key-keyさんが投稿したラディーチェ(神奈川/生田)の口コミ詳細

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ラディーチェ生田/イタリアン、パスタ

67

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
  • 昼の点数:4.4

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.4
      • |酒・ドリンク 4.1
27回目

2018/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

精魂込めた最上質の料理が何にも勝るクリスマスプレゼント

ここぞという時に最高のパフォーマンスを発揮出来る人は多くない。それは火事場の馬鹿力とは全く違うもの。計算をし尽くして、試しに試して本番に臨んだとしてもそれは簡単ではない。そして、それは失敗してもやり直しが効かないものなのだ。
その点で料理をアートで例えるならば絵画よりは音楽や舞踊に近い。
2019のクリスマスにここラディーチェで、最上質のパフォーマンスを体験した。
前菜とデザートのシンクロ、メインは去年の一皿の残像を今年に重ねるトリック。知的でユニークなストーリーには感動。
一つ一つに込められた思いや努力に感謝。
思い出に残るクリスマスディナーになりました。

25日の夜は残席があるようです。
お時間のある方は是非。お勧めです。

◆冷たい前菜
・蕪のムース 釧路の雲丹
フワッとしながら濃厚な味わい。
・自家製リコッタチーズのクレープ巻き
サーモンとアボガドがトッピングされた精巧な料理。
・ゴルゴンゾーラ シュー
ワインとよく合う一品。胡桃と甘く煮たリンゴが上手くマッチ。

◆温かい前菜【絶品】
・サワラと魚介スープの紙包み
目の前で紙切って開けてくれる。その演出はまるでクリスマスプレゼント。中には香草が乗ったサワラ。そして、透明感のある金色のスープで満たされている 。
このスープは多種の魚な貝、野菜をベースに長い時間を掛けて作られたらしい。この透明感を保つためには相当な神経を使っただろう。あのホテルオークラのダブルコンソメに似た、とても贅沢なものだった。
サワラは煮崩れせず旨味をしっかり残した絶妙の煮加減。血合いの酸味も無くスープに負けないしっかりとしたサワラ自身の味が感じられる。素材自体もかなり上等なものだったのだろう。

◆パスタ
ブロッコリー、スティックセロリ、ヤリイカ、からすみのソースが食欲を誘う。

◆メイン(魚)
・アーモンド、カシューナッツ、クルミを乗せたスズキのグリル
去年のメインは白甘鯛のムニエルだった。香ばしく褐色になった鱗の香ばしさと、生ピスタチオの緑色のソースが瞼に残っているだけにこの料理を見てハッとした。
スズキの皮の部分に砕いたナッツ類がビッシリと乗せられ、一体となってグリルされている。ソースはえんどう豆のソース。
思わずこの佇まいが去年の記憶と重なる。そんな思い出をくすぐるような仕掛けに驚く。
ナッツの油を伴った褐色の香ばしさはスズキの上品な旨味を引き立て、緑色のソースが円やかに全体をまとめてくれている。

◆ドルチェ
・柚子のソルベ
・キンカンとキウイを乗せたクレープ
・落花生のクリーム シュー
出てきた瞬間にアッと驚く。他の席からもあちこちから驚きの声が上がる。
前菜と全く同じ出で立ちのドルチェなのだ。構成から色合いまでがそっくり。
細部に至る細工のこだわりからユニークなシェフのメッセージを感じる。
左から順に食べることを勧められる。ならほど、右の落花生のクリームは濃厚な旨味でコーヒーをより楽しく感じさせてくれた。

2018/12/24 更新

26回目

2018/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

野生の蝦夷鹿を上品なプルーンソースで頂く冬の贅沢

蝦夷鹿が入荷したとの情報を聞いて伺った。
このお店では取り扱う材料の選定にかなりのこだわりがある。「安全第一」工事現場に掲げられるようなこのスローガンが、いつもシェフが口にしている言葉だ。自家菜園で育てた安全な有機野菜を用いつつ、その他は長年の付き合いで信用のおける特定の業者から仕入れているらしい。例年では11月に手に入っていた上質な鹿が、今年は何故かひと月遅れでやっと届いたとか。待った甲斐があって、幾重ものプロの目で厳選された鹿肉はさすがの特級品。今年も冬の名物を贅沢に頂くことが出来た。

◆前菜盛り合わせ
妥協を許さず手を尽くした前菜が沢山。これを少しずつつまんでワインを頂く。思わず一人、目を細めてため息をつく。メインの前のとても贅沢な時間。
・鶏肉のごぼう巻き 赤ワインソース
・豚のテリーヌ 各種きのこ乗せ
・炙りさわら 生海苔とポテトのソース
・きのこと青菜のキッシュ
・アオリイカの肉詰め 山椒のソース
・柿の生ハム乗せ
・ラディーチェのサラダ

◆蝦夷鹿のグリル プルーンソース
外はしっかり焼き色。中は堂々のレアだ。鹿の赤身は柔らかな歯応え、しなやかな舌触りだ。旨味は上品でその背後にある微かな獣味が野生の贅沢さを感じさせる。
最初は塩を付けてシンプルに。そして、プルーンソースで頂く。深くて甘く香り高いソースが先の獣味を見事に御しているような雰囲気。飲み込んだあとでソースのワイン感が熱く鼻から抜けるような雰囲気。最後にプルーンの固体を一口で。これだけでワインが2杯飲めそうな充実さだ。
野生の鹿を上質なソースで頂く。超高級なフレンチの一皿みたいだ。

◇ワイン
チリのカベルネソーヴィニヨン、ミラマンを選んでもらった。

2018/12/17 更新

25回目

2018/11 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

今年最後の絶品ジェノベーゼに冬の訪れを思う

地元に根ざした誠実、丁寧な上質イタリアン。
クリスマス料理の準備の前に、メニューの衣替えが行われつつある。自家菜園で収穫されたオーガニックな野菜やハーブなどが一息つく頃合いらしい。
メニューはいつも店内と店頭の黒板に掲示されている。パスタとメインに安定したグランドメニューを置き、前菜からパスタ、メインにその季節、その日の素材を活かしたメニューを加えて変化をつけている。
上質で安定感のある料理を味わいながら、予測をはるかに超えた時々の変化に驚いて。これがこのお店の楽しみ方だ。

◆前菜盛合せ
・バターかぼちゃのポタージュ
甘くて濃厚
・貝とキノコのサラダ
シャキッとしたマテ貝の食感が気持ちよし
・白子のソテー
芳醇さと香ばしさの同居。クリスマスっぽい彩
・柿とリコッタチーズ
完熟の柿の甘さとチーズの酸味のマッチング良し
・原木椎茸のサルシッチャ乗せ
ナイフを入れても崩れない。味も形もその一体感を楽しめる
・里芋のフリッタータ
里芋の下味が味わい深し
◆ジェノベーゼ【絶品】
夏にラディーチェ菜園で収穫されたバジルのソース。バジルの風味は新鮮というよりは円熟してまろやかだ。枝豆とポテトが和えられていて、その取り合わせは色彩や食感にもとてもとても効果的。
シコシコ感のある噛みごこちのパスタは手打ちの妙。
◆仔羊のグリル
仔羊の骨でとったソースが絶妙な美味さ。焼き加減はレア。臭みなく柔らかく肉の美味さの後からソースの香りが追いかける。

2018/11/24 更新

24回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

さりげなく 惜しげなく 料理に込められた叡智

秋味を楽しみに伺いました。
今や名物となった前菜は安定した美味さと新鮮な驚きに満ち大満足。サーブされる際のさりげない説明でシェフの施した匠の技と料理に向かう真摯さが窺える。
目的のもう1つは原木椎茸。イタリアのポルチーニに負けず劣らずの香りと食感はとても贅沢。ベーコンと合わせたソースでタリアテッレに。美味。!
ワインはとっておきのナパを頂いた。大火災前の希少なもの。素直に大好きだなと思えるワインだったので、次の訪問用に一本キープしてもらいました。

◆前菜盛り合わせ
・イサキのカルパッチョ
・里芋のフリッタータ
アサリから取った出汁で炊いた里芋が上品な旨味。
・原木椎茸のサルシッチャ載せ
・生ハムと洋梨
・スルメイカと蓮根
食感と旨味の対比。パリッとシャキッ。
・ホタテの貝柱
美しい彩。マスカットとクルミが乗っている。
・元気野菜サラダ
◆原木椎茸のパスタ
前述の通り、秋のパスタの王様という風格のある旨味。
◆鴨のモモ肉のコンフィ

◇赤ワイン
プリズナー (アメリカ ナパバレー2016)
今年一番美味いと感じた赤。
その名の通り囚人が描かれたインパクトのあるラベル。ナパを襲った山火事の前の年のモノ。
深み、重み、果実味、甘み 全てのバランスが自分好み。

2018/11/19 更新

23回目

2018/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

感性を刺激する造形美 それも料理の一部なのか

日本の文化を説明する際に「日本料理は目で食べる」と表現する外国人が多い。
このお店の料理は日本料理ではないが、日本人が古来から培ってきた料理を愉しむその精神を感じさせてくれる。
盛り付けの造形が美的。そして、土台や装飾のような道具を用いず食材だけで盛り付けて、それらを食べ合わせて味わうのだ。
様々な野菜を同じ太さ、同じ厚さに切り揃えてバランスのとれた立体的に積み上げてみたり。メインの食材の色に対比的な色彩のソースを添えたり。もちろんそれは素材そのものの色でだ。
この日はそんな事を思いながら、美味さだけではなく、日本的美学精神を視覚でも味わえたような気がする。

◆前菜盛り合わせ
・トウモロコシの冷製ポタージュ
・スモーク鯖のカルパッチョ
・椎茸とサルシッチャ
・豚のテリーヌ
・ほうれん草のオムレツ
・クリームチーズとトマトのクレープ巻き
◆ゴルゴンゾーラチーズときのこのオレキエッテ【名物・絶品】
◆SPF部隊のグリル 山椒ソース
◆ドルチェは自家製のカボスチェッロ
健康的なライトグリーン。冷えたグラスで爽やかな苦味とトロリとした甘さ。真夏の最上の食後酒だ。

2018/09/09 更新

22回目

2018/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

自分史上 最高の前菜盛り合わせ

Radiceとはイタリア語で木の根を意味する。その名の通り、地元にしっかり根付き愛されているお店だ。
ここのお店の前菜盛り合わせには毎回感動させられる。大きなガラスの皿に6〜7品の珠玉の前菜が芸術的に盛り付けられる。全てに手を抜かず、細かな心配りと調理技術が施されている。温かいものは熱々で、冷たいものはヒンヤリと、全てが美味い状態で同時に出てくる。
自家製の生パスタ、新鮮で安全な肉や魚を用いたメインも絶品な美味さだが、今回は特にこの前菜盛り合わせをご紹介したい。

◆前菜盛り合わせ【名物】
・ジャガイモの冷製ポタージュ
旨味のあるジャガイモ。さり気なく入れられた芳醇な魚のコンソメジュレが食欲を唆る。
・真子鰈のカルパッチョ
皮目を見せる魚のカルパッチョは珍しい。切れ目を入れて染みやすく、炙って香味と舌触りを調節しているようだ。刺身では得られない美味さ。
コリコリした元気な野菜との組み合わせが楽しい。土台になっていたナスのペーストも夏を感じさせる。
・万願寺唐辛子の肉詰め
温かい。そしてハーブの香り豊か。肉のジューシーさと唐辛子の元気な苦味が絶妙だ。
・カプレーゼカナッペ
カリッと焼かれた小さめなバゲットにサッパリとしたクリームチーズ。自家菜園で育てられたプチトマトは甘くて濃い味。果肉を味わう中央のトマトと周囲のそれとは違う種類なのだろう。2種のトマトで食感、酸味、甘みをバランスさせているのか。
・イカとアスパラ炒め
丁寧な焼き加減によるプリッた食感と旨味。焼き色がとても綺麗でパワーのあるアスパラの緑と良く合っていた。温かく食べられる。
・ホタテと焼きポレンタ
絶妙な焼き加減のホタテの貝柱は甘く、そして香ばしい。ポレンタとトマトソースは彩り、味わい共に絶妙な組み合わせだ。
・オクラのオムレツ
◆駿河湾産生桜海老のタリオリーニ【絶品】
この時期になると作られる期間限定のパスタ。香ばしく芳醇な海老のソースが細めのパスタによく絡む。ワインがすすむ。
◆子羊のロースト(2ピース)
熱々で柔らかく、羊の味がしっかり。そして不思議なくらい上品だ。食べやすく切り分けてくれている。そんな心配りも嬉しい。
自家菜園で収穫された野菜は丁寧に調理されそれぞれの個性が引き出されている。それらの盛り付けは立体感があり皿上のデザインの完成度を高めている。山椒のソースがビビッド。
◇赤ワイン 14HANDS 2014
アメリカのブレンドワイン。様々な果実味が繰り返し口の中で感じられる。タンニンは控えめ。良い意味で複雑、そして奥の深い味わい。
◇グラッパ
ドルチェの代わりに。消化を助けるグラッパを頂けるのが嬉しい。

2018/08/12 更新

21回目

2018/04 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

生田の丘にイタリアンの爽やかな風が吹く

優しく誠実なご夫婦が営む地元愛溢れるイタリアン。
オープンして5年。週末は高感度な夫婦や家族連れで上品な賑わい。しっかりと根を張ったように見える。
そんなこのお店が『コモレバ』という雑誌に掲載されたとのこと。早速拝見しました。昭和の生きた男のための雑誌だとか。強面なコンセプトながらとても爽やかな記事だった。
俳優の迫田孝也さんが散歩人の役。生田の駅前商店街を抜けると洋食の風が吹いた?との設定だ。
写真綺麗。お店の特徴やその日の様子を上手に表現してある。
ご覧あれ。

http://conex-eco.co.jp/food/17920/

ウイークデイの会社帰りに一人ブラリ。
■蛤の白ワイン蒸し
新鮮な蛤。ガーリックの香り控えめで貝の旨味を引き出す塩とハーブの加減が絶妙だ。ワインで蒸された貝のスープにはホカッチャを付けて。
トッピングには自家菜園で育てた緑の濃い春野菜が。
■鴨のロースト
ハンガリー産の鴨を輸入。疫病などで流通が滞るフランス産よりも安定しているし、良質な物がリーズナブルに入荷できるとシェフが語る。
鴨の味がしっかり感じられる。もちろん臭みもないし、縮こまっていない。歯ざわりも舌触りも上質だ。そして、酸味を抑えたワインソースは格別。これだけ舐めても良し。深い旨味の向こう側から反射してくる爽やかさみたいな。これが鴨と合わさった時の立体感のある美味さは言葉に表せないものがある。
付け合せの野菜達。可愛らしい蓮根の若さのあるコリコリ感が印象的だった。

2018/04/08 更新

20回目

2018/02 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

カジュアルな親しみやすさと共に感じる格調の高さ

8人のパーティーで伺った。事前に相談すると予算に応じたコースメニューを提案してくれる。
このお店の特徴は楽しさと洗練さを併せ持つところだろう。素朴で力強いイタリアンというよりは、周到に準備をして緻密に仕上げる緊張感があり、優しくてカジュアルなサービスと一緒に格調をも感じさせる。
自家菜園で採れた新鮮で安全な野菜、旬の魚や肉、手打ちパスタで嬉しい驚きの溢れる時間を過ごさせてもらった。

■魚の出汁のジュレに蕪のムースを乗せて【絶品】
沢山の色々な魚から丁寧抽出した出汁は臭みがなくとても深い味わいだ。蕪のムースはキメが細かく上品だ。ジュレとムースを口の中で合わせたときの感動は忘れられない。動物系と植物系、海の幸と山の幸が織りなす立体的な旨味に皆から歓声が上がっていた。アクセントのキャビアが高級感を演出している。
■前菜
・メヒカリのフリットとキャロットラペ
熱々のフリット。プリッとした白身の適度な熟成感を上手に引き出す塩加減が絶妙。骨まで食べられる。
・ゴボウの赤ワイン煮
・蛸のカルパッチョ
・ほうれん草のキッシュ
■きのことゴルゴンゾーラソースのニョッキ
薄くてパリパリの焼きチーズの蓋を破ると中から芳醇なゴルゴンゾーラとキノコのの香りが立ち昇る。サプライズ性のある粋な仕掛けだ。赤ワインが進む。パスタを楽しみながら、砕いた香ばしい焼きチーズをつまむ。とても楽しい料理だ。
■大山鶏の丸焼き
4.3kgの巨大な塊の登場に場が盛り上がる。その迫力もさることながら、焼き色の美しさに目が奪われる。全体が万遍なく淡い小麦色に。表面には細かいハーブ、中にはニンニクなどが入っている。焼いて休ませての作業を何度も繰り返してこの焼き具合に持っていったとのこと。この繊細で丁寧な仕上げがこのお店の特徴だ。
各部位を切り分けて一人一人に盛り付けてくれる。とても綺麗なレイアウトだ。柔らかく旨味を残した絶妙な焼き加減。バサつかずしなやか歯応えが心地よい。
付け合わせのホワイトアスパラはジューシーで甘く、シャキッとした歯応え。蓮根はパリッとした感覚を残した焼き加減。
パーティーならではの醍醐味と肉と野菜の上等な味わいのコラボ。

素材の種類も多く複雑なコース料理の一つ一つの要素に手を抜かず、それぞれの料理の流れや合わせて食べた時の感覚まで想像しながら仕掛けをつくる感性と努力に感動。

2019/02/22 更新

19回目

2017/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

常に一つ先の世界を追う料理人魂に感動

クリスマスディナーで伺った。
「気持ちのこもった物を食べると幸せになれる」昔、本で読んだ事がある。
このお店の料理とサービスにはそれを感じさせられることが多い。
当日の料理も前菜からドルチェまで、全ての一品一品が気迫と技と思いやりのこもった物で、驚きと感心を頂きながら家族の団欒を楽しませてもらいました。

■前菜
・白身魚の蕪のムース
真白のムースは上品な蕪の風味の奥に特別なブロードによるコクがありそうだ。白身魚の刺身を型枠にして形作られている様も面白い。
・車海老 パプリカと海老のジュレ
パエリアの爽やかさと海老の濃厚な出汁による芳醇なジュレ。温かな車海老の身は浜茹でのような絶妙な塩加減。ジュレを乗せて食べると物凄くリッチなアジに。
・ホワグラとりんご 青森のとうもろこしのパンにはさんで
立体的な盛付けから上質なフレンチを連想するが、独創的な味。濃厚なホアグラと甘酸っぱいりんごを交互に食べる。口の中一杯に広がる贅沢なハーモニーに唸る。そのソースをトウモロコシのパンに浸して食べる。
・やりいかの肉詰め、ジェノベーゼソース 焼きトマトを添えて
熱々だった。パリッとした食感のやりいかの皮は香ばしく、ハーブを感じる肉も美味し。ジェノベーゼソースとの相性は抜群でハーブの爽やかさが口に残る。焼きトマトは酸味控えめでとても甘い。

■パスタ 赤のトルネッティ/鱈のムニエル/スモークしたじゃがいものソース【絶品】
とても手の込んだパスタだ。ビートを練りこんだパスタはなんとなくクリスマス。鱈のムニエルは旨味と香りが贅沢。じゃがいもソースは燻製の香りとブロードで上品な芳醇さ。少しづつ全てを合わせて食べると、相乗的な味わいが感じられる。トッピングの青菜は炙られた焦げ目がほろ苦く、アクセント効果あり。この辺りのセンスには感心というか感動を覚える。

■メイン 白甘鯛のポアレ スーパーグリーンピスタチオソース【絶品】
赤ワインに合う魚料理をいうテーマで生み出された料理だとか。かなりの肉厚の立派な白甘鯛だ。鱗が香ばしく総立ちになっているのは丁寧にポアレされた証。旨味を引き出す塩加減は絶妙。そして、この最上の白甘鯛と赤ワインを繋ぐ役を果たしたのが、この鮮やかな緑色のソースだった。その素材はなんと。生でも食べられるという、スーパーグリーンピスタチオだった。コクのあるナッツ感とオイル感。白甘鯛に着けて食べるだ瞬間から押し寄せる美味しさの洪水に驚愕。赤ワインとの相性はもちろん。

■ドルチェ ホワイトチョコレートのアイスクリームとビートのシャーベット
ビートの酸味で我に帰る感じ。アイスクリームは上部が炙られていて、カラメルのようなほろ苦甘さ。様々な味覚を刺激するドルチェだった。

2018/01/06 更新

18回目

2017/10 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

フルコースを手打ちパスタで表現する凄腕

地元が誇る、地域No.1の実力店。
前菜からドルチェまで、全てを手打ちパスタで表現するというイベントに伺った。
一皿一皿が手の込んだ料理で構成されたとても充実したコースだった。作り手の技術や知識、そして、何よりも料理に打ち込む強い気迫を感じる。
5皿の料理に合わせ、グラスで5種のワインを勧めてくれる。心配りの行き届いた一流のサービスを味わえる有り難い体験だった。

<スペシャルパスタディナー>
■温かい前菜
・イカ墨を練りこんだ漆黒のタヤリン(細いパスタ)
香味野菜とイカすみだけを煮込んだソースは臭みなくとても芳醇だ。
三陸のアオリイカはパリッとした歯ざわりの後から旨味が追いかける。
北海道のウニのオレンジは上品な色彩のアクセント。イカ墨を絡めて食べるとそれぞれのコクが相乗した旨味を醸し出す。
トップのキャビアはなんとも豪華。今日のコースの行方を期待させる。
■パスタ1
・ニョケッティのアメリケーヌソース
濃厚で深い甘みのあるソースにニョッキより小さな艶のあるパスタ。味の染みこんだズッキーニ。パスタはスプーンですくって食べる。合わせてくれたしっかりめのナパの白ワインとの相性も抜群。
海老は脚と肝の部分の旨味、尻尾の甘みのそれぞれがしっかり引き出されていた。
■パスタ2
・ハンカチパスタのゴルゴンゾーラソース
彩り豊かなハーブや花びらを極薄の生地に散りばめて挟んだハンカチパスタ。それを敷布団と掛け布団のように使う。半熟玉子と生ハム、熱々シャキシャキのホワイトアスパラとジューシーなグリーンアスパラが中に。そして、上から濃厚なゴルゴンゾーラチーズのソースが掛けられている。
めくって半熟玉子にナイフを入れる。鮮やかな黄身が溢れてソースと混ざる。それにそれぞれを絡めて食べる。弾力のあるパスタの食感が心地よく、多彩な味わいが楽しめるとても贅沢な料理。

■メイン
・ジャガイモとトリュフのラビオリ蝦夷鹿のラグーソース
・蝦夷鹿の赤身のロースト
ラビオリにナイフを入れた瞬間にトリュフの香りが広がる。4皿目にしてまた食欲が蘇る感じだ。プリッとしたパスタの食感と深みのあるソースとよく合っていた。
蝦夷鹿は引き締まった感じだが、しなやかで柔らかな噛み心地で全く臭みのない上品な赤身の味がした。
■ドルチェ
・温かいヌーディー 紅茶のソース
自家製ラムレーズンが入ったパスタ。皮のない中身だけの粉感のあるパスタ。汁気のある柔らかな団子のような、生まれて初めての食感。これもパスタなのかと驚き。
冷たいアイスクリームと中央に置かれた梨で仕切られていた。

2017/10/30 更新

17回目

2017/10 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

臨機応変なアレンジも一流なイタリアン

上質で本格的な料理と心温まる一流のサービスが楽しめる小さなイタリアン。秋の平日の夜に、一人で伺った。

■鰆のソテー じゃがいもの燻製ソース
脂が乗り切った3kg超えの上物を仕入れた聞き、迷わずお願いした。鰆は回遊魚なので地方によって旬が違うのだとか。関東では10/中旬の今が旬だ。
まず、今日飲みたいワインの種類を聞いてくれる。それによって調理の仕方やソースを変えてくれるという。なんて贅沢な。
選んでもらったワインはボルドーのドゥルト2014。酸味が少なくシャープで重い、好みの味。
いよいよ、鰆が登場。大きな濃茶の皿の中央に堂々と鎮座するサワラは肉厚で迫力がある。それに応じるように長茄子や大きなズッキーニなどの野菜達が力強く囲むレイアウトだ。ソテーした際に使われたものか、カリッとしたガーリックがそれぞれの野菜の上に乗せられており、少しユニークだ。鰆の周囲にはじゃがいものソースが。燻製の風味が乗ったこのソースは、脂ののった鰆によくマッチするし、なによりこのワインによく合っていた。大きな鰆は背、腹、皮と部位によっての味の違いが楽しめる。皮はしっかりソテーされて香ばく、噛み締めると脂身の旨味が染み出てきて美味い。

■椎茸に乗せたサルシッチャ
よく見ると、スマイルみたいなレイアウト。
イタリアンソーセージの中身のようなハーブ入りの肉団子。それがプリッとした椎茸と一体化したボールに。肉汁とジューシーな椎茸の汁が混ざり合う。なんとも言えぬ芳醇さが口の中に広がる。トマトソースを着けると爽やかな風味が。

■万願寺唐辛子を入れたパルメザンチーズのチェスティーノ
自らの農園で育った万願寺唐辛子がチーズの籠に入れられている。このチェスチィーノの形が芸術的。その場の感覚で溶けたチーズで造形するらしい。これを崩してチビチビと。心地よい苦味の唐辛子と合わせて食べるとワインのツマミに最適だ。

2017/10/16 更新

16回目

2017/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

絶品! のどぐろカルパッチョ

平日、仕事帰りの20時。晩ご飯に伺う。
ディナーのコースはお腹に重いので、こういうアレンジは嬉しい。
厳選されたグラスワインを飲りらながら至福の晩ご飯。地元民だけに許される贅沢な体験だ。

■のどぐろカルパッチョ【絶品】
下関ののどぐろ。皮目を焼いて香ばしさアップ。その皮下の脂と身の脂の旨味がそれぞれ感じられる繊細かつ芳醇な一品。細かく刻まれた野菜やハーブ、スパイスは大人の歯ごたえと香り。魚のカルパッチョはそもそも日本で生まれ、イタリアに逆輸入された経緯がある。このような日本のシェフの弛まない創作努力により発祥したに違いない。
中央には茄子のタルタルとたっぷりのジュレ。このジュレが秀逸だ。たっぷりの魚の骨や内臓から長い時間を掛けて抽出したものだとか。少しずつ口の中で溶かしながら味わう。上品で芳醇で贅沢な世界が広がる。白ワインによく合う。茄子のタルタルと一緒に食べると味の立体感が増すようだ。そして、また、白ワインが進む。
■トリッパのトマトソース煮込み
特筆すべきはトリッパの質と煮込み具合だろう。臭みのない弾力感のあるトリッパ。人それぞれ好みはあれど、噛み切る瞬間のシャキッとした歯応えが自分は好きだ。少しでも煮込みすぎるとこの感触は失われ、一気にその緊張感が失われてしまうはずだ。赤ワインと。
■嶽きみと野菜のロースト
青森のブランドとうもろこし。甘みと旨みあり。
■嶽きみとシラスのパスタ
とうもろこしの甘みとプチプチ感、シラスの旨みと柔らかな舌触りがオイルでよく絡めてある。そんな贅沢なソースと具はショートパスタのトゥロフィエと共に食べやすく味わいやすかった。

結局のところ、料理の美味さに惹かれ、晩ご飯どころか立派な飲み会になってしまった。

2017/09/09 更新

15回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

至高の一人飲み

ピンクの豚キングに守られた、気軽に利用できる本格イタリアン。
記念日の利用、親戚や友達の集まり、そして会社帰りの一人飲みまで。今では完全に生活の一部にしてしまっている人も少なくないと言う。
今日は久々の一人利用で伺った。

■ニュージーランド産仔羊のロースト【絶品】
幅40cmの大きな皿に盛られたこの一品は強烈なインパクトだ。その立体的な盛り付けは生花や日本庭園の構成に似ており、シェフの造形的センスと知識を窺わせる。
中央にとられたラムチョップは厚めにカットされたもので贅沢な噛み応え。脂身は甘く赤身は美味み深い。ニュージーランドは今が冬。脂をしっかり蓄えていて、これからが旬だとか。なるほどの美味さ。香草や独自のソースでその旨味は引き出され高められているように感じた。
左には大きな茄子。ガーリックの旨味油がしっかりと染みるよう細かく包丁が入っている。クミンの実が口の中でパチッと弾け、爽やで楽しい。しし唐は艶やかな緑で甘い。
右にはズッキーニ、じゃがいも、にんじん、蕪のロースト。一つ一つが丁寧に仕上げられている印象。仔羊の骨と調和するようにピンと立つオクラは見た目、歯応えの両方にアクセントとしての効果。
写真を拡大すると解るが、可憐なうす紫をした花が散られていた。ローズマリーの花だとか。この花の存在が全体に和を漂わせていたのだろうか。こんな繊細な演出も料理を深く楽しむ上でとても嬉しい。
■チーズ盛合せ
■ルビーグレープフルーツのシャーベット
甘みを抑えた大人のシャーベット。仔羊の脂をしっかりリセットしてくれた。

2017/09/02 更新

14回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

安心素材のイタリアン創作料理

地元の食通が足繁く通うイタリアン。自家菜園で育てた安全で美味い野菜を使った創作料理が楽しめるお店。見た目も美しいその料理は楽しい驚きとと共に安心感ある説得力を持ち合わせる。厨房ではシェフが寡黙に調理に取り組んでいる。キッチンの窓から、その作業の様子を覗いてみるのも面白い。

■今日の前菜6種
・ジャガイモと新タマネギのポタージュ
キャビアのアクセントが視覚的にも味覚的にも効いている。
・ヤリイカのソテー
アンチョビの香りか。パリッとした食感とともに上品で芳醇な香りが楽しめる。
・豚足のテリーヌ紫キャベツ添え
豚足のまったりとした舌触りとツルンとしたテリーヌの食感のコントラストが面白い。脂感が気になりそうなところに紫キャベツのマリネをあてがっている。
・サワラのカルパッチョ
厚く切られたサワラはしっかりとした食感で、細かく切りそろえられた野菜のコリコリ感とよく合っていた。潜んでいるレッドペッパーを噛んだ瞬間に爽やかなスパイス感が。
・トリッパ
絶妙な柔らかさ。臭みがなくとても上品な仕上がり。
・自家栽培野菜のグリル
旨味と甘味が引き出された長茄子とズッキーニ。
■蟹と冬瓜のパスタ
蟹や魚介のスープがしっかりと染みた冬瓜は心地よい歯応えを残す。食べ進めると舌のあちこちに蟹肉を感じ、所々にトマトの風味を感じる。コクのあるソースなのに後味がサッパリした、夏にありがたいパスタ。
■大山鷄のロースト
自家栽培のタイムは元気の出る香り。ガーリックは香ばしくも臭みなく上品だ。パリッとした皮とプリッとした中身のコントラストが嬉しい。
■ポルティーニ茸のリゾット【絶品】
イタリアではキノコの王様という異名を持つポルティーニは香り高く、ブロードやチーズとよくバランスしている。米の粒感を楽しみながら思わず目を細めてしまう一品。
□赤ワイン
・MOMAロッソ
□グラッパ

2017/08/19 更新

13回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

洗練されたイタリア料理を味わう哲学を知る

小田急線沿線の神奈川エリアでNO1のお勧めイタリアン。夫婦で営む小粋な店だ。技巧派シェフによる創作的な料理と、ホスピタリティ豊かな奥様が選んでくれる自分にピッタリのワインで贅沢で楽しい時間を過ごす。
傾向として、一つの皿に芸術的に盛り付けられた前菜の盛り合わせが好評で、出てくるとかならず歓声が上がる。だが、特筆すべき特徴が全てを貫いているように思える。
それは料理道の精神のようなところに。一品一品丁寧に調理された材料を別々に食べたり、溶かして食べたり載せたり。食べる人にその食べ方を委ね、試す楽しみや発見を与えてくれる。決して押し付けることなく、食べる人の知性や感性をくすぐるような様々な工夫がなされている。
そんな事を感じながら丁寧に味わうと、また一つ深い料理の楽しさを感じることが出来そうだ。

■前菜盛り合わせ
・ジャガイモと玉ねぎのポタージュ
さらりとしたポタージュに琥珀色の魚介の煮汁のジュレを少しずつ口の中で溶かして頂く。贅沢なキャビアがアクセントに。
・大山鶏のササミに小麦粉をまぶたもの。素揚げしてあるのかな?薄っすらと味が染みた衣と控え目なササミの味が上品にマッチ。バルサミコ酢が爽やかなアクセントに。下に敷かれたレンズ豆はコクがあって芳醇で、ササミに載せて食べるとまた違った味わい。
・ヒラメとイナダのカルパッチョ
小さはサイコロ状のコリコリ野菜とモサモサのディルと共に食感が楽しい。イナダの上品な甘みが後から湧いてくる。
・豚足のテリーヌ
細かな直方体と立方体にカットされた豚足が綺麗に並んでいるところがこのお店のシェフの感性なのだろう。煮汁は驚くほどに上品でコクのある豚足とのバランスが絶妙だ。赤いキャベツの酢漬と合わせて気分転換出来るのも嬉しい。
・網焼き野菜
長い茄子と太いズッキーニと分厚い蓮根。素材の味をしっかりと引き出す匠の焼き方には感動させられる。綺麗な網目状の焼き痕は見た目だけの効果だけでではない。香ばしくアミノ酸のような旨味をにじみ出させていて、深みのある味わいを楽しませてくれる。この効果はメイラード反応と呼ばれているらしいが、シンプルな料理故にそれを実現するシェフのテクニックを素直に感じることができる。
・生ハムとマンゴー
■蛸のラグーパスタ
細かく切った蛸が入ったトマトソースはコクがありとても深い味わいだ。自家製のフェットチーネは腰がありシコシコでソースの力強さと良く合う。
■SPFポークのグリル
引き締まったアスリートのような肉の美味み。豚肉とは思えない鮮やかなピンク色だ。皿の端にさりげなく盛られた塩胡椒と自家製山椒のソースで好きなように調味して頂く。そんな楽しみ方の選択が出来る気遣いがありがたい。
当日は特別にトウモロコシのリゾットを添えてくれた。濃厚な甘味の後に米の粒感とコクが追いついて口の中が至福の渦に包まれる。感謝!

2017/08/14 更新

12回目

2017/07 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

夏に味わう上質で粋な美味さ

高感度で気さくな夫婦が2人で営む小さなイタリアン。「知る人ぞ知る」ではなく、「知る人しか知らない」名店だ。ポリシーが強く出た料理と優しい気配りのサービスが地元民にはたまらない。厳選されたシャンパンやワインはバリエーション豊富でどれも美味い。
当日は蒸し暑さの中、キンキンに冷えたシャンパンを口火にして昼飲みを楽しませてもらいました。

■前菜盛り合わせ
ランチョンマットに納まりきらないガラスの皿。その上には彩り豊かな元気な野菜達が。センスを感じさせる、なんとも華やかな盛り付けだ。
・ジャガイモの冷製ポタージュ
こくまろ。小さな器に旨味が詰まっている感じ。オリーブオイルの香りが爽やかなアクセントに。
・ガーリックトーストに乗せた豚肉のリエット
・鶏ハム
長い時間低温で調理されたものだろう。絶妙な塩加減により引き出された上質な旨味と艶やかな舌触りに目が細まる。
・元気な野菜のバーニャカウダ
それぞれの野菜が最適の食感で食べられるようにコントロールされていた。見た目では分からないシェフのテクニックと感性がそこにあったのだと、後から気づく。
・レタスのサラダ
■ゴルゴンゾーラチーズのオレキエッテ【定番】
このお店の定番といっても良い大人気のパスタだ。臭みは無い。その特徴を活かしながら上品な香りにブレンドされたようなソースだ。オレキエッテを一つ一つ絡め、ワインをちびちびやる。永遠に続けていたいサイクルだ。
■チキンローストと真鯛のポアレ
皮がパリッとしたチキンは温かい蕪と共に。真鯛はトマトを乗せてバルサミコソースで。融合の美味か。それぞれがそれぞれに楽しいコンビネーションを味あわせてくれる。

2019/02/22 更新

11回目

2017/05 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

納得のディナー

最上級の料理を最高のホスピタリティで。上質なディナーをカジュアルに。職人魂と思いやりのある心配りを夫婦二人で協業する小さなイタリアン。

◾️前菜盛り合わせ
・冷たい野菜カクテル トマトのジュレ
・ジャガイモのジェノベーゼとマダコの燻製
・イカとスナップえんどうのソテー
・鶏肉と蕗アサリのスープ煮浸し
・豚のリエットを炒めたキャベツに乗せて
・生ハムを乗せたマンゴー
どれもこれも。
一つ一つに特別な世界感のある前菜盛り合わせだ。温かいもの、冷たいもの、それぞれが一番美味しい状態で一皿に盛られている、写真を拡大すると、きめの細かい手業が見てとれる。普通のお店なら2-3皿に分けて出される位の密度とボリュームだ。
◾️ホタルイカと春キャベツのパスタ【絶品】
ホタルイカの肝のコクがしっかりとソースに伝わって、爽やかな青味を感じる春キャベツと絶妙なマッチング。
◾️ローストポーク 山椒ソース
綺麗なピンクのポークは柔らかく肉の味がしっかりと出ている感じ。ベースのソースに加え、お店の菜園で採れた山椒のソースを。これが、絶品。強い刺激を抑えつつ、独特の香りをしっかりと残している。個人的には去年の山椒ソースよりも、こちらが好きだ。これが豚の脂と物凄く良く合う。
◾️ドルチェ
・苺のアイスクリーム
・チョコレートケーキ

2017/05/25 更新

10回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

生田から 遠きトスカーナを思う

特別ディナーをいただきに。
カッチュッコはイタリアのトスカーナ地方の漁師料理だとか。地元が誇る新進気鋭の日本人シェフのアレンジによる伝統料理の味は、醍醐味ありの上品な仕上がり。

■前菜
・フライ3種:きびなご/モッツァレラチーズを包んだふきのとう/ウド
揚げたてのサクサク。それぞれ、素材の特徴が良く出ていて、食べ比べるのがたのしい。自家栽培のふきのとうは上品な苦味。モッツァレラチーズと不思議に相性が良い。
・タコのマリネ マスタード風味

■カッチュッコ
シェフ自らが鍋を運んでくれる。フタを開けると湯気の向こうから魚介と野菜がギッシリ。
エビやイイダコ、鱈、ムール貝、アサリの魚介。じゃがいも、玉ねぎ、トマト、芽キャベツの野菜達。
まず感心するのは、その見た目だ。それぞれの形を残しながら変化のある色合い。自然の食材でこれだけの変化とバランスを表現できるとは。
スープはヒラメや鯛、海老をベースにしているとか。鍋の下層にはムール貝とアサリがごっそり。ここからも出汁が出ているんだろうな。この醍醐味はさすが漁師料理だが、シェフにより実に上手に調和されている。
全ての具材を食べるのは不可能に近い、くらい具沢山だ。

■パスタ
カッチュッコのスープを使ってパスタを作ってもらえる。どのパスタを選ぶがは自由だ。スープの力強さを考えてタリアテツッレに。
これは美味し。だが、先ほどの鍋料理の味が記憶に残っているまま食べるのと少々飽きを感じる人もいるだろう。懐石料理の箸休め的なものを少しだけ挟むと格別に感じただろう。

■ドルチェ
イチゴとホワイトチョコレートのアイスとチョコレートケーキ
イチゴがいちごであり、本当に幸せだと訳の分からぬ感動を覚えるほどにフレッシュな甘みと酸味を引き出している。今宵の〆にふさわしいドルチェだ。

2017/03/01 更新

9回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

クリスマスディナーに伺った。
素材を厳選し丁寧に仕込まれた、シェフの魂の料理に感動。

■前菜盛り合わせ
・カリフラワーのスープ、ズワイガニのジュレ
・エビのグリル
ラルドというイベリコ豚の脂身を巻いた海老のグリル。脂身には豚と海老の旨味が染み込み、その焦げめも加わり芳醇で香り高い。高度で完成度の高い一品だ。
・鴨のロースト、茸のマリネ添え
・ヒラメとアボカドのタルタル
バジルを効かせたアボカドソースと新鮮なヒラメ。レッドペッパーとハーブの飾りがクリスマスらしい。
■生桜海老とスティックセニョールのパッパルデッレ
香ばしい桜エビ。その香りを移したオイルで和えた平たいパスタ。その絡み合いが絶妙。スティックセニョールと呼ばれる茎プロッコリーはとても甘く味がこい。
■魚貝のカルトッチョ【絶品】
キンキと沢山のアサリ。自家菜園で育てた野菜たちが密封された紙包みの中で調理されている味わい深い贅沢な一品。沢山の魚で取ったスープは琥珀色。まるで上等なコンソメのようだ。
■チョコレートとバナナのケーキ
甘さ控えめ、大人の味だ。少し遅れてバナナの後味。

2019/01/15 更新

8回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.4
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

根付いた! 地元民のための本格イタリアン

---2016年12月---

クリスマスディナーに伺った。
素材を厳選し丁寧に仕込まれた、シェフの魂の料理に感動。

■前菜盛り合わせ
・カリフラワーのスープ、ズワイガニのジュレ
・エビのグリル
ラルドというイベリコ豚の脂身を巻いた海老のグリル。脂身には豚と海老の旨味が染み込み、その焦げめも加わり芳醇で香り高い。高度で完成度の高い一品だ。
・鴨のロースト、茸のマリネ添え
・ヒラメとアボカドのタルタル
バジルを効かせたアボカドソースと新鮮なヒラメ。レッドペッパーとハーブの飾りがクリスマスらしい。
■生桜海老とスティックセニョールのパッパルデッレ
香ばしい桜エビ。その香りを移したオイルで和えた平たいパスタ。その絡み合いが絶妙。スティックセニョールと呼ばれる茎プロッコリーはとても甘く味がこい。
■魚貝のカルトッチョ【絶品】
キンキと沢山のアサリ。自家菜園で育てた野菜たちが密封された紙包みの中で調理されている味わい深い贅沢な一品。沢山の魚で取ったスープは琥珀色。まるで上等なコンソメのようだ。
■チョコレートとバナナのケーキ
甘さ控えめ、大人の味だ。少し遅れてバナナの後味。

---2016年11月---

初めて一人で訪問してみた。
丁寧に作られた多彩なオードブルをチビチビやりながらゆっくりとワインを楽しみ、最後に珠玉の肉料理を頂く。
本を読みながら、音楽を聴きながら、とても贅沢なひと時でした。

■蕪の冷静スープ
芳醇でありながらサラリとしたスープ。炒った海老の殻で出汁をとったソースと混ぜるととても芳醇で香り高い。大きなサイコロ状の蕪はしっかり出汁が染みている。そしてボイルした海老も一つ。スプーンを入れるのが楽しくなる。
■オードブル
・大タコのカルパッチョ
・豚のリエット
・椎茸とハーブ鶏のグリル
・きのこのマリネに乗った蒸し鶏
・生ハムを乗せたラフランス
■蝦夷鹿のしんたまのグリル【絶品】
それは珍しい。柔らかく、そして、きめの細かい赤身の肉は上品な舌触り。初めは塩で、次に特製のソースをつけて。丁寧に仕立てられたこのソースは艶やかなワインの香りを残したもので、肉の味を更に引き出していた。これは立派なフレンチの一皿だ。

---2016年10月---

完成度の高い定番メニューの間に挿入される季節の食材達。秋もの深まりを料理で楽しむのも贅沢。

■前菜盛合せ
・バターカボチャのスープ
意外とサラサラした口通り。ややきつめの塩味。
・秋刀魚のスモーク
きのこのマリネに乗せた秋刀魚は新鮮で程よくスモークされていて、そのコンビネーションの完成度に脱帽。
・豚肉のリエット
・ハーブの効いた鳥
温かい前菜。何度か頂いたが、このハーブの利かせ方はハイセンス。
・生ハムを柿に乗せて
■原木しいたけのラグーソースパスタ【絶品】
・原木しいたけの香りは普通じゃない!肉厚で歯ざわりも力強く、普通との違いを思い知らされる。それをしっかりコクのあるラグーソースに仕立ててある。 滅多に出会えない熟度の高い一流の料理だ。
■牛ほほ肉のワイン煮【定番】
ホークで簡単にほぐれてしまうくらいに柔らかく煮込まれたほほ肉は口の中でも直ぐに溶けて消える。その一瞬を楽しみたい定番料理だ。

---2016年9月---

数年前、住宅地の中に突如現れた本格イタリアン。今や夫婦で営む小さな名店に。
都会と比べて環境の変化や刺激の少ない場所でこのクオリティを維持するには想像を絶する忍耐力と創造欲が必要だろう。

今回は夜のパーティーでお邪魔しました。
■前菜盛り合わせ
・ムール貝の入った麦サラダ【絶品】
・嶽きみのテリーヌ生ハム乗せ【絶品】
・イワシのフリット
・トリッパ
・豚のリエット
・低温調理の鶏肉ゴルゴンゾーラソース
一品一品が丁寧に仕込まれた珠玉の料理だ。
ムール貝はプルプルで濃厚。カレー風味で仕上げられていて食欲をそそる。
嶽きみという糖度の高いトウモロコシは円柱状のテリーヌに。濃くて甘い。その甘さとバランスさせるように生ハムが乗せられていた。
■海老と冬瓜の冷製カペリーニ
大きな海老はとても新鮮で歯応えしっかり。アサリの出汁を染み込ませた冬瓜がとても味わい深い。パスタは腰がしっかり、独特の噛みごこち。味の仕掛けにどこか和の心を感じた。
■宮古島牛と栗のラグーソースのタリアテッレ
ホロホロの牛、シコシコの栗。その食感の対比をグレービーソースの深い味わいでバランスしている。
■SPF豚白王のグリル山椒ソース
豚なのに赤々と!しっかりとした食感と肉の旨味が楽しい。気分転換に自家の山椒のソースを。

---2016年8月---

ランチパーティーにも快く応じてくれる思いやりのお店。
心のこもったサービスと昼でも真剣勝負の料理に出席者も大満足。幹事として鼻高々だ。

■前菜盛合せ
・たっぷり海産のジャガイモの冷製スープ(絶品)
・香草を和えた豚ミンチ椎茸乗せ
・同上の鳥の皮包み(珍味)
・豚リエットガーリックトースト
・生ハムを桃に乗せて
・新鮮な鰯のカルパッチョ
・夏野菜のトマト煮
■肉料理 豚の香草焼き(絶品)
4時間の低温真空調理の後にハーブとニンニクでグリルしたとのこと。
全体像は物凄い迫力!断面は繊細なピンクだ。
特徴は臭みのない上品な肉の旨み。そして弾力ありながらシャクシャクとした歯応えだ。
この感覚は生まれて初めて。
ミネラル感のある粗塩を振ると旨みが最前面に現われ、飽きが来ないのも嬉しい。
■魚料理
イサキ
■パスタ ゴルゴンゾーラソースのオレキエッテ
いつもよりサラサラとしたソース。夏だからか?
■ドルチェ
クレームブリュレ

今回もシェフの精魂込めた料理を堪能。
何度か伺っていると自分達の嗜好に合ったワインを揃えておいてくれる。
こちらから細かく要求しなくても、先回りした心配りをしてくれる。一流を知ったお店なのだ。

---2016年7月---

ここでの食事は何度目だろうか。キッチンの中で調理に勤しむ寡黙なシェフのセンスや技巧には毎度感心させられる。
そして、ホールの奥方の誠実で丁寧な料理の解説は美味しさや楽しみを高めてくれる。ワインのチョイスも全てお任せだ。

さて、本日のご馳走は5000円のコース。

■前菜盛合せ
・蕪の冷製スープ
・白バイ貝ペペロンチーノ風
歯応えのある新鮮なバイ貝を上品なペペロンチーノソースで和えてある。コリコリするシメジと一緒に。
・アボカドとバイ貝の肝とドライトマトのパテ
・生ハムを宮古島マンゴーに乗せて
マンゴーの甘さが半端じゃない。生ハムとは別に食べたほうがいいかも。
・夏野菜を乗せたサバのスモーク【絶品】
上品にスモークされたキラキラ鯖にフレッシュな野菜が絶妙。
・豚肉のリエット【定番】
・ラディーチェ菜園のサニーレタス

■ジェノベーゼソースのトロフィレ
これは美味い。
炒ったナッツとバジルのソースは芳醇な味わいにフレッシュな香り。
手打ちのトロフィレはシコシコした食感。全く同じ形をしたインゲンの歯応えとの対比が楽しい。ジャガイモのホクホク感も交じって飽きのこない工夫が。

■大山鶏のロースト ゴルゴンゾーラソースで【絶品】
パリパリ皮のモモ肉のローストは絶妙な塩胡椒の加減だ。これだけで美味し。更に珠玉のゴルゴンゾーラソースはとても上品で、鶏の脂とよく合う。
付け合わせの自家製野菜は自身の旨味を引き出される絶妙な焼き具合だ。長茄子はトロトロ。小さな玉ねぎは甘くてシャキシャキ。
ゴルゴンゾーラソースに浮く可愛らしいオリーブオイルの粒や肉の脇に配された塩胡椒、野菜に着いた網の焼き目は視覚的にも美しく、正に効能を備えたアートのよう。

■ドルチェ
恥ずかしながら誕生日月だったので。飾りの風花は全て自家菜園で採れたものだとか。手作りの思い遣りが温かく嬉しい。

---2016年6月---

久々に夜。
すっかりメジャーになって、予約が取れなともある地元人気店。

いつものコース5000円+1300円
■前菜盛合せ
・ジャガイモの冷製スープトリュフソース
・稚鮎のフリット
・バイ貝とジャガイモのジェノベーゼ
・自家製のハムとサラダ
・ボラのスモーク杏ソースとカラスミを乗せて【絶品】
■ズワイガニとズッキーニのカペリーニ【名物】
蟹のスープがしっかりで、濃厚なソース。細くて四角い断面の手打ち生パスタとよく絡む。
■仔羊のグリル【名物】
琥珀色のソースはなんと、この仔羊の骨や筋から取ったソースだとか。全く臭みのない上質な肉の味に深みとコクを与えてくれる。

すべての料理でその技とセンスに感動。サービスも親しみやすく、そして上品。久々にその実力を再確認した。
「地元民のための本格イタリアン」かなり高いレベルでそのイメージを定着させたのではないか。


---2016.1月---

ランチ再訪

■前菜
この時期の温かいミネストローネはありがたい。
鳥胸肉のヴィポーレは定番。艶やかでバサつかず食感、味ともに安心感。
色とりどりで賑やかな新鮮野菜は自家菜園のもの。よく考えたらこの季節にこれだけ多くの活きのいい野菜が食べれるなんて。
■トマトソースのタリアテッレ
アマトリチアーナだったかな?
フレッシュなトマトソースに菜の花のかすかな苦みが絶妙な取り合わせ。
■豚肩肉のロースト
脂身がない肩肉は心地よい歯ごたえ。肉の旨味がしっかりしていてとても美味だ。
付け合せの野菜達の焼き具合に関心。皮がパリッと焦げており、苦みなく香ばしい。特に蕪はその甘味と香ばしさのバランスにシェフの力量の高さを感じる。
マスタードのソースは個人的に苦手だった。ソースが無くても十分なので付けずに食す。
■黒糖のプリン
大人の甘さ。この甘さ加減にセンスあり。

太陽の光が射す店内でカジュアルに。
奇抜な料理ではなく、それ故に材料と調理の上質さを楽しめるランチでした。

---2015.12月---

年末の挨拶を兼ねてディナーを。
今日はとっておきのメニューに感動した。
▪️前菜
大アサリはその名の通り口の中いっぱいに。しかも味が濃い〜
小さなイカの中には美味しい具がぎっしりです。
▪️サボイキャベツとベーコンのタッリアテッレ
試行錯誤しながら自己栽培されたこのキャベツは味わい深くとても甘い。このパスタ、このキャベツとベーコンだけで味付けされているらしい。
素材を楽しむ究極の楽しみ方だ。
▪️白甘鯛のポアレ
美味し!
今年一番美味かった魚料理と断言できる。
白甘鯛は珍しい魚。よく仕入れたものだ。
手間をかけてポワレした鱗がパリパリ香ばしく、肉は旨味たっぷり。
▪️ドルチェ
メインが強烈すぎて、記憶がおぼろげです。

自家菜園で美味しい野菜を追求する研究心、良いものを逃さない仕入れの目利き、そして料理の発想や腕。その全てに頑張ってるなーときつも感心させられる。
これは、高いレベルのプロ意識がある証拠。
地域のNo1イタリアン店の地位を確実にしたと思う。
来年もまた、楽しく驚かせて欲しいです!


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夜に久々に行ってみた。
基本5000のコース。
今回も、真心と技術の融合に満足です。

◾️前菜5種
・ブタのテリーヌ
・ゴルゴンゾーラのプリン
・タラのそぼろみたいな
・豚肉のリエット
・焼きイカの乗ったサラダ
香り良し、味良し!ワインのアテには最高の品々、会話とお酒が進みます。

◾️小柱とキャベツのパスタ
イタリア語で布と言う名のパスタはパセリが練りこまれてるらしい。キャベツの葉と見た目にマッチ。貝柱とガーリックの風味のあっさりクリームと、もっちりパスタの絶妙な取り合わせに高いセンスを感じる。

◾️仔羊のグリル(+1000円)
柔らかくて臭みのないラムチョップは200gとボリューミー。
ハーブ、アンチョビのソースで飽きずに楽しめそうたが、何もつけずに食べるのが一番。その物の味が引き出されてるからだ。

◾️ドルチェ
純粋な苺と牛乳の味。シンプルに美味し。

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久々に。

5000円のコース
◾️前菜5種
・メジマグロ、タコ、焼きイカのカルパッチョ
・新鮮野菜のサラダ
・新鮮スズキ
・冷製スープ、エビのジュレ乗せ
・豚リエットを乗せたガーリックトースト
◾️ゴルゴンゾーラとキノコのオレキエッテ
◾️仔羊のグリル(+800円)
◾️ドルチェ
・フレッシュオレンジソースの牛乳プリン?
・マンゴーのソフトアイス

いつもながら、丁寧な仕事。
自家製の新鮮野菜も味わい深い。
だだ、パスタとメインのバリエーションは定番化しており、印象としての新鮮味はない。
素材や仕込みにもこだわった料理だ。もう少し詳しく料理の説明をしてもらえると嬉しいし楽しめるのだが。
一流の味、心のこもった接客。定着してきただけに、新たなサプライズを期待したい。


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ランチに伺う。
2,800円のコースをお願いした。

◾️スープ
・自家製ジャガイモの冷製スープ
ジャガイモの味は癖が無く上品。

◾️前菜
・鶏胸肉のサラダ
艶やかな胸肉⁈プリプリした食感、しっかりした味。パサパサ感は無く、まるで上質なハムの風味と食感。

◾️パスタ
・リッチーナとしらすのオレキエッテ
しらすの風味乗ったオイルで絡める塩味パスタ。味加減と野菜の歯触りが絶妙だった。

◾️魚
・白身魚魚のポアレ魚介スープ仕立て
厚肉の魚はホロホロで上品な味わい。しっかりした魚介のスープと絡めると最高のコンビだ。

◾️ドルチェ
・クリームカラメル
クリームは甘さ控えめで大人味。カラメルの膜が厚く、割るのに苦労する。上品なクリームと一緒に感じたい苦甘い味が楽しめないのが少し残念だ。

手作りのパスタ、自家菜園の新鮮野菜をベースに安心できる旬の素材を取り込んだ丁寧な料理。
ランチも手を抜かない気迫が感じられる。
ただし、サラダのボリュームが大きく、女性には完食が難しいかも。コースごとに前菜の量を調整した方がかえって親切かもしれない。

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期待を込めて夜に再訪。
素材、料理とも最高でした。
このお店の規模だから、こんなに丁寧な仕掛けが出来るのだろうか?

5000円のコース
◾️前菜
・タコとトマトと夏野菜のガスパチョ
・ゴルゴンゾーラ
・豚肉のリエット
・ご飯に乗せた炙り帆立貝柱
・スモークサーモンのサラダ
一番印象深かったのが、ガスパチョだ。爽やかなトマトの酸味、細かく刻んだ夏野菜の食感が冷え冷えで気持ち良い。塩が効いたタコが絶妙なアクセントに。

◾️パスタ
・新鮮バジルのジェノベーゼ
新鮮なバジルが如何に香り高いか実感できる。インゲンがパスタと同じ形をしていて口に入れたときにどちらか判明。楽しいな。ポテトは特徴あるソースの中でもしっかりとした味わいを出してくれる。クルミのトッピングが全体を豪華に見せているようで、歯応えの気分転換にもなる。

◾️メイン
・無菌豚「白王」のグリル山椒ソース
この鮮やかなピンクを見よ!
とばかりに迫ってくる色彩には驚かされる。筋がなくとても柔らかい。
付け合わせの野菜達も網焼きされ、丁度良い焼き具合。それぞれの歯応えを楽しめる。

◾️ドルチェ
この、チョコムースは今まで食べたことがない美味さだ。カカオ控えめ、甘さ控えめで柔らかくもしっかりとしたコクがある。上質な洋風羊羹?
これは、違いの分かる大人たちを唸らせること間違いなしだ。

前述したが、とにかく丁寧な料理。
そして、思いやり溢れるサービスには感服。
なんと野菜は自家製だと!ここで出すために安全で美味い野菜を作るところから始めているのだ。

ボリュームが多いのも思いやりなのだが、満腹を超えると自らの貪欲さを責める心が芽生えてきて苦しくなる。結果、もったいないことに有り難さが目減りしてしまうのだ。
次回はひとつ大人になって、ボリューム控えめにしてもらおうかな。


生田に出来た小さなイタリアン。
家の近くで上質なサービスと本格的な美味さがが堪能できる。待ちに待った? 嘘みたいな本当の話だ。

夜はコースメニュー2種。
5000円のコースを選んだ。
◾️前菜盛合せ
・大正メークインの冷製ポタージュ
・豚ロースの自家製プロシュート
・豚肉のリエットガーリックトースト乗せ
・牛タンの入ったテリーヌ
・サーモン香草のせ
・新鮮野菜のサラダ

それぞれがとても丁寧でオリジナリティーを感じさせる。絶妙な塩加減で素材の特徴が活き活きとしている印象だ。
種類とボリュームには満足。こんなに盛り合わせないで分けて出してくれてもいいのにな。

◾️パスタ
・ゴルゴンゾーラと茸のオレキエッテ

これは絶品。ゴルゴンゾーラのコクとパスタのモチモチ感がバランスしてる。赤ワインが進む。

◾️メイン(肉)
・白王無菌豚と野菜のロースト 山椒ソース

信じられない食感だ。バサバサしない脂っこくない、まるで高級な地鶏のような歯応え。味わい深い肉の味はしっかりと口の中に広がってくる。気分転換に山椒のソースを着ける
ととても爽やかで、とても楽しくなる。
付け合わせの野菜達は鮮度を活かした浅い焼き加減。パリパリとした食感が肉と対比的。
肉と野菜、ソースとそれぞれの色彩のバランスも美しい。
五感で楽しめるよう工夫されているような、これが匠の仕掛けなのか。

◾️ドルチェ
・チョコレートムース
・半分凍ったクリーム カラメルアーモンド
・林檎の赤ワイン漬け

甘さを抑えたチョコレートも良かったが、半分凍ったクリームのような食べ物は生まれて初めて食べた。カラメルの甘さとほろ苦さ、アーモンドのカリカリ感、半分凍った状態のクリームのジュワッとした感じ。これが一つに合わさった時、驚きと戸惑いが混ざったような感動が起こる。

ワインは3000円超のものからラインナップされ、5000円弱の物が多く揃ってる。どれもこだわって仕入れたようで、説明を受けるとかえって悩むかもしれない。

店内は明るく清潔。装飾品が少ないが飾れそうなところはいたる所にある。これから少しずつ増えるといいな。
客席はベンチシート一本で合わせて16席位か。

ご夫婦でやっているようだ。旦那さんが厨房で料理を。前述の印象から察するに、何処かの有力店で修行を重ねてきたに違いない。奥さんがホール対応とお酒の相談。料理のタイミングも客の様子を見ながら夫婦で目配せしているようだ。
二人とも誠実そうで、我々庶民に対してもとてもフレンドリーだ。

生田の駅から離れたこの場所に、よくぞお店を出してくれた!
その志を絶やさぬように、是非とも地元の食通庶民で応援したい。

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2016/12/24 更新

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