©Loroさんが投稿した御料理 寺沢(岩手/柳原)の口コミ詳細

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Loro piana。の食べ歩る記 備忘録

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御料理 寺沢柳原、北上/日本料理

84

  • 夜の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
44回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

神無月のお任せ懐石に舌鼓…『御料理 寺沢』

週末の休日は盛岡から北上へと移動。そして向かった先は岩手県の日本料理界の牽引役であり『The Tabelog Award』受賞は勿論のこと全国版のグルメ雑誌等にも掲載され今や全国から数多の客が訪れる人気店となった寺沢勇人 店主が腕を揮われる『御料理 寺沢』さんです。侘び寂びを感じさせるカウンター席に席を取らせていただきCardiac Surgeryを控えた身のポンコツくんは不本意ながらノンアルコールビールで喉を潤し気道を確保。料理は美味さ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(五つ星)の『いわて牛』の牛フィレ肉と柿(カキ)、黒舞茸(クロマイタケ)とみずの瘤(コブ)の胡桃和え(クルミアエ)の先付から當日の寺沢劇場の幕は切って落とされました。胡桃(クルミ)の滋味(ジミ)と柿(カキ)の甘味(カンミ)、黒舞茸(クロマイタケ)と牛フィレ肉の旨味(ウマミ)の積算でスタートから五味五感を刺激されました。懐石料理のコースの順に従い凌ぎ(シノギ)には『いくら』の飯蒸し(イイムシ)でお腹を落ち着かせ料理人の腕の見せどころの椀物には土瓶蒸し(ドビンムシ)が供されました。土瓶の中には野蜀葵(ミツバ)の下に『甘鯛(アマダイ)』に香り松茸(マッタケ)味、占地茸(シメジ)と比喩される『本占地茸(ホンシメジ)』に舞茸(マイタケ)に銀杏(ギンナン)、出汁は炭火焼したホロホロ鳥から引かれた味わい深い吸い地が使われており五臓六腑に染み渡ります。向付には北海道産の『ボタン海老(エビ)』に北海道 戸井産の天然『本鮪(ホンマグロ)』の中トロに旨味が凝縮した天然物の『鮃(ヒラメ)』と鮃(ヒラメ)の縁側(エンガワ)を割醤油とちり酢を使い分け味わいました。薬味には卸したての天城産の本山葵(ホンワサビ)にあしらいに浜防風(ハマボウフウ)と完璧です。そして焼物には今が旬の北海道むかわ町産の『本柳葉魚(ホンシシャモ)』焼、備長炭で焼かれた柳葉魚(シシャモ)の身はホックホクで上品な脂の美味しさが後を引きます。一般的にシシャモと呼ばれる樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)のカペリンとは美味さが別物です。強肴には『分とく山』さんのSpécialitéを彷彿させるビジュアルの『鮑(アワビ)』と『薇(ゼンマイ)』と『青さ海苔(アオサノリ)』の磯辺焼(イソベヤキ)。大根卸し(ダイコンオロシ)で覆い80℃の低温調理された『鮑(アワビ)』は適度な咀嚼感を残し噛み締める度にまるで旨味のウェーブの波状口劇の如し。絶妙な鮑(アワビ)の食感と柔らかく炊かれた薇(ゼンマイ)の異なる食感と香り高い四万十川産の『青さ海苔(アオサノリ)』が三位一体となり口の中に押し寄せてきました。更にコース料理の華の八寸には『牡蠣(カキ)』の御欠揚げ(オカキアゲ)『くもこ』≒『真鱈(マダラ)の白子(シラコ)』のつけ焼、自家製の『鯨(クジラ)ベーコン』、『真魚鰹(マナガツオ)』幽庵焼(ユウアンヤキ)、網茸卸し(アミタケオロシ)、子持ち昆布(コモチコンブ)に炊いた香茸(コウタケ)に焼いた剥き栗(ムキグリ)に茹でた生落花生(ナマラッカセイ)の旬菜盛合せ。炊合せには『赤鯥(ノドグロ)』と蕪(カブラ)と菊菜(キクナ)の蒸し煮、〆の食事には『鼈(スッポン)』をたっぷりと使った滋味溢れる『◯ぞうすい』で身も心もお腹も満たされ食後の水菓子にはカルバトロスのジュレとリンゴと梨(ナシ)で覆われたブルーチーズのブランマンジェ、茶にて至福で口福感で満たされた神無月の懐石コースはひと通りです。日本酒とともに味わえたなら美味しさは間違い倍増したことでしょう。残念ながらCardiac Surgeryを控えたポンコツの身ゆえそれは叶いませんでしたが別室を利用されていたオネー様方より食べ切れなかった『香茸(コウタケ)と香り豆(カオリマメ)の炊込みごはん』を御裾分けいただき幸せな気分にさせていただいたりと感謝に尽きぬ夜となったのでありました。

  • いわて牛フィレ肉の胡桃和え

  • いくらの飯蒸し

  • 野蜀葵、甘鯛、本占地、銀杏

  • 備長炭焼の甘鯛

  • 本占地茸

  • 土瓶蒸し

  • ボタン海老、本鮪 中トロ、鮃、同縁側

  • ボタン海老、本鮪 中トロ、鮃、同縁側

  • 戸井産の天然本鮪 中トロ

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 鮑の磯辺焼

  • 鮑の磯辺焼

  • 鮑の磯辺焼

  • 旬菜盛合せ

  • ノドグロ、蕪、菊菜の蒸し煮

  • スッポンのぞうすい

  • スッポンのぞうすい

  • リンゴと梨 ブルーチーズのブランマンジェ

  • いわて牛フィレ肉の胡桃和え

  • いくらの飯蒸し

  • 土瓶蒸し

  • ホロホロ鳥の出汁が五臓六腑に染み渡ります

  • ボタン海老、本鮪 中トロ、鮃、同縁側

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 鮑の磯辺焼

  • 旬菜盛合せ

  • ノドグロ、蕪、菊菜の蒸し煮

  • スッポンのぞうすい

  • リンゴと梨 ブルーチーズのブランマンジェ

  • ノンアルコールビール

  • いわて牛フィレ肉の胡桃和え

  • いくらの飯蒸し

  • 土瓶蒸し

  • ボタン海老、本鮪 中トロ、鮃、同縁側

  • 北海道産のボタン海老

  • 戸井産の本鮪 中トロ

  • 鮃の縁側

  • 本鮪に天城産の本山葵

  • ボタン海老、本鮪 中トロ、鮃、同縁側

  • ノンアルコールワイン(白)

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 北海道むかわ町産の本柳葉魚焼

  • 鮑の磯辺焼

  • ノンアルコールワイン(赤)

  • 旬菜盛合せ

  • 牡蠣の御欠揚げ

  • くもこのつけ焼

  • 自家製 鯨ベーコン

  • 真魚鰹の幽庵焼

  • 剥き栗、香茸、子持ち昆布

  • 網茸卸し

  • 蒸し物

  • ノドグロ、蕪、菊菜の蒸し煮

  • 御水(シリカ水)

  • スッポンのぞうすい

  • 香の物

  • スッポンのぞうすい

  • リンゴと梨 ブルーチーズのブランマンジェ

  • リンゴと梨 ブルーチーズのブランマンジェ

  • 香茸と香り豆の炊込みごはん

  • 寺沢 外観

  • 寺沢

  • グルメ雑誌にも掲載

  • オミヤ

  • 香茸と香り豆の炊込みごはん

2021/11/25 更新

43回目

2021/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

侘び寂と粋、五味・五覚・五法・五色・五適…『御料理 寺沢』

週中の木曜日の夜は盛岡から北上へとフィールドを移し向かった先は岩手を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんです。カウンター席に席を取らせいただき岩手県産の『松茸(マッタケ)』、『香茸(コウタケ)』、『箒茸(ホウキタケ)』をふんだんに使われた引き算の料理を侘び寂びと粋を感じさせてくれるカウンター席にて堪能させていただきました。華美や豪奢の足し算の料理とは対極に位置する引き算の料理は酸味(サンミ)、苦味(ニガミ)、甘味(アマミ)、辛味(カラミ)、鹹味(カンミ)の五味(ゴミ)と視覚(シカク)、嗅覚(シュウカク)、味覚(ミカク)、聴覚(チョウカク)、触覚(ショッカク)の五覚(ゴカク)、そして生(キル)、焼(ヤキ)、煮(ニル)、蒸(ムス)、揚(アゲル)の五法(ゴホウ)と青(ショウ)・黄(オウ)・赤(シャク)・白(ビャク)・黒(コク)の五色(ゴショク)に温(オン)、材(ザイ)、量(リョウ)、技(ワザ)、心(ココロ)の五適(ゴテキ)を存分に楽しませてくれる絶妙な抑揚をつけられた味わいの料理を楽しませていただきました。先ずはノンアルコールビールで渇いた喉を潤します。料理は岩手県産の『松茸(マッタケ)』に『箒茸(ホウキタケ)』に『香茸(コウタケ)』の香味豊かな餡掛けの玉締めの先付からスタート。9月も中旬から下旬にかけての時期、岩手と言えばやはり『松茸(マッタケ)』は欠かすことの出来ぬ食材のひとつです。懐石のコース料理に則り凌ぎには三陸大船渡産の『ごま鯖(サバ)』を使い赤酢(アカス)の『舎利(シャリ)』と合わせた『鯖(サバ)の棒(ボウ)ずし』。添えられたのは酢締めにした菊花(キッカ)。そして料理人の腕の見せどころの椀物代わりに供された『土瓶蒸し(ドビンムシ)』です。前述の通りこの時期は勿論『松茸(マッタケ)』の土瓶蒸し(ドビンムシ)で中には小ぶりの松茸(マッタケ)が3本分がびっしり。コレぞ正に『松茸(マッタケ)の土瓶蒸し(ドビンムシ)』と呼称に値する一品でした。向付は天然『本鮪(ホンマグロ)』の中トロに赤身(アカミ)と表面を備長炭(ビンチョウタン)で軽く炙った『金目鯛(キンメダイ)』。本鮪(ホンマグロ)は青森の『大間(オオマ)』産。中トロは上品な脂の甘み赤身(アカミ)は程良い酸味(サンミ)と鉄味(テツミ)が楽しめました。そして焼物代わりには『菱蟹(ワタリガニ)』と『香茸(コウタケ)』の春巻(ハルマキ)。揚げ油の存在を全く感じさせぬパリッパリの皮の中にはトリュフに勝るとも劣らぬ乾燥させた『香茸(コウタケ)』と生の『香茸(コウタケ)』と炒めた『香茸(コウタケ)』の芳香な香りマックス。そこに『菱蟹(ワタリガニ)』の剥き身。これぞ筆舌に尽くし難い美味しさです。箸休めとして供された『無花果(イチジク)』と『栗(クリ)』を裏漉ししたペースト状の栗(クリ)と無花果(イチジク)の白和え(シラアエ)でひと呼吸を措きコース料理の華である八寸代わりの旬菜盛合せには『松茸(マッタケ)の天ぷら』に『甘海老(アマエビ)の塩辛(シオカラ)』、『子持ち昆布(コモチコンブ)』に『揚げ銀杏(アゲギンナン)』、『焼栗(ヤキグリ)』に自家製『唐墨(カラスミ)』に『丹波黒(タンバクロ)』の『香り豆(カオリマメ)』に『松茸(マッタケ)』を芯地にした『梭子魚(カマス)』焼。強肴には地元北上産の『北上牛(キタカミギュウ)』サーロインのA-5に日本一の里芋とも称される北上の『二子里芋(フタゴサトイモ)』とつる紫の炊合せ。上品でありながら何処か山形の芋煮を彷彿させる懐かしい味わい。そして締めの食事は岩手県産の『松茸(マッタケ)』を惜しげもなくふんだんに使った『松茸(マッタケ)の炊込みごはん』です。もう堪りません。しかしごはんより松茸(マッタケ)の方が多いような『松茸の炊込みごはん』でした。「當分、松茸は食べなくても大丈夫なくらい入れました」の言葉通り正に松茸(マッタケ)だらけの贅沢極まりない炊込みごはんでした。水菓子には『ピスタチオ』のブランマンジェに『シャインマスカット』、『ピオーネ』、『幸水梨(コウスイナシ)』に『紅茶(コウチャ)』のジュレ掛けをいただき長月の『御料理 寺沢』さんのお任せ懐石コースはひと通りです。食べ切れなかった『松茸(マッタケ)の炊込みごはん』はおむすびにしてオミヤにしていただき翌日の夜にいただきましたが炊き立ての炊込みごはんとは又、違った美味しさが愉しめました。オミヤの中には『香茸(コウタケ)と菱蟹(ワタリガニ)の春巻(ハルマキ)』と『シャインマスカット』が一緒に収められており、その心遣いにも感銘を受けたのでありました。

  • 松茸、箒茸、香茸の玉締め

  • 中には3本分の松茸

  • 松茸ごはん

  • 松茸ごはん

  • 岩手県産の松茸、箒茸、香茸

  • 松茸、箒茸、香茸の玉締め

  • 鯖の棒ずし

  • 松茸の土瓶蒸し

  • 松茸の土瓶蒸し

  • 松茸の土瓶蒸し

  • 中には3本分の松茸

  • 本鮪と金目鯛の炙りの造り

  • 青森 大間産の天然本鮪の造り

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 中には乾燥・生・炒の3種類の香茸に菱蟹の剥き身

  • 栗と無花果の白和え

  • 栗と無花果の白和え

  • 松茸天ぷら、甘海老塩辛、子持ち昆布、揚げ銀杏、焼栗、唐墨、丹波黒香豆、梭子魚焼

  • 松茸の天ぷら

  • 北上牛と二子里芋とツルムラサキの炊合せ

  • 二子里芋

  • 北上牛サーロインA-5

  • 焙じ茶

  • ピスタチオのブランマンジェ、シャインマスカット、ピオーネ、幸水梨に紅茶のジュレ

  • 松茸、箒茸、香茸の玉締め

  • 鯖の棒ずし

  • 本鮪と金目鯛の炙りの造り

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 栗と無花果の白和え

  • 松茸天ぷら、甘海老塩辛、子持ち昆布、揚げ銀杏、焼栗、唐墨、丹波黒香豆、梭子魚焼

  • 北上牛と二子里芋とツルムラサキの炊合せ

  • 松茸ごはん

  • ピスタチオのブランマンジェ、シャインマスカット、ピオーネ、幸水梨に紅茶のジュレ

  • 焙じ茶

  • 松茸、箒茸、香茸の玉締め

  • 鯖の棒ずし

  • 松茸の土瓶蒸し

  • 本鮪と金目鯛の炙りの造り

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 鳥獣戯画

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 栗と無花果の白和え

  • 松茸天ぷら、甘海老塩辛、子持ち昆布、揚げ銀杏、焼栗、唐墨、丹波黒香豆、梭子魚焼

  • 北上牛と二子里芋とツルムラサキの炊合せ

  • 松茸ごはん

  • 松茸ごはん

  • 自家製 糠漬

  • 赤だし

  • 締めの食事

  • ピスタチオのブランマンジェ、シャインマスカット、ピオーネ、幸水梨に紅茶のジュレ

  • 焙じ茶

  • ノンアルコールビール

  • マンゴー酢のソーダ割

  • ノンアルコールワイン

  • 御料理 寺沢 表札

  • 御料理 寺沢 外観

  • オミヤ

  • 松茸ごはんのおむすび

  • 松茸ごはんのおむすび

  • 菱蟹と香茸の春巻

  • 中には乾燥・生・炒の3種類の香茸に菱蟹の剥き身

  • シャインマスカット

  • オミヤ

  • オミヤ

  • オミヤ

2021/10/21 更新

42回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

葉月のお任せ懐石コースに舌鼓…『御料理 寺沢』

當日の昼餉は『味の店いわし』さんにてワザアリの『かつ丼』をいただき夜は業務終了後、東北新幹線やまびこ号に飛乗り2駅19分で北上駅で下車。駅西口から自慢の脚力を駆使して速足で凡そ15分程で寺沢勇人店主が腕を揮われる岩手県屈指の日本料理店『御料理 寺沢』さんへと到着です。新設された全3席のカウンター席に席を取らせていただき先ずはギン冷えのノンアルコールビールで渇いた喉を潤します。料理は『伊勢海老(イセエビ)』の出汁で味わう冷製茶碗蒸し(レイセイチャワンムシ)の『玉締め(タマジメ)』に今季最終の大船渡産の無添加の塩水漬の『生海胆(ナマウニ)』がたっぷりと載せられた先付からスタート。懐石料理の順に倣い凌ぎには備長炭で焼かれた『山形村短角牛(ヤマガタラタンカクギュウ)』のヒレ肉に赤酢(アカス)の舎利(シャリ)に山芋(ヤマイモ)の擦り流しの『牛とろ飯』。料理人の腕の見せどころの椀物には『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』と『海胆(ウニ)』のふわふわな真薯(シンジョウ)の椀種に椀妻にはシャキシャキの『はなびら茸』青みにミニオクラ、吸口に青柚皮(アオユズ)。吸い地は本枯節(ホンカレブシ)の一番出汁。向付には『伊勢海老(イセエビ)』に『黒鯵(クロアジ)』に『石垣貝(イシガキガイ)』の盛込み。『伊勢海老(イセエビ)』の食感と甘みと味わいが白眉。黒鯵(クロアジ)も鮮度が抜群でサクサクと身に歯が通ります。更には炭火焼の『伊勢海老(イセエビ)』を愉しみ焼物には鮑(アワビ)の肝(キモ)と三陸産の若芽(ワカメ)で味わう『鮑(アワビ)』の炭火焼に身体を幾度となく仰け反らせました。焼無花果(ヤキイチヂク)の胡麻(ゴマ)掛けの箸休めをいただきコース料理の華である八寸には『鮎魚女(アイナメ)』の香豆焼、『鰹(カツオ)』の竜田揚げ、自家製の『鯨(クジラ)』ベーコン、トリュフにも勝るとも劣らぬ香り高き岩手県産の『香茸(コウタケ)』と林檎(リンゴ)の白和え、焼銀杏(ヤキギンナン)、玉蜀黍(トウモロコシ)、◯十(サツマイモ)の蜜煮、『螺貝(ツブガイ)』旨煮、『穴子(アナゴ)』南蛮漬、隠し味に西京味噌が使われたトマトのグラタンというしっかりと手を掛けられた旬菜の数々。煮物代わりには三陸産の『真蛸(マダコ)』と大豆(ダイズ)の梅花煮、つる紫と賀茂茄子(カモナス)に白髪ねぎ。酢物代わりに『鰻(ウナギ)』と胡瓜(キュウリ)と茗荷(ミョウガ)の『鰻ざく(ウザク)』で口内をリセットして締めの食事は丹波黒豆(タンバクロマメ)の香豆(カオリマメ)と『太刀魚(タチウオ)』の炊込みごはんに香の物、『乳茸(チチタケ)』とお揚げさんの味噌汁、食後には大好きな『ピスタチオ』のムースの上にダイス状にカットした『メロン』その上をアマレットを効かせた紅茶(コウチャ)のジュレの水菓子をいただき薄茶にて葉月のお任せ懐石の料理はひと通りとなりました。幾度となく寄せていただいている『御料理 寺沢』さんですが當日の料理は過去3本の指に数えられる素晴らしい内容と味わいであり感無量&感謝。

  • 伊勢海老出汁の玉締めと生海胆

  • 大船渡産の生海胆がたっぷり

  • 山形村短角牛のヒレ肉の牛トロ飯

  • 山形村短角牛のヒレ肉炭火焼

  • 帆立貝柱と海胆真薯とハナビラ茸の椀

  • 帆立貝柱と海胆の真薯

  • 黒鯵、伊勢海老、石垣貝の造り

  • 伊勢海老の造り

  • 伊勢海老 炭火焼

  • 鮑と若芽の磯焼

  • 三陸産の鮑

  • 焼無花果の胡麻掛け

  • 八寸風の旬菜盛合せ

  • 鮎魚女の香豆焼

  • 鰹の竜田揚げ

  • 自家製 鯨ベーコン

  • 八寸風の旬菜盛合せ

  • 螺貝の旨煮

  • 伊勢海老出汁の玉締めと生海胆

  • 香茸と林檎の白和え

  • トリュフに勝るとも劣らぬ香茸

  • 八寸風の旬菜盛合せ

  • 〇十の蜜煮

  • 穴子の南蛮漬

  • 西京味噌のトマトグラタン

  • 焼銀杏、玉蜀黍、◯十蜜煮

  • 真蛸と大豆の梅花煮

  • うざく

  • 丹波黒豆の香豆と太刀魚の炊込みごはん

  • 香の物

  • 乳茸とお揚げさんの味噌汁

  • 丹波黒豆の香豆と太刀魚の炊込みごはん

  • 乳茸

  • ピスタチオムース、メロン、紅茶ジュレ

  • 伊勢海老出汁の玉締めと生海胆

  • 山形村短角牛のヒレ肉の牛トロ飯

  • 椀物

  • 帆立貝柱と海胆真薯とハナビラ茸の椀

  • 黒鯵、伊勢海老、石垣貝の造り

  • ちり酢と割醤油で味わい

  • 伊勢海老 炭火焼

  • 鮑と若芽の磯焼

  • 焼無花果の胡麻掛け

  • 八寸風の旬菜盛合せ

  • 真蛸と大豆の梅花煮

  • うざく

  • 食事

  • ピスタチオムース、メロン、紅茶ジュレ

  • ノンアルコールビール

  • 伊勢海老出汁の玉締めと生海胆

  • 凌ぎ

  • ノンアルコールビール

  • 山形村短角牛のヒレ肉の牛トロ飯

  • 椀物

  • 帆立貝柱と海胆真薯とハナビラ茸の椀

  • 黒鯵、伊勢海老、石垣貝の造り

  • ノンアルコールビール

  • 伊勢海老 炭火焼

  • トロピカルフルーツの酢のゾーダ割

  • 鮑と若芽の磯焼

  • トロピカルフルーツの酢

  • 焼無花果の胡麻掛け

  • 八寸風の旬菜盛合せ

  • トロピカルフルーツの酢のゾーダ割

  • 真蛸と大豆の梅花煮

  • 龍泉洞サイダー

  • うざく

  • 龍泉洞サイダー

  • 食事

  • ピスタチオムース、メロン、紅茶ジュレ

  • 御料理 寺沢 外観

  • 御料理 寺沢

2021/09/14 更新

41回目

2021/07 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

文月のお任せ懐石料理…『御料理 寺沢』

7月10日 土曜日の夜は盛岡から北上へとフィールドを移し向かった先は岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんです。寺沢店主と奥様に温かく迎えられ新しく設えられた真新しいカウンター席へ。「今はアルコールを飲むことが出来ないと伺っておりましたのでノンアルコールドリンクを昼に色々と仕入てきましたのでお好きなものをお好きなだけ召し上がってくださいね」という奥様の言葉に涙腺ウルウル。先ずはノンアルコールのスパークリングから料理は三陸産の『生海胆(ナマウニ)』の玉締めの上に北海道産の『生海胆(ナマウニ)』を更に載せたウニ好き悶絶必至の二種類の『海胆(ウニ)』を惜しげもなく使われた玉締めから寺沢劇場の幕は切って落とされました。続いて供されのは三陸産の身厚の『鮑(アワビ)』を使った『鮑(アワビ)の飯蒸し(イイムシ)』です。あわびの肝(キモ)を混ぜ和えた餅米(モチゴメ)と塩蒸しの『あわび』に思わず身体を仰け反らせたのは言うまでもありません。そして料理人の腕の見せどころの椀物は本彼節(ホンカレブシ)から引かれた一番出汁(イチバンダシ)の吸い地に活の『菱蟹(ヒシガニ)』の剥き身で作られた『蟹真薯(カニシンジョウ)』の椀種に『蓴菜(ジュンサイ)』の椀妻、青みにオクラ、吸口に青柚皮(アオユズガワ)。蟹真薯(カニシンジョウ)は菱蟹(ヒシガニ)の含有量がほぼほぼで卵白の繋ぎでふんわりほろりとした食感。蓴菜(ジュンサイ)は最高級の蕾み(ツボミ)のSSサイズ。向付は二段構いで前半にはMichelin⭐️⭐️⭐️店御用達の天竜川の活けモノの『鮎(アユ)』の造り後半には天然物の『本鮪(ホンマグロ)』の中トロと稀少な『ぶどう海老』という構成。鮎の背越し(アユノセゴシ)は幾度となく口にしており然程、珍しくもありませんが三枚下ろしにした鮎(アユ)の身の造りは記憶に無くたぶん今回が初めてかもしれません。寺沢店主の包丁の技が冴えわたり頭と中骨と尾の部分は後から素揚げで鮎(アユ)の骨煎餅(ホネセンベイ)として供され一度で二度美味しを愉しませていただきました。『本鮪(ホンマグロ)』は遠洋モノですが赤身の赤とトロの脂分の白っぽさの色合いのコントラストがくっきり鮮やか。幻の海老(エビ)とも称される『ぶどう海老』は甘みが強く味わいも白ボタン海老と比べても濃密。割醤油とちり酢を使い分け美味しく味わいました。焼物にはしっとりと火入れされた『太刀魚(タチウオ)』、強肴には『北上牛(キタカミギュウ)』サーロインのA-5のすき煮に『サマートリュフ』をたっぷりと削り掛けられたムフフな一品に満たされ、その余韻に暫し浸り続いて供された料理はコース料理の華である八寸です。イタリアンのロザマリーナから影響受けられたピリ辛味の『海鼠腸(コノコ)』に『蛸(タコ)の桜煮(サクラニ)』に『磯螺貝(イサツブガイ)旨煮(ウマニ)』、カリカリに焼かれた天竜川の『鮎(アユ)焼』に『シオナガス鯨(クジラ)』の潮吹きの部位を使い作られた桜のチップの薫香を纏った自家製の『鯨(クジラ)ベーコン』に『幼雌穂(ヤングコーン)』の天ぷら『丸十(サツマイモ)蜜煮(ミツニ)』に『鯵(アジ)の棒ずし』酸漿(ホオズキ)の中には『無花果(イチヂク)の胡麻(ゴマ)和え』という思わず日本酒が欲しくなる料理の数々。煮物には『石川小芋(イシカワコイモ)』に『焼茄子(ヤキナス)』、『冬瓜(トウガン)』に手ほぐしした『干し貝柱(ホシカイバシラ)』の銀餡(ギンアン)掛け。更には『金時草(キンジソウ)』と蓴菜(ジュンサイ)の大葉の見るからに涼しげなお浸しをいただき締めの食事は『玉蜀黍(トウモロコシ)』の炊込みごはんに香の物、滑子(ナメコ)の味噌汁での食事です。一膳はそのままの味を愉しみ二膳めは『卵黄(ランオウ)』と『サマートリュフ』を削り掛けて味変を楽しませていただきました。食後の水菓子には紅茶『マルコポーロ』のジュレの下には細かな賽の目状に切り分けられた『マンゴー』に『梨(ナシ)』に胡麻(ゴマ)のブランマンジェ、茶をいただいて文月のお任せ懐石はひと通りです。ポンコツ加療中につき日本酒とともに愉しむことは出来ませんでしたが、わざわざ準備していただいた色々なソフトドリンクをこの機会ばかりと味わうことが出来ました。感無量。

  • 北海道産の海胆と三陸産の海胆の玉締めゆ

  • 玉締めの上には北海道産の生海胆

  • 三陸産 鮑の飯蒸し

  • 三陸産の鮑

  • 蟹真薯と蓴菜、オクラの椀物み

  • 天竜川の鮎の造り

  • 三陸産ぶどう海老と天然本鮪 中トロ

  • 太刀魚 炭火焼

  • 太刀魚 炭火焼

  • 鮎の骨煎餅

  • 北上牛すき煮サマートリュフ掛け

  • 八寸

  • 石川小芋、焼茄子、冬瓜の炊合せ

  • 金時草と蓴菜

  • 玉蜀黍 炊込みごはん

  • 玉蜀黍 炊込みごはん

  • 滑子 味噌汁

  • 玉蜀黍 炊込みごはんにサマートリュフ

  • 水菓子

  • 北海道産の海胆と三陸産の海胆の玉締めゆ

  • 椀物

  • 蟹真薯と蓴菜、オクラの椀物み

  • 天竜川の鮎の造り

  • 三陸産ぶどう海老と天然本鮪 中トロ

  • 太刀魚 炭火焼

  • 鮎の骨煎餅

  • 北上牛すき煮サマートリュフ掛け

  • 八寸

  • 炊合せ

  • 石川小芋、焼茄子、冬瓜の炊合せ

  • 金時草と蓴菜

  • 玉蜀黍 炊込みごはん

  • 水菓子

  • Pierre Zero Chardonnay

  • 北海道産の海胆と三陸産の海胆の玉締めゆ

  • Pierre Zero Chardonnay

  • 椀物

  • 蟹真薯と蓴菜、オクラの椀物み

  • ノンアルコールドリンク色々

  • 蟹真薯と蓴菜、オクラの椀物み

  • 小豆島オリーブサイダー

  • 天竜川の鮎の造り

  • 小豆島オリーブサイダー

  • 天竜川の鮎の造り

  • Premium Cola

  • 三陸産ぶどう海老と天然本鮪 中トロ

  • Premium Cola

  • 三陸産ぶどう海老と天然本鮪 中トロ

  • 熊本トマトコーラ

  • 太刀魚 炭火焼

  • 熊本トマトコーラ

  • 鮎の骨煎餅

  • 宇治抹茶テイスト ノンアルビール

  • 北上牛すき煮サマートリュフ掛け

  • 宇治抹茶テイスト ノンアルビール

  • 八寸

  • シャイニー Sparkling Appleゆ

  • 八寸

  • シャイニー Sparkling Appleゆ

  • 炊合せ

  • 富山ブラックサイダー

  • 石川小芋、焼茄子、冬瓜の炊合せ

  • 富山ブラックサイダー

  • 玉蜀黍 炊込みごはん

  • 玉蜀黍 炊込みごはん

  • 香の物

  • 玉蜀黍 炊込みごはんにサマートリュフ

  • 水菓子

  • 御料理 寺沢 外観

  • 御料理 寺沢

2021/07/14 更新

40回目

2021/05 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

カウンターで味わう皐月の懐石コース…『御料理 寺沢』

コロナ禍で帰省することも県を跨いでの旅行も憚られ何処へ行くことも出来なくなり盛岡でひとり静かに過ごさざるを得なくなってしまった今年のG.W。そんな中でもきちんとしたものをいただきたいもの。ということで盛岡から北上へとフィールドを移し向かった先は寺沢勇人店主が腕を揮われる岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんです。席は店内改修工事が終わり新設された全3席のカウンター席に取らせていただいて先ずはハートランドビールにて渇いた喉を潤します。皐月のお任せコース料理は『菱蟹(ヒシガニ)』の上に独活(ウド)と天然シドケと若芽(ワカメ)に針茗荷(ハリミョウガ)の天盛の御浸し(オヒタシ)。癖の強い食材同士を合わせることで双方の癖が相殺され爽やかで柔らかで清らかな味わいの先付に。これはかなり高度でテクニカルな一品です。凌ぎには『桜海老(サクラエビ)』と『唐墨(カラスミ)』の飯蒸し(イイムシ)です。高音に熱した油を桜海老(サクラエビ)にかけサックサクの食感に仕上げられており口の中でホロホロと淡雪の如く消え去りその後に香ばしい海老(エビ)の香味が強烈に後追いしてきます。料理人の腕の見せどころの椀物には直前に削られた本枯節(ホンカレブシ)で引かれた吸い地に椀種は葛打ちした『鮎魚女(アイナメ)』に椀妻に冬菇椎茸(ドンコシイタケ)、青みにミニオクラ、吸口に花柚子(ハナユズ)。吸い地の旨味が五臓六腑に染み渡ります。向付には白身の王様 活けの『星鰈(ホシガレイ)』に星鰈の『縁側(エンガワ)』天然物の『本鮪(ホンマグロ)』の中トロに赤身、『鮎魚女(アイナメ)』の焼霜(ヤキシモ)造りの三種五点盛を割醤油とチリ酢を使い分け味わい焼物には『真魚鰹(マナガツオ)』の腹身の部分と背の部分の味比べの木の芽焼にイタドリの油炒め。そしてコース料理の華である八寸には『蛸(タコ)の柔らか煮』に『ムール貝の粕漬焼(カスヅケヤキ)』、鮟鱇(アンコウ)の肝(キモ)、墨烏賊(スミイカ)の海胆焼(ウニヤキ)、漉油(コシアブラ)の天ぷら、赤酢を使った本鮪(ホンマグロ)の赤身のにぎりに鮃(ヒラメ)のヅケに生海胆(ナマウニ)、『桜鱒(サクラマス)の幽庵焼(ユウアンヤキ)』に屈み(コゴミ)の胡麻和え(ゴマアエ)とはじかみ等の旬菜の盛合せという酒を呼ぶ料理の数々。煮物には『毛蟹(ケガニ)』の剥き身と筍(タケノコ)と木耳(キクラゲ)で造られた贅沢過ぎる飛龍頭(ヒリュウズ)と筍(タケノコ)の炊合せ、酢物代わりに『蛍烏賊(ホタルイカ)』の黄身酢(キミズ)、締めの食事は寺沢店主の御実家でご両親が手塩にかけて造られた減農薬栽培米のひとめぼれの銀舎利ごはんに余りの美味しさに思わず身体を仰け反らせてしまった『北上牛(キタカミギュウ)の時雨煮(シグレニ)』、浅蜊(アサリ)とウルイとお揚げさんの味噌汁に自家製のチョロギに香の物、水菓子には和三盆のブラマンジェにマンゴーとイチゴのアマレットのジュレ、緑茶にて締めた口福で至福の昨日の軌跡。コロナ禍の中、遠出をすることも憚られ何処へも行くことが出来ずフラストレーションが溜まる自分を救ってくれた寺沢くんに感謝です。

  • 桜海老と唐墨の飯蒸し

  • 鮎魚女、冬菇椎茸、ミニオクラの椀物

  • 星鰈、本鮪、鮎魚女焼霜の造り

  • 星鰈の縁側

  • 天然本鮪 中トロ

  • 真魚鰹の木の芽焼とイタドリ油炒め

  • 八寸

  • 蛸柔らか煮

  • ムール貝の粕漬焼

  • 桜鱒の幽庵焼

  • 毛蟹の飛龍頭と筍の炊合せ

  • 蛍烏賊の黄身酢

  • 北上牛の時雨煮

  • 菱蟹、独活、シドケ、若芽、茗荷の御浸し

  • 和三盆のブラマンジェ、マンゴーとイチゴのアマレットのジュレ

  • 菱蟹、独活、シドケ、若芽、茗荷の御浸し

  • 桜海老と唐墨の飯蒸し

  • 鮎魚女、冬菇椎茸、ミニオクラの椀物

  • 星鰈、本鮪、鮎魚女焼霜の造り

  • 真魚鰹の木の芽焼とイタドリ油炒め

  • 八寸

  • 毛蟹の飛龍頭と筍の炊合せ

  • 蛍烏賊の黄身酢

  • 北上牛の時雨煮で食事

  • 和三盆のブラマンジェ、マンゴーとイチゴのアマレットのジュレ

  • 菱蟹、独活、シドケ、若芽、茗荷の御浸し

  • 作 新酒 2020 純米大吟醸

  • 桜海老と唐墨の飯蒸し

  • 作 新酒 2020 純米大吟醸

  • 桜海老と唐墨の飯蒸し

  • 椀物

  • 鮎魚女、冬菇椎茸、ミニオクラの椀物

  • 星鰈、本鮪、鮎魚女焼霜の造り

  • AKABU 純米吟醸 AIR

  • 星鰈、本鮪、鮎魚女焼霜の造り

  • 磯自慢 特別純米 雄町55

  • 真魚鰹の木の芽焼とイタドリ油炒め

  • 真魚鰹の木の芽焼とイタドリ油炒め

  • 八寸

  • 龍泉 八重桜 辛口純米

  • 毛蟹の飛龍頭と筍の炊合せ

  • 蛍烏賊の黄身酢

  • ひとめぼれ

  • 自家製のチョロギ

  • 北上牛の時雨煮で食事

  • 和三盆のブラマンジェ、マンゴーとイチゴのアマレットのジュレ

2021/07/05 更新

39回目

2021/04 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

The Tabelog Award & 日本料理百名店…『御料理 寺沢』

盛岡から新幹線やまびこ号に飛び乗り2駅19分、北上へと移動し向かった先は岩手県唯一無二の『Tabelog Award 』受賞店であり『日本料理 百名店』にも選ばれた寺沢勇人店主が営まれる『御料理 寺沢』さんです。店内大改装を終えた御披露目のこけら落としの記念すべき日でもあり新たに設けられた全3席のカウンター席を独り占めさせていただいて卯月のお任せ懐石料理に舌鼓を打たせていただきました。先ずはハートランドビールで渇いた喉を潤し料理は軽く塩を当て昆布締めにした『甘海老(アマエビ)』と花山葵(ハナワサビ)のお浸しの先付からスタート。その後は懐石のコースに倣い三陸産の『穴子(アナゴ)』に『唐墨(カラスミ)』を削り掛け仕上げられた穴子(アナゴ)の飯蒸し(イイムシ)の凌ぎに続き料理人の腕の見せどころである椀物には削り立ての本彼節(ホンカレブシ)の一番出汁(イチバンダシ)を使い葛打ち(クズウチ)したボタン『鮎魚女(アイナメ)』の椀種に椀妻に『漉油(コシアブラ)』吸口に『花柚子(ハナユズ)』を使った出汁の旨味が五臓六腑に染み渡る鮎魚女(アイナメ)の御椀(オワン)。向付は超高級魚の三陸産の白身の王様『星鰈(ホシガレイ)』と秋田産の『のどぐろ(赤鯥)』の炙りの二点盛を自家製の柑橘ポン酢と割醤油で味わい焼物には『桜鱒(サクラマス)』の木の芽焼と『蘿蔔(スズシロ)』の胡麻和え、そしてコース料理の華である八寸には軽く湯霜にした『とり貝』のにぎり寿司に『鮟鱇(アンコウ)の肝(キモ)』、ブツ切りにして揚げられた『河豚(フグ)の唐揚(カラアゲ)』、小鉢の中には『海鞘(ホヤ)と野蜀葵(ミツバ)』の酢物、『鰆焼(サワラヤキ)』に香り立つ『香茸(コウタケ)』の白和え、蚕豆(ソラマメ)、屈み(コゴミ)、薑生姜(ハジカミショウガ)、煮物代わりにはたっぷりの『花山椒(ハナサンショウ)』と『北上牛(キタカミギュウ)』のミスジと京都/物集女の『筍(タケノコ)』の小鍋立(コナベタテ)、口直しには『甘草(カンゾウ)』、『蕨(ワラビ)』、『墨烏賊(スミイカ)』、『針茗荷(ハリミョウガ)』の酢物(スノモノ)で口内を一度リセットし締めの食事は三陸産の『毛蟹(ケガニ)』、碓井豆(ウスイマメ)、『生海胆(ナマウニ)』の炊込みごはんに味噌椀と香の物、水菓子にはアマレットと『小豆(アズキ)のブラマンジェ』と細かく切り分けられたイチゴ、薄茶にて新生『御料理 寺沢』さんの卯月のお任せ懐石はひと通りとなりました。新たに設けられたカウンター席には桐製の棚の設えに一輪挿し、八坂神社の粽が置かれた京の雅を感じる風情。コロナ禍で遠出をすることも京へ上洛することも帰省することもなかなか叶いませんがそんなフラストレーションを晴らしてくれるかのような『御料理 寺沢』さんでの口福な時間に感謝。

  • 甘海老昆布〆と花山葵の御浸し

  • 穴子の飯蒸し唐墨掛け

  • 鮎魚女と漉油の椀

  • 星鰈とノドグロの炙り

  • 桜鱒 木の芽焼

  • 桜鱒 木の芽焼

  • とり貝のにぎり、鮟鱇の肝、河豚の唐揚、海鞘と野蜀葵の酢物、鰆焼、香茸白和え、蚕豆、屈み、薑生姜

  • 花山椒と北上牛ミスジと物集女の筍の小鍋立

  • 花山椒と北上牛ミスジと物集女の筍

  • 北上牛ミスジ

  • 花山椒をたっぷり効かせ

  • 甘草、蕨、墨烏賊、針茗荷の酢物

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • イチゴと小豆のブランマンジェ

  • 甘海老昆布〆と花山葵の御浸し

  • 穴子の飯蒸し唐墨掛け

  • 鮎魚女と漉油の椀

  • 星鰈とノドグロの炙り

  • 桜鱒木の芽焼と蘿蔔胡麻和え

  • とり貝のにぎり、鮟鱇の肝、河豚の唐揚、海鞘と野蜀葵の酢物、鰆焼、香茸白和え、蚕豆、屈み、薑生姜

  • 花山椒と北上牛ミスジと物集女の筍の小鍋立

  • 甘草、蕨、墨烏賊、針茗荷の酢物

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • イチゴと小豆のブランマンジェ

  • セッティング

  • ハートランドビール

  • 甘海老昆布〆と花山葵の御浸し

  • 手取川 酒魂 純米吟醸

  • 飯蒸し

  • 手取川 酒魂 純米吟醸

  • 穴子の飯蒸し唐墨掛け

  • AKABU 純米吟醸 山田錦 NEW BORN 生酒

  • 椀物

  • AKABU 純米吟醸 山田錦 NEW BORN 生酒

  • 鮎魚女と漉油の椀

  • 店主 寺沢勇人氏(掲載了承済)

  • 星鰈とノドグロの炙り

  • 黒龍 火いら寿

  • 星鰈とノドグロの炙り

  • 黒龍 火いら寿

  • 柑橘ポン酢と割醤油で味わう造り

  • 作 新酒2020純米大吟醸

  • 桜鱒木の芽焼と蘿蔔胡麻和え

  • 桜鱒木の芽焼と蘿蔔胡麻和え

  • 作 新酒2020純米大吟醸

  • とり貝のにぎり、鮟鱇の肝、河豚の唐揚、海鞘と野蜀葵の酢物、鰆焼、香茸白和え、蚕豆、屈み、薑生姜

  • 東一 純米吟醸 白鶴錦

  • とり貝のにぎり、鮟鱇の肝、河豚の唐揚、海鞘と野蜀葵の酢物、鰆焼、香茸白和え、蚕豆、屈み、薑生姜

  • 東一 純米吟醸 白鶴錦

  • 小鍋立

  • 楯野川無我 ブラックボトル純米大吟醸 生酒

  • 花山椒と北上牛ミスジと物集女の筍の小鍋立

  • 楯野川無我 ブラックボトル純米大吟醸 生酒

  • 甘草、蕨、墨烏賊、針茗荷の酢物

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • 毛蟹、碓井豆、生海胆の炊込みごはん

  • 炊込みごはん、香の物、味噌椀

  • イチゴと小豆のブランマンジェ

  • Tabelog 日本料理 百名店

  • 全三席のカウンター席

  • 御料理 寺沢 表札

  • 御料理 寺沢 外観

2021/05/31 更新

38回目

2021/03 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

弥生のお任せ懐石料理…『御料理 寺沢』

當日のランチは公園通りビル1Fの日本料理『開運亭』さんにて費用対満足度の高い料理長オススメの海鮮バラちらしをいただき夜は盛岡から北上へとフィールドを移し岩手県屈指の日本料理店であり自分の中での岩手の和食料理人の四天王のひとりである寺沢勇人店主が腕を揮われる『御料理 寺沢』さんにて弥生のお任せ懐石料理に舌鼓を打たせていただきました。席に着きハートランドビールで先ずは渇いた喉を潤します。料理は春の息吹を感じるウルイに三陸産の『毛蟹(ケガニ)』の剥き身(ムキミ)の柑橘(カンキツ)ジュレ掛けの先付から。程良い酸味が食欲中枢と胃壁を刺激します。凌ぎには国産の『トリュフ』を仕上げにたっぷりと削り掛けられた卵掛けごはんを彷彿させるような飯蒸し、そして料理人の腕の見せどころの椀物には存在感のある『蛤真薯(ハマグリシンジョウ)』の椀種に北九州合馬産の『筍(タケノコ)』の椀妻、三陸産の『生松藻(ナママツモ)』の差し込みに吸い口に木の芽の椀。引きたての本枯節(ホンカレブシ)の旨味が五臓六腑に染み渡ります。向付には天然物の『本鮪(ホンマグロ)』の中トロに口の中で踊るような弾力のある身質の『眞子鰈(マコガレイ)』に閖上産の『本玉(アカガイ)』の三点盛は割醤油(ワリショウユ)とちり酢を使い分け一度で二度の味を愉しみ焼物にはマッキーより3周り程太い『ホワイトアスパラ』の炭火焼に『こごみ』の胡桃和え(クルミアエ)に名残りの『くもこ』のつけ焼、更にはコース料理の華である八寸には三陸産の『鮑(アワビ)』に『子持ち昆布(コモチコンブ)』に『一寸豆(チョットマメ)』、美味さ五つ星の『いわて牛』の炭火焼に『稚鮎(チアユ)』のフライ、『ボタン海老(エビ)』の海鼠腸(コノワタ)和えに『鮎魚女(アイナメ)の味噌幽庵焼(ミソユウアンヤキ)』という酒が進む酒肴の数々、炊合せ代わりに供された『白魚(シラウオ)』の玉締めに蕨(ワラビ)に北海道産の『バフン海胆(ウニ)』、強肴には酢味噌(スミソ)と浅葱(アサツキ)の新芽(シンメ)の雪の下(ユキノシタ)とともに味わう『鮟鱇(アンコウ)の肝(キモ)』、締めの食事は『毛蟹(ケガニ)』と『烏賊墨(イカスミ)』のパエリア風の炊込みごはんに香の物と味噌椀、水菓子には苺(イチゴ)の『トチオトメ』とチョコレート味の『ブラマンジェ』と薄茶にて弥生のお任せ懐石料理はひと通り。料理に合せていただいた日本酒は岩手が全国に誇る蔵へと一気に駆け上がられた『AKABU』のSAKURAから『米鶴』純米、『鳴門鯛』純米吟醸、『黒龍』の九頭龍に『AKABU』NEWBORN愛山に『AKABU』SNOW2021EXTRAに『上喜元』純米吟醸と呑むも呑んだり。日本人のDNAを呼び起こす美味しい料理に舌鼓を打ち美酒に酔わせていただいた口福な時間に感謝。盛岡から北上へと東北新幹線で2駅19分、岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』三年連続受賞店である完全予約制の日本料理店『御料理 寺沢』さん佳き店です。

  • 毛蟹とウルイ 柑橘ジュレ掛け

  • 国産トリュフと卵かけ飯蒸し

  • 蛤真薯と筍と生松藻の椀

  • 本鮪 中トロ、眞子鰈、本玉の造り

  • くもことホワイトアスパラ焼とコゴミ胡桃和え

  • 立派な太さのホワイトアスパラ

  • 鮑、子持ち昆布、一寸豆、いわて牛炭火焼、稚鮎フライ、ボタン海老の海鼠腸和え、鮎魚女味噌幽庵焼

  • 白魚玉締めに蕨とバフン海胆

  • 鮟鱇の肝と雪の下の酢味噌和え

  • 毛蟹と烏賊墨の炊込みごはん

  • パエリア風

  • トチオトメとチョコレート味のブランマンジェ

  • 毛蟹とウルイ 柑橘ジュレ掛け

  • 国産トリュフと卵かけ飯蒸し

  • 蛤真薯と筍と生松藻の椀

  • 蛤真薯と筍と生松藻の椀

  • 本鮪 中トロ、眞子鰈、本玉の造り

  • くもことホワイトアスパラ焼とコゴミ胡桃和え

  • 鮑、子持ち昆布、一寸豆、いわて牛炭火焼、稚鮎フライ、ボタン海老の海鼠腸和え、鮎魚女味噌幽庵焼

  • 蓋物

  • 白魚玉締めに蕨とバフン海胆

  • 鮟鱇の肝と雪の下の酢味噌和え

  • パエリア風炊込みごはんと香の物と味噌汁

  • トチオトメとチョコレート味のブランマンジェ

  • ハートランドビール

  • 毛蟹とウルイ 柑橘ジュレ掛け

  • AKABU SAKURA

  • AKABU SAKURA

  • 国産トリュフと卵かけ飯蒸し

  • 米鶴 純米 かすみ酒

  • 椀物

  • 米鶴 純米 かすみ酒

  • 蛤真薯と筍と生松藻の椀

  • 鳴門鯛 純米吟醸

  • 本鮪 中トロ、眞子鰈、本玉の造り

  • 鳴門鯛 純米吟醸

  • 歯を押し返す弾力の眞子鰈

  • 黒龍 九頭龍

  • 上品な脂ノリの本鮪 中トロ

  • 黒龍 九頭龍

  • くもことホワイトアスパラ焼とコゴミ胡桃和え

  • AKABU NEWBORN愛山

  • 鮑、子持ち昆布、一寸豆、いわて牛炭火焼、稚鮎フライ、ボタン海老の海鼠腸和え、鮎魚女味噌幽庵焼

  • AKABU NEWBORN愛山

  • 鮑、子持ち昆布、一寸豆、いわて牛炭火焼、稚鮎フライ、ボタン海老の海鼠腸和え、鮎魚女味噌幽庵焼

  • AKABU SNOW2021EXTRA

  • AKABU SNOW2021EXTRA

  • 白魚玉締めに蕨とバフン海胆

  • 上喜元 純米吟醸

  • 鮟鱇の肝と雪の下の酢味噌和え

  • 上喜元 純米吟醸

  • トチオトメとチョコレート味のブランマンジェ

  • 御料理 寺沢

2021/05/09 更新

37回目

2021/02 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

Tabelog Award Bronze 如月のお任せ懐石…『御料理 寺沢』

2月11日の建国記念日の祝日のランチは『Neuf du Pape』さんにてフリーフローの泡とリグーリア仕込みの料理に舌鼓を打ち夜は盛岡から北上へと東北新幹線で2駅19分、岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』三年連続受賞店である寺沢勇人さんが腕を揮われる『御料理 寺沢』さんへと再訪させていただきました。コロナ禍の中、年末年始の帰省も何処か旅へと出掛けることも出来ぬ状況下が続いておりますが贅沢な休日の時間を過ごさせていただきました。岩手でこれだけ素晴らしい料理をいただける幸せに心から感謝です。さて、『御料理 寺沢』さんではハートランドビールで渇いた喉を潤し、ひと呼吸措いたところで如月(キサラギ)のお任せ懐石の料理がはじまりました。先ずは身体の内側から温ぬくにしてくれる『蛤(ハマグリ)』に金時人参(キントキニンジン)、牛蒡(ゴボウ)、椎茸(シイタケ)、蓮根(レンコン)、うすい豆に茗荷(ミョウガ)を使った『粕汁(カスジル)』からスタート。懐石料理の順に倣い凌ぎには『黒トリュフ』を惜しげもなく削り掛け仕上げられた『飯蒸し(イイムシ)』。ふっくらモチっとした餅米(モチゴメ)に『卵黄(ランオウ)』に黒トリュフ、視覚と鼻腔に強烈な刺激で食欲中枢に一気に火が点けられました。そして料理人の腕の見せどころである椀物には寺沢さんのSpécialité『蟹真薯(カニシンジョウ)』の椀物です。椀種には今回は活のズワイガニが手に入らず活の毛蟹(ケガニ)で作られた蟹(カニ)の含有量が95%物『毛蟹真薯(ケガニシンジョウ)』、椀妻に北九州合馬産の新物の『筍(タケノコ)』、芽蕪(メカブラ)に吸口に柚皮(ユズガワ)、直前に本彼節(ホンカレブシ)から引かれた出汁の旨味が五臓六腑に染み渡ります。向付は活締めの『鮎魚女(アイナメ)』に山口萩沖で水揚げされた一本釣りの天然『本鮪(ホンマグロ)』の中トロに宮城閖上産『赤貝(アカガイ)』の三点盛、焼物には『寒鰤(カンブリ)』の味噌漬(ミソヅケ)に木の芽を散らし蒸物には『このこ』の塩味で味わう玉締めと続きコース料理の華である八寸は『牡蠣(カキ)』の蕗の薹味噌焼(フキノトウミソヤキ)、菜花(ナバナ)の胡麻和え(ゴマアエ)、『子持ち昆布(コモチコンブ)』、和芥子(ワガラシ)で留られた『蛸(タコ)』の桜煮(サクラニ)、『鰯(イワシ)』のカレー煮、『香茸(コウタケ)』時雨煮(シグレニ)、『真魚鰹(マナガツオ)』幽庵焼(ユウアンヤキ)、『鴨(カモ)』ロースに北関東の郷土料理『しもつかり』をリスペクトした大豆(ダイズ)と根菜(コンサイ)の煮物という酒を呼ぶ酒肴の数々。そして炊合せ代わりに供された京都の冬には欠かせられぬ『かぶら蒸し』が供されました。淡雪の如く口の中で溶けゆく蕪蒸し(カブラムシ)の中には三陸産の『鮑(アワビ)』と『穴子(アナゴ)』の味の饗演を愉しみ締めの食事は三陸産の紅いダイヤモンドとも称される『喜知次(キチジ)』の炭火焼に『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』に北海道北方四島産の『バフン海胆(ウニ)』という盆と正月が一度に訪れたような豪華な炊込みごはんを香の物とたっぷりと注がれた味噌椀とともにいただきました。そして食後の水菓子には『伊予柑(イヨカン)』のジュレとチョコレートのブラマンジェ、超特大サイズの白いイチゴ、茶にて寺沢店主の如月のお任せ懐石料理はひと通りとなりました。料理に合わせていただいた日本酒は岩手が全国に誇る蔵へと一気に駆け上がられた感のある『Akabu』New Born 山田錦からはじまり『Akabu』Snow 2021まで全5種類の日本酒を楽しませていただいた口福な時間に感謝です。

  • 粕汁

  • 卵黄と黒トリュフの飯蒸し

  • 毛蟹真薯の椀

  • 鮎魚女、本鮪 中トロ、赤貝

  • 寒鰤 味噌漬

  • このこ玉締め

  • 八寸

  • 蕪蒸し

  • 喜知次、帆立貝柱、海胆の炊込み

  • 喜知次、帆立貝柱、海胆の炊込み

  • 味噌椀

  • 伊予柑ジュレとチョコレートムース

  • 白い苺

  • 粕汁

  • 卵黄と黒トリュフの飯蒸し

  • 毛蟹真薯の椀

  • 鮎魚女、本鮪 中トロ、赤貝

  • 寒鰤 味噌漬

  • このこ玉締め

  • 八寸

  • 蕪蒸し

  • 喜知次、帆立貝柱、海胆の炊込み

  • 伊予柑ジュレとチョコレートムース

  • 白い苺

  • ハートランドビール

  • 粕汁

  • 酒器

  • 凌ぎ

  • AKABU NEW BORN 山田錦

  • 卵黄と黒トリュフの飯蒸し

  • 椀物

  • 丹澤山 純米酒

  • 毛蟹真薯の椀

  • 鮎魚女、本鮪 中トロ、赤貝

  • 播州一献 純米生原酒

  • 鮎魚女、本鮪 中トロ、赤貝

  • 東一 純米酒 GOMARU

  • 寒鰤 味噌漬

  • 蒸物

  • このこ玉締め

  • このこ玉締め

  • AKABU SNOW 2021 EXTRA

  • 八寸

  • 煮物代わり

  • 蕪蒸し

  • 穴子

  • 喜知次、帆立貝柱、海胆の炊込み

  • 喜知次、帆立貝柱、海胆の炊込み

  • 伊予柑ジュレとチョコレートムース

  • 白い苺

  • The Tabelog Award 3年連続受賞

  • 御料理 寺沢 外観

2021/03/26 更新

36回目

2020/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

師走のお任せ懐石に舌鼓を打つ口福な時間…『御料理 寺沢』

盛岡を離れ北上へ。目指すは岩手県唯一無二の『Tabelog Award』受賞店であり岩手を代表する和食料理人 寺沢勇人氏が腕を揮われる日本料理店『御料理 寺沢』さんです。席に着き先ずはハートランドビールにて渇いた喉を潤します。師走のお任せ懐石の料理は身体の芯から温まる『鼈(スッポン)の玉締め(タマジメ)』の先付からスタートです。細かく切り分けられた鼈(スッポン)の身とエンペラーを銀餡(ギンアン)で覆い尽くした贅沢な一品。そして凌ぎには活けの『鮑(アワビ)』を使った『あわびの飯蒸し(イイムシ)』です。活けの『鮑(アワビ)』は10分間蒸されたもので鮑の肝(キモ)ソースとともに味わい下の飯蒸しには刻まれた鮑がたっぷりと混ぜられておりました。柔らかさの中にも適度な咀嚼感が愉しめる鮑は活けものならではのもの。そして料理人の腕の見せどころの椀物は椀種に今が旬の『ずわい蟹(カニ)』が95㌫超と卵白で造られた『蟹真薯(カニシンジョウ)』に青みに芽蕪(メカブラ)、吸口に松葉柚子(マツバユズ)、吸い地の旨味が五臓六腑に染み渡ります。向付は『鮪(マグロ)』は脂鉢(アブラバチ)とも呼称されるブランドものの目鉢鮪(メバチマグロ)『塩竈(シオガマ)ひがしもの』の中トロに白身は口の中で踊る夕方揚げの大船渡産の『活鮃(カツヒラメ)』です。そして一見、蝦夷磯鮎魚女≒『どんこ』の肝和えと見間違えた一品は何ということでしょう『河豚(フグ)』の身に『鮟鱇の肝(アンコウノキモ)』を和えたものではありませんか?河豚のブツ切りに河豚の白子を和えた所謂『ぶつねり』は自分の大好物ですが二ュアンスは多少違えども方向性自体は同じ方向を見ている一品に舌鼓を打ち次に供された焼物代わりの一品は『北寄貝(ホッキガイ)』と『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』の和製コキュールです。ベシャメルソースには昆布出汁(コブダシ)が加えられており視覚自体は完全に洋食ですが味覚は和食です。更には此れでもか!というくらいに『生海胆(ナマウニ)』が盛られていました。コースの華であり見せ場でもある八寸には大曽根の海老芋(エビイモ)の素揚げに藤九郎銀杏(トウクロウギンナン)、唐墨(カラスミ)に慈姑(クワイ)チップス、鯖(サバ)の棒ずしに牡蠣(カニ)の煮牡蠣(ニガキ)、真魚鰹(マナガツオ)西京漬(サイキョウヅケ)に岩手牛(イワテギュウ)のローストビーフ、赤海鼠(アカホヤ)という酒を呼ぶ酒肴の数々。炊合せには蕪(カブラ)に『甘鯛(アマダイ)』に菊菜(キクナ)、酢の物代わりに『河豚皮(フグカワ)』に真鱈(マダラ)の白子(シラコ)、締めの食事は『ホロホロ鳥』の炊込みごはんに仕上げに惜しげもなく削り掛けられた『黒トリュフ』の鬼掛け。まるで盆と正月が一気に訪れたような気持ちになりながら、冬恋林檎(ハルカリンゴ)、ラ・フランス、シャインマスカット、イチゴ、キウイの和製『フルーツカクテル』水菓子をいただき焙じ茶にてひと通りとなりました。料理に合わせていただいた日本酒は『紀土』純米酒、『東洋美人』大辛口純米吟醸、『作』白鶴錦、『東一』純米吟醸白鶴錦、『播州一献』超辛生酒、『上喜元』純米吟醸、『Akabu』純米吟醸と呑むも呑んだり楽しき口福な時間に感謝。しっかりとした基礎の上に洋のエッセンスを加味させた寺沢さんの料理。コロナ禍で何処へも行けぬ状況下の中、これだけの料理を供していただけることに感謝です。

  • 鼈の玉締め

  • 鼈の玉締め

  • 鮑の飯蒸し

  • 鮑は鮑の肝ソースとともに

  • 細かく刻まれた鮑

  • ずわい蟹真薯の椀

  • ずわい蟹95㌫超の蟹真薯

  • 河豚のアン肝和え、目鉢鮪 中トロ、活鮃

  • 河豚の鮟鱇の肝和えに目鉢鮪 中トロ

  • 河豚のアン肝和え

  • 塩竃ひがしもの

  • 塩竃ひがしもの

  • 活鮃に目鉢鮪 中トロ

  • 身がブルンブルンの活鮃

  • 活鮃

  • 北寄貝と帆立の和製コキール生ウニ載せ

  • 中には身厚の北寄貝と帆立貝柱

  • 海老芋素揚げ、藤九郎銀杏、唐墨、慈姑チップス、鯖棒ずし、煮牡蠣、真魚鰹、岩手牛ローストビーフ、赤海鼠

  • 肉厚の鯖の棒ずし

  • 鯖棒ずし、海老芋素揚げ、藤九郎銀杏、唐墨、慈姑チップス、煮牡蠣、真魚鰹、岩手牛ローストビーフ、赤海鼠

  • 甘鯛、蕪、菊菜の炊合せ

  • 河豚皮にくもこの酢の物代わり

  • くもこ

  • 黒トリュフをたっぷり削りかけ

  • ホロホロ鳥の炊込みごはんに黒トリュフ

  • 和製フルーツカクテル

  • 鼈の玉締め

  • 鮑の飯蒸し

  • ずわい蟹真薯の椀

  • 河豚のアン肝和え、目鉢鮪 中トロ、活鮃

  • 北寄貝と帆立の和製コキール生ウニ載せ

  • 海老芋素揚げ、藤九郎銀杏、唐墨、慈姑チップス、鯖棒ずし、煮牡蠣、真魚鰹、岩手牛ローストビーフ、赤海鼠

  • 甘鯛、蕪、菊菜の炊合せ

  • 河豚皮にくもこの酢の物代わり

  • ホロホロ鳥の炊込みごはんに黒トリュフ、香の物、椀

  • 和製フルーツカクテル

  • 先付

  • 鼈の玉締め

  • 先付

  • 鮑の飯蒸し

  • 椀物

  • ずわい蟹真薯の椀

  • ずわい蟹真薯の椀

  • 河豚のアン肝和え、目鉢鮪 中トロ、活鮃

  • 河豚のアン肝和え、目鉢鮪 中トロ、活鮃

  • 北寄貝と帆立の和製コキール生ウニ載せ

  • 鯖棒ずし、海老芋素揚げ、藤九郎銀杏、唐墨、慈姑チップス、煮牡蠣、真魚鰹、岩手牛ローストビーフ、赤海鼠

  • 真魚鰹西京漬、煮牡蠣、岩手牛ローストビーフ、赤海鼠

  • 炊合せ

  • 甘鯛、蕪、菊菜の炊合せ

  • 河豚皮にくもこの酢の物代わり

  • 河豚皮にくもこの酢の物代わり

  • くもこ

  • 黒トリュフをたっぷり削りかけ

  • ホロホロ鳥の炊込みごはんに黒トリュフ、香の物、椀

  • 和製フルーツカクテル

  • 和製フルーツカクテル

  • ハートランドビール

  • 酒器

  • 紀土 純米酒

  • 東洋美人 大辛口純米吟醸

  • 作 白鶴錦

  • 東一 純米吟醸白鶴錦

  • 播州一献 超辛生酒

  • 上喜元 純米吟醸

  • Akabu 純米吟醸

  • 岩手県唯一無二のTabelog Award 受賞店

  • 御料理 寺沢 外観

2021/01/14 更新

35回目

2020/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

岩手で唯一無二のTabelog Award受賞店…『御料理 寺沢』

週末の金曜日の夜は急遽、盛岡を離れ北上へ。そして向かった先は寺沢勇人店主が腕を揮われる岩手県屈指の日本料理店『御料理 寺沢』さんです。今回はキャンセル待ちの席の確保が出来ましたとの連絡を受け同行者を募るも流石に當日の當日では友人も知人も都合が付かず一人での訪問となりました。奥側のスペースでは五名の先客の方々が居られ賑やかな宴の真っ最中の模様。今回は店に入って右手の個室のテーブル席へと通され旧銀河高原ビールの沢内工場の譲渡を受けた沖縄のヘリオス酒造さんのユキノチカラビールの『ケルシュ』で渇いた喉を潤します。往時の銀河高原ビール社製の『ヴァイツェン』の味わいのエッセンスを僅かに感じる白ビール。ひと呼吸措いたタイミングで供された『薇(ゼンマイ)』、『黒皮(クロカワ)』、『香茸(コウタケ)』、『柿(カキ)』の岩手の山の恵みの滋味がギュッと凝縮された白和え(シラアエ)の先付から幕が切って落とされた寺沢劇場。その後は懐石料理の流れに倣い凌ぎに『鯖(サバ)の棒寿司(ボウズシ)』が供されました。金華山沖で獲られた魚体650㌘超の肉厚の『金華鯖(キンカサバ)』を使い舎利(シャリ)は赤酢(アカス)使いの舎利、厚切りで見事な『 r 』の弧を描いた鯖ずしに暫し見惚れました。この鯖ずしを『石鎚』純米吟醸で受け止めます。添えられた酢取り茗荷(ミョウガ)も佳き役回りを演じています。そして料理人の腕の見せどころである椀物には椀種に三陸産の『毛蟹(ケガニ)』の含有率がほぼ100%の贅沢過ぎる『毛蟹真薯(ケガニシンジョウ)』に椀妻には湯田産の天然『舞茸(マイタケ)』、吸口に松葉柚子(マツバユズ)、そして椀の根幹を成す吸い地は上質な鰹(カツオ)の本枯れ節(ホンカレブシ)の出汁で味わいます。毛蟹(ケガニ)の旨味と吸い地の美味しさが高次元で融合されたこの椀物こそが正統派の日本料理の醍醐味です。この旨味を受け止める酒には『米鶴』純米酒のにごりを合わせていただきました。米の旨味と微発泡感が吸い地と毛蟹の味と共鳴し合います。向付には白身の王様『星鰈(ホハガレイ)』に大青森間産の『本鮪(ホンマグロ)』中トロ、活かった食感と脂の美味しさが楽しめる『真鯛(マダイ)』の腹身(ハラミ)の三点盛を溜まり醤油(タマリショウユ)、割醤油(ワリジョウユ)、柑橘(カンキツ)ポン酢を使い分けいただきました。造りには『農口』五百万石ひやおろしとともにいただき焼物には卵黄ソースで味わう美味さ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(イツツボシ)と称される岩手県産黒毛和牛種の最高峰『いわて牛ロースの炭火焼』です。仕上げにたっぷりと削り掛けられた『ウォータムトリュフ』。部屋自体がトリュフの香りに包まれ濃厚な旨味の卵黄ソースでいただく『牛ロース』の炭火焼はもう悶絶物です。この濃厚な旨味を和歌山の『紀土』山田錦 純米大吟醸を合わせひとり悦に入りました。そしてコースの華である八寸には海老芋(エビイモ)素揚げ、慈姑(クワイ)チップス、『牡蠣(カキ)のウニ味噌焼』、『子持ち昆布(コモチコンブ)』に『蛸(タコ)の柔らか煮』、焼栗(ヤキグリ)、茹で落花生(ユデラッカセイ)、銀杏(ギンナン)素揚げ、更には小鉢の中には絶品の『毛蟹(ケガニ)の蟹みそ和え』、太平洋の赤いダイヤ『喜知次(キチジ)の炭火焼』にはじかみ生姜という酒を呼ぶ酒肴の数々。合わせた酒は『作』の純米大吟醸IMPRESSIONです。強肴兼炊き合わせ代わりに供された『鯨(クジラ)のハリハリ風』の小鍋仕立と続きました。京の『壬生菜(ミブナ)』は大好きですが水耕栽培された水菜(ミズナ)の青臭さがどうにも鼻について嫌いなことを知っている寺沢店主は水菜(ミズナ)を『根野蜀葵(ネミツバ)』に変えて供してくれたハリハリ風の小鍋立は鯨肉(ゲイニク)には『畝須(ウネス)』を使い薫香を纏わせたものであり滋味溢れる美味しさ。酢の物には黒酢で作った土佐酢で味わう真鱈(マダラ)の白子(シラコ)の『くもこ酢』には一周り周回遅れの『四十四歳の春』とともに味わい食事へとなりました。土鍋炊きの締めのごはんは寺沢店主の実家で御両親が丹精込めて作られた無農薬栽培のピッカピカの『新米』に香の物に味噌椀です。ごはんのお供には『真魚鰹(マナガツオ)の西京焼(サイキョウヤキ)』、柚子(ユズ)香る『烏賊(イカ)の塩辛(シオカラ)』、新物の『いくらの味付』の最強なごはんの友 三点セットです。余りの美味しさにごはんをおかわりし水菓子には『小豆(アズキ)のアイスクリーム』に薄茶にて霜月のお任せ料理はひと通りです。毎月欠かさずに口にしている寺沢さんの料理ですが通う度に驚きと感動を与えてくれます。岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』受賞店は伊達や酔狂に非ず。この料理を食べずにして岩手の日本料理界を語ることは出来ません。

  • 毛蟹の含有率ほぼ100%

  • 毛蟹真薯

  • 星鰈、大間産本鮪 中トロ、真鯛の腹身

  • いわて牛ロースの炭火焼 トリュフ掛け

  • 濃厚な卵黄ソースで味わいます

  • 海老芋素揚げ、焼栗、銀杏素揚げ、茹で生落花生

  • 毛蟹の蟹みそ和え

  • 牡蠣のウニ味噌焼、蛸柔らか煮、子持ち昆布

  • 八寸

  • 鯨のハリハリ風 小鍋立

  • 鯨 畝須

  • くもこ酢

  • 『r』の弧が眼に美しい

  • 鯖の棒ずしに酢取り茗荷

  • 薇、黒皮、香茸、柿の白和え

  • 真魚鰹の西京焼

  • 一文字のごはん

  • 柚子香る烏賊の塩辛

  • いくら味付

  • いくらごはん

  • 小豆のアイスクリーム

  • 薇、黒皮、香茸、柿の白和え

  • 鯖の棒ずし

  • 毛蟹真薯の椀

  • 星鰈、大間産本鮪 中トロ、真鯛の腹身

  • いわて牛ロースの炭火焼 トリュフ掛け

  • 八寸

  • 鯨のハリハリ風 小鍋立

  • くもこ酢

  • いくらごはん

  • 食事一式

  • 小豆のアイスクリーム

  • 薄茶

  • 薇、黒皮、香茸、柿の白和え

  • ユキノチカラ白ビール ケルシュ

  • 鯖の棒ずし

  • 石鎚 純米吟醸

  • 金華鯖の厚み

  • 石鎚 純米吟醸

  • 椀物

  • 毛蟹真薯の椀

  • 米鶴 純米酒のにごり

  • 椀物

  • 米鶴 純米酒のにごり

  • 毛蟹真薯の椀

  • 農口 五百万石ひやおろし

  • 向付は溜り醤油、割醤油、柑橘ポン酢を使い分け

  • 農口 五百万石ひやおろし

  • 星鰈、大間産本鮪 中トロ、真鯛の腹身

  • いわて牛ロースの炭火焼 トリュフ掛け

  • 卵黄ソースとウォータムトリュフ

  • 八寸

  • 毛蟹の蟹みそ和え

  • 喜知次炭火焼、子持ち昆布、牡蠣ウニ味噌焼

  • 小鍋立

  • 四十四歳の春

  • 鯨のハリハリ風 小鍋立

  • 四十四歳の春

  • 鯨 畝須と根野蜀葵

  • くもこ酢

  • ピッカピカの新米

  • 食事一式

  • いくらごはん

  • 小豆のアイスクリーム

  • 薄茶

  • 御料理 寺沢 外観

  • 御料理 寺沢

2020/11/08 更新

34回目

2020/09 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

素晴らしき長月のお任せ懐石コース…『御料理 寺沢』

岩手県を代表する日本料理店であり岩手県で唯一無二の『Tabelog Award』受賞店の『御料理 寺沢』さんへ定期再訪させていただきました。盛岡駅より東北新幹線各駅停車のやまびこ号に乗り2駅19分で目的地の北上駅到着。駅西口から歩き馴れた道を闊歩すること凡そ13分余で店へ到着。夕方の開店時間のpm17:30は未だ日が高いものの店先には柄杓で打ち水が打たれ邪気払いの盛り塩がされています。『御料理 寺沢』と白抜きされた臙脂色(エンジイロ)の暖簾をくぐり店内へと足を進めます。店内へ入り直ぐ右手側の個室へと通していただき先ずは銀河高原ビール社を継承されたユキノチカラ白ビールで渇いた喉を潤しました。先付(サキヅケ)には『菱蟹(ヒシガニ)』の剥き身に針林檎(ハリリンゴ)、菠薐草(ホウレンソウ)に食用菊(ショクヨウギク)に木耳(キクラゲ)に『いくら』の小鉢から順に備長炭(ビンチョウタン)で焼かれた『穴子(アナゴ)』の飯蒸し(イイムシ)に卵黄(ランオウ)と仕上げにたっぷりと削りかけられた『サマートリュフ』の凌ぎ(シノギ)へと繋がれました。料理人の腕の見せどころである椀物(ワンモノ)には昆布(コブ)と天然物の鼈(スッポン)出汁(ダシ)の吸い地に椀種(ワンダネ)には『すっぽん真薯(シンジョウ)』、椀妻(ワンヅマ)に丸出汁(スッポンダシ)の旨味を含められた冬瓜(トウガン)に差込みには鼈(スッポン)のエンペラーに見立てた生木耳(ナマキクラゲ)、吸口(スイクチ)に木の芽(キノメ)の椀。すっぽんを真薯(シンジョウ)にするという発想と生木耳(ナマキクラゲ)を鼈(スッポン)のエンペラーに見たてる発想の豊かさに感心させられつつ生姜(ショウガ)の隠し味が効いた吸い地(スイジ)の余韻に暫し浸り向付(ムコウヅケ)には活け締めにされた白身の王様『星鰈(ホシガレイ)』に『伊勢海老(イセエビ)』の豪華な二種盛を割醤油(ワリジョウユ)と柑橘(カンキツ)ポン酢を使い分け味わいました。更にはクリスタルの小鉢にて『星鰈(ホシガレイ)』の縁側(エンガワ)のコリコリとした食感と溢れる旨味を楽しませていただきました。焼物(ヤキモノ)には思わず炊きたての白いごはんが欲しくなる『真魚鰹(マナガツオ)』の柚庵焼(ユウアンヤキ)は酢橘(スダチ)を掛けることで美味しさが更にアップ。コース料理の華である八寸(ハッスン)には舌にねっとりと絡みつく半熟(ハンジュク)の玉子焼に子持ち昆布(コモチコンブ)、藤九郎銀杏(トウクロウギンナン)の素揚げに酢締め蓮根(レンコン)、炭火で香ばしく焼き味を含ませた青森産のフランス鴨(カモ)『銀の鴨(ギンノカモ)』の鴨(カモ)ロース焼に鱗(ウロコ)を立てて揚げられた『甘鯛(アマダイ)』の若狭揚げ(ワカサアゲ)に焼夏豆(ヤキエダマメ)、小鉢の中には『白ボタン海老(エビ)』の海鼠腸和え(コノワタアエ)に魚体650㌘の『金華鯖(キンカサバ)』を塩と酢でレア気味に締めた鯖を使い作られた『鯖(サバ)の棒寿司(ボウズシ)』の旬菜(シュンサイ)の盛合せ。炊合せ(タキアワセ)には日本人のDNAを呼び覚ます焼茄子(ヤキナス)と『鰊(ニシン)』、御当地産のブランド里芋(サトイモ)『二子芋(フタゴイモ)』の炊合せ(タキアワセ)、強肴(シイザカナ)に柔らかさの中にも『鮑(アワビ)』特有の咀嚼感が楽しめる三陸産の『煮あわび』と白芋茎(シロズイキ)、胡瓜(キュウリ)、そして締めの食事は名残(ナゴリ)の『鮎(アユ)』の備長炭焼(ビンチョウタンヤキ)と銀杏(ギンナン)の炊込みごはん、野蜀葵(ミツバ)と揚げと茄子(ナス)の具沢山(グダクサン)の味噌椀(ミソワン)、香の物(コウノモノ)をいただき食後の水菓子(ミズガシ)は二段構えで前半には『小豆(アズキ)』のアイスクリーム、後半には『梨(ナシ)』と葡萄(ブドウ)の柑橘(カンキツ)ジュレ掛け、焙じ茶(ホウジチャ)にてひと通りです。料理に合わせていただいた日本酒は『正雪』愛山純米吟醸、『Akabu』結の香 純米大吟醸、『隆』五百万石 純米吟醸、『磯自慢』雄町 特別純米酒、台風と大雨の影響で「松茸はありませんが、あるもので御用意させていただきました」と話されつつ『菱蟹(ヒシガニ)』、『いくら』、活けの『穴子(アナゴ)』、『すっぽん』、『星鰈(ホシガレイ)』、『伊勢(イセ)えび』、『真魚鰹(マナガツオ)』、『金華鯖(キンカサバ)』、『甘鯛(アマダイ)』、『銀の鴨(ギンノカモ)』、『鮑(アワビ)』に名残りの『鮎(アユ)』と『サマートリュフ』と「どこがあるものでやねん」と思わず突っ込みを入れたくなる手厚いおもてなしをいただきつつ美味しい料理と旨い酒に酔い痴れた夜に感謝。

  • 菱蟹の剥き身にいくら

  • 穴子の飯蒸しトリュフ掛け

  • 卵黄+トリュフ≒悶絶

  • 鼈真薯と冬瓜の椀

  • 椀種のスッポン真薯

  • 星鰈と伊勢海老の造り

  • 星鰈の縁側

  • 向付は割醤油と柑橘ポン酢を使い分け

  • 真魚鰹の柚庵焼

  • 真魚鰹の柚庵焼

  • 鯖棒寿司、白ボタン海老の海鼠腸和え

  • 金華鯖の鯖の棒寿司

  • 甘鯛の若狭揚げ

  • 銀の鴨 鴨ロース焼

  • 焼茄子、鰊、二子芋の炊合せ

  • 煮あわび、白芋茎、胡瓜

  • 三陸産の立派な鮑

  • 焼鮎と銀杏の炊込みごはん

  • 味噌椀

  • 焼鮎と銀杏の炊込みごはん

  • 小豆のアイスクリーム

  • 梨と葡萄の柑橘ジュレ掛け

  • 菱蟹の剥き身にいくら

  • 穴子の飯蒸しトリュフ掛け

  • 椀物

  • 鼈真薯と冬瓜の椀

  • 星鰈と伊勢海老の造り

  • 星鰈の縁側

  • 向付は割醤油と柑橘ポン酢を使い分け

  • 真魚鰹の柚庵焼

  • 玉子焼、子持ち昆布、銀杏素揚、鴨ロース焼、甘鯛若狭揚、白ボタン海老 海鼠腸和え、鯖棒寿司

  • 炊合せ

  • 焼茄子、鰊、二子芋の炊合せ

  • 煮あわび、白芋茎、胡瓜

  • 梨と葡萄の柑橘ジュレ掛け

  • 小豆のアイスクリーム

  • 銀河高原ユキノチカラ 白ビール

  • 菱蟹の剥き身にいくら

  • 飯蒸し

  • 正雪 愛山純米吟醸

  • 穴子の飯蒸しトリュフ掛け

  • 椀物

  • 正雪 愛山純米吟醸

  • 鼈真薯と冬瓜の椀

  • Akabu 結の香 純米大吟醸

  • 星鰈と伊勢海老の造り

  • Akabu 結の香 純米大吟醸

  • 星鰈の縁側

  • 真魚鰹の柚庵焼

  • 隆 五百万石 純米吟醸

  • 金華鯖の鯖の棒寿司

  • 隆 五百万石 純米吟醸

  • 玉子焼、子持ち昆布、銀杏素揚、鴨ロース焼、甘鯛若狭揚、白ボタン海老 海鼠腸和え、鯖棒寿司

  • 炊合せ

  • 磯自慢 雄町 特別純米酒

  • 焼茄子、鰊、二子芋の炊合せ

  • 磯自慢 雄町 特別純米酒

  • 煮あわび、白芋茎、胡瓜

  • 焼鮎と銀杏の炊込みごはん

  • 味噌椀

  • 焼鮎と銀杏の炊込みごはん

  • 梨と葡萄の柑橘ジュレ掛け

  • 焙じ茶

  • 御料理 寺沢 外観

2020/11/19 更新

33回目

2020/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

岩手を代表する日本料理店…『御料理 寺沢』

遠路遥々、京の都から仕事を兼ねて来盛された友人のリクエストにて岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんへ再訪させていただきました。新型コロナウイルスへの感染防止対策の政府指針に従って席は向かい合わせではなく横並びの配置のソーシャルディスタンスフォーメーションにえっ?と最初こそ違和感を感じたものの料理が運ばれてきた時点かこういう配置も悪くはないねとなるから人の気持ちとはゲンキンなもの。先ずはハートランドビールで再会を祝し乾杯。料理は美味さ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(いつつぼし)という謳われる綺麗に脂のサシが入った『いわて牛』のA-5のロースを使い60℃の低温で軽く湯霜に更に昆布締めにした牛肉に三陸産の『生海胆(ナマウニ)』を載せ卸したての生山葵(ナマワサビ)が天盛りされ赤縮緬紫蘇(アカチリメンジソ)が散りばめられた『う(ウニ)・にく(ギュウニク)』から。『う・にく』の食感のアクセントに『白芋茎(シロズイキ)』の芯地を用いた先付から寺沢劇場の開演です。そしてコース料理の華であり料理人の腕の見せどころである椀物には備長炭でふっくらと焼きあげられた『太刀魚(タチウオ)』の椀種に椀妻に『冬瓜(トウガン)』差込みにSSサイズの上質な『蓴菜(ジュンサイ)』吸口に『実柚子(ミユズ)』。椀物の根幹を成す吸い地は直前に引かれた本枯節(ホンカレブシ)と昆布(コブ)の一番出汁が五臓六腑にすっーと染み渡ります。向付は『鮎魚女(アイナメ)』に『星鰈(ホシガレイ)』と星鰈の『縁側(エンガワ)』の二種盛。あしらいに浜防風。そしてたっぷり添えられた本山葵(ホンワサビ)を柚子(ユズ)ちり酢と割醤油(ワリジョウユ)とを使い分けいただきました。皮目を軽く焼霜造り(ヤキシモツクリ)にされた『鮎魚女(アイナメ)』は皮目の香ばしさと皮ぎしから溢れてる旨味が口中に広がり活締めの『星鰈(ホシガレイ)』は歯を押し返すようなぶるんぶるんとした弾力が堪りません。差し色がない皿は目に地味に映りますが白身魚好きには食感のコントラストが楽しめるひと皿でした。焼物には三陸 大船渡産の『活穴子(カツアナゴ)』を使った『穴子(アナゴ)』の木の芽焼。添えられた『伏見唐辛子(フシミトウガラシ)』と鮑型の織部焼の色彩合わせも個人的に好み。備長炭で焼かれた『穴子(アナゴ)』は身がふわっとしており冷めても固くなりません。そして身に甘みがあります。変則的な凌ぎには『海胆(ウニ)だし』で味わうという超極細の友白髪(トモシラガ)クラスの手延べ素麺(テノベソウメン)に舌にねっとりと絡みつく『卵黄(ランオウ)』の醤油漬、料理の見せ場の八寸には天竜川の泳ぎの『活け鮎(アユ)』の塩焼に『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』のおかき揚げ、『菱蟹(ヒシガニ)』の奉書巻(ホウショマキ)に『蛸(タコ)』の柔らか煮、青梅蜜煮(アオウメミツニ)、丸十蜜煮(サツマイモミツニ)、黒夏豆(クロエダマロ)、そして鬼灯(ホオズキ)の中には『ホロホロ鳥』のレバー。その影にはホロホロ鳥の手羽の山椒焼(サンショウヤキ)という酒を呼ぶ酒肴の数々。蒸物には『ホロホロ鳥』のもも肉の炭火焼に玉蜀黍(トウモロコシ)、おろし生姜とと木の芽で留められた『蕨(ワラビ)』の飛龍頭(ヒリュウズ)の銀餡かけ。更に『栄螺(サザエ)』と『フルーツトマト』の酢物代わりをいただき締めの食事には寺沢店主の実家でご両親が無農薬栽培で精魂込めて作られた香り高い『ひとめぼれ』の一文字ごはんに大船渡産の『鰹(カツオ)』の藁(ワラ)焼と香の物、青菜の味噌椀とともにいただきました。藁焼きで薫香が付けられた鰹(カツオ)は和芥子(ワガラシ)と山葵(ワサビ)を使い分けそのままごはんと共にいただき更には『胡麻(ゴマ)だれ』とともに味わったりと一度で3度の味わいを愉しみ食後の水菓子には自家製の小豆(アズキ)のアイスクリームに茶でひと通りとなりました。料理に合わせていただいた日本酒は遠路遥々、京の都より足を運んでくれた友人の為に奮発して開栓口開けの『黒龍』火いらずをはじめとして岩手が誇る新進気鋭の『赤武』等マニア垂涎ものの日本酒とともに楽しませていただいた約四時間にも及ぶ口福な時間。

  • いわて牛と生海胆

  • う・にく

  • 太刀魚、冬瓜、蓴菜の椀物

  • 鮎魚女、星鰈、星鰈縁側の造り

  • 活穴子の木の芽焼と伏見唐辛子

  • 超極細の手延べ素麺

  • 自家製 海胆出汁

  • 最上級の極細刻み海苔

  • 手延べ素麺

  • 鮎塩焼、帆立貝柱おかき揚、菱蟹奉書巻、蛸柔らか煮、青梅蜜煮、丸十蜜煮、黒夏豆、ホロホロのレバーと手羽の山椒焼

  • 天竜川の活け鮎塩焼

  • ホロホロ鳥のレバーと手羽の山椒焼

  • ホロホロ鳥炭火焼、玉蜀黍、蕨の飛龍頭

  • ホロホロ鳥 炭火焼

  • 栄螺とフルーツトマトの酢の物

  • 鰹 藁焼

  • 一文字ごはん

  • 青菜の味噌椀

  • 小豆のアイスクリーム

  • いわて牛と生海胆

  • 太刀魚、冬瓜、蓴菜の椀物

  • 鮎魚女、星鰈、星鰈縁側の造り

  • 活穴子の木の芽焼と伏見唐辛子

  • 超極細の手延べ素麺

  • 自家製 海胆出汁

  • 鮎塩焼、帆立貝柱おかき揚、菱蟹奉書巻、蛸柔らか煮、青梅蜜煮、丸十蜜煮、黒夏豆、ホロホロのレバーと手羽の山椒焼

  • ホロホロ鳥炭火焼、玉蜀黍、蕨の飛龍頭

  • 栄螺とフルーツトマトの酢の物

  • 鰹 藁焼

  • 青菜の味噌椀

  • 小豆のアイスクリーム

  • いわて牛と生海胆

  • 麓井 無濾過特別純米 雄町

  • いわて牛と生海胆

  • 麓井 無濾過特別純米 雄町

  • 椀物

  • 太刀魚、冬瓜、蓴菜の椀物

  • 鮎魚女、星鰈、星鰈縁側の造り

  • 菱湖 純米吟醸無濾過生

  • 鮎魚女、星鰈、星鰈縁側の造り

  • 活穴子の木の芽焼と伏見唐辛子

  • 谷風 純米大吟醸

  • 活穴子の木の芽焼と伏見唐辛子

  • 超極細の手延べ素麺

  • 鮎塩焼、帆立貝柱おかき揚、菱蟹奉書巻、蛸柔らか煮、青梅蜜煮、丸十蜜煮、黒夏豆、ホロホロのレバーと手羽の山椒焼

  • 黒龍 火いらず

  • ホロホロ鳥炭火焼、玉蜀黍、蕨の飛龍頭

  • 黒龍 火いらず

  • 栄螺とフルーツトマトの酢の物

  • AKABU SEA

  • 栄螺とフルーツトマトの酢の物

  • AKABU 愛山

  • 土鍋ごはん

  • 無農薬栽培のひとめぼれ

  • 鰹 藁焼

  • 一文字ごはん

  • 鰹 藁焼

  • 青菜の味噌椀

  • 小豆のアイスクリーム

  • 御料理 寺沢 外観

2020/08/29 更新

32回目

2020/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

岩手の日本料理界に寺沢アリ…『御料理 寺沢』

八月の盆休へと突入しましたが今年は新型コロナウィルスの感染回避のため都内の自宅へ帰省することも又、旅に出掛けることも見合わせ日本で最も安全であると思われる岩手県に留まり連休を過ごすこととなりました。しかし県都である盛岡は日に日に多くの帰省客やツーリストで街中は溢れ返り新型コロナウイルスの感染リスクが高まり身体の危険を何となく感じ安・金・短の小旅へと出かけることにしました。目的地は岩手第二の都市であろう北上です。夜の街の規模では県都盛岡に次いで間違いなく岩手第二の規模を誇る北上ですが人通りは疎らというか殆ど街を歩く人は見えず。昼餉は岩手県屈指の桜の名所である展勝地の対岸に店を構えられる『枕流亭』さんにて江戸前風の天丼をいただきました。そして夜は岩手県を代表する日本料理店であり岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』受賞店である店主 寺沢勇人さんが腕を揮われる『御料理 寺沢』さんです。盆休を利用して遠路遥々、北上へと足を延ばされた友人のアテンド役にて寄せていただきました。葉月のお任せコースは市場が盆休みで食材の入荷が無い最も厳しい状況下にも関わらず贅を尽くした料理の数々にて最高のおもてなしをしていただき口の中はもう終始、悦びっぱなしでした。岩手県産のハシリの『松茸(マッタケ)』に『鮑(アワビ)』に『トリュフ』に『生海胆(ナマウニ)』、天然物の『本鮪(ホンマグロ)』に『鮎(アユ)』、『いわて牛』に『マンゴー』で満たされた口福な時間は先ずはハートランドビールで再会を祝し乾杯し渇いた喉を潤し葉月のお任せ料理は放し飼いの滋養卵(ジヨウラン)で作られた玉締めの上に夏豆(エダマメ)の摺流しの上にたっぷり盛り込まれた『生海胆(ナマウニ)』に花穂が散りばめられた冷やし鉢の先付からスタートです。そして料理人の腕の見せどころの椀物には椀物代わりの土瓶蒸し(ドビンムシ)。土瓶蒸しの中には『甘鯛(アマダイ)』と岩手県産の『松茸(マッタケ)』。松茸の香りが食欲中枢を刺激し甘鯛(アマダイ)の旨味出汁が五臓六腑に染み渡ります。向付には三陸産の肉厚の活穴子(カツアナゴ)で作られた『穴子(アナゴ)』の焼霜(ヤキシモ)造りに適度な脂がのった『鰆(サワラ)』に戸井産の天然物の『本鮪(ホンマグロ)』を割醤油(ワリショウユ)と梅醤油(ウメショウユ)を使い分け味わい焼物にはMichelin⭐️⭐️⭐️店御用達の天竜川の鮎(アユ)を備長炭で焼かれた『鮎(アユ)』の焼物に三陸産の若芽(ワカメ)とオクラとフルーツトマトを鮑(アワビ)出汁と柑橘(カンキツ)ジュレとともに味わう振り柚子(フリユズ)仕上げの『蒸し鮑(ムシアワビ)』。そして新銀杏(シンギンナン)の素揚げに鴨(カモ)ロース、蛸(タコ)の桜煮(サクラニ)、『松茸(マッタケ)』と野蜀葵(ミツバ)のお浸し、丸十蜜煮(サツマイモミツニ)、太刀魚(タチウオ)焼に酸漿(ホオズキ)の中に収められたホロホロ鳥の『白レバー』の味噌漬(ミソヅケ)に無花果(イチヂク)の酒を呼ぶ旬菜が盛り込まれた八寸と続きました。炊合せは『サマートリュフ』が惜しげもなく削り掛け仕上げられた『飛龍頭(ヒロウス)』、飛龍頭(ヒロウス)の中には微塵切りにされた『トリュフ』が射込まれたWトリュフの飛龍頭(ヒロウス)の余韻に暫し浸り強肴には岩手が世界に誇る黒毛和牛種の最高峰、美味さ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️の『いわて牛』の極上ロースの胡麻しゃぶを白芋茎(シロズイキ)とともに楽しませていただきました。そして締めの食事は『松茸(マッタケ)』の炊き込みご飯に香の物に味噌椀、食後の水菓子にはブラマンジェにダイス状にカットした『マンゴー』とマンゴーのゼリー、その上には表面を覆い尽すたっぷりのピオーネ、薄茶にて『御料理 寺沢』さんの葉月のお任せ懐石はひと通りです。足を運ぶ度に新たなる切り口の料理で楽しませてくれる寺沢店主。県都である盛岡では味わうことが出来ぬ素晴らしい組立ての料理で満たされた口福な時間に遠路遥々、足を延ばした友人も「此処は京都か?金沢か?。来れて本当に良かった」の言葉にアテンド役も感無量。店主 寺沢勇人さんとの出逢いは未だ花巻で喫茶店の居抜き物件で『和や てらさわ』https://tabelog.com/rvwr/loro/rvwdtl/B111166339/#3638689さんとして営業されていた今から10年も前のこと。10年ひと昔とは言いますが此の10年間での進化には目を瞠るものがあります。岩手の日本料理界に『御料理 寺沢』アリ。と声を大にして申し上げたい。更なる驚きと感動をこれからもきっと我々に与え続けてくれることでしょう。

  • 滋養卵の玉締めに夏豆摺流しに生海胆

  • 松茸と甘鯛の土瓶蒸し

  • 穴子焼霜造り、鰆、戸井産天然本鮪

  • 天竜川の鮎焼き

  • 三陸産 蒸し鮑

  • オクラ、フルーツトマト、柑橘ジュレとともに

  • 新銀杏素揚、鴨ロース、蛸桜煮、松茸と野蜀葵、丸十蜜煮、太刀魚焼、ホロホロ鳥 白レバー味噌漬、無花果

  • 酸漿の中にホロホロ鳥 白レバー味噌漬

  • トリュフ飛龍頭のトリュフ掛け

  • トリュフの下にはトリュフ飛龍頭

  • いわて牛ロースの胡麻しゃぶ

  • 松茸の炊込みごはん

  • 松茸の炊込みごはん

  • 香の物

  • 味噌椀

  • 松茸の炊込みごはん

  • ブラマンジェ、マンゴ、マンゴゼリー、ピオーネ

  • 滋養卵の玉締めに夏豆摺流しに生海胆

  • 椀物代わりの土瓶蒸し

  • 松茸と甘鯛の土瓶蒸し

  • 穴子焼霜造り、鰆、戸井産天然本鮪

  • 天竜川の鮎焼き

  • 三陸産 蒸し鮑

  • 三陸産 蒸し鮑

  • 新銀杏素揚、鴨ロース、蛸桜煮、松茸と野蜀葵、丸十蜜煮、太刀魚焼、ホロホロ鳥 白レバー味噌漬、無花果

  • トリュフ飛龍頭のトリュフ掛け

  • いわて牛ロースの胡麻しゃぶ

  • 松茸の炊込みごはん

  • 香の物

  • 味噌椀

  • ブラマンジェ、マンゴ、マンゴゼリー、ピオーネ

  • セッティング

  • 手取川 純米吟醸

  • 滋養卵の玉締めに夏豆摺流しに生海胆

  • 手取川 純米吟醸

  • 椀物代わりの土瓶蒸し

  • 土瓶蒸しと松茸

  • 土瓶蒸しと甘鯛

  • 限定品 大七 完熟生酛 生原酒

  • 穴子焼霜造り、鰆、戸井産天然本鮪

  • 限定品 大七 完熟生酛 生原酒

  • 穴子焼霜を割醤油で

  • 戸井産天然本鮪を割醤油で

  • 穴子焼霜を梅醤油で

  • 西与右衛門 美山錦 特別純米無濾過

  • 天竜川の鮎焼き

  • 西与右衛門 美山錦 特別純米無濾過

  • 三陸産 蒸し鮑

  • 山形正宗 純米吟醸 稲蔵

  • 新銀杏素揚、鴨ロース、蛸桜煮、松茸と野蜀葵、丸十蜜煮、太刀魚焼、ホロホロ鳥 白レバー味噌漬、無花果

  • 山形正宗 純米吟醸 稲蔵

  • 新銀杏素揚、鴨ロース、蛸桜煮、松茸と野蜀葵、丸十蜜煮、太刀魚焼、ホロホロ鳥 白レバー味噌漬、無花果

  • トリュフ飛龍頭のトリュフ掛け

  • Dom. Chapelle et Fils Bourgogne Pinot Noir

  • いわて牛ロースの胡麻しゃぶ

  • 松茸の炊込みごはん

  • 香の物

  • 味噌椀

  • 松茸の炊込みごはん

  • ブラマンジェ、マンゴ、マンゴゼリー、ピオーネ

  • 薄茶

  • 一輪の花

  • 虫カゴで季節感を演出

  • The Tabelog Award Bronze賞と八坂神社 粽

  • 御料理 寺沢 外観

2020/10/23 更新

31回目

2020/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

押しも押されもせぬ岩手県屈指の…『御料理 寺沢』

7月四連休四日目の夜はGo To Travel(ゴー・トゥ・トラベル)のハレーションを避けるように盛岡を飛び出て花巻経由で北上へ。向かった先は押しも押されもせぬ岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんです。席に着き先ずはギン冷えのハートランドビールで渇いた喉を潤します。料理はカクテルグラスで供された北海道産の『生海胆(ナマウニ)』がたっぷりと添えらた夏豆(エダマメ)の摺流し(スリナガシ)からスタートです。甘みが増してきた『夏豆(エダマメ)』の摺流しに振り柚子(フリユズ)の香味のアクセント。大羽な生海胆(ナマウニ)の身は甘く濃厚な味わい。次いで供されたのは凌ぎの『鰻(ウナギ)の飯蒸し(イイムシ)』です。備長炭で焼かれた香ばしい『鰻(ウナギ)』上には木の芽『鰻(ウナギ)』と『鰻(ウナギ)』の間には舎利(シャリ)と実山椒(ミザンショウ)。炭火焼ならではの鼻を擽る香味とピリリとした実山椒の佳きアクセント。そして料理人の腕の見せどころの椀物には岩手県産の『松茸(マッタケ)』と『車海老(クルマエビ)』の海老真薯(エビシンジョウ)、吸口に柚皮(ユズカワ)。吸い地は直前に引かれた本彼節(ホンカレブシ)の雑味の無い一番出汁の旨味が五臓六腑に染み渡ります。この椀物は見事のひとこと。食べはじめにガツンと旨い椀では無く食べ終える頃に味のトーンを持ってくる滋味優先の椀物です。椀種もシンプルに『松茸(マッタケ)』に『車海老(クマルエビ)』の『海老真薯(エビシンジョウ)』と今までに『御料理 寺沢』さんで供された椀物の中でも三本の指に入るもの。今年も早、『松茸(マッタケ)』の季節の到来です。向付には塩竈産の『本鮪(ホンマグロ)』のトロと白身の王様『星鰈(ホシガレイ)』と星鰈(ホシガレイ)の『縁側(エンガワ)』を割醤油とちり酢を使い分け味わいます。昭和天皇が崩御される前に最期に口にされたのが『星鰈(ホシガレイ)』だったと記憶しております。二日目という『星鰈(ホシガレイ)』の身は口の中で踊るような弾力と凝縮した旨味のバランスが秀逸。『本鮪(ホンマグロ)』のトロは天然物ならではのキレイな脂が口中に広がりました。そして焼物には天竜川の活け『鮎(アユ)』と秋田産の『甘鯛(アマダイ)』の二種盛です。活けの『鮎(アユ)』は週末分に仕入れらた残りの稀少な一尾。『甘鯛(アマダイ)』も同様です。備長炭で焼かれた皮目はパリッと身は遠赤効果でしっとりとしてふっくら。コース料理の華である八寸には新銀杏(シンギンナン)に蛸(タコ)と梅肉(バイニク)と胡瓜(キュウリ)、岩手県産の『松茸(マッタケ)のフライ』に〇十(サクマイモ)の蜜煮(ミツ)、車海老艶煮(クルマエビツヤニ)、小鉢の中には『焼松茸(ヤクマッタケ)』と菠薐草(ホウレンソウ)の御浸し(オヒタシ)、炭火で火入れされた鴨肉(カモニク)のロース、梅貝(バイガイ)に酸漿(ホオヅキ)の中には『鱧(ハモ)』の南蛮漬(ナンバンヅケ)。大好きな『松茸(マッタケ)のフライ』は小ぶりな松茸(マッタケ)ですが正真正銘の岩手県産。頭からがぶりと行った時に口中に広がる松茸(マッタケ)特有の香味が鼻腔を抜けて行き得も言われぬ口福感で満たされました。また愛媛県産の『鱧(ハモ)』は所謂『梅雨鱧(ツユハモ)』の南蛮漬で思いのほか箸が進みました。続いて供された煮物代わりの小鍋立には地元の『北上牛(キタカミギュウ)』のロースを使った『牛肉のすき煮』です。大判のロース肉の下には牛肉の他に揚げ茄子に蕃茄、幼雌穂にたっぷりの茗荷の輪切り。牛肉の旨味の余韻に暫し浸りSSサイズの『蓴菜(ジュンサイ)』に花穂を散りばめた酢物で口中を一度、リセット。そして締めの食事は『トリュフ』に勝るとも劣らない香味を放つ岩手県産の新物の『香茸(コウタケ)』と香豆(カオリマメ)の炊込みごはん、食後の水菓子には今が旬の『白桃(ハクトウ)』のコンポートに和三盆のブラマンジェにて即興で造っていただいたコース料理はひと通りです。やはり滋味優先の日本料理は良いですね。こういうきちんとした食事をいただける幸せに感謝しつつ会計を済まし店を後にして夜の街を歩きホテルへと。料理に合せていただいた酒はハートランドビールにはじまり、岩手県産の食用米『銀河の雫』を使い醸された『浜千鳥』の限定酒 夏純米薄にごり、北海道の『えぞ熊』純米酒、『東一』のPREMIUM AZUMAICHI、岩手が全国に誇る赤武酒造の『AKABU』SEAにMOUNTAIN。気持ち良く酔わせていただいた上に帰りに明朝用のお持たせまで持たせていただき感謝。

  • 生海胆と夏豆の摺り流し

  • 生海胆

  • 鰻の飯蒸し

  • 松茸と車海老の海老真薯の椀

  • 塩竃産 本鮪トロと星鰈と星鰈縁側

  • 松茸フライ

  • 新銀杏、蛸と梅肉と胡瓜、松茸のフライ、〇十蜜煮、車エビ艶煮、焼松茸と菠薐草の御浸し、鴨肉、梅貝、鱧南蛮漬

  • 鱧の南蛮漬

  • 新銀杏、蛸と梅肉と胡瓜、松茸のフライ、〇十蜜煮、車エビ艶煮、焼松茸と菠薐草の御浸し、鴨肉、梅貝、鱧南蛮漬

  • 松茸と菠薐草の御浸し

  • 天竜川の鮎

  • 天竜川の鮎焼と秋田の甘鯛焼

  • 北上牛のすき煮

  • 北上牛のすき煮

  • 蓴菜

  • 生海胆と夏豆の摺り流し

  • 生海胆と夏豆の摺り流し

  • 鰻の飯蒸し

  • 椀物

  • 松茸と車海老の海老真薯の椀

  • 塩竃産 本鮪トロと星鰈と星鰈縁側

  • 向付の造りは ちり酢と割醤油を使い分け

  • 新銀杏、蛸と梅肉と胡瓜、松茸のフライ、〇十蜜煮、車エビ艶煮、焼松茸と菠薐草の御浸し、鴨肉、梅貝、鱧南蛮漬

  • 天竜川の鮎焼と秋田の甘鯛焼

  • 北上牛のすき煮

  • 蓴菜

  • 香の物

  • 香茸と香豆の炊込みごはん

  • 白桃のコンポートとブラマンジェ

  • 生海胆と夏豆の摺り流し

  • 生海胆と夏豆の摺り流し

  • ハートランドビール

  • 摺り

  • ハートランドビール

  • 摺り

  • 鰻の飯蒸し

  • 浜千鳥 限定酒 夏純米薄にごり

  • 鰻の飯蒸し

  • 椀物

  • 松茸と車海老の海老真薯の椀

  • 向付の造りは ちり酢と割醤油を使い分け

  • えぞ熊 純米酒

  • 塩竃産 本鮪トロと星鰈と星鰈縁側

  • 天竜川の鮎焼と秋田の甘鯛焼

  • 東一 PREMIUM AZUMAICHI

  • 天竜川の鮎焼と秋田の甘鯛焼

  • 新銀杏、蛸と梅肉と胡瓜、松茸のフライ、〇十蜜煮、車エビ艶煮、焼松茸と菠薐草の御浸し、鴨肉、梅貝、鱧南蛮漬

  • 松茸と菠薐草の御浸し、梅貝、鴨ロース炭火焼

  • AKABU SEA

  • 新銀杏、蛸と梅肉と胡瓜、松茸のフライ、〇十蜜煮、車エビ艶煮、焼松茸と菠薐草の御浸し、鴨肉、梅貝、鱧南蛮漬

  • 北上牛のすき煮

  • 蓴菜

  • トリュフにも勝るとも劣らぬ香茸

  • 香茸と香豆の炊込みごはん

  • 香の物

  • 香茸と香豆の炊込みごはん

  • 香茸と香豆の炊込みごはん

  • 白桃のコンポートとブラマンジェ

  • 白桃のコンポートとブラマンジェ

  • 御料理 寺沢 外観

2020/10/02 更新

30回目

2020/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

岩手を代表する日本料理店の穴子と海老のちらし寿司…『御料理 寺沢』

前夜、友人のアテンド役として寄せていただいた『御料理 寺沢』さんにて帰りに作っていただいた『穴子(アナゴ)と海老(エビ)のちらし寿司』の二人前の折詰にて翌日の夜は単身赴任先のマンションの部屋にて静かにStay Home。『穴子と海老のちらし寿司』は『赤酢(アカス)』の『舎利(シャリ)』に三陸産の『穴子(アナゴ)』の若魚の『めそ穴子(アナゴ)』に軽く湯霜にされ甘みを引き出された『海老(エビ)』に『螺貝(ツブガイ)』に賽の目に切り揃えられたガリに胡瓜(キュウリ)に玉(ギョク)という構成。『穴子(アナゴ)』の沢煮は完璧な仕上がりで子供からオトナまで楽しめる優しい味わい。たっぷり添えられた卸したての『本山葵(ホンワサビ)』と『木の芽(キノメ)』の風味が堪りません。余りの美味しさにひとりで折詰を丸々一個平らげてしまいました。料理屋さんがガチで作ったちらし寿司はやはり美味しいもの。

  • 穴子と海老のちらし寿司

  • 穴子と海老のちらし寿司

  • 穴子と海老のちらし寿司

  • 穴子と海老のちらし寿司

  • 穴子と海老のちらし寿司

  • 八角形の折

  • 御料理 寺沢 Entrance

2020/08/04 更新

29回目

2020/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

水無月のお任せ懐石料理に舌鼓…『御料理 寺沢』

友人のアテンド役にて岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんへ再訪させていただきました。先ずはハートランドビールで再会を祝し乾杯。水無月のお任せのコース料理は自家製の雲丹醤油(ウニジョウユ)で味わう『水無月豆腐(スナヅキトウフ)』から。通称、西蕨(ニシワラビ)とも呼称される西和賀産の山菜の蕨(ワラビ)に本蕨粉(ホンクズコ)を加え造られたソレはトゥルントゥルンとした食感。卸したての本山葵(ホンワサビ)が全体の味を締めています。懐石料理の流れに沿って凌ぎには『鰻(ウナギ)』と『大和芋(ヤマトイモ)』と麦飯(ムギメシ)の『鰻とろ飯(ウナトロメシ)』。大和芋(ヤマトイモ)の摺り下ろしには白味噌(シロミソ)の隠し味と名残りの花山椒(ハナサンショウ)を軽く炊いたものが添えらていました。コース料理の華であり料理人の腕の見せところの椀物には椀種に『虎魚(オコゼ)』のボタン仕立に椀妻に蓴菜(ジュンサイ)、根曲り筍(ネマガリダケ)、吸口に実柚子(ミユズ)、椀物の根幹を成す吸い地は本枯れ節(ホンカレブシ)と昆布(コブ)の一番出汁が五臓六腑に染み渡ります。向付は白身の王様『星鰈(ホシカ゚レイ)』に星鰈(ホシガレイ)の縁側(エンガワ)、『穴子(アナゴ)』の焼き霜の二点盛。活締めの『星鰈(ホシガレイ)』は昭和天皇が御崩御される前に最期に口にされた魚であり鮃(ヒラメ)や鰈(カレイ)の頂点に立つ白身魚。豊洲市場であればkg8,000yenは下らぬ値で取引されるであろう高級魚を平日に口にすることの出来る幸せ。歯を押し返すような身の弾力が活締めならではのもの。縁側(エンガワ)を噛み締めた時に広がる上品な脂の旨味は筆舌に尽くし難い美味しさです。肉厚の『穴子(アナゴ)』の焼き霜造りは皮目側から包丁が入れられておりその食感と脂の載った身の旨さに思わず身体が仰け反りました。焼物には岩手の自然の恵み天然物の『本鱒(ホンマス)』の塩焼。背中が盛り上がっていたという本鱒(ホンマス)は脂の載りも良く美味。こういう鱒(マス)を口にしたら天然物の鱒(マス)って本当に美味しい魚なんだとしみじみ感じます。途中で供された山椒醤油(サンショウジョウユ)も美味。八寸は『石川小芋(イシカワコイモ)』振り柚子、『鮟鱇の肝(アンコウノキモ)』の赤酒煮、『星鰈(ホシガレイ)』の胡瓜巻、蕗(フキ)、『卵黄味噌漬(ランオウミソヅケ)』、『真鮹(マダコ)』柔らか煮、『玉蜀黍(トウモロコシ)天ぷら』、『姫栄螺(ヒメサザエ)』の高級珍味の『このこ』和え、天竜川産の『稚鮎(チアユ)』という日本酒を呼ぶ肴の数々。煮物には勝浦産の『目抜(メヌケ)』に『賀茂茄子(カモナス)』、酢物代わりには『菱蟹(ヒシガニ)』に芋茎(ズイキ)に黒酢を使ったジュレ掛け。締めのご飯は岩手県産の『ホロホロ鳥』と蕗(フキ)の炊き込みごはん、味噌椀に香の物。水菓子には抹茶(マッチャ)のブラマンジェに水羊羹(ミズヨウカン)の二層仕立てにピオーネ。茶にてひと通りです。テイクアウトの料理を持ち帰り単身赴任先のマンションの部屋でいただくのも時には良いですがやはり温かいものは温かいうちに冷たいものは冷たいうちにいただくのが日本料理の真髄。使われた器を愛でつつ味わう料理は格別です。友人の御蔭で平日から贅沢をさせていただき感謝です。

  • 自家製海胆醤油で味わう水無月豆腐

  • 鰻とろ飯

  • 虎魚、蓴菜、根曲り筍の椀物

  • 星鰈、星鰈縁側、穴子焼霜造り

  • 本鱒 炭火焼

  • 石川小芋、鮟鱇の肝赤酒煮、星鰈胡瓜巻、蕗、卵黄味噌漬『、鮹柔らか煮、玉蜀黍天ぷら、姫栄螺このこ和え、稚鮎

  • 目抜に賀茂茄子の炊合せ

  • 菱蟹と芋茎の黒酢ジュレ掛け

  • ホロホロ鳥と蕗の炊き込みごはん

  • ホロホロ鳥と蕗の炊き込みごはん

  • 抹茶のブラマンジェと水羊羹

  • ピオーネ

  • 自家製海胆醤油で味わう水無月豆腐

  • 鰻とろ飯

  • 虎魚、蓴菜、根曲り筍の椀物

  • 星鰈、星鰈縁側、穴子焼霜造り

  • 本鱒 炭火焼

  • 石川小芋、鮟鱇の肝赤酒煮、星鰈胡瓜巻、蕗、卵黄味噌漬『、鮹柔らか煮、玉蜀黍天ぷら、姫栄螺このこ和え、稚鮎

  • 目抜に賀茂茄子の炊合せ

  • 菱蟹と芋茎の黒酢ジュレ掛け

  • ホロホロ鳥と蕗の炊き込みごはん

  • 抹茶のブラマンジェと水羊羹

  • ピオーネ

  • セッテイング

  • ハートランドビールで乾杯

  • 自家製海胆醤油で味わう水無月豆腐

  • 重家 夏純吟よこやま

  • 自家製海胆醤油で味わう水無月豆腐

  • 重家 夏純吟よこやま

  • 鰻とろ飯

  • 楯野川 純米大吟醸 渓流 爽辛

  • 椀物

  • 虎魚、蓴菜、根曲り筍の椀物

  • 楯野川 純米大吟醸 渓流 爽辛

  • 星鰈、星鰈縁側、穴子焼霜造り

  • 赤武 AKABU Natsu Kasumi

  • 赤武 AKABU Natsu Kasumi

  • 星鰈、星鰈縁側、穴子焼霜造り

  • 上喜元 特別純米辛口

  • 本鱒 炭火焼

  • 上喜元 特別純米辛口

  • 山形正宗 夏ノ純米

  • 石川小芋、鮟鱇の肝赤酒煮、星鰈胡瓜巻、蕗、卵黄味噌漬『、鮹柔らか煮、玉蜀黍天ぷら、姫栄螺このこ和え、稚鮎

  • 山形正宗 夏ノ純米

  • 石川小芋、鮟鱇の肝赤酒煮、星鰈胡瓜巻、蕗、卵黄味噌漬『、鮹柔らか煮、玉蜀黍天ぷら、姫栄螺このこ和え、稚鮎

  • 煮物椀

  • 仙禽 純米大吟醸 朝日2020

  • 目抜に賀茂茄子の炊合せ

  • 仙禽 純米大吟醸 朝日2020

  • 目抜に賀茂茄子の炊合せ

  • 森島 雄町 純米大吟醸

  • 賀茂茄子

  • 菱蟹と芋茎の黒酢ジュレ掛け

  • 森島 雄町 純米大吟醸

  • 菱蟹たっぷり

  • ホロホロ鳥と蕗の炊き込みごはん

  • ホロホロ鳥と蕗の炊き込みごはん

  • 抹茶のブラマンジェと水羊羹

  • ピオーネ

  • 薄茶

  • 御料理 寺沢 Entrance

2020/08/03 更新

28回目

2020/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

Tabelog Award 受賞は伊達に非ず…『御料理 寺沢』

新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大でほぼ日本全国が緊急事態宣言下となった日本列島。テレビ、ラヂオでは連日、昼夜問わず換気の悪い『密閉』空間、人が多数が集まる『密集』場所、間近で会話をする『密接』場面の『3密』を避けるように注意喚起が唱えられ、大切な命を守る為に『Stay Home』と頻りに連呼されるようになりました。幸いにして岩手県は全国で唯一、感染者ゼロを現時点でも維持しているものの中核市の県都 盛岡も4月中旬前後から営業自粛をされる店が日に日に増えて行ったように記憶しております。そして押しも押されもせぬ岩手県を代表する日本料理店である當店『御料理 寺沢』さんも店舗での営業を自粛され『テイクアウト』主体とした営業に舵を切られたのも同時期でした。4月18日にFacebookに投稿された『御料理 寺沢』さんの投稿は、https://www.facebook.com/terasawa1010「久しぶりの投稿になります。明日19日からテイクアウトはじめます。①寺沢特製 贅沢のり弁當 1,200円、②国産 鰻弁當 2,000円、③焼魚弁當 1,000円、④和牛すき焼き弁當 1,000円、⑤寺沢特製 おいなりさん 550円、⑥万能鍋出汁(900CC) 1,000円。すべて税込みです。食品ロスを無くすため全て予約制になっております。当日12時までの予約で夕方にお渡しできます。昼のお渡しは前日にご予約ください。ご予約はお電話でお願いします。0197-72-7708」という投稿を目にしておりました。数日前に『おいなりさん』と『国産 鰻弁當』のVersion upgrade版を初めていただきましたが『特製おいなりさん』は『赤酢(アカス)』が使われており、その舎利の中に細かなダイス状に切り分けられた『蓮根(レンコン)』が食味と食感の佳きアクセントになったオトナの為の『おいなりさん』と備長炭の炭火で焼かれた香ばしい『国産 鰻弁當』に或る意味、感動と感銘を受けたのでありました。今回は岩手県唯一無二の老舗料亭『新茶家』さん、そして岩手県県南エリア屈指のItalianRistoranteである『Ristorante Tremolo』さんの二軒の名店の味に舌鼓を打たせていただいた後に再び押しも押されもせぬ岩手を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんへと寄せていただき前日に予約していた友人への手土産も含めた『おいなりさん』三つと①寺沢特製 贅沢のり弁当 1,200円を2,000円の予算でVersion upgradeしていただいたSpecial版の『贅沢のり弁當』を受取り早速、いだいてみました。包みを解き蓋を空けますと『出汁巻玉子(ダシマキタマゴ)』、備長炭を使い焼かれた香ばしい『紅鮭(ベニシャケ)』に『鴨(カモ)ロース』、北上牛(キタカミギュウ)を使い作られたという木の芽が添えられた『牛肉のすき煮』に大きな『海老(エビ)の天ぷら』、椎茸(シイタケ)に茄子(ナス)の含め煮、南高梅(ナンコウバイ)の梅干(ウメボシ)、『蛸(タコ)の桜煮(サクラニ)』、三陸宮古産の大粒の牡蠣(カキ)を使った『燻製煮牡蠣(クンセイニガキ)』に石黒農場産の『ホロホロ鳥』をスチコンを使いロール状に成形して薫香を纏わせたホロホロ鳥の燻製(クンセイ)ロール、青椒(ピーマン)の油炒めに滝野川牛蒡(タキノガワゴボウ)に芭蕉菜(バショナ)に立派な太さの鱈子(タラコ)が下のごはんが見えぬほど所狭しと詰め込まれておりました。これはもう感動ものです。上の御菜類を酒肴にしてグラスを傾けた後にまたまた驚きが。それは寺沢さんの実家の御両親が有機栽培で丹精込めて作られた『ひとめぼれ』のごはんはジャコ、おかか、桜海老(サクラエビ)にもみ海苔(ノリ)で更に覆われていたからです。御菜類を酒肴として先に平らげても充分に堪能できる配慮がされていた『特別仕様』の『海苔弁當』は花巻で『和や てらさわ』さんhttps://tabelog.com/rvwr/loro/rvwdtl/B111166339/#3638689として営業されていたころに供されいた『花籠弁當(ハナカゴベントウ)』を彷彿させる素晴らしいものでした。流石、2019年に引続き2020年も岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』二年連続『BRONZE』受賞店の『御料理 寺沢』さんですね。こういう美味しいものかせ味わえるのであれば時には『Stay Home』も悪いものではありません。

  • 紅鮭、蛸桜煮、鴨ロース、ホロホロ鳥、牡蠣、北上牛すき煮

  • 青椒油炒め、出汁巻玉子、紅酒、海老天ぷら、南高梅、椎茸、茄子、北上牛すき煮

  • 特別仕様の海苔弁當

  • 特別仕様の海苔弁當

  • 特別仕様の海苔弁當

  • 紅鮭、蛸桜煮、鴨ロース、ホロホロ鳥、牡蠣、北上牛すき煮

  • 特別仕様の海苔弁當

  • 青椒油炒め、出汁巻玉子、紅酒、海老天ぷら、南高梅、椎茸、茄子、北上牛すき煮

  • 更にジャコ、オカカ、桜海老、もみ海苔

  • 更にジャコ、オカカ、桜海老、もみ海苔

  • 特別仕様の海苔弁當の包み

  • おいなりさん×3つ

  • 奥の2つは手土産用

  • The Tabelog Award BRONZE受賞店

2020/08/04 更新

27回目

2020/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

お手頃価格で人気店の味をテイクアウト…『御料理 寺沢』

新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大でほぼ日本全国が緊急事態宣言下となった日本列島。テレビ、ラヂオでは連日、昼夜問わず換気の悪い『密閉』空間、人が多数が集まる『密集』場所、間近で会話をする『密接』場面の『3密』を避けるように注意喚起が唱えられ、大切な命を守る為に『Stay Home』と頻りに連呼されるようになりました。幸いにして岩手県は全国で唯一、感染者ゼロを現時点でも維持しているものの中核市の県都 盛岡も4月中旬前後から営業自粛をされる店が日に日に増えて行ったように記憶しております。そして押しも押されもせぬ岩手県を代表する日本料理店である當店『御料理 寺沢』さんも店舗での営業を自粛され『テイクアウト』主体とした営業に舵を切られたのも同時期でした。4月18日にFacebookに投稿された『御料理 寺沢』さんの投稿は、https://www.facebook.com/terasawa1010「久しぶりの投稿になります。明日19日からテイクアウトはじめます。①寺沢特製 贅沢のり弁当 1,200円(ご飯の上にはジャコ、おかか、桜えび)、②国産 鰻弁当 2,000円、③焼魚弁当 1,000円、④和牛すき焼き弁当 1,000円、⑤寺沢特製 おいなりさん 550円、⑥万能鍋出汁(900CC) 1,000円。すべて税込みです。食品ロスを無くすため全て予約制になっております。当日12時までの予約で夕方にお渡しできます。昼のお渡しは前日にご予約ください。ご予約はお電話でお願いします。0197-72-7708」という投稿を目にしておりました。ということで予約していた⑤寺沢特製 おいなりさん 550円と②国産 鰻弁当 2,000円を1/2尾使いの標準のものから1尾使いのものにVersion upgrade をお願いしていたものを受取りに伺い夜にいただきました。『特製おいなりさん』は『赤酢(アカス)』が使われており、その舎利の中に細かなダイス状に切り分けられた『蓮根(レンコン)』が食味と食感の佳きアクセントになったオトナの為の『おいなりさん』に仕上げられておりました。一方のVersion upgradeしていただいた『国産 鰻弁当』は備長炭の炭火で焼かれた『蒲焼(カバヤキ)』とごはんが別々のセパレートに盛込まれておりました。そして何よりも嬉しかったのが『花山椒(ハナサンショウ)』が添えられていたことです。炭火で火入れされた香ばしい鰻(ウナギ)の蒲焼(カバヤキ)と寺沢さんの実家の御両親が有機栽培で丹精込めて作られた『ひとめぼれ』に花巻で『和や てらさわ』さんhttps://tabelog.com/rvwr/loro/rvwdtl/B111166339/#3638689として営業されていたころから継ぎ足し継ぎ足し大事に使われているコクと旨みが凝縮した『蒲焼のタレ』が三位一体となり更にそこに『花山椒(ハナサンショウ)』が加わり最高の『鰻重』として堪能させていただきました。2019年に引続き2020年も岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award』二年連続受賞店の『御料理 寺沢』さんの味を手頃な値段で愉しませていただきました。こういうテイクアウト品がいただけるのであれば時には『Stay Home』も良いかもしれません。

  • Version upgrade の鰻蒲焼弁當

  • 花山椒付のSpecial鰻重

  • 蒲焼とごはんはセパレート

  • 花山椒付のSpecial鰻重

  • Version upgrade の鰻蒲焼弁當

  • 特製おいなりさん

  • 特製おいなりさん

  • The Tabelog Award BRONZE

2020/06/22 更新

26回目

2020/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

岩手県を代表する日本料理店…『御料理 寺沢』

新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大でほぼ日本全国が緊急事態宣言下となった日本列島。テレビ、ラヂオでは頻りに換気の悪い『密閉』空間、人が多数が集まる『密集』場所、間近で会話をする『密接』場面の『3密』を避けるように注意喚起が唱えられ、大切な命を守る為に『Stay Home』と日々連呼されるようになりました。幸いにして岩手県は全国で唯一、感染者ゼロを現在も維持しているものの盛岡もこの頃から営業を自粛をされる店が徐々に増えて行ったように思います。平日のランチでさえ、そこそこ美味しいものを求めますと足を運ぶ選択肢は或る程度、限られている盛岡。況してや緊急事態宣言下となり日中よりリスク度が高くなると言われる夜となりますと更に、その選択肢は狭まってしまいます。そんな時は無理に外で食事をせず本来であれば自粛して部屋でじっとしているのが正しい行動なのかもしれませんが當日は友人のアテンド役を仰せつかっておりましたので人との接触のリスクを多少覚悟の上、東北新幹線に乗り込み2駅先、所要時間19分の北上へと出かけました。向かった先は押しも押されもせぬ岩手県を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんです。Champagneで乾杯を済ませ料理のはじまりです。卯月のお任せ料理は、たっぷりの北海道産の羽立の『生海胆(ナマウニ)』と『碓井豌豆(ウスイエンドウ)』を使い作られた『海胆(ウニ)とうすい豆豆腐(トウフ)』の先付から順に懐石コースの流れに沿って凌ぎには5時間の時間を掛けて塩蒸しにした北海道産の『黒鮑(クロアワビ)』の雑炊(ゾウスイ)仕立てです。賽の目状にカットされた『あわび』と天盛された肉厚の『蒸しあわび』の異なる食感を愉しみつつ昆布出汁(コブダシ)の余韻に暫し浸った後は料理人の腕の見せどころでありコース料理の華でもある椀物には『桜餅(サクラモチ)』に『蕨(ワラビ)』に三陸産の新物の『若芽(ワカメ)』の椀。吸口には木の芽、そして椀種の中には炭火を使い香ばしく焼かれた『甘鯛(アマダイ)』が射込まれていました。椀物の生命線である吸い地は直前に引かれた本枯節(ホンカレブシ)の一番出汁(イチバンダシ)、出汁のふくよかな旨味が五臓六腑に染み渡ります。そして向付には三陸塩竈産の『天然本鮪(テンネンホンマグロ)』の中トロに久しぶりに口にする白身の王様『真子鰈(マコガレイ)』に皮目を軽く炙った『鮎魚女(アイナメ)』を柑橘(カンキツ)ポン酢と割醤油(ワリジョウユ)を使い分け一度で二度の味を楽しみ焼物には三陸大船渡産の『本鱒(ホンマス)』をシンプルに備長炭を使った塩焼にて。ほっくりとした身の食感は備長炭ならではの仕上がり。旬菜を盛込んだ八寸には『蚕豆(ソラマメ)』に『蛍烏賊(ホタルイカ)』の燻製(クンセイ)、『稚鮎(チアユ)』揚げにフルーツトマト、『丸十(サツマイモ)』の蜜煮に豆腐の『木の芽田楽(キノメデンガク)』、牛蒡を牛肉で巻いた『八幡巻(ヤワタマキ)』に小鉢の中には『海鞘(ナマコ)』と『海鼠腸(コノワタ)』で作られた自家製の『莫久来(バクライ)』という酒を呼ぶ酒肴の数々。炊合せには今が旬の『花山椒(ハナサンショウ)』と北九州合馬産の『白子筍(シラコタケノコ)』と『筍(タケノコ)』に『北上牛(キタカミギュウ)』のロースに春の山菜の屈み(コゴミ)、酢の物代わりには『薇(ゼンマイ)』と青菜(アオナ)の黄身酢(キミズ)掛け、そして締めの食事は三陸産の『毛蟹(ケガニ)』の脚肉(キャクニク)をたっぷりと使った『毛蟹(ケガニ)』の炊込みごはんに胡瓜(キュウリ)の古漬(フルヅケ)に甘藍(キャベツ)の浅漬(アサヅケ)に木耳(キクセゲ)を加えた自家製の香の物に青菜とお揚げさんの味噌汁、食後の水菓子に餡とブラマンジェの二層仕立の上にダイス状に細かくカットした苺と『白い苺』の天使の実、薄茶にてひと通りです。久しぶりに真っ当な日本料理を口にすることが出来、感無量です。東北新幹線の往路 盛岡→北上、復路 北上→盛岡、 行きも帰りも乗車車両には自分達以外、誰ひとり乗客無し。更には北上での降車客は自分達以外は5名程で帰りの盛岡での降車客も自分達以外は3名と今までに経験したことの無い光景を眼にし自粛ムードを身をもって体感した一日となったのでありました。

  • 羽立の海胆とうすい豆豆腐

  • 北海道産 黒鮑の雑炊

  • 甘鯛の桜餅と蕨と若芽の椀物

  • 鮎魚女、真子鰈、天然本鮪 中トロ

  • 本鱒 塩焼

  • 蚕豆、蛍烏賊燻製、稚鮎揚げ、フルーツトマト、丸十蜜煮、豆腐木の芽田楽、八幡巻、莫久来

  • 花山椒、白子筍、北上牛ロース、コゴミ

  • 薇と青菜の黄身酢掛け

  • 毛蟹の炊込みごはん

  • 甘藍の浅漬と胡瓜の古漬

  • 毛蟹の炊込みごはん

  • 青菜とお揚げさんの味噌汁

  • 餡とブラマンジェ、苺と白い苺

  • 羽立の海胆とうすい豆豆腐

  • 北海道産 黒鮑の雑炊

  • 椀物

  • 甘鯛の桜餅と蕨と若芽の椀物

  • 鮎魚女、真子鰈、天然本鮪 中トロ

  • 本鱒 塩焼

  • 蚕豆、蛍烏賊燻製、稚鮎揚げ、フルーツトマト、丸十蜜煮、豆腐木の芽田楽、八幡巻、莫久来

  • 花山椒、白子筍、北上牛ロース、コゴミ

  • 薇と青菜の黄身酢掛け

  • 毛蟹の炊込みごはん

  • 餡とブラマンジェ、苺と白い苺

  • 青菜とお揚げさんの味噌汁

  • Champagne

  • 羽立の海胆とうすい豆豆腐

  • 北海道産 黒鮑の雑炊

  • 椀物

  • Vino bianco

  • 甘鯛の桜餅と蕨と若芽の椀物

  • 鮎魚女、真子鰈、天然本鮪 中トロ

  • Vino bianco

  • 割醤油と柑橘ポン酢を使い分け

  • 本鱒 塩焼

  • 蚕豆、蛍烏賊燻製、稚鮎揚げ、フルーツトマト、丸十蜜煮、豆腐木の芽田楽、八幡巻、莫久来

  • 蓋物

  • 花山椒、白子筍、北上牛ロース、コゴミ

  • 薇と青菜の黄身酢掛け

  • 毛蟹の炊込みごはん

  • 甘藍の浅漬と胡瓜の古漬

  • 青菜とお揚げさんの味噌汁

  • 餡とブラマンジェ、苺と白い苺

  • 御料理 寺沢 外観

  • 寺沢

  • 盛岡⇒北上 新幹線車内

  • 北上⇒盛岡 新幹線車内

2020/06/12 更新

25回目

2020/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

The Tabelog Award 2020 Bronze受賞…『御料理 寺沢』

2019年に引続き本年2020年も岩手県で唯一無二の『The Tabelog Award 2020』の受賞店であり北東北を代表する日本料理店『御料理 寺沢』さんへ再訪させていただきました。いつもは『銀河高原ビール』のヴァイツェンからスタートするのが常でしたが今回はベルギーの『Hoegaarden』のWhiteビールで渇いた喉を潤します。料理は閖上産の『赤貝(アカガイ)』と『子持ち昆布(コモチコンブ)』の遠野産の『葉山葵(ハワサビ)』を和えた先付から順に懐石コースの流れに沿って凌ぎには蒸したてほかほかの『毛蟹(ケガニ)』の飯蒸し(イイムシ)です。そして料理人の腕の見せどころでありコースの華である椀物には牡丹鱧ならぬ牡丹(ボタン)『鮎魚女(アイナメ)』に北九州『合馬産(オオマサン)の筍(タケノコ)』に『菜花(ナバナ)』の椀。直前に引かれた本枯節(ホンカレブシ)の一番出汁(イチバンダシ)の旨味が五臓六腑に染み渡ります。向付には三陸塩竈産の『天然本鮪(テンネンホンマグロ)』の中トロに久しぶりに口にする白身の王様『星鰈(ホシガレイ)』に星鰈の縁側(エンガワ)を柑橘(カンキツ)ポン酢、割醤油(ワリジョウユ)、醤油(ショウユ)を使い分け一度で三度の味を楽しみ更にはCrystalの器で『白魚(シロウオ)』の踊り喰い。焼物には『油坊主(アブラボウズ)』の味噌幽庵焼(ミソユウアンヤキ)、思わず炊きたての白いごはんが欲しくなる味わい。八寸には一寸豆(ソラマメ)に蛍烏賊(ホタルイカ)の燻製(クンセイ)、帆立(ホタテ)の稚貝(チガイ)の酒粕漬(サケカスヅケ)、北上牛(キタカミギュウ)の和風ローストビーフ、車海老旨煮(クルマエビウマニ)、三陸の赤いダイヤ『喜知次(キチジ)』焼にはじかみ生姜(ショウガ)、コゴミ、『赤海鼠(アカナマコ)』という酒を呼ぶ酒肴の数々。炊合せには三陸産の大粒の『煮牡蠣(ニガキ)』と若芽(ワカメ)とお揚げさん、酢の物代わりには余りの美味しさに身体を仰け反らせた『くもこ』≒『真鱈(マダラ)』の『白子(シラコ)』の黄味酢(キミズ)かけ、そして締めの食事は土釜ごはんに自家製糠漬(ジカセイヌカヅケ)に青菜と茸の味噌汁、更に自家製の『塩海胆(シオウニ)』に『鰻(ウナギ)』山椒煮(サンショウニ)に『鰯(イワシ)』のカレー煮という箸が進み過ぎるごはんの友。食後の水菓子にはマデラ酒を使ったイチゴとチョコレート味のブラマンジェ、薄茶にてひと通りです。料理に合せていただいた日本酒は『醸し人九平次 』純米大吟醸 彼の地、『AKABU』純米吟醸 NEWBORN 愛山生酒、『七田』純米吟醸 雄町50、『楯野川』純米大吟醸 無我クリアボトル、更には超レアな『The Tabelog Award 2020』受賞店にのみ配布された『紀土』無量山 純米大吟醸等も振舞っていただき感無量の夜となりました。

  • 毛蟹の飯蒸し

  • 一寸豆、蛍烏賊燻製、帆立稚貝酒粕漬、北上牛ローストビーフ、車海老旨煮、喜知次焼、コゴミ、赤海鼠

  • 塩竃産 天然本鮪、星鰈、星鰈縁側

  • 星鰈

  • 星鰈 縁側

  • 塩竃産 天然本鮪

  • 赤貝と子持ち昆布の葉山葵和え

  • 鮎魚女、合馬産の筍、菜花の椀

  • 油坊主 味噌幽庵焼

  • 煮牡蠣、若芽、お揚げさんの炊合せ

  • 大粒の三陸産の牡蠣

  • くもこの黄身酢がけ

  • 土釜ごはん

  • 自家製 塩海胆、鰻山椒煮、鰯のカレー煮

  • 鰯のカレー煮、鰻山椒煮、自家製 塩海胆

  • 自家製糠漬

  • 一文字ごはん

  • 青菜と茸の味噌汁

  • イチゴとチョコのブラマンジェ

  • 赤貝と子持ち昆布の葉山葵和え

  • 毛蟹の飯蒸し

  • 毛蟹の甲羅

  • 鮎魚女、合馬産の筍、菜花の椀

  • 塩竃産 天然本鮪、星鰈、星鰈縁側

  • 油坊主 味噌幽庵焼

  • 一寸豆、蛍烏賊燻製、帆立稚貝酒粕漬、北上牛ローストビーフ、車海老旨煮、喜知次焼、コゴミ、赤海鼠

  • 一寸豆、蛍烏賊燻製、帆立稚貝酒粕漬、北上牛ローストビーフ、車海老旨煮、喜知次焼、コゴミ、赤海鼠

  • 煮牡蠣、若芽、お揚げさんの炊合せ

  • くもこの黄身酢がけ

  • 鰯のカレー煮、鰻山椒煮、自家製 塩海胆

  • 自家製糠漬

  • 一文字ごはん

  • 自家製 塩海胆、鰻山椒煮、鰯のカレー煮

  • 青菜と茸の味噌汁

  • イチゴとチョコのブラマンジェ

  • Hoegaarden White

  • 赤貝と子持ち昆布の葉山葵和え

  • 赤貝と子持ち昆布の葉山葵和え

  • 酒器

  • 毛蟹の飯蒸し

  • 紀土 無量山 純米大吟醸

  • 毛蟹の脚肉

  • 椀物

  • AKABU 純米吟醸 NEWBORN 愛山生酒

  • 鮎魚女、合馬産の筍、菜花の椀

  • 白魚の踊り喰い

  • 塩竃産 天然本鮪、星鰈、星鰈縁側

  • 七田 純米吟醸 雄町50

  • 油坊主 味噌幽庵焼

  • 一寸豆、蛍烏賊燻製、帆立稚貝酒粕漬、北上牛ローストビーフ、車海老旨煮、喜知次焼、コゴミ、赤海鼠

  • 楯野川 純米大吟醸 無我 クリアボトル

  • 一寸豆、蛍烏賊燻製、帆立稚貝酒粕漬、北上牛ローストビーフ、車海老旨煮、喜知次焼、コゴミ、赤海鼠

  • 煮牡蠣、若芽、お揚げさんの炊合せ

  • くもこの黄身酢がけ

  • 醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地

  • 土釜

  • 自家製糠漬

  • 一文字ごはん

  • 自家製 塩海胆、鰻山椒煮、鰯のカレー煮

  • 土釜ごはん

  • 自家製 塩海胆、鰻山椒煮、鰯のカレー煮

  • 青菜と茸の味噌汁

  • イチゴとチョコのブラマンジェ

  • 御料理 寺沢 外観

2020/03/27 更新

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