217回
2022/06 訪問
尼崎市・旬菜 和味|鱧、岩がき、湯葉…初夏の味覚を楽しむ
風呂上がりのビールがうまい夜。そんな気分のまま、季節の美味を楽しみに旬菜 和味へ。
涼やかな雰囲気の店内に入り、まずは日本酒を注文。
やはりここでは、和の食材とともにゆっくりと味わうのが正解だ。
最初に出てきたのは鱧の湯引き。
梅肉の酸味が絶妙に絡み、淡泊な鱧の旨みを引き立てる。
岩がきは驚くほどの大ぶりで、濃厚なクリーミーさが口の中いっぱいに広がる。
これは日本酒が進む味だ。
湯葉の繊細な舌触りを楽しんだ後は、金目鯛の骨蒸し。
ふっくらとした身に、魚の旨みが凝縮された出汁がしっかり染み込んでいる。
口に入れると、ほろりと崩れ、上品な味わいが広がる。
天麩羅はとうもろこしと稚鮎。
とうもろこしの甘みとサクッとした食感が楽しく、稚鮎はほろ苦さと香ばしさがたまらない。
夏を感じる一品だ。
変わり種として登場したのがビシソワーズ。
冷たいじゃがいものスープに、トマトやパプリカが彩りを添え、キャビアの塩気がアクセントになっている。
最後は稲庭うどん。
桜海老のかき揚げが香ばしく、締めには最高の一杯だった。
旬の食材を堪能し、日本酒とともに過ごす贅沢な時間。やはりこの店は間違いない。
2025/03/19 更新
2022/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|肝和えに白子焼き、海の恵みを酒とともに
この日は軽く一杯、という気分でカウンターへ。
メニューで気になる料理を見つけて、さっそく注文。
まずはウマヅラハゲの肝和えからスタート。
ねっとりとした肝の濃厚さが絶妙で、刻み葱と紅葉おろしの辛味も良いアクセント。
続いて亀齢 萬事酒盃中 純米 おりがらみ生を一合。
やや辛口ながら柔らかな口当たりで、肝の旨みをきれいに受け止めてくれる。
お造り盛合せは、鮪、白海老、北寄貝、鱧炙りなどバラエティ豊か。
香ばしく炙られた北寄貝と、甘みのある白海老が特に印象に残る。
続くごま河豚の白子焼きは、外は香ばしく中はとろける仕上がり。
ほんのり香る胡麻と塩加減が絶妙で、日本酒が進む一品。
焼き物からは万願寺唐辛子を。
鰹節の香りと相まって、青唐の持つ甘みとほんのりした苦味が引き立つ。空豆は皮ごと炭火で焼かれ、ほくほくとした豆の風味が濃い。
締めには揚げ大根のえびあんかけを。
出汁のきいた餡と桜えびの香ばしさ、大根のやわらかさに癒される。
一品一品の完成度が高く、どれも酒の相棒にぴったり。
今夜も満足の晩酌でした。
2025/05/22 更新
2022/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬魚のカマ焼きと仙鳳趾牡蠣を塩で堪能
予定していた接待が大雨で流れたため、1人で訪問。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター越しに大将の丁寧な調理風景が見えるのも魅力。
まずはつきだし。
ヤングコーン生ハム巻きや空豆、バイ貝の煮つけなどが一皿に盛られており、彩りも味わいも豊かで酒のアテにぴったりだった。
続いてお造り盛り合わせは、活きのいい甘海老に鱧炙り、帆立、鯵など。
脂のりの良い鰺の刺身が特に印象的で、甘海老のとろけるような食感との対比も楽しい。
単品で追加したしあまじのカマ焼きは、皮目の香ばしさと身のしっとり感が共存した見事な仕上がり。
添えられたレモンを絞ると、脂の甘みが一層引き立つ。
塩焼きで登場した仙鳳趾の牡蠣は、蒸し焼きのようにふっくらと火が入り、旨みがギュッと凝縮。
磯の香りが口いっぱいに広がる一品だった。
空豆は別皿でも追加。
茹で加減が絶妙で、豆本来の甘みとほのかな苦味が心地よく、ついつい箸が伸びる。
魚の質・火入れ・味付け、どれをとっても満足度が高く、こういうタイミングでも選んでよかったと思える店だった。
次回は日本酒と合わせてもう少しゆっくり楽しみたい。
2025/05/13 更新
今日は軽く一杯やろうと武庫之荘の旬菜和味へ。
まずは牡蠣から。
大ぶりな牡蠣はつやつやと輝いていて、まるで海のミルクそのもの。
レモンを軽く搾り、一口で頬張ると、濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。
磯の香りとクリーミーな舌触りがたまらない。これは日本酒が進む。
続いて寿司。
まずは炙りのどぐろ。
皮目を炙ったことで香ばしさが増し、口に入れると脂がじゅわっと広がる。
軽く振られた塩だけで十分な旨味が感じられる。
次に、うにの軍艦。ひと口で頬張ると、濃厚で甘みのある味わいがふわっと広がる。
鮮度が良い証拠だ。
さらに、ハモの湯引き寿司はほんのり梅肉の酸味が効いていて、さっぱりと食べられる。
ゆったりとした時間の中で、美味しい寿司と牡蠣、日本酒を堪能。
こういうシンプルに美味しいものを味わう時間こそ、最高の贅沢かもしれない。