216回
2025/07 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬の和食をカウンターでじっくり堪能
2人で訪問。夜の時間帯に再訪。
この日はカウンター席にて、季節の酒肴をひと品ずつじっくり楽しんだ。
最初に登場したのは「丘ひじきの胡麻和え」。
しゃきっとした歯応えと香ばしい胡麻の風味が口に広がり、軽快なスターターにぴったり。
続いて「丘わかめのみぞれ和え」は、爽やかな酸味ととろっとした口当たりが印象的。
どちらも前菜として非常に優秀で、体を和食モードに整えてくれる。
次は定番の「富山ブラック塩ゆで」。
やや硬めの豆にしっかり塩気が入り、口に運ぶたびに黒胡椒がピリッと主張。
酒飲みのための定番肴というべき存在感がある。
「仙鳳趾産のから付きカキ」は身の張りも大きさも申し分なし。
ひと口噛めばミルキーな旨味がじゅわっと溢れ出し、磯の香りが一気に広がる。
鮮度も抜群で、何個でもいけそうな勢い。
そして「いちぢくと鶏の生ハムサラダ」。甘みのある完熟いちぢくに、塩気の効いた鶏生ハムを重ねた構成。
自家製ドレッシングの酸味が全体をうまくまとめていて、ワインが欲しくなるような一皿。
揚げたてで登場した「天婦羅盛合わせ」は、衣が薄くて軽く、素材の香りがしっかり残っている仕上がり。
海老はぷりっと大ぶりで、松茸や茄子やとうもろこしといった定番野菜もそれぞれの持ち味を引き立てていた。
「京がものくわ焼」は、噛むたびにあい鴨の旨みがあふれ出す逸品。
脂は香ばしく焼かれていて、くどさはなく、味わいの奥行きがある。
付け合わせの野菜との相性もよく、これだけで一杯いける。
締めには「加茂那須グラタン」。
和風ベースのホワイトソースが茄子の甘みを引き立て、とろけるチーズとともに熱々で供される。
丁寧な仕事と落ち着いた空間で、少しずつ多品目を楽しめる贅沢なひとときだった。
またふらっと来たくなる、大人の和食店。
2025/07/28 更新
2025/07 訪問
尼崎市・旬菜和味|季節の素材を丁寧に味わえる落ち着きの和食処
夜に2人で訪問。
今回はカウンター席で、店主の所作を眺めながらゆっくりと楽しむことに。
まずは「毛ガニ酢の物」。
身の甘さと上品な酢加減がちょうどよく、口の中がすっと整う。
続く「富山ブラック塩ゆで」は、黒く染まった枝豆。
一粒一粒に力強い旨味が詰まっていて、つい手が伸びる。
お造り盛り合わせは圧巻の内容で、本まぐろ、インドマグロ中トロ、ハモ炙り、こち薄造り、剣先いか、ウニ、真名がつお炙り、平あじといった豪華な顔ぶれ。
それぞれに異なる食感と味わいがあり、特にこちの透き通るような身と中トロの脂が印象的だった。
「仙鳳趾酢がき」は小ぶりながらも旨味が濃く、クリーミーで後を引く味わい。
「松茸土びん蒸し」は、蓋を開けた瞬間に立ちのぼる香りが格別で、黄金色の出汁に松茸の風味が溶け込んでいた。
締めにいただいた「蓮根饅頭」は、もっちりとした蓮根に、やさしい餡がふわっと包まれ、ほっと落ち着く余韻。
一皿ごとに丁寧な仕事が感じられ、カウンター越しに過ごす静かな時間も心地よい。
2025/07/28 更新
2025/07 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬の魚介と野菜を丁寧に味わえる和のひととき
武庫之荘駅のすぐ近くにあるカウンター主体の落ち着いたお店で、この日も旬の魚介と野菜を中心にいただいた。
最初に出てきたのは、たっぷりの薬味とともに供された「岩ガキ」。
濃厚でクリーミーな身にポン酢がよく合い、一口で夏の海を感じる。
続いては、ほぐされた身がぎっしり詰まった「ワタリガニの酢の物」。
さっぱりとした味つけに、胡瓜と茗荷の清涼感が心地よく重なる。
「お造りの盛り合わせ」は、「まぐろ」「炙り太刀魚」「鱧」「剣先いか」「ひらめ」など豪華な内容。どれも鮮度がよく、とくに「鱧」はふんわりとした食感で印象に残った。
塩だけで蒸された「新小芋」は、皮ごといただけてホクホク。
素朴ながらも素材の旨さが際立つ一皿だった。
しっかりと炊かれた「牛ホルモンの味噌煮」は、濃いめの味つけながら脂の甘みもあって後を引く。
「海老の蓮根はさみ揚げ」は、衣が軽く、レモンを搾ればさらにキレのある味わいに。
箸休めには「八尾産の枝豆」を。
小ぶりながら味が濃く、地元野菜の力強さを感じさせる。
「毛蟹の酢の物」は、蟹味噌のコクとほぐし身の甘さが一体になり、ちびちびと楽しみたくなる一品。
変化球として「いちじくと生ハム」も。
塩気と甘さのバランスが絶妙で、ワインが欲しくなる味だった。
締めくくりに登場したのは「天麩羅の盛り合わせ」。
蓮根やアスパラ、魚など、どれも揚げたてで軽やか。油のキレがよく、最後まで重さを感じずに楽しめた。
2025/07/17 更新
2025/06 訪問
尼崎市・旬菜和味|蟹と河豚、海の恵みを満喫できる品々
まずは毛ガニ酢の物から。
ほぐし身の甘みがレモンの酸味で引き立てられ、みょうがの香りが清涼感を添える。
続いて供された毛ガニ味噌は、甲羅にたっぷりと詰められ、身と和えたものも一皿に。
日本酒が恋しくなる濃厚なコクが口に広がる。
茹でた空豆は、ほっくり柔らかく、青い香りが立ちのぼる。
ゴマフグの白子焼きは皮目に香ばしさ、内側にはとろけるような濃厚さ。
軽く塩を振って焼き上げた技に、店主の丁寧な仕事ぶりが見える。
岩ガキはしっかりとした身質に程よいミルキーさ。
仙鳳趾の生牡蠣はよりクリーミーで、もみじおろしとポン酢の酸味と合わせて爽やかに仕上がる。
唐揚げにしたゴマフグはジューシーかつ衣はカリッと。
噛みしめるほどに旨味が溢れる。
蓮根バターはシャクッとした歯触りにバターの香りが染みて、つなぎの一品として秀逸。
鶏雑炊は優しい出汁に玉子がふんわりと溶けこみ、腹にも心にも沁みる温かさ。
最後は肉味噌ピーマン。
瑞々しいピーマンと濃厚な肉味噌のコントラストがクセになる味だった。
食材の魅力を最大限に引き出す一皿一皿に、また訪れたくなる安心感と発見がある。
2025/06/09 更新
2025/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|イチョウガニや剣いかを堪能
まず登場したのは、繊細な包丁目が美しい剣いかの造り。
レモンを添えてさっぱりと。
続いて、身と味噌がたっぷり詰まった栗ガニは、香り高く酢の物仕立てで提供される。
ミョウガとレモンの清涼感が加わり、蟹の甘さを引き立てていた。
寿司は、かつを・石鯛・うおぜ炙り・さより・天然しまあじの五貫。
いずれも旬の旨味が凝縮されており、ひと口ごとに魚の個性が感じられる構成。
特にさよりは舌触りがなめらかで、ほのかな甘味が印象的だった。
メインはイチョウガニまるごと一匹を蒸してもらう。
甲羅にたっぷり詰まった味噌とほぐし身は、そのままでも、別皿で提供されたご飯に乗せて海苔で包んで食べても楽しめる。
味噌もほぐし身も、普段食べるかによりも好きな味。
イチョウガニの旨味を存分に堪能できる一皿。
品数もボリュームもありつつ、丁寧な仕立てと旬の素材の良さが際立つ満足度の高い食事だった。
2025/05/28 更新
2025/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|じゃがウニバターと穴子白焼きでしっぽり一献
最初につきだしとして、多種多様な料理が登場。
静かな口開けにぴったり。
お造り盛り合わせは、まぐろ、うに、鱧湯引きなど数種類。
いずれも丁寧な包丁が入り、特にうにの甘みとねっとりした舌触りが印象的だった。
この日の主役は、じゃがウニバター。
ほくほくのじゃがいもに濃厚なウニが絡み、香ばしさとコクが同時に広がる一皿。
見た目は素朴ながら、印象に残る組み合わせだった。
穴子白焼きは、皮は香ばしく身はふっくら。塩とわさびでシンプルにいただくと、素材の良さが際立つ。
焼きそら豆は、さやごと香ばしく焼かれており、ほくほくとした豆の甘みが引き立っていた。
揚げ物は、かに味噌クリームコロッケ。
濃厚なかに味噌の風味と、サクサクの衣のコントラストが楽しく、酒のアテとしても秀逸。
締めはチーズケーキ。
甘さ控えめで、食後の一皿としてちょうどよい余韻を残してくれた。
落ち着いた空間で、丁寧な料理をしっぽり楽しめる一軒。
2025/05/26 更新
尼崎市・旬菜 和味|季節の恵みを丁寧に味わえる和のひととき
1人で夕食に利用。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター越しにご主人の所作を眺めながら、静かに料理を楽しめる空間。
最初につきだしの盛り合わせ。
バイ貝の旨煮、ミョウガ寿司、玉子、サツマイモなどが小皿に美しく盛られ、それぞれが丁寧な仕込み。
続いて空豆。
しっとりとした茹で上がりで、豆の甘みが口の中に広がる。
箸休めとしても優秀。
そして栗ガニ。
味噌が濃厚で、身をほぐす手間も楽しい。
レモンの酸味が全体のバランスを引き締めてくれる。
焼き物は鮎塩焼き。
塩加減も焼き加減も絶妙で、皮の香ばしさと身のほろっとした柔らかさが際立つ。
頭から尻尾まで余すところなくいただけた。
締めは北寄貝の酒蒸し。
大ぶりの身はぷりっとしており、出汁の旨味と三つ葉の香りが寄り添う一杯。
滋味深く、心地よい余韻が残った。
ひとつひとつが丁寧に仕上げられ、季節感をしっかり感じさせてくれる構成。
またふらりと立ち寄りたい、そんな良店。
2025/05/16 更新
2025/05 訪問
尼崎市・旬菜和味|あこうの薄造りが絶品だった夜
軽くつまもうと「旬菜和味」さんへ。
まずはお造りをいただく。
本鮪、あぶらぼうず、針いかの三種盛りは、それぞれに個性があり、どれも丁寧な仕上がり。
あぶらぼうずのとろけるような脂の旨さが特に印象的だった。
続いてあこうの薄造り。
淡白ながらも噛むごとに旨味が広がる。
ポン酢と紅葉おろしでいただくと、味がぐっと引き締まり、これがこの日のハイライト。
毛蟹は味噌がしっかり詰まっていて、甲羅から身をほぐす手間がないので食べやすい。
〆に頼んだ鉄火巻きは、海苔の香りとまぐろの味が好相性で、満足感のある締めくくり。
ひと皿ひと皿に丁寧な仕事が感じられ、あこうの薄造りが心に残った夜。
また近いうちに訪れたい。
2025/05/07 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬の海鮮を堪能、まさかのご馳走に感謝
この日は軽く飲みながら、旬の一品料理を楽しむことに。
まずは「鱧炙り」から。
ふっくらとした身に炙りの香ばしさが加わり、夏らしい爽やかな味わい。
山葵を少し添えるとさらに美味。
続いて「毛蟹」。
甲羅にたっぷり盛られた身と蟹味噌が絶品で、濃厚ながらもしつこさを感じない。
これは日本酒が進む。
「がんもどき」はお出汁をたっぷり含んでふわふわ。
優しい味わいにほっと一息。
定番の「ネギトロ巻き」もいただきました。
海苔の香りと中のネギトロのバランスが良く、小腹を満たすのにちょうどいい。
揚げ物からは「さより大葉揚げ」。
サクサクの衣に包まれたさよりと大葉の香りが絶妙で、レモンを絞るとさらに爽やかに。
最後は「鮨盛り合わせ」。
桜海老、鱧、アブラボウズ、クジラ、カマス、イサギ、シオといったバラエティ豊かなラインナップ。
それぞれのネタの個性を引き立てる握り方で、どれも楽しめた。
途中、偶然知人が来店。なんとこの日の会計を全額ご馳走していただく展開に。
心温まる一夜となりました。
またお邪魔したいお店です。
2025/04/30 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|旬の肴と銘酒で食事会
仕事の食事会で「旬菜和味」さんを訪問。
落ち着いた座敷席で、ゆったりと料理と日本酒を楽しみました。
まずは日本酒「桂月 超辛口 特別純米」で乾杯。キリっとした辛さの中に、ほのかな米の旨味もあり、非常にバランスの良い一杯です。
料理は季節の八寸盛り合わせ。しらすおろし、枝豆、出汁巻き、たこの酢の物、カラスミなどが綺麗に盛られ、それぞれ手仕事を感じる味わい。
特にカラスミの濃厚な塩気が酒とよく合いました。
どの料理も素材の味を活かした優しい味付けで、会話の邪魔をせず、心地よく進みます。
食事会利用にも安心して使える、居心地の良い一軒です。
また、ゆっくり訪れたいと思います。
2025/04/28 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|白甘鯛松笠焼と旬の魚介を満喫
マスターから「1キロサイズの白甘鯛が入った」と連絡をもらい、楽しみに訪問
落ち着いた雰囲気の中、カウンター席でゆったりと食事を楽しみました。
うにと針イカは、針イカの強い食感にうにの甘みとコクが重なり、贅沢な一皿。
ほんのり添えたわさびが味わいを引き締める。
つぶ貝とさわら炙りは、つぶ貝のコリコリ感と、香ばしく脂の乗ったさわらの旨味が好対照。
食感と香りのバランスが絶妙だった。
お目当ての白甘鯛松笠焼は、ふわりと柔らかい身と香ばしく焼き上げた皮が一体となり、上品な甘さと旨味が広がる仕上がり。
サイズ感の違いが明らかにわかる贅沢な一皿だった。
自家製チーズケーキは、濃厚ながらも甘さ控えめで、食後でもぺろりと食べられる軽やかさ。
締めに油カレイ握りを注文。
しっとりとした脂とほどよい弾力の身がシャリと一体になり、心地よい余韻を楽しめた。
2025/04/21 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|酒に合う一皿と丁寧な味わいに満たされる夜
気分良く晩酌したくなり、馴染みの「旬菜和味」さんへ。
カウンター席に腰掛け、まずは「本鮪ねぎトロ」から。
たっぷりの青ねぎと山葵が盛られ、醤油の香ばしさとともにとろける食感。
鮪の旨みが引き立ち、まさに日本酒や焼酎の呼び水。
「ズワイガニ蒸し 蟹味噌餡」は、身をほぐし蟹味噌餡と一緒に食べるスタイル。
蟹の甘みと濃厚な餡が絡み、まるで贅沢な小鍋を一口に凝縮したような味わい。
続いて「仙鳳趾産カキとアスパラバター」。
ぷっくりとした牡蠣とほっくり香ばしいホワイトアスパラを、バターの香りが包み込む。
どこか洋の香りも漂わせるひと皿で、和の店ながら遊び心ある構成。
「稚鮎天婦羅」はほろ苦さが魅力。
薄衣で揚げられた稚鮎は、骨までサクサクと香ばしく、春の名残を感じさせる滋味。
酒は芋焼酎「田倉」を。しっかりとした香りと芯のある味わいで、料理との相性も抜群。
〆というよりは、最初から最後まで寄り添ってくれる「食中酒」として楽しんだ。
今回も、素材の持ち味を丁寧に引き出した料理ばかりで、気づけば杯も箸も進んでいた。
またふらりと寄りたくなる、そんな一夜。
2025/04/10 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|海鮮も肉も楽しめる和食の名店でしっかり晩ごはん
武庫之荘駅からほど近い「旬菜和味」さんへ。
落ち着いた雰囲気の店内で、魚も肉も満喫できる晩ごはん。
まずはお造り盛り合わせ。
マグロ、金目鯛、天然真鯛、北寄貝炙りなど種類豊富で、どれも厚めのカットが嬉しい。
特にマグロはねっとりとした旨みと赤身の深さが印象的で、鮮度の良さを実感。
続いては京鴨あぶり。
軽く炙られた鴨肉の香ばしさとジューシーさ、大根おろしのさっぱり感が相まって箸が止まらない一皿。
桜えびとニラの和え物はシンプルながら桜えびの風味が立っていて、ご飯にもお酒にも合いそうな味わい。
鯖塩焼きは皮パリパリ、身はふっくら。脂ものっていて、大根おろしと合わせるとちょうど良いバランス。
ズワイガニは身がたっぷり詰まっており、蟹味噌もたっぷり。
甲羅盛りで見た目も楽しい贅沢な一品。
締めには稲庭うどんを桜えびのかき揚げトッピングで。
細めながらツルツルとした喉ごしの麺に、香ばしいかき揚げがよく合う。
つゆはやさしい味で、最後まで飽きずにいただけた。
バラエティ豊かな料理を楽しめて、満足度の高い和食時間でした。
また食べたい料理が多く、次回訪問も楽しみです。
2025/04/07 更新
2025/04 訪問
尼崎市・旬菜和味|桜えび、椎茸、京鴨をつまみに梯子酒
仕事終わりに「むこのっそん」からの流れで訪問。
カウンター席が中心の落ち着いた和食店で、しっかり飲み直し。
まずは「生桜えび」。
透明感のある身に赤みが差した桜えびは、生ならではの甘みとぷちっとした歯ごたえが心地よく、日本酒にぴったりの一皿。
続いて「焼きしいたけ」。
肉厚な椎茸が香ばしく炙られ、旨味が濃厚。
もみじおろしと葱が添えられ、口の中で風味が広がる。
締めに「京鴨あぶり」。
しっとりと火入れされた鴨肉の脂に、さっぱりとした玉ねぎとポン酢ベースの大根おろしが合わさって、箸が進む仕上がり。
どの料理も丁寧に仕上げられており、ちょい飲みにもちょうどいい。
次回はもう少ししっかり食事も楽しんでみたい。
2025/04/05 更新
2025/03 訪問
尼崎市・旬菜和味|毛蟹から寿司まで大満足のおまかせ尽くし
「今日やってますよ」とマスターからのLINE。
滅多にない営業日とあって、これは行かねばと即訪問。
今回は初めておまかせでお願いしたら、想像をはるかに超える品数と内容で、心も胃袋もすっかり満たされた夜になった。
一皿目は毛蟹。
ぎっしり詰まった身に加え、上からたっぷりとのせられた蟹味噌が濃厚で、レモンを軽く絞ると磯の風味が一気に引き立つ。
最初からこの満足度で大丈夫かと少し不安になるほど。
続くお造り盛り合わせは、北寄貝、針いか、本鮪トロ、赤身の4種。
北寄貝はさっと炙られて香ばしく、針いかはとろけるような舌ざわり。
本鮪トロは脂の乗りが絶妙で、まったくくどさを感じさせない。
赤身はねっとりと濃厚で、酒が欲しくなる。
そこからは小鍋に火がともり、ホタルイカのしゃぶしゃぶ。
火を入れた瞬間、ふわっと広がる海の香りがたまらない。
レアで引き上げると、口の中でとろけて、苦味と甘みが調和する。
のどぐろの煮付けはこの日一番のインパクト。
ふっくらと煮上がった身はもちろん、煮汁に染みた昆布や牛蒡の存在感もすごい。
柚子の香りがアクセントになって、重たさを感じさせない。
あわびのバター焼きは、肝も一緒に添えられていて贅沢感満点。
香ばしく焼かれた身は噛むほどに旨味があふれ日本酒がすすむ味わい。
箸休めには鯛の子の煮付け。
見た目以上にふわっと柔らかく、上品な出汁の旨味がじんわりと広がる。
こういう小鉢が丁寧だと、店のレベルが一段上に感じられる。
続いてふぐの唐揚げ。
骨付きの身がごろんと盛られていて、衣はザクッ、中はふっくら。
レモンを絞れば脂の旨さがキュッと引き締まり、ビールが欲しくなる一品。
そして〆には寿司盛り合わせ。
いさき、あじ、ほうぼう、トロにかんぴょう巻きと、どれもネタの鮮度が抜群。
特にいさきの脂の乗りが素晴らしく、トロは口に入れた瞬間すっと溶ける極上のひと貫。
細巻きのかんぴょうも甘さ控えめで、全体を引き締める役目をしっかり果たしていた。
気づけば、腹はちきれそうなほど満腹。
毛蟹
お造り盛り(北寄貝、針いか、本鮪トロ、本鮪赤身)
ホタルイカしゃぶしゃぶ
ホタルイカしゃぶしゃぶ
のどぐろ煮付け
あわびバター焼き
鯛の子煮
ふぐ唐揚げ
寿司(いさき、あじ、ほうぼう、トロ、かんぴょう巻き)
2025/04/01 更新
2025/03 訪問
尼崎市・旬菜 和味|酒肴の名手が織りなす、極上の海鮮と日本酒の夜
この日は夜に弟と待ち合わせて、武庫之荘の「旬菜 和味」へ。
久々に弟とのサシ飲みなのでじっくり腰を据えて楽しむことに。
最初に頼んだのは「かつを塩たたき」。
厚みのある切り身にしっかりと火が入り、塩だけで引き立つ濃厚な旨み。
薬味との相性も抜群で、一品目から舌が目覚める。
続く「針いか・うに」はシンプルながら贅沢な組み合わせ。
うにの甘さといかの滑らかさが一体となって広がり、日本酒の一杯目「TRY 醸造ブルー 純米吟醸」の軽快な香りがすっと寄り添う。
「北寄貝炙り」は炙りの香ばしさと貝の甘みが際立ち、これまたお酒が止まらない。
「毛蟹」は甲羅に身と味噌がたっぷり詰まっており、丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。
弟と無言で夢中になってしまうのも納得の美味しさ。
「たこ煮」は柔らかく味が染みていて、「たこ天ぷら」では一転して衣の香ばしさと弾力ある食感に。
たこ好きな弟のためのまさかのたこ二段構え、飽きさせない構成がにくい。
「牡蠣煮浸し」は深みある出汁が魅力で、ここで2杯目の「黒龍 大吟醸 CRYSTAL DRAGON」。
芳醇な香りが牡蠣の旨みと美しく調和する。
最後にいただいた「河豚白子塩焼き」は、外は香ばしく中はとろりとした舌触りで、口に入れた瞬間ふたりして目を見合わせたほど。
締めには「みなと 特別純米生原酒 氷温貯蔵」で余韻を楽しみ、贅沢なひとときが静かに幕を閉じた。
丁寧な料理と選び抜かれた酒、落ち着いた空間。魚も酒も心から味わいたい夜に、間違いない一軒。
かつを塩たたき
針いか、うに
北寄貝炙り
毛蟹
たこ煮
たこ天ぷら
TRY 醸造ブルー 純米吟醸 マツマエ 杜來
黒龍 ⼤吟醸 CRYSTAL DRAGON
みなと 特別純米生原酒 氷温貯蔵
牡蠣煮浸し
河豚白子塩焼き
2025/03/31 更新
2025/03 訪問
尼崎市・旬菜和味|艶やかなイサキの刺身で一献
この日はちょっとした事情で軽く一杯だけ、旬菜和味さんにて。
数あるメニューの中から選んだのはイサキの刺身。
淡いピンクに透き通るような白身、そして皮目の美しいグラデーション。
まさに見た目から楽しませてくれる一皿。
軽く炙った皮が香ばしく、身はしっとりと柔らか。
ほどよい脂と繊細な旨味が口の中にじわっと広がっていく。
添えられたわさびと一緒に醤油を少しだけつけると、味に立体感が増してより美味しく感じる。
脂の強い魚ではないけれど、しっかりとした存在感があり、日本酒との相性も抜群。
今回は事情があってイサキだけで店を後にしたけれど、次回はじっくりと他の料理やお酒も楽しみたい。
和味さんの魅力は、旬の素材を活かした丁寧な仕事にあり。
今回の一皿でもそれがしっかり伝わってきた。落ち着いた空間でしっとりと一人呑み、そんな夜にぴったりの一軒です。
2025/03/29 更新
2025/03 訪問
尼崎市・旬菜和味|春の味覚と珍味の宴
武庫之荘にある【旬菜和味】にて、季節の味覚を満喫。
今回は、富山産のホタルイカやスッポン唐揚げなど、少し珍しい料理をいただきました。
富山産 ホタルイカ酢味噌
ツヤツヤとした新鮮なホタルイカがたっぷり。
ねっとりとした舌触りに、甘みのある酢味噌がベストマッチ!
一気に春の訪れを感じる一品。
牛スジ煮込み
じっくり煮込まれた牛スジは、ほろほろと柔らかく、濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。
脂の甘みと味噌のコクが絶妙で、酒のアテに最高。
スッポン唐揚げ
サクッとした衣の中に、滋味深いスッポンの旨味。
独特の風味がありつつ、クセは少なく、噛むほどに旨味が染み出す。
レモンを絞れば爽やかに、さらに食べやすく。
鴨のたたき
しっとりとした赤身に、香ばしい炙りの香りが加わる。
適度な弾力とジューシーな肉質が美味しい。
ホタルイカのしゃぶしゃぶ
生のホタルイカをサッと湯にくぐらせると、ぷっくりと膨らみ、より甘みが際立つ。
プリプリとした食感がたまらない。
稲庭うどん
最後は、ホタルイカのしゃぶしゃぶの出汁につるりとした喉越しの稲庭うどんで〆。
優しい出汁と共に、ほっとする味わい。
どの料理も丁寧な仕事が光る一品ばかり。
特にホタルイカのしゃぶしゃぶとスッポン唐揚げは、なかなか味わえない逸品。
次回は、他の珍味にも挑戦したい。
2025/03/18 更新
カウンターに腰掛け、まずは枝豆「黒ずきん」から。
塩気がきいていて、豆本来の甘みが引き立ち、お酒のスタートにぴったり。
続いて「渡り蟹 内子・かにみそ」。
濃厚でコクのある味わいが口いっぱいに広がり、旬を感じる一皿。
「渡り蟹メス」は繊細な身の甘さが際立ち、素材の良さをしっかり楽しめた。
炙った「渡り蟹メスの身」は香ばしさが加わり、添えられた「きゅうりのもろみ味噌」と合わせると、酒肴として完成度が高い。
さらに「渡り蟹かにみそ」は濃厚で、少量でも満足感がある。
「平目薄造り」は、もみじおろしとねぎでいただくとすっきりした味わいに。
蟹料理の合間に食べることで、口の中がリセットされる。
締めに選んだのは「渡り蟹オスあんかけ」。
旨味が凝縮された餡がたっぷりかかり、上に乗った生姜が良いアクセント。
最後まで蟹を堪能できる贅沢な仕上がりだった。
落ち着いた雰囲気の中で、渡り蟹を中心に旬の味覚を心ゆくまで楽しめる一軒。
季節ごとに訪れたくなるお店。