50回
2025/07 訪問
鹿児島県ふくどめ小牧場「サドルバック」のトンテキ
久しぶりに「洋食おがた」を訪問。今回は、「サドルバック」のトンテキをオーダー。
分厚くカットされたロース肉は、まずフライパンで焼き目をつけ、続いてオーブンでじっくりと火を入れる。
脂身は甘みがありながらも軽やかで、赤身は柔らかく、この上なくジューシー。この厚みにして、この柔らかさ、さらに肉の水分を保持した絶妙な火入れは、まさに熟練の技の賜物と言えよう。
付け合わせのマッシュポテトをはじめ、セットのサラダ、スープ、ライス、そして食後のコーヒーに至るまで、一切の妥協が感じられない。すべてが高水準で揃えられており、改めて同店の実力を実感した。
2025/07/04 更新
2025/05 訪問
「短角牛」×「サレール牛」の交雑種+「但馬牛」ヒレ
「洋食おがた」で昼食を済ませた。今回は久しぶりに、ビーフカツを注文。肉の選定については、緒方シェフと相談のうえ、「短角牛」と「サレール牛」の交雑種を選んだ。雌牛で、月齢は36か月。部位はリブロースだ。
「サレール牛」とは、フランス中南部、オーヴェルニュ地方の火山地帯に生息する希少な在来種。
原産地はサレール村。かつては搾乳用としても重宝されたが、近年は高品質な赤身肉が評価され、肉用種としても見直されているらしい。
サレール種の肉は、しっかりとした赤身に独特の旨味があり、繊維質の細やかさ、そして噛みしめるほどに広がる野性味ある味わいが魅力とのことだ。
洋食店における牛肉料理は、一般的に高額であるが、「洋食おがた」のランチメニューにおいては、ステーキもビーフカツもセット価格で9,680円と、確かに相応の価格設定がなされている。他店と比較すれば高く映るかもしれないが、その背景には理由がある。
仕入先は肉の目利きで知られる「サカエヤ」。その上で、緒方シェフの知見、卓越した調理技術、さらには独自の感性が加わることにより、一皿としての完成度は他に類を見ない領域に到達している。それを思えば、むしろ適正価格とすら言える。そしてなにより「安心して口にできる」という信頼感が、価格以上の価値を生む。
ビーフカツは、思わず見惚れるほどに妖艶な色合い。ひとくち頬張れば、赤身の凝縮した旨味が口いっぱいに広がり、「肉を食べている」という満足感に心が満たされる。
さらにこの日は、緒方シェフのご厚意により、希少な「但馬牛」のヒレも加えていただいた。ヒレ特有のやわらかさが、また違った魅力を添えており、ヒレのビーフカツも一つの完成形として心に残った。
デミグラスソースは、深いコクとほどよい酸味を併せ持つ濃厚な味わい。「ぽん多本家」のデミと並び、双璧をなす存在。セットのサラダとスープも例によってハイクオリティ。今回も大満足。
2025/06/04 更新
2025/05 訪問
「熊本阿蘇あか牛」と「熊本菊池走る豚」
約1か月ぶりに「洋食おがた」を訪問。今回もハンバーグを注文。使用されていたのは、「熊本阿蘇あか牛」と「熊本菊池走る豚」による合挽き。最も好みの組み合わせだ。
ナイフを入れた瞬間に伝わる、確かな抵抗感。世にあふれる、肉汁たっぷりの“ふわふわ系”とは一線を画す。噛み締めるたびに広がる、肉本来の旨味。その力強い味わいは、ハンバーグという料理の本質を突いており、他の追随を許さぬ完成度を誇る。名実ともに、自身にとって不動のナンバーワンである。
デミグラスソースもお見事。深いコクの中に感じられるほどよい酸味が、濃厚ながらも重たさを感じさせない絶妙なバランスを保っている。さらに、惜しみなく“追いデミ”を提供してくれる心遣いにも感謝。
サラダとスープにも一切の妥協はなく、それぞれが確かな存在感を放つ。細部にまで宿るクオリティの高さこそ「洋食おがた」という名店たる所以であろう。
近頃はもっぱらランチでの利用が続いているが、やはり同店の本領が発揮されるのはディナータイム。豊富なアラカルトの中から、心のおもむくままに好物を選び、ゆったりと味わう贅沢。それこそが「洋食おがた」の醍醐味である。久しぶりに、夜が更けて、暗くなる頃に足を運びたくなった。
2025/05/20 更新
2025/04 訪問
「熊本阿蘇あか牛」と「熊本菊池走る豚」
「洋食おがた」で昼食を済ませた。今回は、ビーフカツにするかビーフカレーにするかで迷っていたが、着席するや否や、緒方シェフより「今日のハンバーグはあか牛×走る豚」との案内があった。
ここ最近は「ブラウンスイス牛×さいとうポーク」や「ジビーフ×走る豚」を使用したハンバーグが続いていたこともあり、今回はシェフのおすすめに従い、ハンバーグ(200g)を注文することとした。
まず供されるスープとサラダからして、すでに他店とは一線を画すクオリティ。食材の選定、盛り付けのセンスに至るまで、細部にまで配慮が行き届いており、「洋食おがた」の実力を感じさせる。
そして、ハンバーグが運ばれてくる。ナイフを入れた際の確かな抵抗感、口に含んだときの肉々しさと凝縮された旨みは、期待を上回る味わいだ。
「洋食おがた」のハンバーグを経験してしまうと、他店のそれでは物足りなさを感じてしまうのが正直なところ。
もはやハンバーグとは「洋食おがた」のそれを基準として捉えられており、それを超えるものには、今のところ出会ったことがない。
素材の選定、肉の味わい、デミグラスソースの完成度、付け合わせとの調和、そしてビジュアルに至るまで、すべてが高次元で統合された一皿である。この先、それを凌駕するハンバーグに出会う可能性は限りなく低いだろう。
やはり今回も大満足。
カウンターの特等席ならではのシズル感
あか牛×走る豚のハンバーグ(200g)¥4,300
盛り付けのセンス○
野菜たっぷりのスープ
ライス
食後のコーヒー
このデミは美味い
このハンバーグを経験してしまうと他店では物足りなさが…
セットのサラダへの配慮が素晴らしい
2025/04/19 更新
2025/03 訪問
鹿児島県ふくどめ小牧場「サドルバック」のカツレツ
「洋食おがた」でランチを済ませた。今回はカツレツをオーダー。使用されている肉は、希少品種「サドルバック」だ。
サドルバックの脂身は非常に甘く、それでいてしつこさがない。豚肉の美味しさの決め手は脂にあると言われるが、その真髄を存分に堪能できる。
火入れは絶妙で、見事なロゼ色に仕上がっている。衣はきめ細やかで、サクッとした食感が心地よい。塩でシンプルに味わうも良し、デミグラスソースと合わせても相性抜群で、それぞれに異なる魅力が引き立つ。
セットのサラダとスープも例外ではなく、いずれもハイクオリティ。隅々まで妥協のない心遣いを感じる、大満足のランチだった。
パセリを散らすところが洋食屋らしい
希少品種「サドルバック」
盛り付けがハイセンス
野菜たっぷりのスープ
見事な揚げ加減(美しいロゼ色)
「洋食おがた」のデミ
食後のコーヒー
250グラムほどはあるだろうか
菜の花のおひたしがgood
外観
2025/04/02 更新
2025/03 訪問
「ブラウンスイス牛」と「さいとうポーク」
久しぶりに「洋食おがた」を訪問。『あまから手帖』の洋食特集において“ラスボス”的な扱いを受けていた。存在感はさすがの一言。
今回オーダーしたのはハンバーグ(200g)。使用される肉は、岡山県「ブラウンスイス牛」と宮城県「さいとうポーク」という、珍しい組み合わせ。いずれもサカエヤから仕入れられた一級品。いつもの「阿蘇のあか牛」と「走る豚」の合挽きと比べると、ややあっさりとした印象か。
洋食店それぞれのこだわりが詰まったデミグラスソースの違いを味わうのは私の趣味の一つだが、「洋食おがた」のそれは文句なしのナンバーワン。
粘度の高いソースには、酸味と旨味、そして僅かな苦味が絶妙に折り重なっている。最後の一滴までスプーンで掬い取りたくなるほどの深い味わいは、何度口にしても飽きることがない。
久々の訪問は、大満足のランチタイムとなった。
2025/03/25 更新
2025/02 訪問
「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」
「洋食おがた」でランチを済ませた。前々回は「サドルバック」のカツレツ、前回は「走る豚」のポークジンジャーを味わい、今回は同店の代名詞ともいえるハンバーグを注文。使用する肉は「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」の合挽きだ。
ふっくらと俵形に成形したハンバーグは、まずフライパンで焼き目を付けた後、オーブンでじっくり火を通す。
咀嚼するごとに増す肉の旨味と力強い食感は、いわゆる“ふわふわ”系とは一線を画す仕上がりだ。その上にかかるコクと酸味が幾重にも重なる芳醇なデミグラスソースは、想像をはるかに超える深みのある味わいを生み出している。まさに旨味の結晶と言えよう。
言うまでもなく、デミグラスソースは洋食店の命ともいえる存在で、店ごとに異なるこだわりが詰まっている。その違いを味わい比べるのが私の密かな趣味だが、「洋食おがた」のデミグラスソースは家庭やレトルトでは再現し難い、まさしくプロの味(もちろん当然ではあるが)。今回も大満足のランチとなった。
2025/03/25 更新
2025/02 訪問
熊本菊池「走る豚」ポークジンジャー
「洋食おがた」を訪問。前回は「サドルバック」のカツレツを堪能したが、今回は趣向を変え、寺門ジモン氏や門上武司氏も絶賛する「走る豚」のポークジンジャーをオーダー。
緒方シェフが骨付きロースをカットする様子は、まるで一種のショータイム。
厚切りのロースは、フライパンで焼き目をつけた後、オーブンでじっくりと火を入れていく。この調理法により、外はカリッと、中はジューシーな仕上がりとなる。
「走る豚」は、その名の通り、力強い肉質と弾力が特徴だ。ひと口頬張ると、まずはしっかりとした噛み応えを感じ、甘みのある脂身が口の中でジュワッと溶け出す。
「走る豚」のコクと旨みを、パンチの効いた生姜ソースが見事に引き立て、ご飯が進む一品だ。
「サドルバック」と「走る豚」、いずれも個性が異なり優劣つけがたいが、共通して言えるのは、いずれも上質な豚肉であるということ。
また、サラダとスープのクオリティも申し分なく、緒方シェフの心遣いにも感謝だ。今回も大満足のランチであった。
「走る豚」ポークジンジャー
サカエヤで脱水作業された「走る豚」
セットのサラダ
セットのスープ
セットのライス
ポークステーキに生姜焼きのソースをかけた一皿
色彩感覚が素晴らしい
野菜たっぷりのやさしい味わい
ファサード
2025/03/25 更新
2025/01 訪問
鹿児島県ふくどめ小牧場「サドルバック」のカツレツ
お気に入りのレストラン「洋食おがた」でランチを済ませた。
今回はカツレツを注文したのだが、ただのカツレツではない。鹿児島県の「ふくどめ小牧場」で飼育され、日本ではここだけという希少品種「サドルバック」のカツレツだ。緒方シェフにお願いして作っていただいた。
サドルバックの脂身は非常に甘く、それでいてしつこさがない。豚肉のおいしさの要が脂身にあるとよく言われるが、その真価を存分に体感できる一品だ。
火入れも絶妙で、赤身部分は柔らかく仕上がっている。衣はきめ細かく、色合いから見ても糖度が高いものだろう。カリッとした食感が心地よく、カツレツの醍醐味を堪能できる。
サラダとスープも例外なくハイクオリティで、身も心も大満足のランチであった。
鹿児島県ふくどめ小牧場「サドルバック」のカツレツ
骨付きのリブロース
セットのサラダ
セットのスープ
セットのライス
追いデミ
セットのコーヒー
250グラムほどのボリューム
見るからに上等な豚肉
ファサード
2025/03/25 更新
2025/01 訪問
「北海道ジビーフ(完全放牧野生牛)」と「走る豚」
2025年、初めての訪問となった「洋食おがた」。
今回オーダーしたのは、同店のスペシャリテであるハンバーグ。大きさは200g、ソースはもちろんデミグラス。使用される肉は「北海道ジビーフ」と「走る豚」の合挽きで、最近は「熊本阿蘇あか牛」が続いていたため、期待が高まる。
メインの前にサーブされるサラダとスープは、いつもながら完成度が高く、盛り付けにもセンスが光る。
そして肝心のハンバーグは、専門的なレビューは難しいものの、上質な肉の旨味としっかりした食感が堪能でき、まるで肉の塊を頬張っているかのような満足感がある。そこに、深いコクと酸味の効いた濃厚なデミグラスソースが絶妙に絡み合い、さらに味わいに奥行きを加えている。
期待を裏切らない、至福のランチタイムとなった。2025年も引き続き、足しげく通いたいと思わせる一店である。
2025/03/25 更新
2024/12 訪問
2024年の"食べ納め"
気がつけば、2024年も終わりに近づき、師走の慌ただしさの中で新年の訪れを感じる季節となった。そんな平日の昼下がり、お気に入りの「洋食おがた」で今年最後のランチを済ませてきた。
今回は、“洋食好き”なら見逃せない贅沢な一皿を注文した。ハンバーグとステーキのセットで、まさに年末の締めくくりにふさわしい内容だ。少々やり過ぎかもしれないが、年の瀬くらいはいいだろう。
ステーキは「北海道 十勝若牛」のリブロース。16ヶ月齢の雄牛の肉は、普段いただく経産牛とは異なり、赤身の旨味とさっぱりとした味わいが特徴的だ。火入れの加減は完璧で、緒方シェフの卓越した技術が肉の可能性を最大限に引き出し、レモンソースの爽やかな酸味との調和が見事だった。
一方、ハンバーグはいつもの合挽きで、「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」の組み合わせだ。150グラムのハンバーグは、同店のスペシャリテだけあって、期待通りの美味しさだった。
ハンバーグとステーキを同時に味わう、ちょっとした背徳感もまた幸せ。心も体も十分に満たされ、これ以上ない贅沢なランチとなった。
和牛ステーキ×特製ハンバーグ
北海道 十勝若牛 リブロース
見事な焼き色
セットのサラダ
セットのスープ
セットのコーヒー
サカエヤのステーキナイフ
ハンバーグとステーキを同時に味わう、ちょっとした背徳感
ランチタイムはフライパンで火入れ
経産牛とは違い、あっさりとした味わい
16ヶ月のオス牛
2024/12/30 更新
2024/12 訪問
「サカエヤ」で手当てされた経産牛のビーフカツ
お気に入りのレストラン「洋食おがた」でのランチタイムは、いつも特別なひとときだ。今回は、定番のハンバーグではなく、ビーフカツを選択。使用する肉は、精肉の名店「サカエヤ」から仕入れた熊本県菊池市の経産牛、10才のメス牛のリブロースだ。熟成された赤身肉の旨味が凝縮された逸品である。
まず、セットのスープとサラダが運ばれてくる。これらは単なる前菜ではなく、シェフのこだわりが詰まった一品だ。新鮮な野菜が彩るサラダは、素材ごとに丁寧な下ごしらえが施され、野菜スープは優しい味わいで身も心も温めてくれる。これらのクオリティの高さが、「洋食おがた」の真骨頂である。
そして、待ちに待ったビーフカツが登場。見事なビジュアルである。揚げ油とデミグラスソースの芳ばしい香りが立ち上り、食欲を刺激する。細目な衣はサクッとした食感を生み出し、噛むたびに肉の旨味が口いっぱいに広がる。カウンター越しにキッチンを眺めていると、衣を付けた後にオーブンで温めている様子が見えた。これは揚げる前に肉の温度を上げ、絶妙な火入れを実現するための工夫なのだろうか。
各洋食店の個性が光るデミグラスソースだが、「洋食おがた」のそれは特にお気に入りだ。少し強めの酸味と深いコク、濃厚な味わいが絶妙である。私の好みを知ってか、ソースを別添えで提供してくれる心遣いには感謝の念を禁じ得ない。
「洋食おがた」の真髄は、やはりディナータイムにある。豊富なアラカルトメニューから好きな料理を選ぶ楽しさは、何にも代えがたい喜びだ。次回のディナータイムが、今から待ち遠しい。
2024/12/23 更新
2024/12 訪問
「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」
お気に入りのレストラン「洋食おがた」で、ランチを済ませた。
今回も特製ハンバーグを注文。大きさは200g、ソースはデミグラスを選択。
このハンバーグに使用される肉は、「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」の合挽き。いずれも精肉の名店「サカエヤ」から供給され、その品質は折り紙つきだ。
ハンバーグは俵型にふっくらと成形され、まずはフライパンで焼き目をつけた後、オーブンでじっくりと火を入れていく。
ナイフを入れると、しっかりとした抵抗感があり、肉の旨味がぎゅっと詰まっていることを実感する。一口頬張ると、肉の風味が口いっぱいに広がり、デミグラスソースの酸味と深いコクがその味わいを一層引き立てる。
セットのサラダとスープも、素材の味を存分に活かしており、視覚的にも楽しませてくれる。白飯、食後のコーヒーまで、一切の隙がない。
素材への飽くなき探求心、卓越した創造性と技術が織りなす料理の数々。その一皿一皿から、緒方シェフのこだわりが伝わってくる。
今回のランチも大満足。
2024/12/23 更新
2024/11 訪問
「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」
一ヶ月ぶりに、「洋食おがた」を訪問。今回は、同店のスペシャリテであるハンバーグを注文。大きさは200g、ソースはもちろんデミグラスだ。
ハンバーグに使用されている肉は、「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」という銘柄。いずれも精肉の名店「サカエヤ」から仕入れた素材で、その品質は折り紙つきだ。そこに緒方シェフの独創的なアイデアと卓越した技術が加わり、まさに唯一無二のひと皿に仕上がっている。
ハンバーグは、ナイフを入れると、しっかりとした弾力を感じる。まるで肉の塊をそのまま味わっているかのような感覚に包まれる。
そして、デミグラスソース。このソースがまた絶品だ。濃厚で深みのある味わいに、程よい酸味が絶妙なバランスで調和している。やはり、洋食屋の真髄はデミグラスソースにあると再確認した。各店ごとのこだわりが反映されたこのソースを味わうことが、私の愉しみでもある。
メインの前に提供されるセットのサラダとスープもまた格別。細部にまで行き届いた心遣いが感じられる。
今回も大満足。次回の訪問が今から待ち遠しい。
「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」ハンバーグ(200g)
ライブ感溢れるオープンキッチン
セットのサラダ
セットのスープ
セットのご飯
食後のコーヒー
やっぱり200グラム
蕪のマリネが美味しかった
身も心も温まるスープ
ファサード
2024/12/23 更新
2024/10 訪問
緒方シェフのステーキ
時間ができたので、「洋食おがた」で昼食を済ませてきた。最近はランチでハンバーグを頼むことが多かったため、今回は趣向を変えてみた。ビーフカツ、ステーキ、ビーフカレーの三択で迷った末、ステーキを選ぶことにした。
一般的にステーキは高額であるため、注文する際には料理人の技量が信頼に値するか、そして上質な肉が使われているかを重視する。これは決して軽視できない条件である。
なぜなら、ステーキは調理人の腕前が物を言う料理だからだ。さらに、素材が一級品であれば申し分ない。その点、「洋食おがた」は完璧である。
緒方シェフは、豊富な経験と高度な技術、独創性に富んだアイデアを持つ。素材は「サカエヤ」から仕入れた上質な経産和牛(リブロース)を使用している。なお、ランチではフライパン、ディナーでは炭火を使って調理される。
調理工程をカウンターから眺めていると、フライパンにたっぷりの油を入れ、揚げ焼きのようにまず表面を焼き上げる。その後、一旦休ませて余熱で火を通し、仕上げに再びフライパンで火を入れる調理法であった。ステーキの表面はカリッとしつつも中はジューシー。断面は妖艶な色合いである。まさにプロの技が光る、絶妙な火入れである。
ステーキはただフライパンで肉を焼いただけのものではない。牛肉を極上の一品へと昇華させるために、人間が渾身の力と細心の感性で仕上げる料理である。
塩で肉の旨味を存分に味わうのも良し、特製のフォンドヴォーソースでフレンチ風にいただくのも良し。付け合わせのマッシュポテトも他店では決して味わえない逸品である。セットのサラダとスープもいつも通りハイクオリティであった。やはり「洋食おがた」は私にとってナンバーワンのレストランである。
経産和牛 リブロース ステーキ フォンドヴォーソース
鹿児島県産 経産和牛 リブロース
セットのスープ
セットのサラダ
セットのライス
セットのコーヒー
ステーキは調理人の腕前が物を言う
切れ味抜群「サカエヤ」のステーキナイフ
プロの技が光る、絶妙な火入れ
フォンドヴォーソース
サカエヤで手当てされた経産和牛
とってもボリューミー(350g以上?)
ポテトサラダとマカロニサラダの合盛り
野菜たっぷりのスープは優しい味わい
ファサード
2024/10/25 更新
2024/10 訪問
「熊本阿蘇のあか牛」と「走る豚」
約2か月ぶりに「洋食おがた」を訪問し、昼食を済ませてきた。前回の訪問後に体調を崩し、不本意ながらこれだけの期間が空いてしまったのだ。
今回は、同店のスペシャリテである特製ハンバーグを注文した。サイズは200g、ソースはもちろんデミグラスだ。使用された肉の銘柄は「熊本阿蘇のあか牛」と「走る豚」だ。
メインの前に供されるスープとサラダの品質は言うまでもなく、味もビジュアルも完璧。
ハンバーグは、上質な肉の旨味と酸味の効いた芳醇なデミグラスソースが口内で見事に調和し、気分は最高潮に達する。贅沢を言えば、ここに赤ワインがあれば、さらに至福のひとときとなるのだが…。
いずれにせよ、久しぶりの「洋食おがた」での食事は、同店が私の中でナンバーワンのレストランであることを再認識させてくれた。
「熊本阿蘇あか牛」と「走る豚」特製ハンバーグ200g
セットのサラダ
セットのスープ
セットのライス(中)
食後のコーヒー
肉の塊を食べてる感覚のハンバーグ
もはや150gには戻れない
完璧なビジュアル
野菜がゴロゴロとたくさん入った優しい味わいのスープ
ファサード
2024/10/08 更新
2024/08 訪問
「吉田牧場の放牧ブラウンスイス牛」と「走る豚」
平日の昼下がりに「洋食おがた」を訪問。またもや特製ハンバーグを200gでオーダーし、ソースはもちろんデミグラスを選んだ。
今回の銘柄は「吉田牧場の放牧ブラウンスイス牛」と「走る豚」だ。前回は「熊本阿蘇のあか牛」、前々回は「ジビーフ(完全放牧野生牛)」であった。この多様性は訪問の楽しみを倍増させる。
私は食の専門家ではないが、それぞれの肉の違いを明確には認識できないまでも、高い品質なのは明らかだ。牛肉と「走る豚」は「サカエヤ」から仕入れられ、熟練したシェフの手によって、最高の料理へと昇華される。
「洋食おがた」のデミグラスソースは、独自性のある酸味が効いた味わいで、これが私の大好物である。
メインの前に提供されるスープとサラダも、味わいだけでなくビジュアルもハイクオリティである。そのすべてが合わさり、今回もまた大いに満足のいくランチとなった。
「吉田牧場の放牧ブラウンスイス牛」と「走る豚」ハンバーグ(200g)
セットのスープ(今日は豆乳ベース)
セットのサラダ
セットのライス
セットのコーヒー
この上なくハイクオリティなハンバーグ
さすがのクオリティ
ハイセンスな盛り付け
ファサード
2024/08/03 更新
2024/07 訪問
「熊本阿蘇のあか牛」と「走る豚」
約2週間ぶりに「洋食おがた」を訪れた。これだけの間隔が空くと、まるで禁断症状を感じるほど。
今回はトンテキと迷った末、同店のスペシャリテであるハンバーグをオーダーした。使用されるのは「熊本阿蘇のあか牛」と「走る豚」の合挽き肉。大きさは200g、ソースはデミグラスを選択した。このデミグラスソースは、多くの洋食店で味わった中でも間違いなく最高のもので、コクと酸味のバランスが絶妙である。
メインの前に提供されるサラダとスープは例外なくハイクオリティ。心遣いには感謝の気持ちでいっぱいだ。
ハンバーグの味わいは、以前にも何度もレビューした通り、毎回変わらずに最高のものだ。デミグラスソースを一滴残さず完食し、今回もまた、大満足のランチとなった。
それにしても、今年の京都の夏は暑すぎる…。
2024/08/03 更新
2024/07 訪問
「ジビーフ(完全放牧野生牛)」と「走る豚」
あいにくの空模様ではあったが、所要により河原町エリアを訪れた。昼下がりに「洋食おがた」へと足を運んだ。
今回はハンバーグを200gでオーダー。一度この量を体験してしまうと、もはや150gには戻れない。
今回は「ジビーフ」と「走る豚」の合挽きだ。「阿蘇のあか牛」や「吉田牧場の放牧ブラウンスイス牛」を過去に体験しているが、「ジビーフ」はこれが初めてであり、期待は高まる。
はじめに提供されるサラダとスープの品質は言わずもがな。盛り付けも洗練されている。
ハンバーグは期待を裏切らない。酸味の効いたデミグラスソースの味わいは他の追随を許さないレベルだ。
今回も大満足。束の間の至福を堪能した。
2024/07/13 更新
およそ3か月ぶりに「洋食おがた」を訪問。タイミングが合わず、これほどの間隔が空いたのは不本意であった。
改めて思ったことは、同店のハンバーグが唯一無二の存在であるということ。ナイフを入れた際に伝わる確かな抵抗感。その感触は、流行りの肉汁溢れるフワフワ系とは一線を画す。肉の力強さがダイレクトに伝わってくる。
デミグラスソースも秀逸。深いコクとほどよい酸味を併せ持つ濃厚な味わい。ハンバーグの味を一層引き立てている。
唯一の悔いは、今回のハンバーグに用いられた肉の銘柄を確認し忘れたこと。
記録を遡ると、今回が50回目の訪問。同店の本領は、ディナータイムにおいて発揮される。しかしながら、その人気ゆえ、予約は常に争奪戦だ。