86回
2018/09 訪問
台風の夜です。神保町の隠れ家はひっそりと・・・。
2018/09/06 更新
2018/08 訪問
やっぱり大好き。鶴八さん。
世間さまのお盆休みも終わって、あ〜らら、なんか涼しくなったわねぇ、
っと、思ってたら、まったまった猛暑のぶり返し。あぢ〜。
涼しさに喜んだカラダには、いっそう厳しく感じられる真夏日となりました。
ちっとばかし早くなった日の入りですが、夕暮れはまだの午後6時。
路地をてくてくしてると、反対側から部長さんクラスなリーマン氏のおふたりが・・・。
おやっ、と思ってる間に暖簾をくぐってしまいました。
で〜もぉ。予約してるから、余裕だもんね〜。
わらも、続いて、お玄関扉をが〜らがら。こんばんは〜。
先のリーマン氏たちは、入り口に近いお席。わらは、そのお隣の3番です。
カウンターは7席なんで、3番4番あたりが特等席かな。
まずはまずはのお飲みモノを、ですよね〜。
暑さにうだりながらまいりましたんで、ちめたぁ〜いハイボールをぐびり。
あああああ〜。喉がカラダが喜ぶ〜。生き還る〜。
今宵の鶴八さん事始め。しほむし。
うへへ。いつものいつもの、この旨さ。海のめぐみ、そのまんま。
おやっ。人肌だ。ちめたくない。いつもそうだっけ〜。
今回、はじめて気〜ついたわ。ふんふん。
お次は、っと。
ネタ札をながめつつ、今宵の組み立てをあれやこれや迷って・・・。
こぶ〆をお願いしました。
うう〜。ほんのりな飴色です。ナマよりも薄い造り。
ははん。この薄さがこぶ〆に合うんですね。もちのろんで、えんがわつき。
ねっとり。しっとり。くにくに。うんまぁ。
ここいらで、キクマサの冷酒をば。さてさて、そろそろ握りだなぁ。
いっちばん奧にいらっしゃるお方の「あじ」のお声に便乗。
あれっ。あのお方。先だってもごいっしょになった殿方じゃあ〜りませんか。
こないだは、入り口サイドの端っこにいらっしゃいましたな。
とっても品のある紳士なお方でしたんで、海馬くんに残っておりました。
続いて・・・。
かれい+しまあじ。
もうもうもう、こやつらはマイ鶴八さんですね。
お次はなぁ・・・。
思いきって、鉄火巻きをお願いしました。
天下布武な鶴八さんの鉄火巻き。
鉄火巻きは、どっちかっていうと〆にふさわしいんですが、
いつもおナカがいっぱいになってしまって、あえなく断念してまして。
ですんで、今回は、中盤にもってきたという次第。
まぐろの赤身からトロのミックス身がメイン。
酢めしは海苔とのつなぎ役です。
うひゃひゃ。ほとんどが、トロだぁ。で、赤いのちらほら。
思わず、にんまり。親方も、にんまり。
だいだいだぁ〜い好きなこはだで、〆。
いつもの半身づけではなく、ちっと育った新子ちゃんの1尾づけでした。
いんやぁ。サイコ〜な〆加減。しっとり〜。
おナカもココロも大大大満足じゃぁ。
4月以来、月一詣でしたんですが、こりゃ、ひと月我慢はツラいなぁと、
なんと、お次は、2週間後に予約しちゃいました。
ううう〜。おサイフさんは、怒るだろうなぁ。
ごちそうさまでした。
2018/08/22 更新
2018/07 訪問
猛暑日の黄昏時におじゃましました。
4月にお初のおめもじから、4度めと相成りました。
江戸前寿司の正統派の鶴八さん。
食べたいのを食べたいだけ、おつまみでも握りでもいただけます。
この日は猛暑日でしたんで、ちめたぁ〜いハイボールで喉を潤していると、
「お待たせしました。ご注文、どうぞ」っと親方がお声かけしてくださいました。
キホン、親方おひとりで熟していますから、準々になんですね。
ですから、お先っ走ると、待ってねと、相成ります。
もうね、決まってますのん。まずはの、おつまみは、
しほむしさん。
そして、今宵は、しまあじくん。
しほむしは、もうもうもう、定番ちうの定番なおいしさ。
海をいただいてるって感じですかな。
ここいらで、キクマサの冷酒をば。
しまあじくん。
おおお。はらんぼのいっちばん旨いとこを切りつけてくださいました。
しっこしこ。こっりこり。あまぁ〜い。うんめぇ。
で、もう、握りです。
キクマサのおかわりも。
あじ
こはだ
とり貝
しまあじ
こぶ〆
ここいらで、腹9分め。
あ〜。もうちっと食べたいんだけどなぁ。
で〜もぉ。このあたりで、やめといたほうがにゃ。
はま出汁のお吸い物をいただきつつ。
あ〜。もっと、い〜っぱい食べられたらなぁ・・・。
わら。決めました!
親方が握ってくださる限り月一詣でを。
ごちそうさまでした!
2018/07/15 更新
2018/06 訪問
梅雨の晴れ間に、さくっとね。
わらのココロうちで、すっかり定番化してしまいました。
江戸前寿司の老舗中の老舗「鶴八」さん。
おまかせおしきせコースオンリーな江戸前寿司屋の定義からはずれてるお店が増えている中、
好きなモノを好きなだけ、あれやこれやといただけるのが、なんたって魅力です。
初回、再訪と小雨模様でしたが、3度めは晴れました!
しかも、この時季、夕方の6時はまだ夕暮れにもほど遠い明るさ。
うふふの昼酒気分で暖簾をくぐりました。
こんばんは〜。
あ〜らら。まだ6時、まだ日も暮れてないっつうのに、
7席あるカウンターは空きが2席のみ。え〜。
しかも、みんなさま、すでに、宴半ばも過ぎといった雰囲気。
お玄関に近いお席には、矍鑠としたマダムがおひとり。
奥にはハイミドルなカップルさん、中ほどには父息子らしき二人連れ。
わらは、息子さんのおとなりへご案内いただきました。
え〜。こんな時間から、みんなさま、すんごいなぁと思わずにはいられません。
ちょと、異邦人的な気分になってしまいました。
気をとり直して、まずはまずはのお飲みモノをば。
もうね、決まってます。はい。キクマサのちめたぁ〜いのです。
はじめのひとくちをぐびりしていると、さらにおふたりさまがご来店〜。
こちらは、お二階へのご案内です。
おかみさんにお訊きしたら、はじめからお二階もやってらしたんだそうです。
お座敷で8名さままでOKで、相席はなし、とのこと。
つまり、2名でも貸切状態でくつろげちゃうってことですね。
お召し上がりもカウンター席とおんなじで、ツーオーダーでのお運びだそう。
お皿を持っての階段の上り下りはたいへんですね、と言いましたら、
担当の若手女子が控えてるとのことでした。な〜る。
そうこうしてると、おふたり。また、おふたりとご来店ラッシュ。
ご常連らしき矍鑠マダムは、ご予約のお方が見えるまでのショートだったようです。
入れ替わって、おとなりは熟年カップルさん。こちらもご常連のよう。
もうひとカップルさんは、待合い席にて。
すんごいなぁ。大繁盛じゃぁあ〜りませんか。
はじめにおじゃましたときは、先代親方がお店を仕舞ったあと、
いまの親方が新橋から戻ってこられての再始動まもなくの頃でしたんで、
まだ賑わいもなく、静かで隠れ家的な空気感でしたが、
2ヶ月ちょいが過ぎて、すっかり知られるところとなっておりました。
父息子さんがおかえりになる際、「今日は息子の就職祝いなんです」と、お父上が・・・。
カウンター席みんなでお祝いの大拍手。こういうの、いいやね〜。
さて、まずは、おつまみをちょいとね。
しほむし+かれい(えんがわも)
いろいろと迷うんだけど、やっぱし、こやつらははずせませんね〜。
蒸したあわびちゃんは、ほんのりな磯の香がお口いっぱいにひろがります。
くきくきぶにぶにな歯ごたえが楽しい。うまいね〜。
かれいちゃんは、相変わらずの美しき半透明なシェルピンク。
さっぱりな脂が夏にぴったし。うめいわ〜。
わら、お寿司やさんでは、握りメインが鉄則です。
ですんで、お次からもう握りでイキます。
いか
あじ
しまあじ
こぶ〆
とり貝
こはだ
満員御礼状態の中、親方の両手は大忙し。
そんなタイミングを見計らっての注文でしたんで、ゆっくりペースです。
そのせいか、今宵はキクマサを3杯いただいちゃって満腹に。
〆にかかせない天下の鉄火巻きは断念しました。
今宵のネタはMVPぞろい。
特に、しまあじととり貝は、ゼツのピンでございました。
まったまた、来月の予約をお願いしちゃってま〜す。
ごっちそうさまでした。
2018/06/23 更新
2018/05 訪問
まったまったの春雨そぼつる神保町で、さくっとね。
新橋鶴八の大将が閉店のちの古巣に戻られて新装なった神保町鶴八さん。
ありがたくも産声あげてまもなくのおじゃまと相成ったいきさつはお初のレビューにて。
その際、次回の予約をお願いしようかと目論んだのですが、
あいにくトモとの折り合いよさげなのが7月以降となってしまい、
そんなに先の予約はお受けしていないとのことで、目論見は未達成のままでした。
昨今では、半年はおろか1年以上も先まで予約でいっぱい、なんてお店が多くなってますのけど、
よく考えてみれば、海外旅行でもそんなに前からの予約なんてしないんだから、
なんかおかしな現象に目くらましされちゃってるのかもね。
「そんなに先の予約はお受けしていない」これって、良心的で健全です。
でも、おいし楽しうれしの幸せ気分を満喫しての数日のち、
う〜む、どうにも、やっぱし、またおじゃましたい病に罹ってしまい・・・。
恐る恐る予約のお願いお電話してみましたら、だいじょぶでした!
電話に出られたのはお声の感じから大将でしょう。
快く受けてくださって名前や連絡先をお伝えしたあとに、
「うちの店は、いらしたことありますか?」とのお訊ねでしたんで、
「はい。数日前に・・・」
「あ。そうですか。はい、お待ちしてます」
う〜む。やっぱし、はじめてでは、ムズカシいのかしらん、と思ってしまいました。
さてさて。予約の当日。あ〜らら。またもや雨です。春雨です。
黄昏どきの6時。オンタイムでお玄関扉をが〜らがら。
「こんばんは〜。6時に予約お願いしてます〜」
7つあるカウンター席の手前から4席は、
社用族風な殿方おふたりさま2組が、すでに宴半ばといった感じ。
え〜。まだ、6時だよ〜。
おかみさんがそのお隣りの真っセンター、大将の真ん前にご案内くださいました。
「こんばんは〜。また、きちゃいました」
大将、わらのこと覚えてくれてました。にっこにこ顏です。うれしい!
まずはまずはの、お飲みモノをば。
お寿司やさんですから、さほどのバリエーションはありません。
お刺し身や握りをじゃましない少数精鋭たち。
わらは、キクマサの冷酒をチョイス。
お通しのほたるちゃんがきました。ぷっくり、つやっつや〜。
注文は場というか頃合いを違わずというのを初回に学習いたしましたんで、
そのタイミングを見逃さず(っというとかたっ苦しく思われるかもしれませんが、
まぁ、いわゆる、エチケット的なことですね)、おつまみから。
こちらのおつまみは、木札にあるお魚から食べたいのをお願いします。
お刺し身でいただくか、握りにしていただくか、です。
しおむし
鮑を蒸したの。黒鮑ちゃんです。1センチくらいの厚みで、大ぶり。
でも、めっちゃやらかい!ほんのりとした塩っけと甘みがあるんでそのまんまで。
こんなん、うまいに決まってる!
かれい
半透明なシェルピンク色。うす造りと刺し身の間くらいの厚さの切りつけです。
この厚みが絶妙。くきくき、しこしこ、上品でさらりとした脂とほのかな甘みにうっとり。
おつまみの途中でキクマサをおかわりして、おあとは握りです。
わら、お寿司やさんでは、キホン、握りでイキます。
あじ
握りに程よいサイズの半身づけ。いんやぁ。脂のりのり。しっとり、しっかり。
青魚特有の臭みはまったくありません。うんまぁ。
かれい
おつまみでいただいて悶絶しましたんで、握りでアゲイン。
う〜。酢めしとの相性もばっちし。いんやぁ。生きててよかった〜。
こはだ
こちらも半身づけ。ちゃんと〆てある江戸前の正統派。
〆ってるのに、しっとりやわらかい。酢めしをじゃましない酸味と塩気。
こはだ好きにはたまらない老舗の逸品です。
こぶ〆
かれいのこぶ〆です。ナマとは違って、ねっとりしっとり。
昆布の旨みをまとって、水分が抜けて経年変化的な凝縮されたおいしさです。
かつお
そろそろ旬も仕舞いでしょうかの初かつおです。ナマではなく「叩き」でした。
うわぁ。ハランボのいっちばんおいしいとこを切り出してくれました。
蝶々さんのおっきなほうの羽みたいなカタチ。焼きの香りと脂の旨みにふるえます。
ここいらで、胃袋くんはほぼいっぱい。
でも、鶴八さんにおじゃましたら天下布武の鉄火巻きは、はずせません。
〆にお願いしました。
鉄火巻き
言わずもがなの鉄火巻き。赤身・中とろ・大とろのがたっ〜ぷし。
真紅から桃色へのグラデーションも美しい。酢めしは海苔とのほんのつなぎです。
あれっ。なんか、こないだのより、鉄火がたっぷしな気が・・・。
限界まで大口を開けても、ひとくちではムリ。
熱いモノじゃないのにはふはふしながら、いただきました。
おすましと濃いめのお茶もいただいて、おナカい〜っぱい。大大大満足じゃ〜。
ちゃっかり、来月の予約もお願いしちゃいました。
何日か?って。それは、ヒミツです。
ごちそうさまでした!
*店内での撮影はNGですんで、写真はございまへん。
2018/05/09 更新
2018/04 訪問
小雨けむる。神保町の小粋な夜。
「鶴八さん」といったら、なんたって真紅から桃色のグラデ艶やかな「鉄火巻き」でしょう。
鉄火巻きといっても、ほぼ「鉄火」で、酢めしは海苔とのささやかなつなぎです。
で〜もぉ。この「ささやか」があってこその、天上なる鉄火巻きなので、あ〜りまする。
ちっとまえに、ふっと思いたって、食べたい病に罹ってしまい、
新橋のお店に予約のお願いお電話してみたのですが、
女性ひとりというのが、どうも捗々しくないようなお返事だったんです。
レビューをUPされてるマイフォロさんにお尋ねしましたら、
「よろしかったら、ご一緒しましょう」とのありがたいお言葉をいただいて・・・。
新橋の鶴八分店さんが時間的に難しいということで、新橋の鶴八さんにお願いしたら、
神保町の鶴八さんでの予約ということに相成ったという次第です。
え〜っと。ハナシを整理しますとですね。
みんなさま、ご存知のように、神保町鶴八さんは昨年の12月に閉店しました。
大将は別の地での開業をご予定で、目下、新天地をお探しちうです。
で、新橋鶴八さんの大将が神保町の地に戻ってこられての新たな始動となりました。
で、新橋鶴八分店さんは、新橋鶴八さんに店名が変わったそうです。
どうだ〜。こんがらがるだろ〜。でも、ないかっ。てへっ。
さてさて、待ちこがれた鶴八さんナイトです。しかも、始動開始直後のおじゃま。
なんてなんて、ハッピーリザヴェーションなのでございましょう。
あ〜。生きてていかったわ〜。
神保町鶴八さんは、むか〜し昔のマイ泡時代、
お寿司やさん巡りにハマってた頃、何度かおじゃましたことあります。
ですんで、此度のおじゃまは、たぶん20数年ぶりかと・・・。
東京では残り少ない時間が停まった地が健在でした。
予約の旨を告げて、店内に足を踏みいれます。
おおお! 精霊さんがいらっしゃる〜。
小体なカウンターは、たしか7席。3つの空き。
先客さまの応対に大将のお手がすくまで、待ち合い席にて、しばし。
ほどなく、カウンター席にご案内いただいて、いよいよ宴の始まり始まり〜。
まずはまずはの、お飲みモノから。
トモはビールの小瓶。わらは、ハイボールを。
こちらは、昨今はやりの「おしつけおまかせ」スタイルではありません。
木札にあるネタから、おつまみでもにぎりでも、すべてお好みでいただけます。
お寿司やさん本来のスタイルを楽しむことができます。
今宵は、こんな感じで・・・。
まずは、お通しの、ほたるちゃん。春です。旬です。
ぷっくりで、うまうま。濃い〜。
お次は、おつまみで。
春は、なんたって貝さんですよね〜。
赤貝
赤貝のひも
とり貝(生)
みる貝
みる貝の柱
はしら
しおむしあわび
しゃこ
初かつを
さより
こはだ(木の葉仕立て)
あなご
たこ
続いて、にぎり。
まこがれい
まこがれいの昆布〆
〆鯖
あじ
しまあじ
こはだ
初かつを
鉄火巻き
はま出汁のお椀(握りとともに)
お飲みモノ
ハイボール 1
菊正宗 冷酒 2(グラスで。2合弱かな)
いんやぁ。おナカもココロもい〜っぱいで、大大大満足じゃ〜。
まぁ、ずいぶんとたくさんいただいたようですが、
おつまみはトモとシェアしましたし、にぎりは1貫ずつですんで、
一度にあんまし入んないわらでも、すいすい、ぱくぱくっとイケちゃいました〜。
ってか、おいし楽しなら、いっぱい食べれちゃうんですね。
アレンジメントしてくださったトモ&大将をはじめお店の方々に感謝!
写真はNGなので、お見せできないのが残念ではあります。
また、おじゃまします。ごちそうさまでした!
2018/04/18 更新
今年は、大型台風の当たり年みたい。
都心にはあまり近づいてこないけど、あっちこっちで被害でてるし。
チェービーもけっこう暴れまくったようですから。
今宵の予約も18時。
ちっと早めに来られたんで20分くらい前に、お玄関扉をが〜らがら。
「こんばんは〜。ちょっと早いんですけど、いいですか〜」
「どうぞ、どうぞ〜。こんばんは〜」
あらまっ。先客さま、なし!
だいたいは、18時5分前くらいに暖簾をくぐるんですが、
いつも、もうすでに、3〜4名さまが宴半ばといった感じでしたんで、
あらららら〜って、ちと、びっくしでした。
こっりゃ、台風のせいかしらん。
雨はまだでしたが、風がすごいことになってましたから。
わらなんか、ぶっ飛ばされそうでしたもん。
サウナ並みのジメジメの中、強風と交わりつつのおじゃまでしたんで、
まずは、ちめたぁ〜いハイボールで喉をうるうる。
今宵のお通しは、新いかちゃんの湯がいたあんよ、でした。
ちっちゃぁ〜なあんよがくるんとなってて、かわいいのなんのって。
鶴八さん事始めは、やっぱり、しほむし。
ねた札をながめてると、おやっ、かれいがひらめになってます。
残暑の中に季節の移ろいを感じました。
で、ひらめ、も。
しほむし、は・・・。
あれっ。こないだよりも、あったかい。うんまぁ。
こないだは、人肌な感じだったかと。
温度を感じたのは前回が初めてだったんで、
季節によって変えてるのかも。
ひらめは、透き通るような真珠色。つやっつや。美しか〜。
わぁ。上品な脂の甘さ。くにくにな歯ごたえ。
やっぱし、白身の女王陛下だわさ。
6時をまわっても、まだ、後客さま、なし・・・。
神保町の大通りからちょいと入っただけなのに、ひっそり。
うっひっひ〜。親方、ひとりじめ、だぁ!
築地の移転話などなど、おかみさんも交えて会話がはずんじゃいました。
っと、ご常連らしき、おひとりさまがご来店。
3名さまでの予約だったのが、台風で2名がご欠席とのことです。
人が人を呼ぶのか、フリの殿おひとりが、すぐ後に。
ふつう、予約なしでのお席はムリなんですが、台風の恩恵で超ラッキーなお方です。
でも、そういうことまるで頓着ないようで、ちっと品がない・・・。
そして、まったまた、こちらはご予約の3名さまがいらして、
あっという間に、いっぱいになっちゃいました。
キクマサの冷酒をいただいて、たこ、も・・・。
表面の小豆色と乳白色の身のコントラストが和な感じで美しいのだ。
そぎ切りではなく、ぶつ切りです。
不自然なやらかさではなく、たこ本来の弾力が味わえます。
ここいらで、にぎってもらいます。
いか
こぶ〆(ひらめ)
しまあじ
あじ
赤貝
こはだ
あ〜。うまいうまい。しゃ〜わせだなぁ。
よし!お次は、今月末だぁ。
ごちそうさまでした。