216回
2024/05 訪問
月曜日に貸切対応してくれたお礼に再訪問。
まさかの大雨で、なんとドリンクと料理が半額に。
お礼に来たのに、逆にありがたい展開だ。
この日は旬の食材を中心に注文。
まずは「泉州水なす」。
みずみずしく甘みがあり、生姜がアクセントになってさっぱりと食べられる。
続いて「焼きそら豆」、皮の焼き目から香ばしさが広がり、中はホクホクで甘みが濃い。塩だけで十分な旨さ。
「ワタリガニ」は蟹の甘みが凝縮され、レモンを絞ると爽やかさが際立つ。
「仙鳳趾牡蠣」は身が大ぶりでクリーミー、葱のシャキシャキ感が良いアクセントになっている。
「くじらほほ肉(生&炙り)」は生のしっとり感と炙りの香ばしさ、どちらも甲乙つけがたい。「ゴマフグ白子湯引き」は濃厚な味わいで、もみじおろしとポン酢が絶妙に絡む。
「天婦羅(ゴマフグ白子&ヤングコーン&下足)」は、衣はサクサク、中はふわっとクリーミー。特に白子の天婦羅はとろける旨さ。「お任せ握り」は脂がのったネタが揃い、一貫一貫しっかりとした味わい。
貸切のお礼のつもりが、思わぬ形でお得に楽しめた夜。こういう縁がある店には、また足を運びたくなる。
2025/03/18 更新
2024/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|鮮度抜群の魚介を楽しむ贅沢な和食ディナー
武庫之荘駅から少し歩いた場所にあるこのお店は、地元の人々に愛される和食の名店だ。
カウンターに座り、期待に胸を膨らませながらメニューを眺める。
まずはお造り盛り合わせ。
車海老、金目鯛炙り、キジハタと、どれも美しい盛り付け。
特に車海老は、その身の甘みが際立ち、噛むたびに旨みが広がる。
金目鯛の炙りは、軽く炙られた皮目の香ばしさと、脂ののった身のバランスが絶妙。
キジハタの弾力のある食感も、なかなかのものだ。
続いてキジハタ握り。
白身魚の淡泊さの中に、しっかりとした旨みを感じる。口の中でほどけるような柔らかさが心地よい。
車海老の頭焼きは、香ばしく焼かれ、カリッとした殻の食感と濃厚なミソのコクがたまらない。
添えられたレモンを軽く絞ると、さっぱりとした酸味が加わり、より深みのある味わいに。
金目鯛の塩焼きも外せない。
ふっくらと焼き上げられた身は、箸を入れるとほろっと崩れるほどの柔らかさ。
脂の甘みと塩加減のバランスが良く、ご飯が欲しくなる味だ。
この日の一品料理として注文したのが厚揚げ。
カリッとした表面と、ふわふわの中身のコントラストが絶妙。
たっぷりのネギと生姜が良いアクセントになり、出汁の効いた醤油との相性も抜群だ。
漬け鮪握りは、しっかりと漬け込まれた鮪の濃厚な旨みが楽しめる一品。
赤身ならではの深い味わいが、日本酒にも合いそうだ。
最後に登場したのは、ごまさば白子の食べ比べ。
白子はクリーミーで濃厚な味わい。
醤油焼きと塩焼き、それぞれの食感と風味の違いを楽しみながら、一皿で二度美味しい贅沢な一品だった。
食べ終わる頃には、満足感でいっぱい。
武庫之荘で、新鮮な魚を味わいたいなら、ここは間違いない。
カウンターでゆっくりと、旬の味を楽しむのにぴったりの一軒だ。
2025/05/23 更新
2024/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|握りと一品でゆったり晩酌
落ち着いたカウンター席に腰をおろし、今夜は旬のネタを握りと一品料理でじっくり楽しむことに。
最初に登場したつきだしは、枝豆やヤングコーン、ししとう、稚鮎の天ぷら、銀杏などを少しずつ盛り込んだ前菜盛り。
どれも丁寧な仕込みで、最初の一杯にぴったりの内容だった。
造り盛り合わせは、イシナギや鯖、ホタテ、剣先いかなど多彩な内容。
中でも脂ののったイシナギが印象的で、まろやかな口あたりにしっかりと旨みが乗っていた。
つまみに頼んだ燻製マグロとクリームチーズは、スモーキーな香りと濃厚なチーズの相性が良く、酒の進む一品。
穴子の天婦羅は衣が軽やかで、中はふっくらとした白身の旨みがしっかり。
添えられたレモンでさっぱりといただいた。
握りは漬け鮪、光りもの、白身、すっぽんの卵軍艦、炙り系、手巻きと、好みで追加しながら。
中でも漬け鮪は、ねっとりとした舌触りと漬け地のコクが絶妙で、口の中でふわりとほどける握りのバランスも秀逸だった。
後半は少しうとうとしてしまったが、気兼ねなくくつろげる空気感も含めて、心地よい時間となった。
また静かに飲みたくなったときに立ち寄りたい。
2025/05/19 更新
2024/04 訪問
尼崎市・旬菜 和味|季節の味覚と丁寧な和の仕事に酔いしれる
久しぶりに和食気分。
魚が美味しい「旬菜 和味」さんに訪問。
店内は落ち着いた雰囲気で、木の温もりを感じるカウンターが印象的。ご主人の穏やかな接客もあって、肩肘張らずに本格和食を堪能できます。
まずは季節の定番、あん肝からスタート。
ねっとりとして口当たりはふんわり。
思わず日本酒が恋しくなる一品。
続いて登場したのは、軽く炙られた穴子造り。
とろける脂と香ばしさが絶妙で、これもまたたまらない。
富山産ホタルイカと分葱ぬたは、酢味噌の加減が優しく、ホタルイカの旨みと分葱のシャキッと感がバランス良くまとまっています。
季節の訪れを感じる一皿。
白子好きにはたまらない、トラフグ白子は焼きで提供。
表面は香ばしく、中はとろりとクリーミー。
旨みが濃厚で、酒のアテとしても主役級の存在感です。
焼き魚はイサキ塩焼き。
身がふっくらとしていて、脂のりも抜群。
皮目のパリッとした食感が楽しく、添えられた酢橘でさっぱりと仕上げられています。
さらに、同じイサキを使ったイサキ煮付けも登場。
ごぼうと一緒に炊かれていて、出汁がじんわりと染み込んだ滋味深い味わい。
優しい甘さが印象的でした。
ちょっと変わり種の鮪の血合は、濃厚だけど嫌なクセがなく、むしろクセになる味。
締めには鉄火巻きと下足にぎり、いかにぎりを。
鉄火巻きは海苔がパリッとしていて、鮪の赤身もフレッシュ。
下足は生と炙りで食感の違いが楽しく、いかはやや厚めの切りつけで、甘みを感じる仕上がりでした。
どの料理も丁寧な仕込みと季節感が感じられて、じんわりと心に染みる和食でした。
特に白子とあん肝は絶品で、またすぐにでも食べたくなる味。
ゆったりとしたカウンターで、静かに料理と向き合える素敵なお店でした。
2025/04/03 更新
2024/03 訪問
尼崎市・旬菜 和味|酒蒸しから煮物まで春の味覚を堪能
この日は単品でいろいろと注文。
まずは白ハマグリの酒蒸し。
出汁の澄んだ旨味にハマグリの風味が染み出ていて、春らしい一杯。焼きそら豆は香ばしく、甘みがしっかり感じられる仕上がり。
毛蟹は味噌までしっかり詰まっていて、日本酒が止まらない。
コチの煮物は身がしっかりしていて好きな食感、煮汁も染み染み。
揚げ物はハゼと鯛の白子の磯辺揚げで、衣の香ばしさと中の柔らかさが絶妙。
最後に登場した牛こころの塩焼きはしっとりとジューシーで、塩と胡椒だけで十分な存在感。
どの料理も丁寧で、ひとつひとつが主役。
あらためて、ここは料理を楽しみに来る店だと再認識した夜。
2025/03/29 更新
2023/12 訪問
尼崎市・旬菜 和味|ウマヅラ三昧と贅沢な年越しの一夜
年の瀬に訪れた「旬菜 和味」。
静かな雰囲気の中、ウマヅラを中心とした贅沢な和食を堪能。
まずは 瓶ビール で喉を潤しながら、ウマヅラの肝 からスタート。
濃厚でねっとりとした口当たりが、日本酒を合わせたくなる美味しさ。
続いて ウマヅラの造り を一口。淡白ながらも旨味がじわりと広がり、肝と合わせて楽しむのがまた最高。
焼き物は 天然ぶりかま塩焼き。
脂がのった身がふっくらしていて、シンプルな塩加減がちょうどいい。
ここで 空豆の塩焼き も登場。ホクホクの食感と香ばしい香りが、箸休めにちょうどいい。
煮物は ウマヅラのアラ煮。
出汁がしっかり染み込み、身のほぐれ具合が絶妙。
濃厚な味わいで、ご飯と合わせたくなるような一品。
さらに ふぐ焼き、下足バター と続き、香ばしさと旨味の余韻に浸る。
締めは贅沢に 年越しそば+穴子一本揚げ。
香ばしく揚げられた穴子が、そばの出汁と絡んで至福の味わい。
そばと一緒に かんぴょう巻き で、甘みのある味わいを楽しみながらゆったりとした時間を過ごした。
年の瀬にふさわしい、贅沢な和食尽くしの夜だった。
2025/03/17 更新
母親と2人で訪問。カウンターでゆったりと過ごす夜。
最初の「そら豆」は、ほどよい塩気と自然な甘み。
ふっくらと茹で上がり、皮ごとでも食べやすい仕上がり。
「酢牡蠣」は大ぶりな身が2つ、紅葉おろしと青ねぎを添えて、ぽん酢でさっぱりと。
「まぐろ刺身」は厚切りで、赤身の旨みがしっかり。
脂に頼らない、質の良さが伝わる一皿。「響」で割ったハイボールが、魚の味わいを引き立てる。
続いて「ヤングコーン」。
皮付きのまま香ばしく焼かれ、口に含むと甘みが広がる。
「水ナス」は細かく刻まれ、かつお節とともにさっぱりと涼感のある味わい。
「冬瓜」は柚子の皮とジュレがかけられ、冷たくつるりと口に馴染む。
「酢だことオクラの酢の物」は、柔らかい蛸とねばりのあるオクラに、おろし生姜がアクセント。
全体的に穏やかな調理が続き、くつろいだ時間を過ごせた。