎとなってます!
それにしてもこのお店のレアチャーシューはずいぶん変わりましたね!(*゚◇゚)
数ヶ月前まではもっとねっとりとした肉感のレア感の強いものでしたが、
今のレアチャーシューは少しシャクッとしたような質感になっていて、
また表面に炙りが入ることで、香ばしさも持つようになったのですよね!
今回は前回に比べるとやや脂身が多めの部位が使われていますが、
脂身もスッと歯が通り、以前に比べると食べやすさが増しています!
そして水なすはやわらかく、それでいてフルーティーな甘さがあります!
野菜ではありますが、夏向けのフルーツのような感覚も抱かせますね!
これによって「夏のさっぱり系ラーメン」らしさが強まっていますね!
かいわれとねぎの薬味は、全体の味をピシッと引き締める役割ですね!
◎麺 - みずみずしさのあるプリッと弾ける平打ち麺
そして麺ですが・・・実にみずみずしさを感じさせてくれる麺ですね!(`・ω・´)
冷やしらしいプリプリとした質感が強めの麺ではありますが、
過剰にブリブリと暴れる感じはなく、食べやすいラインです!
冷やしに上手く合うように調整しているという感じがしますね!
すすり心地がなめらかで、食べてみるとちょうどいい弾力が楽しめる、
暑い季節にスルスルと勢いよく食べるのに向いた麺と言えるでしょう!
◎まとめ - 冷やしながらもコクがあり、クセはないバランスのいい一杯
単に鯛系の冷やしというだけでなく、スープを白湯系でまとめ、
白湯ならではのコクを与えながらもさっぱりと食べられるという、
他のお店の冷やしにはない独自の個性をしっかりと持ってましたね!
今回はレギュラーメニューの冷やしバージョンという側面もあるので、
このお店の持っている個性が最も素直な形で出ているとも言えそうです!
他ではなかなか味わえない鯛白湯の冷やし、味わってみるのもいいでしょう!(゚x/)
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2019/07/23 更新
2019/06 訪問
しっとりと深い魚介スープにラー油が映える! 冷やしラー油肉そば&冷やし〆ご飯(2019年冷やし第2弾)
6月の限定ラーメンを求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
ただ5月からはいわゆる「月別限定」は提供していないのですよね!
そのかわり約1ヶ月単位で切り替わる冷やしラーメンが提供されてます!
5月は「冷やし第1弾」の「冷やし中華そば(塩)」が提供されて、
6月からは「冷やし第2弾」の「冷やしラー油肉そば」が登場しました!
おそらく8月ぐらいまではこの冷やし路線で展開していくのでしょう!(=゚ω゚)
そういえばこちらのお店は本来「魚介白湯」のお店ではありますが、
冷やしの2商品は明らかに魚介の「白湯」は意識してないのですよね!
でも清湯から白湯まで、魚介をベースにしながら幅広く展開する、
これが昨年8月以来の新生「麺と心 7」のスタイルだとも言えますね!
「何が何でも白湯」という縛りがずいぶん薄くなった気がします!
特定の素材を前面に押し立てるという形も減ってきましたからね!
それゆえに限定の切り替わり時期が難しくなったりもしてますが、
切り替わって以降も前の限定の提供を続けるなど配慮もありますし、
運営スタイルが変わってきたんだなと受け取るのがいいのでしょう!
さて、今回の「ラー油肉そば」は冷やしとしての登場になりますが、
過去に温かい麺として「魚介ラー油肉そば」が提供されてるのですよね!
そう考えると、今回のラーメンはその冷やしバージョンとも言えますね!
このときの「魚介ラー油肉そば」はその後もときどき登場することがあり、
どうも今の店長さんの得意とするラーメンの1つなのかもしれませんね!
ということで、今回の「冷やしラー油肉そば」がやってきました!
しっとりしたスープと多めのラー油、そんな雰囲気がしてきますね!
またここにトッピングで「魚辛粉」を追加することもできます!
そういえば温かいバージョンでは「魚辛粉」が少し乗ってましたね!
今回は標準では乗らないので、ラー油の主役感がその分だけ目立ちます!
そして「肉そば」らしく、レアチャーシューも多めに乗ってますね!
◎スープ - 優しく深い魚介系スープにラー油の香ばしさが映える!
まずはスープですが・・・おっ、ラー油の持つ香ばしさが映えてますね!(●・ω・)
ベースのスープはおそらく優しい煮干風味のものなのですかね!
こちらのお店は煮干の優しいスープを引くのを得意としてますしね!
さらにそこに節系の味わいなども多少加えているかもしれません!
いずれにしても普段の鮮魚系のワイルドな味わいとは違いますし、
しっとりと深く旨い、だしの取り方の上手さを感じさせる一杯です!
こう考えると、実験性が目立ちがちなこちらのお店ではありますが、
こうした上品な魚介スープを引く技術もかなり優れているのですよね!
なんだか昨年8月以降、そうした幅はより広がってるように見えますね!
そしてラー油ですが、これが思っていた以上にいい仕事をしてます!(*゚ー゚)
冷やし系のラーメンは油脂を使いにくいことが弱点になりますが、
ラー油なら植物系なので冷やしでもどんどん使えるのですよね!
そしてこのラー油、ごま油の持っている香ばしさが抜群に出てます!
さらにピリリとした刺激も軽めながらもしっかりと主張してきますね!
「魚介ラー油そば」は和そばの分野で最近ずいぶんと流行ってますが、
これを食べるに、これは中華そばで流行っても十分にいけますよ!
このしっとり魚介だしとラー油の相性は想像以上のものがあります!
さすがは今の店長さんの得意分野として打ち出しているだけありますね!
ベースは深く、そうでありながら実験的な要素も力強く打ち出す、
今現在の「麺と心 7」ならではの魅力を打ち出してくれてますね!
◎トッピング - しっとりとして香ばしさも感じるレアチャーシューが好み
具材はレアチャーシュー、味付けれんこん、海苔、ねぎです!
味付けれんこんは従来のラーメンに入っているものと同じです!
薄めの和風だしで味付けられた、しっとしたした旨味の具材です!
このれんこんならではのシャクシャク感もいいアクセントになります!
海苔もスープに浸して麺を巻くとなかなかいい相性を見せますね!
そしてレアチャーシューですが・・・ほんとここ最近で変わりましたね!(`・ω・´)
「麺と心 7」のレアチャーシューというと、レア度が非常に高くて、
なおかつ下味もけっこうインパクトの強いものだったのですが、
最近はレア度が下がり、下味もかなり穏やかなものとなってます!
また脂身の多い部位が使われることがずいぶん減った気がしますね!
それゆえに「物足りなくなった」という声もあるかと思いますが、
自分は断然今のレアチャーシューのほうが好みに合うのですよね!
このレアチャーシューなら、ほんとバクバクと食べられますね!
しかもこのレアチャーシュー、今回さらに進化しているのですよね!
表面の部分がいやに香ばしく、ここに焦がしの風味を感じるのですよね!
そうするための炙りか何かの工夫を新たに加えられたと見られるでしょう!
中はほどよくレア感があり、表面には香ばしさが忍ばされている、
今のレアチャーシューのスタイルでいかにおいしさを追求するか、
そうした考えが見えてくるようなレアチャーの進化だと感じました!
このレアチャーに卓上の柚子胡椒を少しつけて食べると抜群に合いそうですね!
◎麺 - 冷やし向けにつややかでプリプリと弾ける麺
麺はいつもより細めで、幅広の平打ちタイプの麺となっています!
冷やし向けの麺は冷水で締めることで食感が引き締まって、
温かいラーメンのときよりもプリプリ感がかなり強まります!
この麺についても冷やしらしいそうした力強いプリ感がありますね!
こうした麺をブリブリッと噛み切るのも冷やしの1つの醍醐味ですしね!
そしてなめらかでみずみずしいので、夏にも向いた麺と言えますね!(*゚◇゚)
◎冷やし〆ご飯 - 意外なほどにラー油と合う冷やしご飯
そして〆には、この「冷やし〆ご飯」をスープへと投入します!
「冷やしご飯」の名前の通り、ご飯はきちんと冷やされています!
スープに投入しても温度を上げないようにするためでしょうね!
焼き海苔、塩昆布が入っているので味は完成しているのですが、
スープに投入してお茶漬け風にすると、これまたいけるのですね!
海苔が生み出す香ばしさ、塩昆布によって高められるスープの旨味、
そこに合わさる魚介のスープ、これらの相性はもちろんいいのですが、
ここに加わる一見異質なラー油も全く違和感なく溶け込んでいますね!
「あっさり魚介茶漬け」といったところにラー油が入ってくる、
でもその香ばしさがむしろいいアクセントになっていましたね!
これはラー油の持つ力を改めて感じさせてもらえるものでしたね!
◎まとめ - 魚介スープとラー油の相性は冷やしでも文句なし
いやはや、さすがは店長さんの得意分野ということもあってか、
魚介スープとラー油の交わりは今回もさすがのものがありました!
「魚辛粉」で魚介感と辛味をプラスすることもできるようなので、
パンチを強めたいときはこちらを投入するのもいいでしょうね!
スープを味わう限りでは、入れても決して悪くはならないでしょうし、
むしろ個性を保ちながら魚介と辛味がよりピシッと高まるでしょうね!
昨年8月以来、なかなかお店のスタイルの変化についていけず、
振り回されてしまっているような時期が続いてしまってましたが、
今回で「今のこのお店」を自然と受け入れられた気がしますね!
前みたいに特定の魚介だけにターゲットを置いた限定を毎月出し、
それをきれいに1ヶ月ごとに切り替える、そういうスタイルではなく、
その時期に合わせて清湯もあり、特定の素材にこだわらないときもある、
そんな中でおおむね1ヶ月に1つは限定メニューを提供していくという、
以前と比べればゆるい感じで限定も運営されていくのでしょうね!
なので、自分もそうしたゆるさに合わせて、新しいスタイルのこのお店を
これまでの先入観を弱めて素直にのんびりと受け取っていきたいですね!
それこそが今の「麺と心 7」を楽しむための秘訣のような気がします!
今後ものんびりとこちらのお店と付き合っていきたいなと思います!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
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2019/06/23 更新
2019/05 訪問
煮干の深い旨味だけを引き出した上質な冷やし 冷やし中華そば(塩)(2019年冷やし第1弾)
5月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
4月は月末近くの訪問になってしまったことでピンチを迎えたので、
5月は余裕をもってできるだけ早めに訪問することにしました!
たまたま月の前半に時間ができた日があったからなのですが!
むしろもともとの予定では5月も月末しか空いてなかったですし;
さて、冒頭で「月別限定」というふうに表現はしたのですが、
5月に関しては限定はあるものの「月別」ぽい雰囲気は薄いです!
というのも、少し暖かくなってきたことから冷やしが始まって、
今回の限定は「冷やし第1弾」というふうに銘打たれてますからね!
なので、提供期間が6月にまで入っても不思議ではない感じがあります!
どうしても5月の段階だと、まだ冷やしを注文する人は少数でしょうし、
5月だけで提供が終わると何だかもったいなくもありますからね!
そう思っていたら、5月で終わるなんて可能性もなくはないのですが!(*゚◇゚)
さて、今回の限定はシンプルに「冷やし中華そば」となっています!
こちらのお店の限定はある特定の魚介を主役にすることが多いですが、
今回はそうした何らかの魚介を名前に含めたメニューにはなってません!
ただ使われているのは煮干メインなので味の複合性というよりは、
いつものように1つの素材の旨みを生かす方向性のようですが!
ということで、「冷やし中華そば(塩)」がやってきました!
「塩」と書いてますが、「塩」と「醤油」があるわけではなく、
あくまでこの「塩」のみが現在の冷やしメニューとなってます!
◎スープ - クセを抑え、煮干の旨味だけを引き出した上質な味わい
まずはスープですが・・・お、これはお店の実力を感じるスープですね!(●・ω・)
「麺と心 7」というお店は、普通のラーメン店では使わないような、
奇抜な魚介を用いるので、良くも悪くもしっとりした旨さというよりは、
冒険心のあるバチンとインパクトの効いた味という印象が強いのですが、
こちらはそうしたタイプの攻め方をしてくるスープとは全く違いますね!
普段の「麺と心 7」のイメージと、煮干という素材を頭で組み合わせると、
ゴリゴリのワイルドな灰色がかった煮干系スープが連想されるところですが、
むしろこの煮干スープはそうしたドロ系煮干とは対極にあると言えますね!
煮干って、あえてクセを出すことを重視することも多い素材ですが、
今回のスープでは煮干特有のクセやエグみは完全排除されています!
ほんとに煮干の持つ「滋味深い旨味」に焦点を当てたスープですね!
それでいて、決して軽いスープと思わせるようなことはなくて、
煮干の持っている旨味が優しくも力強さをもって訴えかけてきます!
スープの取り方に力のあるお店だからこそ出せる味わいと言えるでしょう!
そういう意味では、このお店の持っている力を改めて感じさせる一杯です!
この煮干スープの深みとクセのなさは、前回の「雲丹つけ麺」における、
麺を浸けていた煮干スープの旨みと通じるところがかなりありますね!
ただそのときのスープとの違いは、油脂によって与えられるコクですね!(=゚ω゚)
冷やし+滋味深さを重視した煮干スープという組み合わせを考えると、
素直な旨味だけでシンプルにひたすらあっさり食べさせるイメージですが、
やっぱりラーメンはどこか油脂のコクを求めたくなるものでもあるのですよね!
このラーメンはそこも意識して、一定の油脂のコクで厚みも出しています!
おそらくは煮干系の香味油で、旨味とコクを支えているのでしょうね!
これによってすっきりとしたスープながらもきちんと厚みがあって、
さわやかながらもコクもしっかりと楽しめる仕上がりとなっています!
今回の一杯はある意味では最近のこちらのお店らしいとも言えますね!(*゚ー゚)
以前の「麺と心 7」はあくまで魚介の「白湯」にこだわっていたのですよね!
なので、澄んだスープの清湯はあえて避けている節が強くありました!
それでもときどき「清湯寄りでは?」と思うスープもありはしましたが!
それが昨年8月のメニュー変更にともなって、限定メニューなどにおいても、
「1つの魚介だけをモチーフにした路線だけに必ずしもこだわらない」、
「魚介はメインにしつつも白湯だけではなく清湯に仕上げることもある」など、
それまで自分たちにかけていた制限を取り去ったようなところがあるのですよね!
今回のシンプルな冷やしメニューは、まさにその延長線上にあると言えます!
そうした方針変更によって、スタンスが見えにくくなった面もあるのですが、
味の幅が広がって、それまでのこのお店では見られなかったタイプの味とも
こうして出会うことができるようになってきているのは変化ではありますね!
実際に今回のスープはそれだけの価値を感じさせてくれるものでしたし!
◎トッピング - レアチャーシューの製法に変化が
トッピングはレアチャーシュー、れんこん、海苔、ねぎとなってます!
これらのトッピングは基本的にレギュラーメニューとほとんど同じですね!
しっかりと優しい下味のついたシャクシャクとした食感が面白いれんこん、
そして辛味を立てた薬味としてのアクセントを強く感じさせるねぎなど、
このあたりはいかにもこちらのお店らしい組み合わせと言えるでしょう!
さて、主役のレアチャーシューですが・・・これまでとは明らかに違います!(`・ω・´)
こちらのお店のレアチャーシューはもともとレア的な印象が非常に強くて、
フレッシュな肉らしい食感をかなり強めに打ちだしているタイプでしたし、
下味についてもけっこう個性のあるタイプに仕上がっていたのですよね!
それに対して、今回はスッと噛み切れるような食感へと変化していて、
下味も割と大人しくなり、レア感を下げる方向へと移行していますね!
おそらく熱を通す際の温度設定を今までより少し上げた感じはしますね!
それによってたんぱく質の凝固が以前よりもちょっと進んだと思います!
これはより安全性を高めることを重視したという側面も感じられますね!
以前に本店の「JUNK STORY」のレアチャーでも同様の変化がありましたし!
自分はレアチャーシューにそこまでのレア感の高さを求めてないので、
こうした変化はむしろ自分としてはけっこう歓迎だったりするのですが!
レアチャーシューって、実は意外と好き嫌いが分かれる存在ですからね!
ただ従来のレアチャーのファンは厳しい評価を下す可能性もありますが;
◎麺 - 冷やしにすることで、よりブリッとした弾力が強め
麺は基本的にはここ最近の「麺と心 7」らしい路線にありますね!
比較的細めの平打ち麺で、加水が高めのみずみずしいプリ感が特徴です!
この麺は温かいスープに合わせると、なめらかな質感も出てきますが、
今回は冷やしなので、より硬質なピシッとした質感を生んでいますね!
麺の輪郭が、口に入れた際に普段よりもより明確に伝わってきます!
つけ麺のときと比べても、今回のほうがより鋭角的な印象ですかね!
冷やしの麺は冷水で締めることで弾力が強くなりすぎることもありますが、
この麺はそうではなく、強めながらもバランスのいい弾力になっています!
締める温度をはじめ、いろいろと冷やし向けにチューニングしてるのでしょうね!
◎唐揚げ - 衣のサクサク感、肉のジューシーさ、全く文句なし
そして今回はひさびさに唐揚げも一緒に注文したのですよね!
冷やしラーメンだけだとちょっとボリュームがさみしいですので!
それにしてもいつ食べてもこのお店の唐揚げは本当に優秀ですね!
衣のサクサク感は間違いなく随一と言っていいレベルのものです!
そして揚げ加減、肉のジューシーさ、ここも計算され尽くしています!
唐揚げ専門店として提供しても、十分に人気店になる内容ですよ!
というか、そこそこの唐揚げ専門店ではむしろ太刀打ちできないでしょう!
また下味も絶妙で、そのまま食べても全く不足感がないのですよね!
それでいて卓上の柚子胡椒をちょっとつけるとこれがたまらないのです!
さらに切れ目も入れてくれてるので、大きくても食べやすいのですよね!
もしこのお店が家の近所だったら、唐揚げが無性に食べたくなって、
衝動的にこのお店に来て唐揚げを食べることもあったでしょうね!
いかに唐揚げというものを研究してるかがものすごくよく伝わります!
◎まとめ - 煮干の旨味だけを引き出した実に上品な冷やし
いつもはワイルドな冒険心を見せることが多いこちらのお店ですが、
こうした上品さを追求した味わいでも強みを見せてくれるのですよね!
そういう点では、こちらのお店のもう1つの顔を見せる一杯とも言えるでしょう!
しっとり優しい煮干の旨味を味わいたいときには最適な冷やしですね!(゚x/)
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2019/05/23 更新
2019/04 訪問
ウニのペーストがそのままつけ汁になったかのような超濃厚! 雲丹つけ麺&焼海苔ごはん
4月の月別限定を求めて「麺と心 7」に訪問してきました!
今月はこの月別限定狙いがかなりのピンチに陥ったのですよね;
というのも、もともと4月に始まった限定は「雲丹まぜそば」でしたが、
この「雲丹」というテーマは3月と共通するものだったのですよね!
一応3月からの流れを時系列で並べると次のような感じになります!
3/5 雲丹白湯(ラーメン)の提供が開始
3/20 雲丹つけ麺の提供が開始
4/1 雲丹まぜそばの提供が開始、雲丹白湯(ラーメン)の提供が終了
こういうケースって、月の限定がどう変化するか読みにくいのですよね;
というのも、4月で切り替わってる一方で3月からの継続性もある、
となると4月の途中でテーマの素材が変わる可能性もあるだけに、
4月の前半はあえて訪問せずにどうなるか様子見していたのです;
実際に昨年11~12月に月別限定として提供された「カニ」のテーマが
今年2月に「和えそば」として出たので、新しい限定として訪問したら、
2月の下旬に今度は「牡蠣」に切り替わるということがありましたからね;
このときのバタバタの印象が強かったので、様子見に傾いたのですね;
ただ今月は月の途中になっても特に切り替わる様子がなかったことに加え、
4月20・21日の週末には用事があって訪問する機会が作れなかったので、
月末近くの27日に訪問日を設定したら予想外の出来事が起きたのですよね;
4/27の土曜日は今年のゴールデンウィークが始まる日でもあったわけですが、
そのタイミングで提供される限定メニューが切り替わってしまったのです;
2014年7月に魚介白湯の月別限定の提供がスタートして以降、
これまで最低でも月に1回は訪問して月別限定を食べてましたが、
その記録が今年の4月で途切れるというピンチになったのです;
昨年の夏頃から月別限定の提供期間などの設定に変化が出てきて、
「とりあえず1ヶ月間は月の始まりから終わりまで素材のテーマは同じ」
というイメージで訪問するわけにはいかなくなってしまっていて、
それに上手く対応しきれずにやや振り回されている感もあった中で、
この出来事が起きたので「仕方ないか」とほぼ諦めかけたのですよね;
ただそうした気持ちをtwitterでつぶやくと、かつてこのお店にいて、
現在は系列店の「JUNK STORY」に在籍している職人さんが反応してくださり、
今回限定がどう変化するのか調べたり調整に動いてくださったのですよね!
この方は「麺と心 7」にいたときに懇意にしてもらっていましたし、
今も自分としても最も応援している職人さんでもあるのですよね!
そして「雲丹まぜそば」は終わるけど、3/20から始まって4月も提供されていた
「雲丹つけ麺」のほうはまだ提供が継続されるということを伝えていただき、
「それなら」と思って、「雲丹つけ麺」を求めて訪問することにしたのですね!
こちらも4月限定のうちの1つだったというふうに言うことができますしね!
それに訪問こそが今回のことへの職人さんへの何よりの感謝の表現ですしね!
さて、この「麺と心 7」では様々な魚介の素材でラーメンを作られてますが、
その中で特に安定感が高いのが「カニ」と「雲丹」の2つなのですよね!
そんな「雲丹」なだけにつけ麺も過去に何度か食べているかと思いきや、
調べてみると2015年の限定のときにしかつけ麺は食べてないのですよね!
ちょっとこれは自分で調べてみてけっこう意外に感じてしまいましたね!
おそらく雲丹のつけ麺が提供された回数はもう少し多かったと思うのですが、
月の後半の提供が多く、自分が訪問しなかったケースがあったのでしょうね!
麺があらかじめ煮干スープに浸かった状態で提供されます!
最近はこうしたスタイルのつけ麺がけっこう増えていますね!
もともとは昆布水に浸けるというスタイルがポピュラーでしたが、
このように昆布水以外のだしに浸けるという方法のお店も見られます!
また今回は〆のご飯として「焼海苔ごはん」も注文しています!
◎煮干スープ - しっとりとした優しい旨味が広がる
まずはその煮干スープですが・・・うん、優しいしっとりした旨味ですね!(*゚ー゚)
明確に旨味はあり、それだけでもおいしく感じる内容ながら、
キツさやガツンと来るようなワイルドさは全くありません!
もともとこのつけ麺はウニのつけ汁こそがメインなわけですから、
煮干スープはあくまでそこに旨味を添えるためのものですしね!
なので、煮干の存在感が前面に出すぎないように調整しながら、
それでいてきっちりと旨味が出たいいバランスにまとまってます!
「これだけでおいしいけど目立ちすぎない」、そうした味わいですね!
でもって、煮干ってもともとワイルドな味わいになりがちですが、
そうした要素が出ないように調整されているのもポイントですね!
2015年に食べたときもこうしただし汁方式の麺の提供でしたが、
そのときの帆立だしは今回よりももうちょっと主張が強めでしたね!
そのためウニと合わせたときにそれぞれの個性が引き合う形でしたが、
今回はそうではなく、あくまでサブというのが味から伝わってきます!
◎つけ汁 - 圧倒されてしまうほどのウニの濃度とその旨味
そしてつけ汁ですが・・・うわっ、これはもう驚くほどの強烈さですね!(●・ω・)
もともとこちらのお店は素材の個性をガツンと立ててきてましたが、
今回はこれまでのウニ系限定の中でも断トツと言っていい強さですね!
こちらのお店の月別限定は以前はほぼ900円前後の価格に抑えられていて、
1000円を超えてしまうような価格設定はしないようになっていましたが、
そうした制限が昨年の11月あたりから外されるようになったのですよね!
それは言い換えれば、スープの原材料のコストにかける制限を減らして、
より原材料費をかけたスープを作るケースが増えたことでもあります!
それがプラスにはたらくときもあれば、そうでないときもありましたが、
今回は間違いなくそれが大きくプラスにはたらいたと言えるでしょう!
ウニの濃度の高さは3月の「雲丹白湯(ラーメン)」でも見られましたが、
3月のラーメンがウニと海苔による磯の相乗効果がメインだったのに対し、
今回はほぼ完全にウニだけで全体を支配しているのが非常に印象的です!
つけ汁の表面で円を描いている調味油が今回も海苔のオイルなのですが、
今回はあくまでサブで量も控えめで、むしろビジュアル要素が強いです!
なので、ウニと海苔のバランスはラーメンのときよりかなりウニ寄りです!
そしてその濃度は実に強烈で、麺をつけてもそのままでは沈まないほどです!
それだけの粘度ですから、つけ汁の持つウニの旨味も極めて強く、
もはやウニのペーストと言っていいぐらいのつけ汁になってます!
今回はタレとして使われている醤油ダレも雲丹醤油ベースのようで、
スープもウニ、タレもウニと、どこを切り取っても完全にウニです!
これほどの濃度なので、麺とつけ汁の絡みの良さも半端ではなく、
そのため麺全体につけ汁をつけると味が濃くなりすぎるほどです!
なので、あくまで麺の半分から3/4ぐらいをつけ汁につけて食べますが、
そうして食べると麺が浸かっている煮干スープの意義がより見えてきます!
濃度が高いつけ汁に麺をつけると、つけ汁の味が強く出る部分と、
味のない麺だけの部分の2つに分かれてしまうことになりますが、
その麺の部分を煮干スープがふわっと旨味でカバーすることで、
強い旨味と優しい旨味で相互補完的な役割を演じるのですよね!
なるほどこの煮干スープはそうした狙いもあったのでしょうね!(*゚◇゚)
◎トッピング - 海苔を中心に今回は極めてシンプル
トッピングは麺の上に乗ったチャーシュー、海苔、ねぎのみです!
つけ汁のほうには具材らしきものは一切加えられていません!
今回のつけ麺に関してはこのシンプル路線で正解でしょうね!
いろんなトッピングを加えてもおそらく蛇足的になるでしょうし!
とにかく今回は麺と煮干スープとつけ汁の3つで完成してるので、
他の要素はたとえ薬味であってもなくてもいいぐらいでしたしね!
今回のチャーシューはいつもより脂身が少なくレア度も控えめでした!
このぐらいのバランスのほうが自分としては好みに合ってたりしますが!
◎麺 - ほどよいプリ感のみずみずしさあふれる多加水麺
そして麺ですが・・・ほんと最近のこのお店の麺はおいしいですね!(`・ω・´)
過剰にならないほどよいプリ感と弾けるような弾力が合わさって、
以前と比べてもバランス感の高い麺の食感を楽しむことができます!
初期の頃はもうちょっと麺の食感がバチッと立つ感じだったのですが、
あえて抑えることで、しなやかな質感が生まれるようになってますね!
やや平打ち気味の麺を使うという点は以前から継承されていますが、
以前あった焙煎小麦の粒などは最近は見られないことが多いですし、
強さよりもなめらかさ、のど越し、調和の高いコシが立ってますね!
以前の麺と比べても、より安心して楽しめる麺となっていますね!
特にこうしてつけ麺として食べたときにバランスの良さが光ります!
◎焼海苔ごはん - 超高濃度のウニつけ汁との相性は抜群
そして残ったつけ汁には〆の焼海苔ごはんを投入して食べます!(=゚ω゚)
この焼海苔ごはんは3月の「雲丹白湯(ラーメン)」でもありましたが、
とことんまでウニを楽しむという点では今回のほうがやはり上ですね!
ここまでウニ一色のご飯があっていいのかと思うぐらいですからね!
ラーメンのときはご飯の海苔とウニがそれぞれ個性を発揮してましたが、
今回は海苔はこれだけ多く入っていても完全にサブといった雰囲気で、
全体のバランスは圧倒的なまでにウニのほうが強かったですからね!
今回は基本的には麺が浸かっている煮干スープをつけ汁に投入して、
ほどよい濃度まで薄めて飲むのが基本ということになっているのですが、
今回のウニつけ汁は薄めてしまうにはもったいないぐらいでしたので、
やはりこうして〆ご飯と一緒に食べるのがベストと言えるでしょうね!
強烈すぎるほど高い濃度のままで楽しんでこそのつけ汁でしたからね!
◎まとめ - 遠慮のない強さのウニつけ汁にひれ伏す一杯
いやはや、それにしてもここまでの濃度の高さは予想外でしたね!
これは「雲丹まぜそば」でなくつけ麺を食べたのは正解だったでしょうね!
「雲丹まぜそば」もこれに負けないパンチ力だったかもしれませんが!
価格は1100円と高めですが、間違いなくそれだけの価値はありますし、
むしろ価格制限の撤廃のおかげでこの濃度を楽しめたわけですから、
過去のウニの限定と比べても、今回こそがトップと言えるほどでした!
現在はウニのラーメンとこのつけ麺がプチレギュラー化してますが、
こちらのお店のウニ限定は間違いないレベルのものが非常に多いだけに、
ときどきレギュラーに起用されるのも十分すぎるほど納得はいきますね!
食べた後で自分の口のウニの香りに圧倒されるほどの濃度のウニでした!(゚x/)
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2019/05/05 更新
2019/03 訪問
ウニと海苔による磯の香りの相乗効果が炸裂する濃厚な一杯! 雲丹白湯(2019年3月限定)
3月の月別限定を求めて阿倍野の「麺と心 7」に行ってきました!
今月の魚介白湯のテーマは「雲丹(うに)」となっています!
「麺と心 7」では、雲丹といえばけっこう定番のテーマですよね!
調べてみると2015年以降は毎年必ず限定として登場していましたし!
昨年は冷やしバージョンということでかなり変化球ではありましたが!
でもって、「雲丹まぜそば」が定番メニュー化してた時期もありますしね!
もっとも一般的なラーメンのテーマとしては非常に珍しいですよね!
自分はこのお店に行き慣れているので定番のように感じたりしますが!
ということで、今回の「雲丹白湯」がやってまいりました!
このラーメン用の〆飯である「焼海苔ごはん」も注文しました!
手前に雲丹とエリンギを和えて海苔とねぎを添えたものがありますが、
これはこのラーメンを注文すると自動でセットで付いてくるものです!
今回は海苔がオススメということで、海苔を追加トッピングしましたが、
別に追加しなくても、ちゃんともともと3枚ついていたみたいですね!
なので、海苔を追加したことで全部で5枚とかなり多くなりました!
しかもご飯やエリンギとの和え物にも海苔がついていますからね!
今回はノーマルでの注文での価格が1100円となかなかの高さです!
その価格に見合うだけのものがあるかどうかにも注目ですね!
◎スープ - 強烈なウニの風味と海苔の相乗効果で磯の香りが炸裂
まずはスープですが・・・おっ、これはウニの風味がよく生きてますね!(●・ω・)
これまでにも「麺と心 7」ではウニ系のメニューはときどき出てますが、
どちらかというとつけ麺やまぜそばが多くラーメンはやや珍しいのですよね!
これはやはりウニという素材がかなり高コストということもあって、
ラーメンのスープ状にするとそれだけ原価がかかるためなのでしょう!
ただ2017年にも「雲丹白湯ラー麺」が出ているので比較してみると、
実は全体の方向性は今年もかなり近いものになってるのですよね!
ウニを強く打ち出したスープに海苔の香味油で磯の風味を重ねつつ、
トッピングにも海苔を添えることによってその相乗効果を高める、
使われている海苔に違いはあるもののタイプは非常に似ています!
2017年に出たウニのラーメンも内容はかなり良かったのですが、
今回は少し違いはありつつもやはりいい味が出されていますね!
2017年版はウニ感をガツンと出しつつ、ウニの持っているまろやかさ、
その2つが融合する味わいを楽しむといった印象が強かったのですが、
今年はクリーミーさよりも磯の香りがビシビシと攻め立ててきますね!
食べ終わった後に自分の口から感じる香りまですごかったですからね!
自分で「うわ、磯臭い!」と思ってしまうほどに磯の香りが残りましたし!
2017年版と比べるとラーメンの価格も150円上がっているのですが、
そうなるのもわかるぐらいのウニのパンチが効いていましたね!
少なくとも「物足りない」と言わせることのないスープなのはたしかです!
そしてここに重なる海苔の香味油ですが・・・非常に相性がいいですね!(`・ω・´)
この香味油ですが「ウニの風味に海苔の香りが重なる」というよりは、
2つの素材の持つ磯の香りが合わさって1つにまとまる感覚が強いです!
なので、ウニの持っている個性が薄れてしまうとかいうことはなく、
ウニと海苔が合わさることによって完成形に至るような印象です!
香味油は色を見てもわかるように、海苔がかなり生きていますし、
1つの香味油として見ただけでも非常にクオリティは高いですね!
◎雲丹とエリンギの和え物 - スープのウニ感をさらに引き上げる
そして「雲丹とエリンギの和え物」ですが、これはスープに投入します!
ラーメンが提供された際にも途中で入れるように説明がありますからね!
もちろん単独で付け合わせとして食べても大丈夫ではあるのですが!
さて、この和え物ですが・・・思っていた以上に味変効果が高いです!(=゚ω゚)
しっかりと味付けされたウニが1切れ入っていることもあってか、
入れた瞬間にスープの持つウニの風味が1ランク上がるのですよね!
なので、全体の1/3ぐらいを食べた段階で入れたほうがいいですね!
あまり後半になってから入れるとちょっともったいない気がします!
ウニとエリンギの味付けも良く、1つの具材としても優秀でしたね!
◎トッピング - 海苔との相性はやはり文句なし
トッピングはレアチャーシュー、海苔、レンコン、ねぎです!
今回のレアチャーシューは脂がほとんどない部位が使われてますね!
魚介白湯にレアチャーシューが入るとときに蛇足的にもなるのですが、
今回のレアチャーシューはそうした感じが全然しなかったですね!
どうしても脂身が多いと、動物系としての主張が強く出てくるので、
魚介の素材の持っている個性を多少打ち消してしまうのですが、
今回は赤身メインでしっとりしていたのでそうしたことはなく、
全体にちょっと厚みを加える、ちょうどいい仕事をしていました!
これぐらいのレアチャーシューが自分としてはちょうどいいですね!(*゚ー゚)
レンコンは下味もほどよく、シャクシャクとした食感も心地いいです!
こちらのお店ではレンコンも定番の具材としてよく登場しますからね!
そして海苔ですが、やはりウニのスープとの相性は申し分ないです!
スープをしっかりと吸わせたうえで麺と食べるとバッチリですね!
今回は2枚増して5枚になりましたが、多くは感じなかったですね!
◎麺 - 「麺と心 7」らしいみずみずしい平打ち麺
麺はこちらのお店らしい、プリッとした平打ち麺になっています!
しっとりとしていてみずみずしく、噛むとほどよくプリンと弾ける、
麺としての個性も明確でありながら、全体の中で目立ちすぎることなく、
ちょうどバランス良くスープとなじんでくれるのがいいところですね!
2017年の雲丹ラーメンとの最大の違いはこの麺と言ってもいいかもですね!
2017年版はもっと厚みのある力強いタイプの麺を合わせていましたからね!
なので、2017年は強いスープと麺が互いにがっぷり組む感じでしたが、
今回はよりスープの主張のほうに主眼が置かれた感じになっています!
◎〆の焼海苔ごはん - 確実に頼んだほうがいいほどの相性の良さ
そして最後は「焼海苔ごはん」をスープに投入して食べます!
その両者の相性ですが・・・いやはや、これは素晴らしいですね!(*゚◇゚)
このラーメンに関しては締めご飯まで注文しないともったいないです!
でもって、このラーメン向けに量や内容を調整した締めご飯なので、
ほんと見事なまでにピタッとスープに寄り添ってくれるのですよね!
スープに投入してご飯でもウニをとことん堪能する形でもいいですし、
あるいはご飯のほうにスープをかけつつ食べるのもアリでしょうね!
その場合は海苔の存在感がより高まるような感じになるでしょうね!
◎まとめ - 値は張りながらもそれだけの価値がある濃厚なウニの一杯
価格は1100円と、かなり値の張るラーメンではあったのですが、
味が濃厚で、全体に無駄がないのは非常に好印象でしたね!
蛇足的な要素があってそれが価格を押し上げてる感じがなく、
ちゃんと全てが1つの方向を向いてしっかりと組み合っている、
そしてウニと海苔の旨さを余すところなく堪能できるなど、
1つのラーメンとして非常にまとまった内容と言えるものでした!
「麺と心 7」の良さをしっかりと感じることができる一杯でした!(゚x/)
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2019/03/17 更新
2019/02 訪問
牡蠣の風味とミルキーさをストレートに打ち出した牡蠣白湯!(2019年2月後半限定)
2月後半の限定「牡蠣白湯」を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
今月は限定のテーマが2月中旬頃にこちらの牡蠣に切り替わりました!
こちらのお店に1ヶ月の間に2回訪問するのは昨年8月以来ですかね!
ただ今回の限定の変更には正直なところちょっと戸惑いましたね(;゚ω゚)
これまでに月の中旬頃に限定の内容が変わることはあったのですが、
テーマとなる魚介の種類まで変わることはなかったのですよね!
テーマが同じだったらどちらかを食べればいいかなともなるのですが、
今回は前半がカニで、後半が牡蠣と全く違うテーマになっていますし、
しかもあくまで2月末までの限定というふうな形で告知されていたので、
何とか行けそうな日に予定を詰めて訪問するという形を取りました!
どうも昨年8月から月別限定の提供方針がフラフラとしてるのですよね;
特定の魚介素材ではないテーマが掲げられていた月もありましたし、
1つの限定の提供期間が2ヶ月に渡ったり、逆に半月だけで終わったり、
「今月はいつ行けばいいんだろう」と迷うケースがよくあるのですよね;
以前のように月ごとにテーマとなる魚介をバシッと1つ決めたうえで、
その1ヶ月は内容が変わることはあってもその魚介の限定で通し、
特別な理由がない限りは月が替わるとテーマとなる魚介も変更する、
このわかりやすかったスタイルに戻してほしいと正直思いますね!
ただ昨年8月以降に提供されたその枠に当てはまらない限定の中で
面白いものも存在したのはたしかなのですが、方針が定まらないので、
限定に振り回されてしまっている感覚があるのは否めないですからね;
やっぱり一定のわかりやすさは持っておいたほうがいい気はします!
さて、牡蠣の月別限定は調べてみると2016年2月以来の登場となります!
もっと登場していると思いましたが、牡蠣は3年ぶりになるのですね!
それだけに半月で提供が終わってしまうのはもったいなく感じますね;
牡蠣って清湯ではけっこう使われますが、白湯としては珍しいですし、
ニーズも高そうなだけに、ひさびさの登場で半月は少々短いですね;
もしかするとまた提供期間が延びる可能性もあるかもしれませんが;
スープの左のほうに見える緑色のものは牡蠣のペーストなのですかね!
◎スープ - 牡蠣の個性とクリーミーさを生かしたまろやか牡蠣白湯
まずはスープですが・・・まさにこのお店らしい牡蠣の白湯スープです!(●・ω・)
「このお店が最もストレートな形で牡蠣白湯を作るとこうなるだろう」、
そういうイメージにものすごくピタッとハマるスープになってますね!
これまでに「麺と心 7」では月別限定で牡蠣が何度か登場してますが、
そのどれもが牡蠣に味噌を合わせるという構成になっていたのですよね!
2015年2月後半の「牡蠣白湯」では味噌の要素は控えめになってますが、
それでも一応は牡蠣+味噌という組み合わせになってましたからね!
牡蠣と味噌というのは土手鍋としても使われる組み合わせなだけに、
相性の良さは間違いないのですが、味噌はけっこう主張が強いので、
その分だけ牡蠣の存在感が少し後ろに下がる面もあるのですよね!
それに対して今年は牡蠣をそのままスープの完全な主役に立ててます!(*゚◇゚)
とにもかくにも牡蠣をスープとしてひたすら打ち出すことによって、
牡蠣の持っている強い風味、そして牡蠣の持つミルキーなまろやかさ、
その2つがダイレクトに食べる人の舌に伝わる「牡蠣白湯」になってます!
牡蠣と味噌の相性の良さを打ち出した過去の限定も良かったですが、
素直に牡蠣の凄味を楽しむという点では今回は最も優れていますね!
「いかにも牡蠣白湯を食べている」という感覚にさせてくれますからね!
緑のペーストはおそらく牡蠣の風味を強める効果だったと思いますが、
もともとのスープだけでもかなり牡蠣の存在感が強く出ていたので、
ペーストをまぜてもそこまで大きく変化するわけではなかったです!
◎トッピング - 具材としても牡蠣が乗ることでさらに存在感を高める
トッピングは牡蠣2つ、レアチャーシュー、ねぎ、玉ねぎ、かいわれです!
牡蠣とレアチャーシュー、あとは薬味が3種類というわかりやすい構成です!
この中で主役と言えるのは、間違いなく牡蠣だったでしょうね!(*゚ー゚)
牡蠣をちょっと食べて、それを口に含んだまま麺をすすると、
スープの牡蠣がさらにブーストされて旨味を増すのですよね!
牡蠣は素材の中でもとりわけ明確な個性を持ったものですので、
具材として採用したことで非常に強い効果を見せてくれてますね!
そしてレアチャーシューですが、今回はなくても良かったかもですね;
ここまでがっつりと牡蠣一色に染め切ってしまった内容だっただけに、
動物系の素材が入ることで個性を濁らせてしまう感があったのですよね;
なければないでメイン素材がさみしくなるという点はあるのですが、
牡蠣のカラーに影響しない素材のほうが良かったかもしれません!
3種の薬味の中では、明らかに玉ねぎが最も強く目立ってましたね!
薬味としての玉ねぎは主張が強いのでどうしても好みは分かれますが、
これは牡蠣の持っているクセの強さを考慮してのものだったのでしょう!
◎麺 - プリンとした瑞々しさを感じる加水の高い麺
麺はいかにも最近の「麺と心 7」らしい加水の高い平打ち麺です!
プリッとした弾力、みずみずしさ、なめらかさなどよくできてます!(`・ω・´)
加水の高い麺でありながらスープに勝ったりすることもないので、
スープを引き立てるという点でもいいものを持っているのですよね!
こちらのお店ではよく見かけるタイプの麺ではあるのですが、
非常に万能で、いろんなスープと合わせても映えてくれますね!
◎まとめ - 「麺と心 7」の個性をストレートに出した牡蠣白湯
とにもかくにも1つの「牡蠣白湯」としては間違いなく優秀でしたね!
他のお店ではそうそう見かけることのないテーマではありますが、
同時に「麺と心 7」らしさというのを強く感じさせてくれましたね!
「麺と心 7」らしい素直でクリーミーな「牡蠣白湯」でございました!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
https://fairysbible.blog.fc2.com/blog-entry-4434.html
2019/02/28 更新
2019/02 訪問
カニ油のコクを中心にカニの旨さがビシバシ攻め立てる和えそば! カニの和えそば(2019年2月限定)
2月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
今月の限定は「カニの和えそば」とひさびさの汁なしの登場です!
このところ月別限定の開始時期がずいぶんとブレていましたが、
今月は1日からきちっと切り替わるなどピシッとしていましたね!
そのかわり1月の限定だった「鮭とイクラの親子そば」の提供が
1月中旬から1月末までと半月程度の短い期間で終わりましたが!
ただこれは「鮭とイクラの親子そば」がこちらの月別限定として
極めてイレギュラーな存在だったのが大きく影響してるでしょうね!
基本の価格が1500円というのは月別限定としては完全に異色でしたし、
事前に告知していたので提供はするけど期間が短めに終わらせる、
というようなことはあらかじめ考えられていた可能性はありますね!
前回の限定は自分も少々厳しい目線で評価する要素がありましたしね!
さて、今回の限定は昨年11~12月に続いてのカニの限定となります!
1年の間に3つもカニの限定が提供されるというのは珍しいですね!
以前は1ヶ月の間に同じ素材で2種類の限定を出すことはありましたが、
月をまたいで同じ素材が登場することはほとんどなかったですからね!
これは11~12月に提供したカニの限定の人気が高かったのも理由でしょうね!
実際にこちらのお店の中でも外れることがないのがカニの限定ですし、
しかもカニの汁なしはこれまでありそうでなかったものですからね!
メニュー紹介に「とにかく一口目から蟹の美味さを楽しんでいただける」
とありますが、この表現は昨年の2つのカニラーメンと全く同じですね;
たぶんカニラーメンのときの紹介文をベースに作ったからでしょうね;
カニ爪、レアチャーシュー、粗びき黒胡椒が目立つビジュアルですね!
ちょっとカニ以上にチャーシューが目を引く感じになっていますが!
◎全体の味
まずはその味ですが・・・おっと、これはカニがガツンと来ますね!(●・ω・)
味の主役となっているのは間違いなくカニ油だと言っていいでしょう!
このカニ油は昨年末の2つのカニの限定ラーメンでも使われてましたが、
ラーメンの場合はどうしてもスープの一部という位置づけになるのに対し、
汁なし系の場合は油脂が主役になりやすいのでその分だけ主張も明確です!
でもって、汁なし系は少々油脂が強いぐらいのほうが味が映えますからね!
まぜそばらしい油脂のパンチ、そして主役であるカニを主張させる効果、
またカニの香ばしさであったり、カニ油の良さが実に明確に出ています!
またトータルとしてのカニの主張も昨年末のラーメン以上のものを感じます!
昨年末のカニの限定ラーメンはたしかに中心にどっかりカニがいましたが、
他の魚介も用いられていたり、カニ一本というわけではなかったのですよね!
それに対してこちらはベースとなっているタレのカニ風味の強さも加わって、
さらにカニ油の主張が明確なので、ほんとカニがゴリゴリ攻めてくる感じです!
それでいてまぜそばらしさも強く、これはかなりの傑作と言っていいかもです!(`・ω・´)
カニの和えそばなんてどこのラーメン店でもほぼ扱われてないでしょうし、
またこのお店の中だけで見てもおそらく今回が初めてにあたるでしょうから、
斬新さや独創性という点でも優れた和えそばと言っていいように思いますね!
あえて昨年末に続けてのカニ第3弾メニューを作ってきた意義は感じましたね!
でもって今回ポイントが高いことの一つが価格がけっこう安い点です!
自分はどちらかというとおいしければ価格はあまり問わないほうですが、
それでも前回の「鮭とイクラ」の1500円というのは衝撃だっただけに、
今回850円と求めやすい価格に設定してきたのは良かったと思います!
「この価格でこの味」となると、それも一つの評価になってきますしね!
良かった頃のこのお店の月別限定を思い出させるような感がありましたね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、カニ爪、海苔、レンコン、ねぎです!
またレアチャーシューの上には粗びき黒胡椒がかなり多くかかってます!
今回のトッピング、まぜそば向けにかなりしっかりと練られてますね!
まずレンコンは見ての通り、まぜやすいようにカットされています!
まぜそばの場合はまず全体をしっかりとまぜて食べるのが基本なので、
あまり大きなカットだと、具材と麺の一体感が損なわれるのですよね!
今回のまぜそばはそのあたりにしっかりと配慮があるのもうれしいです!(=゚ω゚)
そしてこの点は実はレアチャーシューにもかなり生かされています!
というのも、今回は厚めのレアチャーシューのカットではなくて、
薄めにスライスしたレアチャーシュー2枚をカットしてるのですね!
なので、麺とまぜたときに非常に麺とのなじみが良くなっています!
カニの和えそばでチャーシューの存在感が強く出ているという点は
たしかに賛否両論ありえると思えるところもあったりはしますが、
その中でのレアチャーシューの活用法としてはかなり上手かったです!
カニ爪はカニの風味もしっかりで、大きな効果を見せてくれてましたね!
剥いてある部分だけを食べるだけでは物足りないと感じる場合は、
殻を2つに割って身をほじって食べるというのもアリでしょうね!
そして海苔ですが、食べる前はやや蛇足的な存在かと思いましたが、
これが思っていた以上に今回のタレや油脂と相性が良かったですね!
海苔で麺を巻くようにして食べるのが基本とはなるのですが、
そうすることでカニによる磯の風味がより引き立てられます!
磯と磯の相乗効果のようなものが生まれるのは見事でしたね!
そして全体にいいアクセントを加えてくれているのが黒胡椒です!
まぜそばってどうしても味を一つにまとめて食べることになるので、
どうしても途中から徐々に単調な感じになるという欠点がありますが、
それをこの多めの黒胡椒がしっかりと緩和してくれていましたね!
◎麺
麺は汁なし系としては珍しく中細ぐらいの麺が使われていました!
断面は四角く、プリッと弾けるような食感がよく出ていましたね!
こちらのお店の麺はこれまでに何度となく食べてきているのですが、
もしかすると細麺のほうがそのポテンシャルがよく出るのかもですね!
ただラーメンだとどうしてものびやすいという欠点も出ますが!
それにしてもこの瑞々しい質感は特筆するに値するものでしたね!
もちろん太麺でもそのプリプリとした食感は魅力的なのですが、
細麺にすることでその弾ける質感がいつもより際立ってましたね!(*゚ー゚)
一般的には汁なし系には主張の強い太麺を合わせることが多いですが、
今回は動物系ではなくカニというテーマで作られた和えそばなので、
あえて細めの麺をチョイスしてタレを立てた側面もありそうですね!
ちなみに今回はまぜそばということで、無料の締め飯がついてました!
まぜそばでは、最後に少量のご飯を入れて食べるのが定番になってますしね!
ただ今回のまぜそばではそれほど多くタレが残らないということもあり、
ほんとご飯に少量のタレが絡んでいるという感じになってはいましたが!(*゚◇゚)
ちょっと具材を多めに残しておくと、よりご飯も楽しめるでしょう!
こちらのお店ならではの良さがしっかりと出た限定和えそばでした!(゚x/)
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2019/02/16 更新
2019/01 訪問
鮭全開のワイルドなスープにイクラも乗る高級な仕上がり! 鮭とイクラの親子そば&MIXチャーシュー丼 ミニ(2019年1月限定)
1月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
今年1月に入ってからも、11月にスタートしたカニ系ラーメンが
中旬ぐらいまで提供が続いてましたが、その後に切り替わりました!
事前に予告されていた通り、「鮭とイクラ」のラーメンとなります!
さて、お店に入ってその限定メニューのポップを見たのですが・・・、
鮭とイクラの親子そば 1500円
自家製 漬けサーモン +500円
イクラ倍増し +600円
この価格設定は月別限定としては完全に前代未聞のものですね(;゚ω゚)
もちろんそれだけコストがかかっているからなのでしょうけども!
さすがに2000円超えさせてまで追加トッピングするのは気が引けたので、
とりあえずトッピングはノーマルのものを注文することにしました!
前回のカニのラーメンの1000円でも月別限定としてはかなり高めで、
それまではむしろレギュラーのラーメンより安いこともあるぐらい、
低めのコストで頑張ってきたことを考えると壁が壊れた感はありますね!
いつもの限定のときはシンプルに味を見れば良かったのですが、
1500円ともなると価格との兼ね合いも考慮する必要が出ますね!
そこでどれだけ納得させてくれるかが今回の鍵になりそうですね!
レアチャーシュー2枚に海苔3枚、そしてけっこうな量のイクラと、
1500円というだけあって、標準でもトッピングがかなり豪華です!
月別限定はトッピングによってコストを調整することが多いですが、
今回はそのあたりを度外視してきているというのが伝わりますね!
◎スープ
まずはスープですが・・・うん、強烈な鮭の風味が詰まってますね!(●・ω・)
「鮭とイクラ」とありますが、スープは基本的に鮭一色です!
イクラはあくまでトッピングで彩るというスタンスのようです!
鮭白湯系のラーメンは過去に何度か出たこともあるのですが、
大きな方向性としてはこれまでのものが継承されてますね!
鮭ってスープ素材としては非常にクセが強めのものだけに、
けっこう人を選ぶ要素を持っているのは間違いないですね!
それは今回も同様で、焼鮭に近いぐらいの風味のパンチがあり、
それがそのままスープに溶け込んでいるような攻撃性があります!
特にこちらのスープは鮭を鮮魚系の素材としてスープを取るので、
鮭節などのしっとりとした旨味とは完全に別物になりますからね!
でもって、今回はコスト度外視で作られていることもあって、
スープの粘度、濃度にかけてはこれまでよりも遥かに上です!
鮭の身をペーストにしたような、それぐらいの濃度があります!
そしてイクラをまぜるとスープの表情が変わると言われたので、
イクラをスープ全体とまぜてみると・・・あまり変わりませんね(;゚◇゚)
単に軽くまぜただけだと、正直なところ変化は少ないですね;
あくまで鮭でゴリゴリに攻めるスープなのは変わりません!
もちろんイクラを潰せばスープは大きく変わるでしょうけども、
それをやるとどうしてもクセもまたさらに強くなりますからね!
イクラはあくまで具として途中でときどきつまむことによって、
スープの風味に変化をつける役割が向いている感じでしたね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、海苔、イクラ、青ねぎです!
鮭を強く打ち出したスープは、たしかにクセはかなり強いものの、
今回のラーメンのコンセプトを考えれば納得がいくものですが、
ちょっとトッピングはコスト制限を外してしまったがゆえに、
整理しきれていないというような印象も少なからず受けましたね!
まずレアチャーシューの存在は正直なところ今回は蛇足的でしたね!
これまでの月別限定だと、テーマに沿った素材を採用できないときに、
かわりにレアチャーシューを入れることで整えることが多かったですが、
今回はイクラという主役があるのに入る形になっていますからね!
イクラを立てるなら不要だったでしょうし、価格的にも2枚で150円、
そこをカットして1350円にしても良かったように思うのですよね!
海苔はスープとも合っていますし、磯の香りとの相性もいいですが、
ただ3枚というのはこれもちょっと無理に多くなった感はありましたね!
まぁ、海苔に関しては枚数を減らしても価格への影響は小さいかもですが!
そして主役のイクラですが・・・これも評価が難しいですね!(*゚ー゚)
鮭ももともとラーメンに合わせるうえではなかなか難しい素材ですが、
こちらのイクラもまた必ずしもラーメン向けではないのですよね;
まぁたしかに鮭のスープの中でイクラをちょこっとつまむことで、
鮭+イクラというコンビネーションを楽しめる面白さはありますが、
それがラーメンである必然性は正直なところ特にないですからね;
今回価格を引き上げてる最大の要因は間違いなくイクラでしょうし、
ただテーマを「鮭とイクラ」とした以上は外すわけにはいかない、
かといってスープ向きではないのでトッピングでという形なものの、
それはそれでまた難しいということもあったりもしますからね!
というのも、どうしてもトッピングのイクラがスープに沈むのですよね;
今回のメニューには+200円で締めご飯をつけることができましたが、
イクラが活躍するのはむしろその場面だったのかもしれませんね!
鮭のスープにイクラを絡めてご飯と食べる、鮭茶漬けの豪華版みたいで、
もしかするとこちらのほうが麺よりもハマると言えるのかもしれません!
なので、締めご飯を注文するのは考慮に入れてもいいでしょうね!
◎麺
麺は断面の四角いけっこう太めのもっちりとした麺が使われてます!
ここ最近は平打ち気味のすすり心地のいい麺がメインでしたが、
今回はスープが非常に強いことから麺も強いものにしてきましたね!
太さもしっかりあって、食感もけっこうパワーを持ってるので、
今回のようなどっしりとしたスープに合わせても負けないですね!
◎MIXチャーシュー丼 ミニ
そして今回は「MIXチャーシュー丼」も注文してみました!
8月にレギュラーメニューが大幅にリニューアルされた際に、
どんぶり系のメニューも新しいものが加わりましたからね!
以前は基本的には「レアチャーシュー丼」のみだったのですが、
そこに新たに「煮込みチャーシュー丼」が加わったことにより、
その両者を合わせた「MIXチャーシュー丼」も登場しました!
手前が「煮込みチャーシュー」で、こちらは甘辛い味がついてます!
レアチャーシューはスライスされたものが2枚乗っていて、
こちらは味付けされておらず醤油をかける方式となります!
またわさびをつけるかどうかは注文時に選ぶことができます!
個人的にミスしたと思ったのは、こちらのお店に何度も通いつつも、
実はこちらのレアチャーシューがそこまで好みではない点でしたね;
よくよく考えると「煮込みチャーシュー丼」を注文するべきでしたね!
ただこの煮込みチャーシューの味付け、しっかりとしたほぐれ具合、
そしてねぎとの相性などはなかなかハマるだけのものがありましたね!
ただミニだとほんとに少ないので、通常サイズがいいかもですね!
それでも食べられないほど多く感じてしまうことはなさそうですし!(`・ω・´)
◎まとめ
鮭というクセの強い素材の濃厚スープに、高級ではありながらも
必ずしもラーメンとは合うわけではないイクラという難しい素材、
自分のようなそうしたこちらのお店の変わり種に慣れている人や、
こちらの限定なら何でも食いつく人には十分オススメできますが、
一方で「普通の人にオススメするか?」と問われると躊躇しますね;
こちらのお店では注文を聞くときに、その中で月別限定を紹介して
「いかがですか?」とオススメするような場面があったりしますが、
それで価格をちゃんと確認せずにうっかり注文する人が出た場合、
いろんな意味で「えっ!?」となる可能性があるメニューですしね;
今回は昼・夜ともに各10食のみと提供数も減らしていますし、
マニア的な人が物好きで注文するのがいいのかもしれませんね!
このところ限定の提供開始時期もずれたりすることが多いですし、
月別限定の方針がやや迷走してる印象も感じる一杯でしたね!(゚x/)
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2019/01/25 更新
2018/12 訪問
どっしりパワフルな花咲ガニと魚介の競演が楽しめる一杯! 麺と心 7 花咲ガニの濃厚蟹そば(2018年11~12月限定第2弾)
12月の限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
・・・と言っても、この12月はちょっと特殊だったのですよね!
こちらのお店では基本的に月ごとに限定メニューが変わりますが、
11~12月は限定メニューがテレビで取り上げられたこともあり、
11月に提供されていた2種類の限定が12月も継続したのですよね!
もともとは12月の途中で新しい限定に切り替わる予定でしたが、
最終的にその予定も変更され年内はずっと提供が継続されました!
自分は基本的に「その月の限定」を求めて訪問する形なので、
12月は限定メニューの切り替わりがあるのかどうかがわからず、
どのタイミングで訪問すべきがかなり迷ったところがありましたね!
早めに行き過ぎて、月の途中で切り替わってしまっても困りますしね(;゚ω゚)
2018年8月ぐらいまでは限定の切り替わりがはっきりしてましたが、
夏にレギュラーメニューの総入れ替えがあったのと時期を同じくして、
限定メニューの切り替え時期がだんだん曖昧になってるのですよね;
そのあたりはあまり気にせず気軽に訪問すればいいのだとは思いますが、
このところ「様子見しつついつ行くか探る」という時期が続いてますね!
さて、11~12月は蟹をテーマとして限定メニューが提供されてましたが、
まず第1弾として清湯寄りの一杯が、第2弾として今回の記事で紹介する
白湯寄りの粘度の高い蟹系ラーメンが出されるという形になってました!
清湯寄りのほうはすでに11月の限定としてブログで紹介してるので、
今回はもう1つの限定メニューである白湯のほうを注文しました!
こちらのお店では冬にカニのラーメンが出されるのが定番となっており、
それらは基本的にかなりドロリとした白湯系の一杯になってたのですよね!
なので、今回のラーメンはその路線に比較的近いように予想できますね!
この粘度の高そうなビジュアルはいかにも「麺と心 7」らしいですね!
◎スープ
まずはスープですが・・・おっと、完全なカニ一色ではないですね!(●・ω・)
過去のカニ白湯はもっとカニで完全に染まっている印象でしたが、
魚介白湯のコクとカニの旨味を一体としたような味になってますね!
粘度が高く、カニの旨味がビシッと出てくる味わいであることから、
たしかに過去のカニ白湯系ラーメンの系譜にある路線ではありますが、
奥のほうからこのお店が最大の看板とする魚介白湯の持っている旨味、
その鮮魚系の旨味が途中から交わってくるのは大きな違いではあります!
また蟹味噌系のクセをあまり感じさせないのも今年の特徴ですね!
この点は清湯バージョンのスープとも共通している点と言えます!
こちらのお店のカニ白湯は蟹味噌などカニの持つ個性の強い要素も
ドンと力強く打ち出すことでカニのワイルドさを立てていましたが、
今年に関しては魚介+蟹白湯としてのドロリとした強さは出しつつも、
カニの味わいに関してはより素朴な旨さを感じる路線になってましたね!
そしてそこにカニの旨味をさらに加えるのはカニ油となっています!
スープの上にかかっているオレンジ色のオイルがカニ油でしょうね!
カニの殻などが持っているような香ばしい旨味がしっかり凝縮され、
それによってスープ全体のカニの個性がグッと引き立ってきます!
ちなみにこのスープはかなり粘度の高いドロ系となっていることから、
オイルを全体にまぜるとあっという間にスープと同化していきますね!
スープの上にオイルが浮いている状態なのは最初のときだけです!(*゚◇゚)
ちなみにアクセントとして和山椒が加えられていたようなのですが、
今回は食べていてその存在にほとんど気付くことはなかったですね;
これだけ粘度の高い白湯系だとアクセントが隠れやすいですしね!
さて、今回のラーメンは「花咲ガニの濃厚蟹そば」となってますが、
花咲ガニというのはタラバガニに近いタイプのカニのようですね!
タラバガニは「カニ」という名前ながらズワイガニなどとは違って、
生物学的にはカニではなくヤドカリの仲間ということになるのですが、
近縁種であるこちらの花咲ガニもまたヤドカリの仲間のようですね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、カニ身、海苔、れんこん、ねぎです!
レアチャーシューは普段からこちらのお店で使われているものですね!
ときどき脂身が多めのものが入って困ることがあったりしますが、
今回は赤身メインでしっとりとした食感と味が楽しめました!
カニ身は花咲ガニではなく、ノーマルなズワイの身となってます!
花咲ガニに関しては完全にスープにのみ使う形なのでしょうね!
決してそれほど太いカニ脚というわけではないのですけども、
それでも実際にカニ身が入っているというだけでうれしいですね!
カニの旨味も十分にあって、しっとりとした食感が味わえます!(*゚ー゚)
れんこんはこちらのお店では定番の具材として活躍していますね!
ほどよい和風の味付けがされていて、食感とともに楽しめます!
◎麺
麺はしっとり感とプリッとした弾力の両立した平打ち自家製麺です!
以前は茹で時間をやや短めにしてパツッとした食感も出してましたが、
最近はほどよいプリ感を楽しめるような状態で提供されることが多いです!
そのほうが麺とスープとのなじみ具合やバランスという点ではいいですし、
麺のしっとりとした質感にスープがたっぷり絡むのがいいのですよね!(`・ω・´)
しっとりしていても、決してやわらかい感じにはならないですしね!
◎まとめ
個人的には過去のカニ一色のカニ白湯のほうが好みではありますが、
これまでのカニ白湯の粘度の高いカニスープを継承する一方で、
例年とは違う味わいで変化をつけてきたのは面白くもありました!
「ドロッとしながらもしっとり楽しめる一杯」になっていましたね!(゚x/)
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2019/01/10 更新
2018/11 訪問
カニ汁のようなしっとりとした優しいカニが楽しめる一杯! 極上 蟹だし中華そば(2018年11月限定第1弾)
11月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってきました!
ここ2ヶ月ほど特定の魚介をテーマにしない限定が続いてましたが、
今月はこちらのお店の冬らしい「カニ」を主役にした限定です!
もともとは前半は「蟹」、後半は「鮭とイクラ」の予定でしたが、
前半と後半でそれぞれタイプの違った「蟹」のラーメンを出して、
「鮭とイクラ」については12月に移行する予定に変わりました!
さて、「麺と心 7」では蟹の限定は定番でもあるのですよね!
毎年12月になると、蟹の限定が登場するのが基本になってましたし!
・麺と心 7 蟹白湯ラー麺 ~まろやか蟹味噌ソース添え~(2017年12月)
・麺と心 7 蟹白湯ラー麺 ~自家製太ちぢれ麺~(2016年12月)
・麺と心 7 濃厚 蟹そば(2015年12月)
・麺と心 7 カニ白湯&から揚げ(2014年12月)
ただ今年に関してはそれが11月と1ヶ月早まってはいますが!
でも今回の「蟹だし中華そば」は明らかにこれまでと違うのですよね!
これまでの「麺と心 7」は魚介白湯一本で攻める形だったので、
「蟹白湯」も基本的に濃度が高く、しっとりした味というよりは、
味噌なども含めたワイルドに攻める蟹の風味だったのですよね!
それに対して今回はどうも清湯系の蟹スープのようなのです!(`・ω・´)
清湯系の蟹スープはこちらのお店としては非常に珍しく、
これまでの「蟹白湯」とは違う路線が見られる予感がします!
それに惹かれたということもあって、今回の限定を狙ってきました!
月の後半のほうに登場する限定を狙うという手もありましたが、
後半は「蟹」の濃厚Ver.ということで、以前の蟹白湯に近そうですし、
ここはあえて新境地に踏み出したほうを食べてみたいですからね!
ただ従来の「蟹白湯」は安心して食べられる安定感があるのですが!
うん、やっぱり今回は澄んだビジュアルに仕上げてますね!
◎スープ
まずはスープですが・・・おっ、しっとりとしたカニの旨味ですね!(●・ω・)
明らかにこれまでのこちらのお店の「蟹白湯」系とは路線が違います!
これまではカニ殻、カニの身をはじめ、カニ味噌をどさっと溶け込ませ、
それを白湯仕立てにし、さらにカニ味噌のワイルドさを立てることで、
「攻撃的でありながらもまろやかなカニ風味」を指向してたのですよね!
それと比べると、今年は「カニをたくさん使ったカニ汁」的な旨味で、
カニの殻による甲殻類らしい風味、カニの身の持つしっとりした旨味、
この2つに重点を置いて、カニ味噌のワイルドさはあえて加えていません!
なので、「上品だけど濃いカニのスープ」という表現が似合うかもです!
今回はラーメンということで麺を中心に合わされているのですが、
このスープで野菜を煮込んでスープにしてもおいしいでしょうね!
いっそこのラーメンを野菜をふんだんに入れても良かったかもです!
このスープは一種の汁物のように楽しんだほうが映えそうですね!
それも冬の寒いところでこのスープを飲むと抜群でしょうね!(=゚ω゚)
そしてそんなしっとりとしたカニの旨さを立てているスープですが、
ここにピシッとアクセントを加えているのがカニ風味の香味油です!
この香味油が絡むとカニの風味がちょっとワイルドに主張してきます!
しっとりとした印象だけでなく、きちんとメリハリも意識されてますね!
また今回のスープは隠し味として和山椒も加えられています!
それによって香りの良さを引き立てるという狙いもありますね!
ただ自分は食べていて和山椒の存在に気付いていなかったですが;
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー、カニの脚、レンコン、海苔、ねぎです!
カニの脚以外は、おおむねこのお店の基本のトッピングですね!
カニの脚は1本だけですが、身はしっかり入ってましたね!
奥のあたりの身も箸でこそげ取ると最後まで楽しめます!
海苔については磯の風味を高めるという狙いがあったのですかね!
ただその場合は生海苔とかのほうが良かったような気もしますが!
ねぎはラーメンとしてもスープとしても欠かせない存在ですね!
一つのスープとして見ても、やはり薬味はほしいですからね!
残るレアチャーとレンコンはこちらのお店の定番の具材ですが、
できればここに何らかの変化があるほうが面白かったかもですね!
スープで少し野菜を煮込んで、それがこれらの具材のかわりに入る、
そうした「カニ汁風ラーメン」だったらもっと気に入ったかもです!(*゚◇゚)
◎麺
麺は厚みが控えめで、少し縮れのある平打ち麺となっています!
平打ち麺と聞くと「こちらのお店の定番」と思えたりしますが、
今回の麺は明らかにこのラーメン専用のものになってましたね!
いつもの平打ち麺よりやや薄く、縮れがちょっとついてましたし、
何より食感が普段よりもいくぶんみずみずしい感じだったのですよね!
なので、麺そのものもほどよいプリプリ感を見せてくれるのですが、
それ以上にスープと一体化して、スープを構成する一部となるような、
そういう印象をいつもよりも強く抱かせるバランスになってましたね!(*゚ー゚)
優しさのあるスープのときには、このタイプの麺もアリでしょうね!
◎まとめ
大量のカニを使って仕上げたスープながらもパンチ重視ではなく、
しっとりとしているので、インパクトを求めると少しずれますが、
ただ不思議と引き込まれて飲み干したくなるスープなのですよね!
なので、「パンチのあるカニスープ」という印象では臨まずに、
「深みのあるカニ汁ラーメン」と思いながら食べてみると、
これはなかなかハマってしまう力のある一杯だと思いましたね!
海苔を残して雑炊っぽい感じでご飯を投入しても合いそうですし!
これまでのこちらの「蟹白湯」とは一味違うカニが味わえました!(゚x/)
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2018/11/21 更新
2018/10 訪問
魚介だしの深い旨味に魚介の香ばしさが広がる魚介ラー油の共演! 魚介ラー油肉そば(2018年10月限定第2弾)
10月の月別限定を求めて「麺と心 7」に行ってきました!
今月の月別限定はちょっと変則的になっているのですよね!
月の前半は新しい限定を提供できない状況が続いてしまって、
第1弾の限定「海老カレーラーメン」が10/13から提供されました!
もともとこの第1弾は10/21までの予定ぽかったのですが、
10/22から第2弾の「魚介ラー油肉そば」が始まりましたが、
「海老カレーラーメン」のほうも提供が続けられています!
なので、2つの限定が10/31まで提供される予定となってます!
ただこのところ月の初めから限定が始まらないこともあるので、
この2つの限定ももしかすると月をまたぐ可能性もあるかもですが!
11月は「鮭とイクラ」、「カニ清湯」の2つの限定が提供予定です!(=゚ω゚)
特定の魚介をテーマにした限定が登場するのは少し久しぶりですね!
レギュラーメニューがリニューアルされた今年の8月からは、
限定のテーマもこれまでに比べて変則的になってましたからね!
ただ月に2つの素材を扱うのはちょっと新しい形ではあります!
ちょっと今の自分だとその両方を食べに行くのは難しいので、
おそらくは「カニ清湯」を狙っての訪問になると思います!
今回は「海老カレーラーメン」と「魚介ラー油肉そば」の
2つの限定が提供されてましたが、今回は後者にしました!
というのも、ちょっと後者のラーメンに興味が向いていたのですよね!
「ラー油肉そば」というと、最近は和そばの1ジャンルとして確立され、
ラーメンとは違う業界ながらも新風を吹き込む存在となっています!
今回の商品名を見るに、それに対する一定の意識はありそうです!
「ラー油そば」ではなく「ラー油"肉"そば」なのもそう感じさせます!
そんな「麺と心 7」流の「ラー油肉そば」が果たしてどうなるのか、
そのあたりをちょっと体験してみたいという思いがあったのですよね!
おぉ、これはなかなか豪華なビジュアルに仕上がっていますね!
「肉そば」の「肉」はあくまでいつものレアチャーシューですが、
少しカットが薄めで、そのかわり枚数が4枚と多く入っています!
自分は薄切りのほうが好きなので、これはけっこううれしいですね!
◎スープ
まずはスープですが・・・おっ、和風の香りのする魚介だしですね!(●・ω・)
こちらは魚介スープを専門としたお店ではあるのですが、
その基本形はあくまで鯛などの鮮魚系スープなのですよね!
それに対して今回はけっこう和風だし寄りになってましたね!
主に節系素材の持っている旨さを前面に立てた味となっています!
たださすがは魚介スープを主役にしているお店だけあって、
和風寄りのスープでも深い旨味とまとめ方の上手さを見せますね!
「一つの和風だしとして深く旨い」、まずこれがあるだけで
このラーメンが間違いのない存在になってくれますからね!
そしてそこにガーリックなどの刺激的な存在も見え隠れします!
これはもともとの「ラー油肉そば」がワイルドな路線であることから、
このお店なりに刺激的な要素を加えたという側面があるでしょう!
和そば屋における「ラー油肉そば」が和風だしの優しい旨味よりも、
甘みのある醤油が強めのかえしとラー油をぶつけ合うのに対して、
こちらはかえしは強くなく、完全にだし主体の味となっています!
その分だけ、こちらのほうが優しい味わいとして楽しめますね!
そしてこのラーメンで欠かせない存在となっているのがラー油です!
一般の「ラー油肉そば」に使われるのはもっと一般的なラー油で、
唐辛子の辛味と植物油そのものの持っているコクを前面に出しますが、
こちらは「魚介ラー油」ということで、魚介の旨味が入っています!
そのため、ラー油から上がる香りもまた魚介の香ばしさがあります!
このラー油の持っている香りとコクは非常にいい効果を挙げてましたね!
ベースのスープとこのラー油だけでほぼ完成している感じでしたからね!
さらにこの商品のもう一つのポイントが「魚辛粉」というものです!
チャーシューの上に乗っている唐辛子風の赤い粉がそれですね!
これをスープに溶かすことによって味変ができるようになってます!
それを溶かしてみると・・・うん、一気にシャープさが増しますね!(*゚◇゚)
辛さに関してはあくまで通常の辛口レベルではあるのですが、
だしの深さ+ラー油の香ばしさというバランスに変化が生まれ、
深いだしの中から唐辛子や山椒系のピリピリとした刺激と、
魚粉によるよりワイルドな魚介だしの感覚が強まってきます!
この「魚辛粉」については増量することもできるのですが、
自分としては通常レベルぐらいでちょうどいいように思います!
だしと「魚辛粉」によるバランスもまた重要な要素ですからね!
◎トッピング
トッピングはレアチャーシュー4枚、レンコン、海苔、青ねぎです!
こちらのお店としてはかなりオーソドックスなトッピングですね!
ただ今回のメニューに関してはこれで正解だったように思います!
だしが非常に正統派なので、いつも以上に肉との相性がいいですし、
あまりひねりを入れた具材にする必要性が特にないですからね!(*゚ー゚)
チャーシューはあまり分厚くて脂身が多いと苦手になるのですが、
今回のレアチャーはほどよくスープにつけて熱を加えたうえで、
スープにしっかり浸して食べると絶妙の旨さを見せましたね!
「ラー油肉そば」という名前に負けない肉の存在感があります!
レンコンのシャクシャクとした食感はこのお店の大きな特徴ですね!
メンマのコリッとした質感とはまた違ったものを見せてくれます!
海苔はスープに浸してから麺を食べるといい活躍を見せますね!
◎麺
麺は平打ちの多加水麺で、透明感のある仕上がりとなってます!
平打ち麺はこちらのお店における大きな特徴でもあるのですが、
以前はもっとパツッとした食感を感じる茹であげだったところ、
最近はこんなふうに少ししなやかに仕上げることも多いですね!
でもって、今回はこれぐらいの質感が非常に合っていましたね!(`・ω・´)
スープの中から麺の存在感がパツパツと目立ってくるというより、
麺の持つツルツル感や軽いプリ感などはしっかりと維持させながら、
スープとぴったり寄り添うバランスにそろえる絶妙さがありました!
スープと麺との一体感という点で非常に優れた麺と言えましたね!
なので、後半に少し食感がゆるんできても飽きが来ることはなく、
スープにしっかりとなじんだ麺のおいしさを楽しめましたね!
◎まとめ
販売期間は10/31までのはずなのでもう残り期間は少ないですが、
「麺と心 7」流の「魚介ラー油肉そば」、上手くまとまってますよ!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
https://fairysbible.blog.fc2.com/blog-entry-4308.html
2018/10/29 更新
4月の月別限定を求めて「麺と心 7」へと行ってまいりました!
今回は訪問の数日前に「緊急事態宣言」が出ていたということもあり、
行くべきか否かを迷ったところはけっこう強くあったのですよね!
ただ阿倍野への訪問時にドラッグストアで薬を買いだめすることもあり、
またいくつかの薬のストックがなくなってきていたこともあったので、
ドラッグストアへ行くという目的も兼ねてお店に訪問してきました!
またいつもであれば夜営業が始まる時間に訪問するようにしてますが、
「緊急事態宣言」によって大阪の飲食店は午後8時までの営業となり、
夜営業における限定メニューの扱いがどうなるのか不安もあったので、
今回はいつもと方針を変えて昼営業の開始時に訪問することにしました!
4月に入ってから初めて阿倍野へ出ましたが、様子は大きく異なってましたね;
緊急事態宣言が出たことで「あべのキューズモール」が臨時休業になったり、
通りにある飲食店も3~4割ぐらいはお店を閉めているという状態でした;
そして何より人通りがいつもの阿倍野とは思えないほど少なかったです!
自分が住んでいる市よりもむしろ人が少ないのではと思えたほどですし!
やはり「都市に行く」ということへの警戒心が高まってるのでしょうね!
イトーヨーカドーもドラッグストアも明らかに人が少なかったですし!
そして「麺と心 7」自体もまた、明らかにお客さんは減ってましたね;
おそらくこの日は自分が最初の客で、その後に3人ほど客が来ましたが、
トータルとして見れば明らかに普段よりも数割以上は少なかったですね!
また今月の限定の「雲丹つけ麺」もそうした状況を反映してる印象でしたね!(*゚ー゚)
というのも、普段は完全な新作にあたる限定を出すことが多いのですが、
今回の「雲丹つけ麺」は昨年3月後半に提供されたものと同じなのですよね!
たしか記憶だと、その後に一時的にレギュラー化もしていたはずです!
すなわち、今回の限定は次の2つの特徴を兼ね備えてるのですよね!
・こちらの限定の中でも特に安定した人気を誇っている
・純然たる新作の限定というわけではない
これは安定した人気を持つメニューでお客さんを誘うという意味合いと、
「完全な新作ではないので限定コンプ狙いの人は無理に来なくても大丈夫ですよ」
と、お客さんへの配慮の両方を感じることができるチョイスなのですよね!
なので、ある意味ではピンチヒッターとして登場した限定と言えるでしょう!
ちなみに現在のこちらのお店では入口に消毒用アルコールが準備されていて、
入店するお客さんは全員必ず消毒してから入店するようになっています!
こうした対処をちゃんとしてくれていると、客としても安心ができますね!
うん、やはり昨年に提供された「雲丹つけ麺」とビジュアルも同じですね!
あえて何かをいじることなく提供してきたという印象が漂っています!
◎つけ汁 - 現在の「麺と心 7」における最強の限定
まずはつけ汁ですが・・・うん、やっぱりこのつけ麺は完璧と言えますね!(●・ω・)
ほんと文句なし、今の「麺と心 7」の最強の存在と言っていいでしょう!
これはむしろ今後も変にいじらないほうがいいような気がしますね!
まさに完成形にあると言っていいだけの味わいを誇っていますし、
もうこのお店のウニ系メニューはこれ以上のものはないでしょう!
力作中の力作、もうそのように呼んでも差し支えのないものです!
まずとにかくつけ汁の持っているウニの風味が素晴らしいのですよね!(*゚◇゚)
まさにウニペーストと言っていいもので、そこへの調整も素晴らしく、
「ただでさえおいしいウニをさらにおいしくする技」にも満ちてます!
ウニのラーメンやつけ麺を出すお店というだけで珍しいと思いますが、
これは間違いなくその中でも有数の存在と言っていいものでしょう!
おそらくウニ醤油など、ウニの風味の重ね方などを上手いのでしょうね!
そして上に浮かんでいるオイルは海苔の香味油となっています!
この海苔の香味油の浮かべ方もまたビジュアルとしていいですよね!
でもって、この海苔オイルとウニの相性もまた抜群なのですよね!
これまでにもこちらのお店ではいろんなウニ限定が出てましたが、
ウニと海苔の相性の良さは他のラーメンでも生かされてたのですよね!
それを落とし込んだのがこのつけ汁の海苔オイルと言っていいでしょう!
◎トッピング - こちらのお店としては珍しく最小限の構成
トッピングは麺の上にあるレアチャーシュー、海苔、白ねぎです!
つけ汁の中には具材と呼べるものは一切加えられていません!
白ねぎはシンプルに辛味を立てる薬味、海苔はウニと相性が良く、
これをウニのつけ汁につけて食べるとグッと風味が引き立ちます!
レアチャーシューはいつものもので、シンプルに肉の旨みを楽しめます!
こちらのお店だと大抵は何か凝ったトッピングを起用してきますが、
このつけ麺に関してはつけ汁と麺の浸し汁に全力投球しているようで、
あえてトッピングに関してはシンプルにまとめてきているようです!
◎麺と浸し汁 - 麺も良質だが浸し汁が非常においしい
麺はピシッと締められたハリのある平打ち寄りの麺となってます!
もちもちというよりは、明らかにプリッとした質感に近い感じで、
なおかつみずみずしく、表面も少しキリッと強めに仕上がってます!
ただし決して表面の質感が硬すぎるということはなかったですね!
ハリとプリ感を重視したつけ麺としては間違いなく上質なものです!
そしてこの麺で欠かせないのは、麺を浸しているスープですね!(=゚ω゚)
これは普通のつけ麺ではなく、麺をスープに浸しているのですよね!
そしてそのスープはかなりシンプルな煮干系のスープとなっています!
この煮干スープが実に優しく深い旨味でクオリティが高いのですよね!
こちらのお店は奇抜なメニューを出すという印象が強いのですが、
基本のスープの引き方が優れていることをここで見せてくれます!
「決して実験性だけの店じゃないぞ」という意思表示にも見えますね!
そしてこの煮干スープが全体のおいしさを大きく引き立ててくれます!
ウニのつけ汁だけだと、ちょっとパンチが強くなりすぎるところを、
優しい旨味と合わせることで全体の調和が大きく高まってるのですよね!
強烈なパンチと優しい旨味、この融合もまた素晴らしいのですよね!
◎焼きバラ海苔ご飯 - 締め飯も食べないともったいない!
今回はもともとつけ麺だけにするか締め飯も食べるか迷ったのですが、
「締め飯も食べたい!」という思いが高まってきたので注文しました!
この海苔の締め飯はもちろん残ったつけ汁に投入して食べるものです!
そしてその締め飯ですが・・・いやはや麺に全く負けてないですね!(`・ω・´)
なんせただでさえ相性のいい海苔がここまで入っているうえに、
これがたっぷりのウニつけ汁と絡んだご飯となるわけですから、
これはもう食べているだけで自然と笑みがこぼれてきますね!
これはお腹に余裕があれば絶対に食べたほうがいいですね!
「これはたまらないわ」と言わしめるだけの力があります!
◎まとめ - 大変な中でも「お店に来てよかった」と思わせてくれた一杯
やはり緊迫感のある状況での訪問ということで戸惑いもあったのですが、
このクオリティの高い一杯、「来てよかった」と思わせてくれましたね!
食べ進めるたびに「あぁ、やっぱりいいなぁ」と心から思えましたね!
お店も本当に大変な時期だと思いますが、何とか乗り切ってほしいですね!
こんな時期でも訪問したことを後悔させない素晴らしい一杯でした!(゚x/)
※この口コミはブログの記事を食べログ用に少し再構成して投稿しています
https://fairysbible.blog.fc2.com/blog-entry-4865.html