216回
2025/12 訪問
尼崎市・旬菜和味|伝助穴子の旨味を存分に味わう鍋
淡路島から帰宅して、そのままホームグラウンドの旬菜和味さんへ。
以前から気になっていた「伝助穴子鍋」をようやく注文した。
鍋が運ばれてきたあとは、自分で具材を加えて準備を進めていくスタイルで、穴子や野菜をそっと並べていく時間も楽しい。
蓮根やじゃがいもなど、鍋ではあまり見かけない野菜も揃っていて、並べ終えた土鍋は見た目にも賑やか。
伝助穴子はほどよく脂がのり、火が通ると身がふわりと膨らんで旨味が立ち上がる。
合間にいただいた「ふぐ白子塩焼」も濃厚でお酒が進む。
追加でお願いした「たら白子」や、サービスでいただいたウマヅラハギも鍋に入れ、沸騰させないようじっくり火を入れたおかげで、ウマヅラハギはぷりっと弾力があり、白子は舌の上でとろける理想的な火の入り方になった。
つきだしをつまみながら鍋を味わい、最後は旨味の詰まった出汁で雑炊を作って締め。
魚の美味しさを存分に楽しめる、満足度の高い夜になった。
2025/12/08 更新
2025/11 訪問
尼崎市・旬菜和味|クエあら煮の旨みをじっくり味わう
伝助穴子が入荷したと連絡をいただき訪問。
まずはお造り盛り合わせから。
やいと鰹は脂がしっとりしていて、烏賊はねっとりと甘く、金目鯛とさわら炙りは香ばしさが立っている。
クエと鰤は厚めに切られていて、噛むほどに旨みが出てくる。
続いて「たら白子ポン酢」。
火入れがほどよく、舌の上でとろける食感が心地よい。
ぽってりした旨みをポン酢がすっと引き締めてくれる。
牛肉たたきは表面の香ばしさと中のレア感のバランスがよく、肉自体の香りも強い。
生牡蠣は身が張っていて、薬味と一緒に食べると潮の香りがふわっと広がる。
お目当てのクエあら煮は想像以上に大ぶりで、身にも皮にも旨みがしっかり出ていた。
食べごたえがあり、煮汁の深い味わいも印象に残る。
蓮根天ぷらはサクッと軽く、蓮根の甘みが感じやすい仕上がり。
最後はクエあらの煮汁を使った稲庭うどんをいただいた。
細麺に煮汁がよく絡んでいて、落ち着いた締めになった。
2025/12/01 更新
2025/11 訪問
尼崎市・旬菜和味|豪華なお造りで始まる夜
4人で訪問。「お造り盛り合わせ」をいただく。
車海老、金目鯛、ぶり、いか、クエなど、どれも鮮度がよく種類も豊富。
金目鯛は皮目の香ばしさが心地よく、ぶりは脂がほどよく乗っていて旨味が強い。
車海老はぷりっと弾力があり、いかはねっとりと甘い。
どの魚も切りつけがきれいで、食べていて満足感が高かった。
この後もいろいろ食べたものの、気付けば最初の一皿しか写真を撮っておらず……
それだけ会話も料理も楽しめたということだと思う。
最後はアパから阪神軒へ向かい、屋台の一杯で締めた夜。
2025/11/27 更新
2025/11 訪問
尼崎市・旬菜 和味|津居山タグ付き松葉ガニの魅力を余すことなく味わう
この日は、津居山・真島丸のタグ付き松葉ガニが入ったと聞き、迷わずお願いした。せっかくオスをいただくので、メスのセコガニも合わせて楽しむことに。
最初に出てきた「たら白子ポン酢」は、白子が驚くほどなめらかで、舌に乗せるとふわっと溶けていく。
ぽん酢の酸味が白子の濃厚さをほどよく切り、最初の一品としてちょうどいい。
続いて「セコガニ」。
外子はプチプチとした食感で香りが強く、内子は濃厚な旨味が凝縮している。
身もたっぷりで、小ぶりながら満足度が高い。
甲羅に詰まった味を少しずつ楽しむ時間は、この時期ならではの贅沢。
「蟹味噌」は熱々で提供され、香りが立ち上った瞬間から食欲が一段上がる。
スプーンで少しすくうだけで濃さが伝わり、日本酒と合わせたくなる味わい。
ここで「蟹刺」。
身は透き通るほどきれいで、口に含むと甘さがはっきり。
噛むごとに旨味が広がる。
この蟹刺を、さきほどの熱い蟹味噌に和えて食べると、濃厚さと甘さが合わさって一気に味が跳ね上がる。
これが一番印象に残った。
「蟹天麩羅」は衣が薄く、軽く食べられる。
揚げているのに身の水分がしっかり残っていて、塩で食べると甘さが際立つ。
抹茶塩だと香りが加わって、また違う表情になる。
焼きで出てきた「焼き蟹」は、表面が香ばしく焼けていて、箸で身を外した瞬間に湯気と香りが広がる。
噛むと甘みがじわっと出てきて、焼きならではの旨さがある。
途中でいただいた「仙鳳趾かき」は、身が大きくてミルキー。
蟹料理の合間に挟むと、味に緩急がついて良い。
締めの「あんかけ蟹炒飯」は、ふんわりとした炒飯に熱々の餡がかかり、蟹の香りがしっかり立つ。
重たくなく、最後まで美味しくいただける一皿。
最後は「ぶどう」でさっぱり。
蟹の魅力をいろいろな調理で楽しませてもらい、季節の贅沢をしっかり味わえた夜だった。
2025/11/25 更新
2025/11 訪問
尼崎市・旬菜和味|天然ぶりしゃぶと冬の味覚をじっくり楽しむ夜
前日の帰宅時にあまりにも寒く、体を温めたくなって旬菜和味さんへ。
最初にいただいた「たら白子ポン酢」は、ぷっくりとした白子の滑らかさに、ぽん酢の酸味と紅葉おろしの辛味が合わさり、ひと口から冬の美味しさをしっかり感じられる一皿でした。
続いて「お造り盛り合わせ」。
穴子、アオリイカ、天然ぶり、シマアジ、サワラが並び、それぞれの食感が際立つ仕上がり。
特に天然ぶりは脂が細かく入り、噛むほどに旨みが広がる。
温かいものを求めていたので、「蓮根饅頭」を選択。
立ち上る湯気とともに、ぎゅっと詰まった蓮根の甘さと生姜の香りが広がり、体がほっと落ち着いていく。
そこから本命の「天然ぶりしゃぶ」。さっと湯にくぐらせるだけで、脂がとろけていくような柔らかさ。
追加で頼んだ「穴子」「ふぐ」を順に鍋へ入れていくと、具材ごとの旨みが重なり、鍋の出汁がどんどん深まっていく。
締めは「稲庭うどん」。
細くほどける麺に、鍋で出た旨みがしっかり染み込み、最後まで心から温まる一杯でした。
寒さを忘れるほど、温かさが沁みる夜になりました。
2025/11/19 更新
2025/11 訪問
尼崎・旬菜和味|新物のセコガニとウマヅラハギを堪能
マスターからお誘いがあり、1人で夜に訪問。
カウンター中心の落ち着いた雰囲気で、季節物を味わいたい日にぴったりのお店。
最初にいただいた「セコガニ」は、甲羅の中までびっしりと詰まっていて、新物ならではの濃い旨み。
外子のぷちぷち感と内子のコクが混ざり、食べ進めるほどに香りが立つ。
さらに合わせた「越の誉 貴醸酒 kiki」は、穏やかな甘みと柔らかい口当たりで、カニの旨みとよく合う。
続いて「あん肝」。
ねっとり濃厚で、ポン酢の酸味と薬味がちょうどよいバランス。
軽い苦味も旨みに変わり、酒がすすむ味。
「ウマヅラハギ肝和え」は、肝のコクが強く、身の淡白さと合わさって深い味わい。
滑らかな旨みが口いっぱいに広がる。
「ウマヅラハギ刺身」は、透き通るような身質で、噛むほどに甘みがにじむ。
肝和えとのギャップも楽しめる仕上がり。
「厚岸産牡蠣と菊名バター炒め」は、牡蠣の旨みが濃厚で、菊名の香りとほどよく絡む。
バターの香りが食欲をそそり、冬らしい温かみのある一皿。
最後の「ウマヅラハギお吸い物」は、肝の旨みが出汁に溶けて優しい味わい。
締めにぴったりで、ほっと落ち着く一杯。
料理それぞれが丁寧で、季節感もしっかり感じられる。
今回はウマヅラハギも肝がパンパンで、大満足の訪問になった。
2025/11/14 更新
2025/11 訪問
尼崎市・旬菜和味|揚げたて天ぷらと天然ぶりかまで一杯
夜に訪問。
気づけば天ぷらばかりを注文していた日。
まずは「辛子蓮根天ぷら」。
衣は軽く、噛むと辛子の香りがふわっと抜ける。
後からじんわり辛味が追いかけてくる、酒の進む味。
続いて「舞茸天ぷら」と「四方竹天ぷら」。
舞茸は香りが豊かで、噛むたびにじゅわっと旨みが広がる。
四方竹は独特の歯応えが心地よく、ほのかな甘みが残る。
「海老天」は衣の中に身がぎっしり。
プリッとした食感で、揚げ油の香ばしさと甘みが調和している。
最後は「天然ぶりかま」。
身が厚く脂ものっていて、焼き上がりの香ばしさがたまらない。
レモンを絞るとさっぱりと締まり、最後まで美味しくいただけた。
揚げたての天ぷらをつまみながら、落ち着いた空間で過ごす穏やかな時間。
何を食べても丁寧な仕事を感じる一軒。
2025/11/10 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|お任せで味わう秋の味覚と握り鮨
マスターから「お鮨食べませんか」と連絡をいただき訪問。
この日は珍しく注文不可で、お任せの流れで一通り出していただけるとのこと。
はじまりは「丹波黒豆 紫ずきん」。
ほっくりとした甘みがあり、塩加減も絶妙で、最初の一皿から丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
「あん肝」はしっとりと蒸され、口に含むと濃厚な旨味が広がる。
「下足塩焼き」は香ばしい焼き目とレモンの酸味が相まって、後味が軽やか。
続く「生たら白子」はとろけるような口当たりで、わさびの辛みが全体を引き締めてくれる。
「穴子白焼き」は表面が香ばしく、中はふんわり。
山葵を少しつけると、脂の甘みが一段と際立つ。
「蓮根天ぷら」は衣が軽く、サクッとした食感のあとに、蓮根のほのかな甘みが残る。
そして待望のお鮨。
ネタはどれも鮮度抜群で、シャリは控えめながらほどよい温度と塩梅。
脂の乗った鰯や、香り豊かな炙り穴子など、どれもバランスがよく仕上がっている。
最後は「かんぴょう巻き」。
わさびをしっかり効かせて、甘めのかんぴょうとともに締めの一口。
お任せの流れ全体に緩急があり、食後まで心地よい余韻が続いた。
2025/10/27 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|季節を感じる肴と滋味深い煮付け
まずは「おでん」。
しっかり染みた出汁に鯨のコロが入っていて、口に運ぶと脂の旨味がふわっと広がる。
大根は芯まで味が通り、厚揚げや玉子とのバランスも良い。
続いて「お造り盛り合わせ」。
大皿に美しく盛られた刺身は、鮮度が際立っていてどれも艶やか。
炙りの香ばしさや、白身のしっとりとした舌触りなど、それぞれの個性がしっかり感じられる。
特に穴子炙りや天然ぶりが美味。
「鬼カサゴ煮付け」は立派なサイズのものが丸ごと登場。
脂ののった身がふっくらと煮上がり、骨のまわりの部分まで旨味が凝縮されている。
甘辛い煮汁に山椒の香りがほんのり効いていて、思わずご飯が欲しくなる味。
「合鴨たたき」は程よい火入れで、噛むと肉の弾力と旨味があふれる。
塩で食べると鴨の甘みがより際立ち、酒との相性も抜群。
どの料理も奇をてらわず、素材を活かした丁寧な味わいで落ち着く。
お酒をゆっくり飲みながら味わうのにぴったりの一軒だった。
2025/10/27 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|寒夜に沁みる赤味噌ぼたん鍋と痛風兄弟の饗宴
むこのっそんさんを後にして、食べたかった「ぼたん鍋」を求めて旬菜和味さんへ。
外は冷たい風が吹く夜。
暖簾をくぐると、穏やかな空気と出汁の香りが迎えてくれる。
まずは熱燗を注文し、「たら白子ポン酢」と「蒸し立てのあん肝」を肴にゆっくりと一献。
白子はとろりと濃厚で、もみじおろしとポン酢が絶妙なバランス。
蒸し立てのあん肝は舌の上で溶けるような口どけで、程よい塩気が日本酒をさらに引き立てる。
ぼたん鍋は赤味噌仕立て。
運ばれてきた瞬間から香ばしい味噌の香りが立ちのぼり、思わず唾を飲む。
猪肉は150gほどと程よい量で、脂身は重たすぎず旨味がしっかり。
舞茸やごぼうが味に深みを添え、煮込むほどに具材と出汁が一体化していく。
赤味噌のコクと猪肉の野趣が見事に調和し、寒い夜にはこれ以上ないご馳走。
〆は稲庭うどん。
しっかりとコシがあり、鍋の旨味を吸った汁がよく絡む。
最後に「まぐたく巻き」をつまみながら熱燗をもう一口。
心も体も満たされる、冬の味覚を堪能した夜だった。
2025/10/22 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|ふぐ尽くしの締めに登場した回鍋肉のふぐ版
毎年恒例の「ふぐの日」。
今回は養殖の1.2kgほどのふぐを1匹まるごといただいた。
訪問前に「てっさは要りますか」と聞かれたが、今回は不要と伝えていた。
その判断が、後に出てくる“変化球”につながることになるとは思いもしなかった。
「つきだし」「ふぐ皮」「焼きふぐ」「唐揚げ」「骨蒸し」と、定番の流れを丁寧に味わう。
身はふっくらと弾力があり、火入れの加減も絶妙。
香ばしさと上品な脂の甘みが広がる。
ひれ酒を合わせると、ふぐの旨みがさらに際立つ。
締めに登場したのは、まさかの「回鍋肉のふぐ版」。
淡白なふぐの身に田舎味噌のコクが重なり、想像以上に相性が良い。
奇をてらうことなく、店の確かな技術で一品として成立していた。
毎年同じふぐの日ながら、こうした遊び心のある構成がこの店らしい。
2025/10/20 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|滋味あふれる天然すっぽん鍋を堪能
久しぶりにすっぽんが食べたくなり訪問。
まずは「お造り盛合せ」からスタート。
本鮪、剣先いか、鱧湯引き、黒むつ炙り、チャイロマルハタ、天然ぶり、かつおと、どの魚も脂の乗りと鮮度が素晴らしい。
赤身の香りもよく、いかの甘みが後を引く。
続いて「天然すっぽんの唐揚げ」。
衣は香ばしく、中の身は驚くほどジューシー。
噛むと弾力があり、すっぽん特有の旨味がじんわり広がる。
そしてメインの「天然すっぽん鍋」。
肝、卵巣、ペニスなど、普段なかなか味わえない部位までしっかり揃っており、滋味深くて体に染みる味わい。
焼きネギやきのこ、豆腐との相性も抜群で、出汁の旨味が重層的に広がる。
〆は「稲庭うどん」と「雑炊」の二段構え。
稲庭のつるりとした喉ごしで一度落ち着き、最後に雑炊で旨味のすべてを受け止める。
優しい塩味の中に、すっぽんのコクと香りが凝縮されていた。
デザートは柿・梨・いちじくにガトーショコラ。
しっかり食べたあとにふさわしい落ち着いた甘みで締まる。
季節の移ろいを感じながら、すっぽんの力強さを存分に味わえる一夜だった。
お造り盛合せ(本鮪、剣先いか、鱧湯引き、黒むつ炙り、チャイロマルハタ、天然ぶり、かつお)
天然すっぽん唐揚げ
天然すっぽん鍋
天然すっぽん鍋
天然すっぽん(精巣、肝、心臓、ペニス、食道)
天然すっぽん鍋
天然すっぽん(ペニス)
〆の稲庭
〆の雑炊
デザート
2025/10/14 更新
2025/10 訪問
尼崎市・旬菜和味|「天然本まぐろのまぐたく」と「栗とさつま芋の炊き込みご飯」で秋を感じる夜
久々に25時まで営業とのことで訪問。
まずは「天然本まぐろのまぐたく」。
ネギトロのようなものを想像していたら、角切りの赤身にたくあんが添えられた美しい盛りつけ。
まぐろのねっとりとした旨みに、たくあんの歯ざわりと塩味が重なって心地よい。
続いて「甘エビ酒盗和え」。
ねっとりとした食感に酒盗の塩味が効き、しっかりと酒のあてになる味わい。
「れんこんチップ」は軽やかな歯ざわりと香ばしさが絶妙で、つい手が止まらなくなる。
「たら白子ポン酢」は少し時期が早いかなと思いきや、想像以上にクリーミーで濃厚。
ポン酢の酸味と大根おろしが程よく全体をまとめている。
「さばふぐ唐揚げ」は衣がカリッと香ばしく、中はふわりと柔らかい。
すだちを絞ると香りが立ち、脂の旨みが引き締まる。
〆は「栗とさつま芋の炊き込みご飯」。
優しい甘さとほくほくした食感で、秋の味覚をしっかり感じられる一品。
季節の移ろいを感じながら、ゆったりと食事を楽しめた夜。
2025/10/14 更新
2025/09 訪問
尼崎市・旬菜和味|天然河豚と丸ハゲを堪能
LINEで「今日は天然河豚や丸ハゲがあります」と知らせを受け、早速訪問。
まだ残っていると聞いて迷わず注文しました。
まずは「丸ハゲ湯びき」。
淡白な白身ながらも、皮目にしっかり旨味があり、噛むほどに味が広がります。
「天然河豚皮」もコリコリとした食感が楽しく、ポン酢とよく合いました。
続いて「天然河豚唐揚げ」。
衣は香ばしく、中はふっくらとジューシーで、噛んだ瞬間に河豚ならではの上品な甘みが感じられます。
「天然焼き河豚」は塩加減が絶妙で、焼き目の香ばしさが身の旨味を引き立てていました。
さらに「天然河豚白子」はとろけるような濃厚さで、日本酒と一緒にいただきたくなる一品。
河豚を楽しんだ後は「ホタテと舞茸のクリームコロッケ」。
外はサクサク、中は濃厚なホタテと舞茸の旨味が詰まっていて、熱々のところを頬張る幸せ。
季節の味「無花果揚げ出し」は甘みとほろ苦さが調和し、秋を感じさせる一皿でした。
握りは「かつを」と「かます」。
かつをはしっかりとした旨味に薬味が合い、かますは炙りの香ばしさが絶妙。
さらに「特大秋刀魚塩焼き」は脂がのっていて、まさに旬の味覚を実感しました。
最後に「無花果焼き」で締め。
表面を香ばしく炙ることで甘みが際立ち、デザートのように楽しめました。
一品ごとに丁寧さが伝わり、季節感あふれる料理が楽しめるのがこの店の魅力。
今回も大満足の訪問でした。
枝豆
丸ハゲ 肝
丸ハゲ
丸ハゲ湯びき
天然河豚皮
天然河豚唐揚げ
天然焼き河豚
天然河豚白子
ホタテと舞茸のクリームコロッケ
無花果揚げだし
銀杏
いぶりがっこポテトサラダ
蓮根はさみ揚げ
かつを、かます握り
特大秋刀魚塩焼き
無花果焼き
2025/09/29 更新
2025/09 訪問
尼崎市・旬菜和味|福小町と鮮魚、旬を堪能
鞄に入っていた盃を使ってみたくて訪問。
最初に選んだのは「福小町 Ordinary Fukukomachi 通」。
すっきりとした旨みで、料理を引き立ててくれる。
「造り盛り」は「鱧湯引き」「ミンク鯨」「鮫がれい」「かつを」「黒ホシフエダイ」と豪華な内容。
新鮮さはもちろん、それぞれの持つ香りや食感が際立ち、日本酒との相性も抜群。
「毛ガニボイル」は濃厚な蟹味噌まで余さず堪能できた。
「宗玄 純米山田錦65 無濾過生原酒」を追加でいただき、「いぶりがっこポテトサラダ」や「子持ち鮎塩焼き」と合わせる。
「くじらにぎり」は赤身ならではの力強さがあり、最後まで飽きさせない。
帰りには「合鴨ロース」を持ち帰り。
盃に注いだ酒と料理をゆっくり味わい、心地よい時間となった。
福小町 Ordinary Fukukomachi 通
造り盛り(鱧炙り、ミンク鯨、鮫がれい、かつを、黒ホシフエダイ)
毛ガニボイル
宗玄酒造 宗玄 純米山田錦65 無濾過生原酒
いぶりがっこポテトサラダ
子持ち鮎塩焼き
くじらにぎり
合鴨ロース
2025/09/24 更新
2025/09 訪問
尼崎市・旬菜和味|毛蟹から松茸巻き揚げまで季節を味わう
赤ワインを合わせながらゆったりと楽しんだ夜。
最初にいただいた毛蟹は、身がぎっしりと詰まっていて繊細な甘みが広がる。
蟹味噌は濃厚で、口の中でじわりと旨みが広がり、酒の肴にぴったり。
茶豆は香ばしい風味があり、手を止めることなくつまんでしまう。
秋刀魚と松茸の巻き揚げは、秋刀魚の脂に松茸の香りが重なり、旬を凝縮したような一品。
下足炙りは香ばしく、噛むほどに旨みが広がって酒が進む。
肉料理はマルシンをいただき、しっとりとした赤身の旨みを存分に堪能できた。
変わり種のアボカドチーズフライは濃厚で、バルサミコソースの酸味がアクセント。
最後にポテトフライを頬張ると、一気にジャンキーな味わいへと切り替わり、ワインを片手に楽しむ時間を締めくくるにはちょうどよかった。
2025/09/11 更新
2025/09 訪問
尼崎市・旬菜和味|阪神優勝と共に味わう旬の一皿
阪神タイガースが優勝を決めた夜、旬菜和味さんで過ごした。
料理の美味しさと相まって記憶に残る一日になった。
「紫頭巾と茶豆の食べ比べ」では、甘味と香りの違いがはっきり分かり、豆本来の旨さを堪能。
続く「鱧南蛮漬」は、酸味がほどよく効いていて揚げたての鱧にさっぱりとしたアクセントが加わり、夏の余韻を感じる味わいだった。
「新物さんま塩焼」は身がふっくらと焼き上がり、脂の旨味がじわっと広がる。
さらに「さんまわた焼き」では濃厚な苦味が楽しめ、日本酒にぴったりの一品。
旬を二通りの調理で味わえる贅沢さが嬉しい。
香ばしく焼かれた「蓮根バター焼き」はシャキシャキとした歯ごたえにバターのコクが加わり、箸が止まらない。
酒の肴として定番の「下足炙り」は噛むほどに旨味が広がり、シンプルながら外せない。
「さんまわた焼き」につけて食べても美味しかった。
極めつけは「仙鳳趾カキ(殻付)」。
濃厚なミルキー感と磯の香りが口いっぱいに広がり、旬の力強さを実感。
優勝の余韻と共に、旬菜和味さんの季節料理を満喫できた夜。
料理一つひとつの完成度が高く、記念日にふさわしい時間となった。
2025/09/08 更新
2025/08 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬魚と松茸を堪能
旬の魚と秋の味覚を味わえるコース仕立てで楽しんだ。
最初は「剣先いか下足酒盗あえ」。
濃厚な酒盗といかの旨みが合わさり、酒の肴にぴったり。
続いて造り盛り合わせは、キハダマグロ、金目鯛炙り、剣先いかウニ、鱧湯びき、秋刀魚など豪華な内容。
特に鱧と秋刀魚は季節をしっかり感じられて嬉しい。
焼き物の秋刀魚は今年にしてはサイズが大きく、脂のりも良くて香ばしく焼かれていた。
蓮根天ぷらは衣が軽やかで歯ざわりが心地よい。
さらに松茸は焼きと土瓶蒸しの両方で登場。
香り高く秋の訪れを実感できた。
締めには「いちじく胡麻ソース」。
甘みと香ばしい胡麻が絶妙にマッチして、和食らしい落ち着いた余韻を残してくれる一品だった。
2025/09/01 更新
2025/08 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬野菜を中心に味わう和の小皿料理
夜に再訪。落ち着いた店内で、まずは「いちぢく生ハムサラダ」から。
熟したいちぢくの甘さに生ハムの塩気が重なり、オリーブオイルが全体をまとめて軽やかな一皿になっている。
続いて「米茄子みぞれ煮」。
とろりと柔らかい茄子にたっぷりの大根おろしと生姜がのり、出汁の旨みがしっかり染みていて、体にすっと入っていく味わい。
「蓮根おやき」は表面が香ばしく焼かれており、もっちりとした食感の中にシャキシャキとした蓮根の歯応えが残る。添えられた辛子が良いアクセント。
さらに「蓮根焼き&天婦羅」。
素朴に焼いたものはれんこんの香りを直に楽しめ、天婦羅は軽やかな衣で仕上げられていて、それぞれの持ち味が際立っている。
「京鴨くわ焼き」は鴨肉の旨みと玉ねぎやアスパラの甘みが合わさり、濃いめのタレでご飯にも酒にも合う一皿。
さっぱりと「水茄子浅漬け」を挟み、最後に「小芋蒸し」。
皮ごとほくほくに蒸された小芋は、噛むほどに自然な甘みが広がる。
旬の野菜と素材を丁寧に調理した料理を少しずつ味わえる、肩肘張らない和食の夜となった。
2025/08/18 更新
旅行から帰宅後、ハイボールが飲みたくなり再訪。
店内は満席で、酒肴はマスターにおまかせでお願いする。
最初に出てきた「たら白子ポン酢」は、余計な手を加えず白子の甘みと滑らかさを素直に楽しませる仕立て。
ポン酢の酸が強すぎず、酒の立ち上がりにちょうどいい。
続く「酢ガキポン酢」は身がふっくらとしており、ミルキーさと酸味のバランスが良い。
白子とは方向性が異なり、口の中を一度リセットしてくれる。
「お造り盛合せ」は鮪、しめ鯖、サワラ、ヒラマサ、いか、伝助穴子、ヒゲダイと内容も幅広い。
脂のあるもの、歯切れの良いもの、旨味の余韻が残るものが順よく並び、食べ進めても重さを感じさせない構成。
「ぶりかま焼き」は皮目をしっかり焼き込み、香ばしさを前に出した仕上がり。
身はふっくらとしていて、脂の乗りも申し分ない。
「海老と蓮根のぷりぷり焼き」は名前の通り食感が主役。
海老の弾力と蓮根の歯応えが噛むたびに楽しく、酒が自然と進む。
締めに出てきた「京鴨と白葱のくわ焼き」は、鴨の旨味と甘く焼けた白葱がよく合い、味付けが少し濃すぎたかな。
こちらの好みを理解した上での組み立てなので、酒肴に外れがない。
満席でも安心して任せられる一軒。