94回
2019/08 訪問
Il mio negozio preferito…『Casa del Cibo』
Arrosto di Cerdo Ibérico
Arrosto di Cerdo Ibérico
Pesce all'acqua pazza
エゾシカのAgnolottiとFondutaのAgnolotti d
ムラサキウニ 冷製スパゲティーニ
バフンウニ 冷製スパゲテイーニ
イワナとインカのメザメの Terrina サマートリュフ
メジマグロの Marinata
スルメイカのカラブリア風
パイナップルのムースとライムとローズマリーのソルベ
Espresso Doppio
Focaccia
FERRARI BRUT ROSE
スルメイカのカラブリア風
FERRARI BRUT ROSE
ILLUMINATI Pecorino
メジマグロの Marinata
ILLUMINATI Pecorino
イワナとインカのメザメの Terrina サマートリュフ
CALERA CHARDONNAY 2016
ムラサキウニ 冷製スバゲティーニ
バフンウニ 冷製スパゲティーニ
CALERA CHARDONNAY 2016
ムラサキウニ&バフンウニ 冷製スパゲティーニ
バフンウニ&ムラサキウニ 冷製スパゲティーニ
G.D VAJRA BARBERA D' ALBA 2015
エゾシカのAgnolottiとFondutaのAgnolotti d
G.D VAJRA BARBERA D' ALBA 2015
GRECO DI TUFO
Pesce all'acqua pazza
GRECO DI TUFO
Alejandro Fernandez Condado de Haza Crianza
Arrosto di Cerdo Ibérico
Alejandro Fernandez Condado de Haza Crianza
パイナップルのムースとライムとローズマリーのソルベ
Espresso Doppio
2019/11/10 更新
2019/07 訪問
名実ともに北日本のトップ・リストランテ…『Casa del Cibo』
三陸を代表するInternationalな料理人、山﨑 純さんが腕を揮われる『和海味処いっぷく』さんで昼餉をいただき更に車を北へと走らせます。三陸のリアス式海岸を車窓越しに楽しみ途中、北三陸最大のビュースポットである北山崎へと立ち寄り今宵の最終目的地である八戸へと移動。遠路遥遥、岩手まで足を延ばしてくれた友人の次なるリクエストにて池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子マダム夫妻が腕を揮われる東日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへ再訪を兼ねて寄せていただきました。いつものChef's tableに席を取らせていただきアペリティーヴォには2015年『Decanter World Wine Award』銀賞受賞の『Franciacorta BRUT 25NV』、料理は『Culatello di Zibello(クラテッロ・ディ・ズィベッロ)』&『玉蜀黍(トウモロコシ)のSemifreddo(セミフレッド)』のエントラータからスタートです。『Culatello di Zibello(クラテッロ・ディ・ズィベッロ)』は幻の生ハムや生ハムの王様とも称される豚肉の腿肉の柔らかな中心部だけを塩漬にし作られた最高級のプロシュットであり『玉蜀黍(トウモロコシ)のSemifreddo(セミフレッド)』の表面には焼色がつけられた焼玉蜀黍(ヤキトウモロコシ)仕様。冷たいセミフレッドを口の中に運ぶと口中の温度で徐々に香ばしさと甘味が広がります。生ハムの塩味がセミフレッドの甘味を更に際立たせてくれるという味の積算がされたリストランテの名に相応しい目にも美しく口に美味しい一皿からスタートです。アンティパストは多皿構成で前半には八戸産の『生海胆(ナマウニ)』と『Mozzarella di Bufala(水牛モッツァレラチーズ)』を詰められた『Fiori di zucchina fritti(花ズッキーニのフリット)』。ナイフを入れた瞬間にモッツァレラチーズがとろけ溢れる完璧な揚げ時間。これぞ『Fiori di zucchina fritti(花ズッキーニのフリット)』の醍醐味です。後半には『Confit di AYU(アユのコンフィ)』その肝のリピエーノ 木の芽のバーニャカウダソース。鮎(アユ)のコンフィを口に入れた瞬間に子持ち鮎?と感じたソレはパン粉と鮎の肝で作られたリピエーニ。頭から尻尾まで三等分にカットされた鮎は骨まで全て食べられる柔らかさでした。プリモピアットも多皿構成で前半には八戸産の『螺貝(ツブガイ)』と隠元(インゲン)が使われた冷製のPasta alla genovese(ジェノベーセ゚ スパゲティーニ)。ジェノベーゼが細やかでバジルの香りが蒸し暑い夏の夜に口元に清涼感を齎らしてくれます。冷製のパスタでありながら最後まで水っぽくないのは手間暇を惜しまず供される料理に愛情が注がれている証です。後半には八戸産『菱蟹(ヒシガニ)』のCavatelli di Ahumicata(アフュータのカヴァテッリ)。「料理は勉強と試作の繰り返しです」と話される池見シェフ、使われる『菱蟹(ヒシガニ)』に一工夫(ヒトクフウ)されていました。それは鮮度抜群の活けの菱蟹(ヒシガニ)を甲羅(コウラ)ごとスモークをかけかれておりチップの香ばしい香りと適度な塩味とともに口の中に広がる蟹(カニ)の旨味とカヴァテッリのモッチリとした食感というパスタ好きの心を鷲掴みにする筆舌に尽くし難い一皿です。そしてセコンドピアットの皿もペッシェとカルネの多皿構成で前半には八戸産の夏の『鮟鱇(アンコウ)』のサフラン煮込み。『鮟鱇(アンコウ)』も『鱈(タラ)』も身の美味しさは冬場よりも断然、夏場です。サルディニャ風にサフラン煮込みにされたコラーゲンたっぷりの『鮟鱇(アンコウ)』を骨ごとしゃぶり尽くしその旨味を余すところなく堪能させていただきました。そして後半にはFacebookに画像がアップされていたサシの入り方が素晴らしい『宮崎牛』のリブロースです。「ローストなら脂が多過ぎですが次の料理にはこのくらい脂がのっていて丁度良いかと」ということで一体どんな形で出されるのだろう?と楽しみにしておりましたが供された皿は自分が想像すら出来ない形での登場でした。それは日本料理で言う『しゃぶしゃぶ』に相通じる一品であり『Finferlo(ジロール茸)』と『Tartufo estivo(サマートリュフ)』で味わう『宮崎牛』リブロースのボッリートです。もうこれは悶絶級の美味しさです。この料理には勿論『BAROLO』を合わせていただきました。牛肉が美味しいのは勿論ですがコントルノの焼ネギがまた泣かせてくれるぢゃないですか?最近はイタリア料理を謳われながらもイノベーティブな未来系の料理を供される店も増え人気を博しておりますが軸足をイタリアンにしっかりと置きつつも和のエッセンスを調味料代わりに加えられた池見シェフの料理は通う回数を重ねる度に益々魅了されています。今回も期待を裏切らぬ『Casa del Cibo』さんのSpécialitaの料理の数々をいただき食後のドルチェはPasticcieraでもある悦ちゃんこと悦子マダムの手による青森県産の『サクランボとスモモ』のジェラティーナ ヨーグルトのジェラート添えのパフェ仕立を味わいながらひと時、童心に返りエスプレッソダブルにてひと通りです。料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもある悦子マダムのペアリングによるもの。初めて訪れた友人は「すばらしいの一言に尽きます」という言葉を述べてすっかり恍惚状態に。魂の込められた池見シェフのSpécialita料理の数々との悦子マダムの最高のペアリングワインによるアッビナメントを楽しませていただき美味しく濃密な時間を過ごさせていただきました。そして更にはサプライズが。「明日の朝食にでも食べてください」と帰り際に手渡された袋の中には大好物の『蛸(タコ)と胡瓜(キュウリ)のフジッリ』が。これは温かい時よりも冷めた方がパスタにしっかり味が染みて美味しい一品です。ひと晩置いて味が良く染み込んだ『蛸(タコ)と胡瓜(キュウリ)のフジッリ』を常宿の『八戸グランドホテル』さんの朝食バイキングを今回はスルーして部屋でPrima colazione(朝食)としていただきました。味の決め手は『活蛸(カツダコ)』使用と『Pomodoro secco(サンドライトマト)』、『Cappero(ケッパー)』、『Oliva(オリーブ)』にあり。
宮崎牛リブロースのBollito Finferlo&Tartufo estivo
鮟鱇のサフラン煮込み
菱蟹のCavatelli di Ahumicata
螺貝と隠元の冷製Pasta alla genovese
Confit di AYU
Confit di AYU
Fiori di zucchina fritti
Culatello di Zibello&玉蜀黍のSemifreddo
Franciacorta BRUT 25NV
Culatello di Zibello&玉蜀黍のSemifreddo
Franciacorta BRUT 25NV
Culatello di Zibello&玉蜀黍のSemifreddo
Culatello di Zibello&玉蜀黍のSemifreddo
Fiori di zucchina fritti
CONTROGUERRA Pecorino 2017
Fiori di zucchina fritti
CONTROGUERRA Pecorino 2017
生海胆&Mozzarella di Bufala
Confit di AYU
朝日町ワイン Sauvignon Blanc
Confit di AYU
朝日町ワイン Sauvignon Blanc
鮎の肝とパン粉のRipieni
GAVI DEL COMUNE DI GAVI 2017
螺貝と隠元の冷製Pasta alla genovese
GAVI DEL COMUNE DI GAVI 2017
螺貝と隠元の冷製Pasta alla genovese
2015 CHARDONNAY CENTRAL COAST
菱蟹のCavatelli di Ahumicata
2015 CHARDONNAY CENTRAL COAST
菱蟹のCavatelli di Ahumicata
Bucci Verdicchio dei Castelli di Jesi Superiore Classico
鮟鱇のサフラン煮込み
Bucci Verdicchio dei Castelli di Jesi Superiore Classico
鮟鱇のサフラン煮込み
BAROLO ALBE 2013
宮崎牛リブロースのBollito Finferlo&Tartufo estivo
BAROLO ALBE 2013
宮崎牛リブロースのBollito Finferlo&Tartufo estivo
サクランボ&スモモのgelatina Yogurtgelato
サクランボ&スモモのgelatina Yogurtgelato
Espresso Doppio
サクランボ&スモモのgelatina Yogurtgelato
Casa del Cibo
Casa del Cibo
Souvenir
蛸と胡瓜のFusilli
八戸グランドホテルの部屋でprima colazione
翌朝ホテルでprima colazione
2019/10/18 更新
2019/06 訪問
Il mio ristorante preferito…『Casa del Cibo』
6月最終の金曜日、28日のPremium Fridayの夜は八戸へと移動。目的は唯一つ池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子マダム夫妻が腕を揮われる東日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんヘの定期的な再訪です。いつものChef's tableに席を取らせていただきAperitivo(アペティーヴォ)には『ROTARI Brut Talento DOC Trent 2014』、料理はいつもの様に池見シェフお任せのSpecialitàのコース。『Mozzarella di Bufala(モッツァレッラ・ディ・ブッファラ)』と10種類の野菜の冷たい食べるスープのエントラータからスタートです。程良い酸味が優しく胃袋を刺激し食欲中枢を刺激してくれる蒸し暑い夜に最適な一皿でした。Antipasto(アンティパスト)にはクリスタルの涼しげな皿の中には『ムラサキ海胆(ウニ)』、『海鞘(ホヤ)』、『螺貝(ツブガイ)』、『槍烏賊(ヤリイカ)』、『蛸(タコ)』、『穴子(アナゴ)』の六種類の八戸産の魚介類を使い作られた夏向けに冷製仕立てにした『Bouillabaisse(ブイヤベース)』≒『Zuppa di Pesce(ズッパ・ディ・ペッシェ)』。スープはジュレ状になっており口に運ぶとあら不思議、正に冷たいブイヤベースのAntipasti freddiと削ぎ切りにされたフランス産の『Foie gras(フォアグラ)のTerrina(テリーナ)』と『Tartufo estivo(サマートリュフ)』とともに味わう『玉蜀黍(トウモロコシ)のSformato(スフォルマート)』のAntipasti caldiの冷と温の2皿のアンティパスト。『玉蜀黍(トウモロコシ)』と『Foie gras(フォアグラ)』と『Tartufo estivo(サマートリュフ)』考えただけでも垂涎の組合せですが口にしたソレは身体が海老反りになる程に悶絶級の美味しさでした。そしてPrimo Piatto(プリモ・ピアット)も多皿構成で前半には池見シェフが Try again !の文字と共にFacebookに投稿されていたオレンヂ色の麺帯の料理です。その練り込まれた中身は『車海老(クルマエビ)』30尾分の海老のミソを麺に練り込んだ手打ちパスタの『Bavette(バヴェッテ)』に惜しげもなく使われた『車海老(クルマエビ)』と『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』。オレンヂ色は『車海老のミソ』であり決してトマトソースではありません。車海老と帆立貝柱の旨味と海老ミソの滋味が口中で三位一体となり感動すら覚えた筆舌に尽くし難い美味しさ。そして後半には『青森シャモロック』のミンチ肉を詰めた『Culurgiones(クルル ジョネス)』です。クルルジョネスは麦の穂をイメージして生地を編み込んで行く丸い形が特徴的なサルディーナ島伝統のラビオリです。この高度な技術を要する編み込みのパスタや車海老のミソを麺に練り込むという感動を与えてくれるパスタは常に新しいことに挑戦し続けるストイックな池見シェフの真骨頂と言っても決して過言ではありません。そしてSecondo Piatto(セコンド・ピアット)の皿も『Pesce(魚料理)』と『Carne(肉料理)』の多皿構成で前半には八戸産の高級魚15㌕超の『アブラボウズ』のin Padella(イン パデッラ)をSalsa verde(サルサ・ヴェルデ)とともに味わいます。この4㌢程の厚みが美味しさを飛躍的に増幅し感じさせてくれたPesceの皿と後半には50日間余ドライエージングしたフランス産の『Mucca Charolais(シャロレー牛)』の『サーロイン』のArrosto(アッロースト) 黒ニンニクのソース添えです。美食とワインの里ブルゴーニュ地方の南部、リヨンの北北西に当たる池見シェフと悦子マダムが辻調フランス校時代に馴染み深い地で育てられたフランス最古の肉牛。ドライエージングされたことで旨味がギュッと濃縮されています。国産の牛では味わうことが出来ぬしっかりとした牛肉の味わいを黒ニンニクのソースとともに愉しませていただきました。魚も肉も厚みと咀嚼感と美味しさの相関関係を見事に皿の上で体感させてくれる『Casa del Cibo』さんのSpecialità料理の数々をいただき食後のドルチェはPasticcieraでもある悦子マダムの手によるオレンヂとセージの香りに包まれた『Cioccolata(チョコラータ)』、『Double Espresso(エスプレッソ ダブル)』更にはDejestivo(ディジェスティーヴォ)に八戸の酒造メーカー『陸奥八仙』の日本酒仕込の梅酒『HACHIUME』にてひと通りです。料理に合わせていただいたワインはSommelièreでもある悦子マダムのペアリングによるもの。魂の込められた料理の数々とのアッビナメントを楽しませていただき美味しく濃密な時間を過ごさせていただきました。G20で厳戒体制が敷かれる大阪迎賓館で各国のトップの方々に振る舞われた料理にも勝るとも劣らない八戸の迎賓館『Casa del Cibo』さんでの至福で口福の時間は自分にとっての何ものにも代え難い御褒美です。
Mucca Charolais Arrosto
アブラボウズin Padella
青森シャモロックのミンチを包んだCulurgiones
車海老のミソを練り込んだBavette
フォアグラ&サマートリュフ 玉蜀黍のSformato
冷製のZuppa di Pesce
モッツァレッラ・ディ・ブッファラと10種類の野菜の冷たい食べるスープ
Cioccolata
ROTARI Brut Talento DOC Trent 2014
モッツァレッラ・ディ・ブッファラと10種類の野菜の冷たい食べるスープ
ROTARI Brut Talento DOC Trent 2014
モッツァレッラ・ディ・ブッファラと10種類の野菜の冷たい食べるスープ
GRECO DI TUFO 2016 Mastroberardino
冷製のZuppa di Pesce
GRECO DI TUFO 2016 Mastroberardino
冷製のBouillabaisse
Focaccia
ムラサキ海胆、海鞘、螺貝、槍烏賊、蛸、穴子
CASTEL FIRMIAN PINOT GRIGIO RISERVA MEZZACORONA
フォアグラ&サマートリュフ 玉蜀黍のSformato
CASTEL FIRMIAN PINOT GRIGIO RISERVA MEZZACORONA
フォアグラ&サマートリュフ 玉蜀黍のSformato
Au Bon Climat Santa Maria Valley CHARDONNAY BIEN NACID VINEYARD
車海老のミソを練り込んだBavette
Au Bon Climat Santa Maria Valley CHARDONNAY BIEN NACID VINEYARD
車海老のミソを練り込んだBavette
青森シャモロックのミンチを包んだCulurgiones
FATTORIE MELINI LILIUM TOSCANA GOVERNO 2016
青森シャモロックのミンチを包んだCulurgiones
Culurgionesの中には青森シャモロックのミンチ
FATTORIE MELINI LILIUM TOSCANA GOVERNO 2016
アブラボウズin Padella
LUNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO Etichetta Grigia
アブラボウズin Padella
LUNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO Etichetta Grigia
アブラボウズin Padella
Seguin Manuel Givry 1er Cru Crémillons
Mucca Charolais Arrosto
Seguin Manuel Givry 1er Cru Crémillons
Mucca Charolais Arrosto
陸奥八仙 HACHIUME
Cioccolata
陸奥八仙 HACHIUME
Cioccolata
Double Espresso
2019/09/12 更新
2019/05 訪問
東日本屈指の口福リストランテ…『Casa del Cibo』
令和元年5月の最終日の31日の金曜の夜は遠路遥々、足を延ばしてくれた友人とともに八戸駅で合流し池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子マダム夫妻が腕を揮われる東日本屈指の口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへ再訪させていただきました。ひと月に最低一回は再訪させていただいておりますが5月は前半のG.W期間中に休暇で京都よりわざわざ足を延ばしてくれた友人と一度寄せていただいておりましたので2回目の再訪となります。席はいつものChef's tableを取っていただきアペリティーヴォには『Pinot Nero Spumante Extra Dry Rosato Vanzini』を料理はスルメイカの『若烏賊(ワカイカ)』である『ムギイカ』にリコッタチーズ等の詰物をした『ムギイカのリピエーノ』からスタートです。アンティパストはクリスタルの涼しげな皿の中には今が最盛期の八戸産の天然『とら河豚(フグ)』の刺身『てっさ』と湯引きした『鉄皮(テッピ)』と『孟宗筍(モウソウダケ)』の北限と言われる八戸産の『筍(タケノコ)』のインサラータ。コリコリとした活かった食感の『とら河豚(フグ)』の身と柔らかく甘みのある『筍(タケノコ)』の食感のコントラストが秀逸な antipasti freddi のひと皿とリンゴ園の中に自生する『グリーンアスパラガス』のソテのビスマルク風と幻の生ハムや生ハムの王様とも称される豚肉の腿肉の柔らかな中心部だけを塩漬にし作られた『クラテッロ・ディ・ズィベッロ』の antipasti caldi の冷製と温製の Antipasto 2皿です。プリモピアットも多皿構成で前半には八戸産の『バフン海胆(ウニ)』を惜しげもなく使われた『生ウニ』のパスタ シチリア風。濃厚な『赤海胆(アカウニ)』に削り掛けられた『ボッタルガ』がその味わいにコクと旨味を更にプラスし濃密なものに。後半には八戸産『トゲクリガニ』の剥き身と『カニミソ』を使ったトルテッリの『サマートリュフ』掛けです。口の中に広がる『蟹(カニ)』の旨味とカニミソの滋味にサマートリュフの贅沢な組合せは筆舌に尽くし難い美味しいものでした。そしてセコンドピアットの皿もペッシェとカルネの多皿構成で前半には八戸産の身厚な『鮃(ヒラメ)』のインパデッラを小川原湖産の『蜆(シジミ)』と八戸産『蝦夷鮑(エゾアワビ)』と鮑(アワビ)のインブロードで味わう Pesce の皿と後半にはフランス産の『フォアグラ』を詰めた『兎(ウサギ)』のインボルティー二 リグーリア風の Carne という魂が悦ぶ Spécialita 料理の数々をいただき食後のドルチェはPasticcieraでもある悦子マダムの手による『パッションフルーツ』の『パンナコッタ』とマチェドニア『ブラットオレンジ』のソルベット添え、エスプレッソダブル、更にはディジェスティーヴォに grappa にて5月最終日の『Casa del Cibo』池見シェフのお任せコース料理はひと通りです。料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもある悦子マダムのペアリングによるもの。池見シェフの魂の込められた渾身の料理の数々とのアッビナメントを楽しませていただき美味しく濃密な時間を過ごさせていただきました。遠路遥々、初の八戸となった友人も最高のおもてなしと素晴らしい料理の数々に物凄く悦ばれ想い出の1ページに残る夜となったことでしょう。
フォアグラを詰めたウサギのインボルティーニ リグーリア風
鮃のインバデッラ 鮑&蜆インブロード
トゲクリガニのトルテッリ&サマートリュフ
バフン海胆のパスタ&ボッタルガ
自生グリーンアスパラ&Culatello di Zibello
天然トラ河豚&筍のインサラータ
ムギイカのリピエーノ
パッションフルーツのパンナコッタ&ブラッドオレンジのソルベット
Pinot Nero Spumante Extra Dry Rosato Vanzini
ムギイカのリピエーノ
Pinot Nero Spumante Extra Dry Rosato Vanzini
ムギイカのリピエーノ
天然トラ河豚&筍のインサラータ
CHABLIS LA PIERRELEE
天然トラ河豚&筍のインサラータ
CHABLIS LA PIERRELEE
自生グリーンアスパラ&Culatello di Zibello
MEZZACORONA PINOT GRIGIO RISERVA 2016
自生グリーンアスパラ&Culatello di Zibello
MEZZACORONA PINOT GRIGIO RISERVA 2016
フォカッチャ
バフン海胆のパスタ&ボッタルガ
Feudo Arancio INZOLIA SICILIA DOC.
バフン海胆のパスタ&ボッタルガ
Feudo Arancio INZOLIA SICILIA DOC.
トゲクリガニのトルテッリ&サマートリュフ
CALERA CENTRAL COAST CHARDONNAY
トゲクリガニのトルテッリ&サマートリュフ
CALERA CENTRAL COAST CHARDONNAY
鮃のインバデッラ 鮑&蜆インブロード
KOSHU TERROIR SELECTION ”IWAI” 2018
鮃のインバデッラ 鮑&蜆インブロード
KOSHU TERROIR SELECTION ”IWAI” 2018
フォアグラを詰めたウサギのインボルティーニ リグーリア風
AMARONE della Valpolicella CLASSICO
フォアグラを詰めたウサギのインボルティーニ リグーリア風
AMARONE della Valpolicella CLASSICO
パッションフルーツのパンナコッタ&ブラッドオレンジのソルベット
エスプレッソ ダブル
パッションフルーツのパンナコッタ&ブラッドオレンジのソルベット
エスプレッソ ダブル
グラッパ
Casa del Cibo
2019/08/14 更新
2019/05 訪問
La tavola felice … 『Casa del Cibo』
遠路遥々、岩手まで足を延ばしてくれた友人とともに次に向かった先は盛岡から最速の東北新幹線はやぶさ号で27分の八戸です。そして向かった先は池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子夫妻が腕を揮われる東日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんです。いつもは夜の時間帯に伺い池見シェフのSpécialitaの料理の数々を堪能させていただくのが常ですが流石にG.W期間中ということもあり八戸のホテルが何処も満室で予約が取れず。仕方なくランチの時間帯に寄せていただき夜に供されるSpécialitaのコース料理をいただいて日帰りで盛岡へ戻るというスケジュールです。席はいつものChef's table、アペリティーヴォには『FERRARY』MAXIMUM BRUTを所望し料理は自家製『アカハタモチ』とシラウオ、『菜花(ナバナ)』のジェラティーナに八戸産の『平爪蟹(ヒラツメガニ)』の剥き身に『海鞘(ホヤ)』のカルピオーネのアミューズ盛合せからスタートです。アカハタモチはアカハタという海藻を蒸して糊状になったものを固めて造られたもので博多の『おきゅうと』や新潟や秋田の『えご』等と同じ海藻由来の郷土食。『平爪蟹(ヒラツメガニ)』は甲羅に『H』の模様があることから『HERMESガニ』と自分が呼称している蟹(カニ)です。『海鞘(ホヤ)』のカルピオーネの海鞘は一度フリットしたものが使われており仄かな磯の香りが口元に涼を運んでくれました。ペアリングのワインは『GRIS DE KOSHU 2018』、アンティパストは多皿構成で『鮃(ヒラメ)』の昆布締めならぬ八戸産『鮃(ヒラメ)の椎茸(シイタケ)締め』に自家製の椎茸チップにボッタルガ掛けのカルパッチョの皿に。シブレットが添えられた皿には池見シェフのSpécialitaのひとつでもある15㌕の巨大な『水蛸(ミズダコ)』の『足』をはじめとして『吸盤(キュウバン)』まで余すところなく楽しめる『水蛸(ミズダコ)のテリーナ』に『ホロホロ鳥とトリュフのガランティーナ』白インゲン豆のソースの『サマートリュフ』掛けの皿と続きました。そしてプリモピアットも多皿構成で種市産の『バフン海胆(ウニ)』と高知県産のフルーツトマトの冷製スパゲッティーニ、八戸産の『エゾ鮑(アワビ)』の肝が練り込まれた『エゾ鮑(アワビ)』と『浅蜊(アサリ)』と『蜆(シジミ)』、 『鮑(アワビ)の肝(キモ)』のフェットゥッチェに『シャラン鴨とポルチーニ茸のトルテッリ インブロード』にフランス産『フォアグラのテリーナ』の異例の三皿構成で目と舌を存分に楽しませてくれました。セカンドピアットのペッシェには骨まで全て味わえる八戸産『喜知次(キチジ)とたらの芽のフリット』たらの芽のソース、カルネには『仔羊(コヒツジ)のロースのアッローストとそのスペッツアティ』の卵黄ソースに自家菜園から池見シェフが直前に摘んできた『花山椒(ハナサンショウ)』と『木の芽(キノメ)』添えの皿という『Casa del Cibo』さんのSpécialita料理の数々をいただき食後のドルチェには『ピスタチオのセミフレッドとアーモンドミルクのジェラート イチゴのソース』、エスプレッソダブルにてひと通り。料理に合わせたワインのペアリングとドルチェはソムリエールでありパティシエールでもある悦子マダムによるもの。美味く満ち足りた濃密な時間を過ごさせていただき感謝です。
仔羊のロースのアッロースト スペツァッティ
喜知次とたらの芽のフリット
シャラン鴨&ポルチーニ トルテッリ&フォアグラ インブロード
鮑と浅蜊と蜆のフェットゥッチェ
バフン海胆とフルーツトマトの冷製スパゲティーニ
ホロホロ鳥&トリュフのガランティーナ
蛸のテリーナ
鮃の椎茸締めボッタルガ掛け
海蛸カルピオーネに菜花ジェラティーナ&平爪蟹、アカハタモチ&シラウオ
アカハタモチ&シラウオ、菜花ジェラティーナ&平爪蟹、海蛸カルピオーネ
ピスタチオのセミフレッドアーモンドミルクジェラート イチゴソース
海蛸カルピオーネに菜花ジェラティーナ&平爪蟹、アカハタモチ&シラウオ
鮃の椎茸締めボッタルガ掛け
蛸のテリーナ
ホロホロ鳥&トリュフのガランティーナ
フルーツトマトの冷製スパゲティーニ
シャラン鴨&ポルチーニ トルテッリ&フォアグラ インブロード
喜知次とたらの芽のフリット
仔羊のロースのアッロースト スペツァッティ
ピスタチオのセミフレッドアーモンドミルクジェラート イチゴソース
エスプレッソダブル
FERRARY MAXIMUM BRUT
海蛸カルピオーネに菜花ジェラティーナ&平爪蟹、アカハタモチ&シラウオ
FERRARY MAXIMUM BRUT
フォカッチャ
GRIS DE KOSHU 2018
鮃の椎茸締めボッタルガ掛け
GRIS DE KOSHU 2018
鮃の椎茸締めボッタルガ掛け
蛸のテリーナ
BENANTI ETNA ROSSO
Spécialitaの蛸のテリーナ
Terre del Barolo 2012
ホロホロ鳥&トリュフのガランティーナ
Terre del Barolo 2012
ホロホロ鳥のガランティーナ
2017 Kamptal Riesling
フルーツトマトの冷製スパゲティーニ
2017 Kamptal Riesling
Vermentino Riviera Ligure di POGGIO DEI GORLERE
鮑と浅蜊と蜆のフェットゥッチェ
Vermentino Riviera Ligure di POGGIO DEI GORLERE
鮑と浅蜊と蜆のフェットゥッチェ
MANZANILLA LA GITANA
シャラン鴨&ポルチーニ トルテッリ&フォアグラ インブロード
Cave de Lugny MACON VILLAGES 2016
喜知次とたらの芽のフリット
Cave de Lugny MACON VILLAGES 2016
PERBRUNO 2015
仔羊のロースのアッロースト スペツァッティ
PERBRUNO 2015
ピスタチオのセミフレッドアーモンドミルクジェラート イチゴソース
エスプレッソダブル
TERRE SICLIANE IGT ZIBIBBO LIQUOROSO
TERRE SICLIANE IGT ZIBIBBO LIQUOROSO
FERRARY MAXIMUM BRUT
2019/07/13 更新
2019/04 訪問
CORSO DEGSTAZIONE venerdì 19 aprile 2019…『Casa del Cibo』
八戸の郊外に店を構えられる東日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへの定期的再訪です。通い続けて早三年の時が流れましたが月一回に留まらず多い時には月に二回、三回と足を延ばさせていだいております。池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子夫妻が腕を揮われる『Casa del Cibo』さん。4月もいつものChef's tableにてお任せのコース料理に舌鼓を打たせていただきました。アペリティーヴォには日本の『桜』をデザインした限定ボトル Nicolas Feuillatte Rose 1st Blomm of 『SAKURA』のCHAMPAGNE、料理は八戸産『桜鱒(サクラマス)』の腹須の燻製仕立 Bagnetto Verd 添えのエントラータからのスタートです。皮目がカリカリに焼かれ皮ぎしから溢れでる上品な脂の旨味。ピエモンテ地方でよく使われる緑のソースBagnetto Verd はグリルした『桜鱒(サクラマス)』の味を一層引き立ててくれました。アンティパストは多皿構成で前半にはイタリア北部トレンティーノ・アルト・アディジェの郷土料理『CarneSalata』をベースにして作られた『黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ』。塩とハーブで漬け込み白ワインを加え約ひと月ほど熟成させたランプ肉を薄切りにし『たらの芽』と『豌豆豆(エンドウマメ)』のソースで味わうサラダ仕立のひと皿は適度な咀嚼感が楽しめ、まるで生肉を食べているかのようなワイルド感をも同時に楽しめるANTIPASTO FREDDO。後半にはイタリア産の『ホワイトアスパラ』のムニャイヤと北海道産の『バフン海胆(ウニ)』で作られたANTIPASTO CALDO。油性マーカーのマッキーよりも太い1本≒140㌘の4L sizeの極太の『ホワイトアスパラ』と『海胆(ウニ)のバターソース』、更には仕上げに『生海胆(ナマウニ)』が添えられたホワイトアスパラ、バター、海胆(ウニ)で構成された文字列だけ見ても美味いこと間違いナシの贅沢なひと皿を堪能させていただきました。プリモも多皿構成で前半には高知県産の『フルーツトマト』と『モッツァレア・ブッファラ』の冷製スパゲティーニ。濃厚な甘さと旨味が楽しめる高糖度の『フルーツトマト』と水牛の乳で作られた風味豊かな『モッツァレラ・ブッファラ』が奏でる美味しさ。冷製パスタでありながら最後まで水っぽくならないのは池見シェフ言うところの企業秘密。池見シェフならではのある二手間が掛けられているからです。後半には八戸産の『シラウオ』 と『アオサ』のバヴェッテ。シラウオは釜揚げにしたシラウオとフリットにしたシラウオの異なる食感と味わいが楽しめアオサが三陸の磯の香りを口もとに運んでくれました。そして本来であれば次はセコンドの魚料理のペッシェとなるところですが「美味しいパスタに飢えているそうですから」と言って供された皿はspécialitaの八戸産の『毛蟹(ケガニ)』とニョッキのメッツァルナを八戸産の『蝦夷鮑(エゾアワビ)』と小川原湖産の『蜆(シジミ)』とともに味わうタウリンとオリニチンたっぷりの滋養強壮の恩恵を受けるであろうブロードとともに味わう皿と続きプリモのカルネにはイタリア産の『ミルクフェッド』に『プロシュット』を巻いて焼いた『サルティンボッカ』をアレンジした『仔牛のアッロースト』を『胡桃(クルミ)のソース』とたっぷりと削り掛けられたら『サマートリュフ』とともに味わいました。ミルクだけで飼育された『ミルクフェッド』の肉色は淡いピンク色でほんのりミルクの香りがして肉質は肌理細やかで柔らかく全くクセがありません。国産のホルスタインや交雑種の仔牛の肉とはひと味もふた味も違います。そしてドルチェはソムリエールでありパティシエールでもある悦子マダムの『雪見だいふく』を彷彿させる『ピスタチオのセミフレッド』と『桜のジェラート』。そして『エスプレッソダブル』、更にはグラッパにてCorso Degstazioneの料理はひと通りです。料理に合わせていただいたワインは悦子マダムのペアリングにて最高のアヴィナメントを愉しませていただいた正に口福で至福な時間。★を5つ並べても足りないくらいとても素晴らしいリストランテです。
ミルクフェッドのアッロースト 胡桃のソース
ホワイトアスパラのムニャイヤと北海道産のバフン海胆
毛蟹とニョッキのメッツァルナ
シラウオとアオサのバヴェッテ
フルーツトマトとモッツァレア・ブッファラの冷製スパゲティーニ
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
桜鱒の腹須の燻製仕立 Bagnetto Verd 添え
ピスタチオのセミフレッドと桜のジェラート
フォカッチャ
桜鱒の腹須の燻製仕立 Bagnetto Verd 添え
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
ホワイトアスパラのムニャイヤと北海道産のバフン海胆
フルーツトマトとモッツァレア・ブッファラの冷製スパゲティーニ
シラウオとアオサのバヴェッテ
毛蟹とニョッキのメッツァルナ
ミルクフェッドのアッロースト 胡桃のソース
フォカッチャ
ミルクフェッドのアッロースト 胡桃のソース
ピスタチオのセミフレッドと桜のジェラート
フォカッチャ
桜鱒の腹須の燻製仕立 Bagnetto Verd 添え
Nicolas Feuillatte Rose 1st Blomm of 『SAKURA』
桜鱒の腹須の燻製仕立 Bagnetto Verd 添え
Nicolas Feuillatte Rose 1st Blomm of 『SAKURA』
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
BIBBIANO CHIANTI CLASSICO
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
BIBBIANO CHIANTI CLASSICO
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
黒毛和牛ランプ肉のカルネサラータ
Loimer Riesling Langenlois Kamptal 2014
ホワイトアスパラのムニャイヤと北海道産のバフン海胆
Loimer Riesling Langenlois Kamptal 2014
ホワイトアスパラのムニャイヤと北海道産のバフン海胆
LIBRANDI Cirò Rosato 2017
フルーツトマトとモッツァレア・ブッファラの冷製スパゲティーニ
LIBRANDI Cirò Rosato 2017
MASTRO BIANCO CAMPANIA 2017Ma
シラウオとアオサのバヴェッテ
MASTRO BIANCO CAMPANIA 2017
毛蟹とニョッキのメッツァルナ
Cave de Lugny MÂCON VILLAGES CHARDONNAY
毛蟹とニョッキのメッツァルナ
Cave de Lugny MÂCON VILLAGES CHARDONNAY
ミルクフェッドのアッロースト 胡桃のソース
CERETTO Barolo 2014
ミルクフェッドのアッロースト 胡桃のソース
CERETTO Barolo 2014
サルティンボッカ風
ピスタチオのセミフレッドと桜のジェラート
エスプレッソダブル
Ditta Bortolo Nardini
Ditta Bortolo Nardini
2019/06/23 更新
2019/03 訪問
一生涯通い続けたい口福リストランテ…『Casa del Cibo』
3月は自分の生誕月ということもあり二週続けて池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子ご夫妻が腕を揮われる一生涯通い続けたいと心に決めている口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへ前週に引き続き寄せていただきました。一週間ぶりの再訪も勿論いつものシェフズテーブルにて。いつもは友人と二人で愉しむテーブルも當日は総勢四名での利用です。アペリティーヴォには『Ca' del Bosco FRANCIACORTA CUVE'E PRESTIGE』料理は『車海老(クルマエビ)のフラン』にたっぷりの北海道産の『バフン海胆(ウニ)』が載せられたエントラータの贅沢な皿からスタートです。アンティパストには『桜鱒(サクラマス)のカルパッチョ』に『穴子(アナゴ)のテリーナ』、薫香が鼻腔を刺激する『鰊(ニシン)の瞬間燻製(シュンカンクンセイ)』、昆布締め(コブジメ)にされ3日間寝かせた厚切りで食べ応えのある『真鯛(マダイ)』に『イカ墨のジェナティーナに干し鱈(タラ)のマンテカート』そしてspécialitaの『活蛸(カツダコ)のテリーナ』という八戸産の魚介類をふんだんに使われたアンティパスト・フレッド。更には美味過ぎる『シャラン鴨のテリーナ』と濃厚な『フォアグラのテリーナ』のキャラメリゼ黒にんにくのソースは筆舌に尽くし難い美味しさに一同悶絶したほど。プリモは多皿構成で前半には八戸産の『毛蟹(ケガニ)』と毛蟹のカニミソを練り込んだカッペリーニに更に『キャビア』をこれでもかと天盛りにした超贅沢な冷製パスタ、後半には八戸産の活けの『鮑(アワビ)』を使い鮑の肝を練り込んだ鮑好きが泣いて喜ぶフェットチーネの皿へと繋がれました。セコンドのペッシェには八戸産の曹以(ソイ)を鱗焼(ウロコヤキ)にして使われた『曹以(ソイ)のイン パデッラ』春野菜の入った浅蜊(アサリ)出汁のスープ仕立て、そしてカルネにはドライポルチーニの詰め物をした『ホロホロ鳥』とイタリア産の1本140㌘の4L sizeの極太の『ホワイトアスパラのムニャイヤ』トピナンブールのピュレです。ドルチェはパティシエールである悦子マダムの『ホワイトチョコレートのビアンコマンジャーレ』とイチゴのスープ『アールグレイのジェラート』載せ、そしてエスプレッソダブルにてコース料理はひと通りです。これぞリストランテ料理と言わんばかりのクオリティの高い皿のオンパレードは流石の一言に尽きます。當日は池見シェフひとりで25名分、100皿超の料理をひとりで造り供される千手観音ばりの手さばきはもはや神わざの域。料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもある悦子マダムのペアリングにて最高のアヴィナメントを愉しませていただき感無量。一生涯通い続けたい口福リストランテ『Casa del Cibo』さんは八戸の至宝です。
シャラン鴨テリーナ+フォアグラテリーナ
毛蟹とカニミソの冷製カッペリーニにキャビア
鮑と鮑の肝を練り込んだフェットチーネ
ポルチーニ詰めホロホロ鳥とホワイトアスパラのムニャイヤ
曹以のインパデッラ 浅蜊のスープ
シャラン鴨テリーナ+フォアグラテリーナ
桜鱒カルパッチョ、穴子テリーナ、鰊瞬間燻製、真鯛昆布〆、イカスミジェナティーナ、干し鱈マンテカート、活蛸テリーナ
車海老のフランにバフン海胆
ホワイトチョコのビアンコマンジャーレ+イチゴスープアールグレイジェラート
フォカッチャ
車海老のフランにバフン海胆
桜鱒カルパッチョ、穴子テリーナ、鰊瞬間燻製、真鯛昆布〆、イカスミジェナティーナ、干し鱈マンテカート、活蛸テリーナ
シャラン鴨テリーナ+フォアグラテリーナ
毛蟹とカニミソの冷製カッペリーニにキャビア
鮑と鮑の肝を練り込んだフェットチーネ
曹以のインパデッラ 浅蜊のスープ
ポルチーニ詰めホロホロ鳥とホワイトアスパラのムニャイヤ
ホワイトチョコのビアンコマンジャーレ+イチゴスープアールグレイジェラート
エスプレッソダブル
フォカッチャ
車海老のフランにバフン海胆
Ca' del Bosco FRANCIACORTA CUVE'E PRESTIGE
桜鱒カルパッチョ、穴子テリーナ、鰊瞬間燻製、真鯛昆布〆、イカスミジェナティーナ、干し鱈マンテカート、活蛸テリーナ
SAN FRANCESCO CIRO ROSATO 2017
シャラン鴨テリーナ+フォアグラテリーナ
IL TORNESE DREI DONA 2016
毛蟹とカニミソの冷製カッペリーニにキャビア
CHIANTI CLASSICO 2016 BIBBIANO
鮑と鮑の肝を練り込んだフェットチーネ
Feudo Arancio INZOLIA SICILIA DOC
Feudo Arancio INZOLIA SICILIA DOC
曹以のインパデッラ 浅蜊のスープ
PRIMITIVO DI MANDURIA 2014
ポルチーニ詰めホロホロ鳥とホワイトアスパラのムニャイヤ
ホワイトチョコのビアンコマンジャーレ+イチゴスープアールグレイジェラート
エスプレッソダブル
Casa del Cibo
2019/05/25 更新
2019/03 訪問
La nostra cucina ti rendera’ felice…『Casa del Cibo』
池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子ご夫妻が腕を揮われる北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへの定期的な再訪をさせていただきました。席はいつものシェフズテーブルにて。アペリティーヴォには『FRANCIACORTA Brut Nature』、料理は新玉ねぎのパンナコッタ『バフン海胆(ウニ)』と『キャビア』載せという濃厚で甘みのある北海道産のバフン海胆と程良い脂分のシルクのような舌触でクリアな味わいのキャビアの眼にも贅沢なエントラータの一皿からのスタートです。アンティパストは多皿構成で前半には昆布〆ならぬ『桜海老(サクラエビ)』で〆られた八戸産の『桜鱒(サクラマス)』蕗の薹(フキノトウ)のバーニャカウダソース。舌にねっとりと絡みつき食べ応えのある桜鱒に山芋のサクサクとした小気味良い食感に蕗の薹のほのかな香りと苦みが加わり春の訪れを感じさせてくれたオトナの味わいのantipasti freddi。後半にはイタリア産『ホワイトアスパラ』のボッリート 『黒トリュフ』とプロシュート。未だハシリとは言え既に2㌢アップの立派な太さのある瑞々しく甘みのあるバッサーノ産のホワイトアスパラとランギラーノの地下熟成庫で24ヶ月エージング熟成されたピオトジーニ社のパルマハムの旨味と塩味をシャモロックの濃厚な卵黄が包み繋ぐひと皿に名残りの『黒トリュフ』の香りが添えられた悶絶級の美味しさのantipasti caldi。プリモも多皿構成で前半には『バヴェッテ』陸奥湾の『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』とファーヴェ(蚕豆)のソース。肉厚の立派な帆立貝柱は甘みが強く食べ応えがあり蚕豆の彩りとホクッとした食感が目と舌を楽しませてくれました。後半には『リードヴォー』と『フォアグラ』のラヴィオリです。ミルクだけで育った乳呑み仔牛ホワイトヴィールの胸腺のフワッとプリッとした食感とフォアグラの濃密な味わいが口福感を齎します。そしてセコンドにはペッシェに『喜知次(キチジ)』と青さのゼッポリーネ。八戸産の喜知次(キチジ)を丸々一尾使い作られたひと皿は喜知次の旨味とほのかな青さの香りともっちりとした食感が堪りません。ナポリの郷土料理を港街 八戸に置き換えて作られたひと皿はとても手が込んでおり一昼夜干され二度揚げして作られた『骨煎餅(ホネセンベイ)』が添えられており喜知次を丸ごと一尾余すところなく味わい尽くさせていただきました。そしてカルネには『サルシッチャ』を詰めたフランス産『鳩』のトスカーナ風。フランス産の鳩の腹部にサルシッチャが詰められておりサルシッチャの旨みが鳩肉に沁み込み濃厚な味わいは正に伝統的且つ古典風なトスカーナ料理です。そしてドルチェはパテシェールである悦子マダムの手によるものでチーズのテリーナ ブラッドオレンジのソルベ添えです。皿には『Buon Compleanno LoroPiana』の文字にキャンドル。滑らかな口当りのチーズのテリーナにイタリア産ブラッドオレンジの特有の甘みが凝縮されたリッチな味わいをいただきエスプレッソダブル、グラッパにて池見良平オーナーシェフとパティシエール池見悦子マダムの口福な料理はひと通りです。料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもある悦子マダムのペアリングです。世界三大珍味と言われる『キャビア』、『トリュフ』、『フォアグラ』を使い作られた本格的なリストランテ料理と最高のおもてなしで身も心も満たされた生誕記念日の夜。生涯通い続けたいと思わせる口福リストランテ『Casa del Cibo』さんは八戸の至宝です。『La nostra cucina ti rendera’ felice』≒『料理は人を幸せにしてくれる』ものです。
ホワイトアスパラのボッリート 黒トリュフとプロシュット
リードヴォーとフォアグラのラヴィオリ
バヴェッテ 帆立貝柱とファーヴェのソース
新玉ねぎのパンナコッタ、バフン海胆とキャビア
喜知次と青さのゼッポリーネ
サルシッチャを詰めたフランス産 鳩のトスカーナ風
桜鱒 蕗の薹のバーニャカウダソース
フォカッチャ
新玉ねぎのパンナコッタ、バフン海胆とキャビア
桜鱒 蕗の薹のバーニャカウダソース
ホワイトアスパラのボッリート 黒トリュフとプロシュット
帆立貝柱とファーヴェのソース
リードヴォーとフォアグラのラヴィオリ
喜知次と青さのゼッポリーネ
骨まで余すことなくキレイに完食
サルシッチャを詰めたフランス産 鳩のトスカーナ風
チーズのテリーナ ブラッドオレンジのソルベ添え
エスプレッソ ダブル
Buon Compleanno LoroPiana
フォカッチャ
FRANCIACORTA Brut Nature
新玉ねぎのパンナコッタ、バフン海胆とキャビア
FRANCIACORTA Brut Nature
LUNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO
桜鱒 蕗の薹のバーニャカウダソース
LUNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO
桜鱒 蕗の薹のバーニャカウダソース
LIS NERIS GRIS Pinot grigio
ホワイトアスパラのボッリート 黒トリュフとプロシュット
LIS NERIS GRIS Pinot grigio
SOAVE CLASSICO La Frosca 2017 GINI
帆立貝柱とファーヴェのソース
SOAVE CLASSICO La Frosca 2017 GINI
フォカッチャ
FERDINANDO PRINCIPIANO BARBERA D' ALBA Lauva 2015
リードヴォーとフォアグラのラヴィオリ
FERDINANDO PRINCIPIANO BARBERA D' ALBA Lauva 2015
DONNACHIARA MONTEFALCIONE FIANO DI AVELLINO 2015
喜知次と青さのゼッポリーネ
DONNACHIARA MONTEFALCIONE FIANO DI AVELLINO 2015
MONTEFALCO SAGRANTINO
サルシッチャを詰めたフランス産 鳩のトスカーナ風
MONTEFALCO SAGRANTINO
サルシッチャを詰めたフランス産 鳩のトスカーナ風
MONTEFALCO SAGRANTINO
チーズのテリーナ ブラッドオレンジのソルベ添え
エスプレッソ ダブル
grappa
grappa
grappa
Casa del cibo
2019/05/18 更新
2019/02 訪問
Il miglior ristorante della vita…『Casa del Cibo』
北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さん。池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子ご夫妻が腕を揮われる名実ともにリストランテと呼ぶに相応しい一軒です。いつものシェフズテーブルにてシェフお任せのSpecialitaのコース料理をいただきました。當日は毎月欠かさず『Casa del Cibo』さんへ足を運ぶようになり36ヶ月目の記念すべき日、毎月、手を変え品を変え楽しませてくれる池見夫妻には感謝の言葉しかありません。アペリティーヴォには『Ca'del Bosco FRANCIACORTA CUVE'E PRESTIGE』、料理は自家製『バッカラマンテカート』と八戸産『鮟鱇(アンコウ)の肝(キモ)のクロスティーニサンド』のエントラータからスタートしアンティパストは多皿構成で前半には鮮度抜群の八戸産『生鰊(ナマニシン)』のマリネとフルーツトマトのアンティパストフレッドと『フォアグラ』のテリーナと『黒毛和牛(クロゲワギュウ)』のストラコットのコトレッタの贅沢過ぎるアンティパストカルド。前半にはフィアーノ100㌫で作られた『Watalia Fiano Danae』、後半にはバローロ、バルバレスコの造り手としても知られるピエモンテを代表する名醸造所のチェレットの『MONSORDO CERETTO』とのペアリングで味わいプリモも多皿構成で前半にはヴェネト州を代表する伝統的な手打ちパスタのビーゴリと佐島産の特大サイズの『赤座海老(アカザエビ)』のトマトソースはシチリア産の『Feudo Arancio INZOLIA』とともに後半の前代未聞の『毛蟹(ケガニ)』の何と『カニミソ』が練り込まれたタヤリンと八戸産の『トゲクリガニ』と菜花(ナバナ)にボッタルガを削り掛けた絶品のパスタ料理には『Bucci Classico』とのペアリングにて味わいました。そしてセコンドのペッシェにはイタリアンの定番のひとつ『ズッパディペッシェ』です。八戸産の『真鱈(マダラ)の白子(シラコ)』に『鮎魚女(アイナメ)』、くるくるとロールされた『ナメタ鰈(カレイ)』に『鮟鱇(アンコウ)』、『柳蛸(ヤナギダコ)』、『姫貝(ヒメガイ)』、『北寄貝(ホッキガイ)』、『槍烏賊(ヤリイカ)』全8種類の『オール八戸産』の海の幸を使った正に『キング・オブ・八戸ブイヤベース2019』の呼称が相応しいひと皿には『TAERRA VERMENTINODI GALLURA SUPERIORE 2015』とともにセコンドのカルネには細やかな仕事が施された北海道産の蝦夷鹿の『仔鹿(コジカ)』のロース肉を使ったアッローストは『CAPITEL DE ROARI AMARONE2013』とともに舌鼓を打ったのちにドルチェはマダムETSUKOの岩舘りんご園産の『グラニースミス』のスプーマとマスカルポーネのパンナコッタ、エスプレッソダブル、更にはgrappaという実に素晴らしい内容のリストランテ料理を満喫させていただきました。料理のクオリティの高さは画像をご覧いただければ一目瞭然かと。北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さん。生涯、通い続けたい一軒です。
蝦夷鹿の仔鹿のロース肉アッロースト
ズッパディペッシェ
毛蟹のカニミソタヤリンにトゲクリガニと菜花にボッタルガ
ビーゴリと赤座海老のトマトソース
フォアグラのテリーナと黒毛和牛のストラコットのコトレッタ
生鰊のマリネとフルーツトマト
バッカラマンテカートとアンキモのクロスティーニサンド
グラニースミスのスプーマとマスカルポーネのパンナコッタ
フォカッチャ
バッカラマンテカートとアンキモのクロスティーニサンド
生鰊のマリネとフルーツトマト
フォアグラのテリーナと黒毛和牛のストラコットのコトレッタ
ビーゴリと赤座海老のトマトソース
毛蟹のカニミソタヤリンにトゲクリガニと菜花にボッタルガ
ズッパディペッシェ
蝦夷鹿の仔鹿のロース肉アッロースト
グラニースミスのスプーマとマスカルポーネのパンナコッタ
エスプレッソダブル
Ca'del Bosco FRANCIACORTA CUVE'E PRESTIGE
バッカラマンテカートとアンキモのクロスティーニサンド
バッカラマンテカートとアンキモのクロスティーニサンド
Ca'del Bosco FRANCIACORTA CUVE'E PRESTIGE
Watalia Fiano Danae
生鰊のマリネとフルーツトマト
Watalia Fiano Danae
フォカッチャ
MONSORDO CERETTO
フォアグラのテリーナと黒毛和牛のストラコットのコトレッタ
MONSORDO CERETTO
Feudo Arancio INZOLIA
ビーゴリと赤座海老のトマトソース
Feudo Arancio INZOLIA
Bucci Classico
毛蟹のカニミソタヤリンにトゲクリガニと菜花にボッタルガ
Bucci Classico
TAERRA VERMENTINODI GALLURA SUPERIORE 2015
ズッパディペッシェ
TAERRA VERMENTINODI GALLURA SUPERIORE 2015
CAPITEL DE ROARI AMARONE2013
蝦夷鹿の仔鹿のロース肉アッローストフォ
CAPITEL DE ROARI AMARONE2013
グラニースミスのスプーマとマスカルポーネのパンナコッタ
エスプレッソダブル
grappa
Casa del Cibo
2019/04/01 更新
2019/01 訪問
北日本を代表する口福リストランテ…『Casa del Cibo』
松の内の1月4日ですが新年早々、八戸へ。最大の目的は池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子ご夫妻が腕を揮われる北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへの新年の挨拶を兼ねての再訪にありました。店内へ入り、いつものシェフズテーブルヘ。アペリティーヴォには『alba bella brut falanghina』、料理は八戸産『鮟鱇のテリーナ』のエントラータからスタートしアンティパストは多皿構成で前半にはイタリア ジェノヴァのサラダ『 Cappon magro』をベースに作られ天草産の天然『車海老(クルマエビ)』、八戸産の『幸神目抜(コウジンメヌケ)』に『真蛸(マダコ)』、『槍烏賊(ヤリイカ)』、『北寄貝(ホッキガイ)』、『螺貝(ツブガイ)』に『鮭(シャケ)』が使われた正に豪華版の魚貝の宝石箱の一皿は『LVNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO』とともに後半には対馬産の『猪のテリーナ』と『フォアグラのテリーナ』をチョコレートとビネガーで作られたビターなドルチェフォルテソースで味わう至福のひと皿には『L'Arco Rosso del Veronese』とともに味わうという前半から超興奮モード。プリモも多皿構成で池見シェフ曰く「お正月ですから少し豪華にしました」と言って供された皿には『伊勢海老(イセエビ)』が丸々一尾使われた冷製スパゲッティーニです。削り掛けられた『ボッタルガ』とオレンヂのアクセントが視覚と臭覚を刺激します。この冷製パスタには柑橘系の果実の皮のビター感を感じる『CATARRATTO』と『CHARDONNAY』が50㌫づつブレンドされた独特な味わいの『SANT'AGOSTINO Bagrio Soria』とともに。これぞドンピシャという言葉が相応しい完璧なペアリングです。後半には青森 山田ふぁーむ産のカルナローリ米のリゾットで銘店『DA Noi』イズムを感じるひと皿『Lampredotto Inzimino』には『CASA EMMA Chianti Classico』とともに愉しませていただきました。そしてセコンドはペッシェには『エゾアワビ』を丸ごと一個使い作られた何とも贅沢な『イン パデッラ アワビの肝のburro di nocciole(焦がしバターソース)』とともに『DREI DONA IL TORNESE』で味わいカルネには完璧な火入れ加減で供された熊本県産の『くまもと黒毛和牛プレミアム和王』の『イチボのアッロースト 赤ワインソース』とともに『Casanova di Neri BURUNELLO DI MONTALCINO』とのアッビナメントを楽しませていただきドルチェには悦ちゃんことマダムETSUKOの『チョコとオレンジのムース グラマニエのジェラート添え』とエスプレッソダブルにて3時間超えの至福のひと時を過ごさせていただいた昨日の軌跡。「市場も未だ休みで大したものはご用意出来ませんが、お待ちしております」と話されていた池見シェフですが何を仰りますやら市場がやっていてもこれ程の料理を供してくれる店ってそうそうあるでしょうか?池見ご夫妻の最高のおもてなしの気持ちと素晴らしいリストランテ料理の数々に深謝です。
熊本プレミアム和王のイチボのアッロースト
蝦夷あわびの焦がしバターソース
Lampredotto Inzimino
伊勢海老の冷製スパゲティーニ
フォアグラのテリーナと猪のテリーナ
猪のテリーナとフォアグラのテリーナ
Cappon magroベースの海の宝石箱
鮟鱇のテリーナ
チョコとオレンジのムース グラマニエのジェラート添え
鮟鱇のテリーナ
Cappon magroベースの海の宝石箱
フォアグラのテリーナと猪のテリーナ
猪のテリーナとフォアグラのテリーナ
伊勢海老の冷製スパゲティーニ
Lampredotto Inzimino
蝦夷あわびの焦がしバターソース
熊本プレミアム和王のイチボのアッロースト
チョコとオレンジのムース グラマニエのジェラート添え
テーブルセッティング
alba bella brut falanghina
鮟鱇のテリーナ
Cappon magroベースの海の宝石箱
LVNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO
Cappon magroベースの海の宝石箱
フォアグラのテリーナと猪のテリーナ
L'Arco Rosso del Veronese
フォカッチャ
伊勢海老の冷製スパゲティーニ
SANT'AGOSTINO Bagrio Soria
伊勢海老の身がゴロゴロ
Lampredotto Inzimino
CASA EMMA Chianti Classico
蝦夷あわびの焦がしバターソース
DREI DONA IL TORNESE
蝦夷あわびの焦がしバターソース
熊本プレミアム和王のイチボのアッロースト
Casanova di Neri BURUNELLO DI MONTALCINO
チョコとオレンジのムース グラマニエのジェラート添え
エスプレッソ ダブル
イタリア帰りの友人の御土産のお裾分け
2019/02/16 更新
2018/12 訪問
La nostra cucina ti rendera’ felice …『Casa del Cibo』
都内から盛岡経由で八戸へと移動し先ず最初に寄せていただいたのが北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんです。席はいつものシェフズテーブル。テーブルの上はChristmas mode。11月中旬から12月中旬までの僅かひと月間が野禽類『ジビエ』のシーズンです。今回のメイン食材は『フザン(Faisan)』=『雉(キジ)』。羽根を毟ることから始まり各部位の下拵えまで約3時間余りの時間をかけて池見シェフが用意してくれた『きじ』を丸ごと堪能させていただきました。アペリティーヴォには豊かな果実味が主役のふくよかなスパークリングワイン『FERGHETTINA Franciacorta Saten』、料理は八戸産『真鱈(マダラ)の白子(シラコ)』のパンナコッタのエントラータから。大きくなり濃厚さが増した今が旬の『くもこ』の滑らかなパンナコッタの中に軽く薫香を付けられた真鱈の身と『いくら』のアクセント。アンティパストの皿は二皿。前半には八戸産の『真蛸(マダコ)』と通称『HERMES蟹』の異名を持つ『平蟹(ヒラガニ)』のカラブリア風のカルパッチョ。『真蛸(マダコ)』は足の最も太い部分と吸盤が使われ甲羅に『H』の模様がある『平蟹(ヒラガニ)』の剥き身が載せられた皿にはカンパーニャのフィアーノ100㌫の『Wartalia Fiano Danae』を合わせ二皿めの今回の主役である『フザン(Faisan)』=『きじ』のサルシッチャとミネストラ。サルシッチャの上にはイタリア産の『グレートリュフ』がたっぷりと削りかけられておりトリュフの香りに包まれます。サルシッチャは滑らかな食感ですが噛んだ後に雉のニュアンスが感じられる上品なジビエ料理のひと皿にはヴェネト州の無濾過のロゼワイン『Monte dei Roari Bardolino Chiaretto』を合わせいただきました。そしてプリモです。プリモも多皿構成で前半には池見シェフが前日にFacebookに投稿されていた八戸産『北寄貝(ホッキガイ)』と『姫貝(ヒメガイ)』のサフラン風味のソースのバベッテでこれには自分のリクエストで『ピノグリージョ』を合わせていただきましたが多分『シャルドネ』を合わせた方が良かったであろうと少し反省。後半には『フザン(Faisan)』のモモ肉とその内臓『トルテッリ』玉ねぎのフォンドゥータと胡桃添え。これには『L'Arco Rosso del Veronese』を合わせていただきましたがもう美味し過ぎて笑うしかありません。そしてセコンドです。ペッシェには八戸産『活穴子(カツアナゴ)』をパスタ生地で包んだポレンタのフリット赤ワインのソースの皿には辛みを伴ったスパイスの余韻が特徴的なオレンヂワインの『Orenge Win ARANSAT』とともに味わいカルネには『フザン(Faisan)』のムネ肉のフリカッセにフランス産の『黒トリュフ』がたっぷりと削られた至極のひと皿。都内でこれと同じクオリティのものを求めたならば多分ひと皿で15,000yenは下らないことでしょう。この皿には『Franz Haas Pinot Nero』を合わせ堪能させていただきました。池見シェフが心血を注いで作られた素晴らしい料理の数々に悶絶した後のドルチェは奥様でありパティシエールでありソムリエールでもあるマダム悦さんが心を込めて作られた温かい『トリュフ』のトルタチョコラータにバニラジェラート添え。トリュフ香るチョコラータは絶品で思わず身体が海老反りになったほど。エスプレッソダブルで締めた口福で至福の時間。これが北日本を代表する真のリストランテの料理です。今回も八戸の食べ歩きの旅のスタートもやはり『Casa del Cibo』さんからはじまったのでありました。
フザンの胸肉のフリカッセ
活穴子をパスタ生地で包んだポレンタのフリット
活穴子をパスタ生地で包んだポレンタのフリット
フザンの腿肉とその内臓のトルテッリ
北寄貝と姫貝のサフラン風味のソースのバベッテ
フザンのサルシッチャとミルストラ
フザンのサルシッチャとミルストラ
真蛸と平蟹のカラブリア風のカルパッチョ
くもこのパンナコッタ、鱈といくら
トリュフのトルタチョコラータにバニラジェラート添え
エスプレッソ
FERGHETTINA Franciacorta Saten
くもこのパンナコッタ、鱈といくら
FERGHETTINA Franciacorta Saten
Wartalia Fiano Danae
真蛸と平蟹のカラブリア風のカルパッチョ
Wartalia Fiano Danae
Monte dei Roari Bardolino Chiaretto
フザンのサルシッチャとミルストラ
Monte dei Roari Bardolino Chiaretto
Pinot Grigio Kellerei Tramin
北寄貝と姫貝のサフラン風味のソースのバベッテ
Pinot Grigio Kellerei Tramin
フザンの腿肉とその内臓のトルテッリ
L'Arco Rosso del Veronese
活穴子をパスタ生地で包んだポレンタのフリット
Orenge Win ARANSAT
フザンの胸肉のフリカッセ
Franz Haas Pinot Nero
トリュフのトルタチョコラータにバニラジェラート添え
Franz Haas Pinot Nero
Franz Haas Pinot Nero
くもこのパンナコッタ、鱈といくら
真蛸と平蟹のカラブリア風のカルパッチョ
フザンのサルシッチャとミルストラ
北寄貝と姫貝のサフラン風味のソースのバベッテ
フザンの腿肉とその内臓のトルテッリ
活穴子をパスタ生地で包んだポレンタのフリット
フザンの胸肉のフリカッセ
トリュフのトルタチョコラータにバニラジェラート添え
エスプレッソ
2019/01/20 更新
2018/11 訪問
La nostra cucina ti rendera’ felice …『Casa del Cibo』
『La nostra cucina ti rendera’ felice』 =『料理は人を幸せにしてくれる』もの。
口福な時間は北日本を代表するリストランテ『C asa del Cibo』さんのいつものシェフズテーブルにて。11月下旬と言えば『ジビエ』の季節到来です。『天高く馬肥ゆる秋』と言う諺がありますが野生動物は夏から秋にかけて冬に備えて沢山の脂肪を蓄えます。即ち野禽類は秋に最も美味くなる訳でありまして11月中旬以降から12月中旬までの僅かひと月間が『ジビエ』の季節。今回のメイン食材は愛しの『コルベール』です。羽根を毟ることから始まり各部位の下拵えまで約3時間の時間をかけて池見シェフが用意してくれた『コルベール』を丸ごと堪能させていただきました。アペリティーヴォには『Ca' del Bosco』cuvée PRESTIGE、料理は『車海老』のコンソメジュレとシャモロック、トピナンブールのピューレのエントラータから。アンティパストの皿は二皿。前半にはイカ墨を練り込んだ黒いジェラティーナの上に八戸産の『菱蟹』と『槍烏賊』のタルターラ イカ墨のソースのantipasti freddi の皿には王道の『Soave』を合わせ二皿めの『くもこ』=八戸産『真鱈の白子』のグリッシーニ揚げ、帆立のクリームソースにボッタルガを削りかけた皿antipasti caldiには『CHARDONNAY』を合わせいただきました。そしてプリモです。プリモも多皿構成で前半には池見シェフが前日にFacebookに投稿されていた「明日のためにその1 とんでもないものを練り込んだパスタ」の登場です。前半にはその秘密のベールに包まれた正体は前代未聞『コルベール』の『レバー』と『血』を練り込んだ手打ちパスタの『タリアテッレ』でした。更には『コルベール』のモモ肉のコンフィや背肝にハツにたっぷりの秋トリュフの『グレートリュフ』を掛けた至福のひと皿。皿全体がもう『コルベール』なひと皿であり『トリュフ』の香りが加えられもう悶絶級の美味しさです。しかしあの赤紫色のパスタの正体がレバーと血液だったとは。命の恵みに感謝しつつMaurusの『MERLOT』とともに後半には『コルベール』の『トルテッリ』アジアーゴ・チーズのフォンドゥータ添え。もう美味し過ぎて笑うしかありません。そしてセコンドです。ペッシェには八戸産『黒曹以』の鱗焼に小川原湖産の『しじみ』の軽いトマトソースと『白魚』のフリット。カルネには『コルベール』のムネ肉のアッロースト『ポルチーニセッキ』とコルベールのスーゴと池見シェフが心血を注いで作られた素晴らしい料理の数々、ドルチェは奥様でありパティシエールでありソムリエールでもあるマダム悦ちゃんが心を込めて作られた絶品の『カカオ』のクレスペッレ、山形産『La France』の赤ワインコンポートと初めて目にし口にした『赤ワインパウダー』バニラジェラート添え。エスプレッソダブル、更にはグラッパで締めた口福で至福の時間。これが北日本を代表する真のリストランテの料理です。八戸に店を構えられる『Casa del Cibo』さんですが今や北は北海道、南は九州 沖縄から此処を目指して多くの食通が集う生涯通い続けたい一軒です。
コルベールのむね肉のアッロースト
黒曹以の鱗焼に白魚のフリット
コルベールのトルテッリ アジアーゴ・チーズのフォンドゥータ添え
コルベールのタリアテッレにコルベールのコンフィにグレートリュフ
くもこのグリッシーニ揚げ 帆立のクリームソースにボッタルガ
フォカッチャ
いか墨のジェナティーナに菱蟹と槍烏賊のタルターラ
車海老のコンソメジュレとシャモロック、トピナンブールのピューレ
カカオのクレスペッレ、ラフランスのコンポートとバニラジェラート
エスプレッソダブル
車海老のコンソメジュレとシャモロック、トピナンブールのピューレ
いか墨のジェナティーナに菱蟹と槍烏賊のタルターラ
フォカッチャ
くもこのグリッシーニ揚げ 帆立のクリームソースにボッタルガ
コルベールのタリアテッレにコルベールのコンフィにグレートリュフ
コルベールのトルテッリ アジアーゴ・チーズのフォンドゥータ添え
黒曹以の鱗焼に白魚のフリット
コルベールのむね肉のアッロースト
カカオのクレスペッレ、ラフランスのコンポートとバニラジェラート
エスプレッソダブル
Ca' del Bosco cuvée PRESTIGE
車海老のコンソメジュレとシャモロック、トピナンブールのピューレ
Ca' del Bosco cuvée PRESTIGE
いか墨のジェナティーナに菱蟹と槍烏賊のタルターラ
Soave
フォカッチャ
Soave
くもこのグリッシーニ揚げに帆立のクリームソース ボッタルガ掛け
CHARDONNAY
くもこのグリッシーニ揚げ 帆立のクリームソースにボッタルガ
CHARDONNAY
Maurus MERLOT
コルベールのタリアテッレにコルベールのコンフィにグレートリュフ
Maurus MERLOT
コルベールのトルテッリ アジアーゴ・チーズのフォンドゥータ添え
Parusso Armando Ornati Barbera d'Alba
コルベールのトルテッリ
Parusso Armando Ornati Barbera d'Alba
Donnachiara Fiano di Avellino
黒曹以の鱗焼に白魚のフリット
Donnachiara Fiano di Avellino
コルベールのむね肉のアッロースト
Cennatoio Etrusco Sangiovese Toscana IGT
コルベールのむね肉のアッロースト
Cennatoio Etrusco Sangiovese Toscana IGT
カカオのクレスペッレ、ラフランスのコンポートとバニラジェラート
エスプレッソダブル
GRAPPA
GRAPPA
2018/12/30 更新
2018/10 訪問
La nostra cucina ti rendera’ felice … 『Casa del Cibo』
『La nostra cucina ti rendera’ felice』≒『料理はあなたを幸せにします』を地で行かれる池見良平オーナーシェフと奥様でありパティシエールとソムリエールである池見悦子マダムが腕を揮われる『Casa del Cibo』さん。いつものシェフズカウンター席での口福な時間。アペリティーヴォには『Valdebbiadene』prosecco Extra Dryから料理は怒濤のアンティパストの3皿からのスタートです。前半には八戸産朝獲れ『真鯖(マサバ)』の瞬間燻製です。こんなにも美味しい鯖(サバ)を口にしたのはいつ以来のことでしょう?鮮度抜群の真鯖に美味しいと感じさせる厚み。口の中に入れた瞬間に広がる薫香。このひと皿で心は鷲掴みされてしまいました。中盤には八戸産『槍烏賊(ヤリイカ)』とビエトラのツィミーノ。クラシカルなひと皿ですがこれがまた美味いのなんの。そして三皿目には埼玉県産の『鶉(ウズラ)』と『フォアグラ』のテリーナ。見た目にもとても美しい一皿。口の中に広がるフォアグラの濃厚な味わいはまさに口福感を運んでくれます。ドライ無花果(イチヂク)と山葡萄(ヤマブドウ)のサーパのアクセントもテリーナの味を一層引き立ててくれます。やはり美しい料理≒美味しいのです。そしてプリモも多皿構成で前半には八戸産の『菱蟹(ワタリガニ)』のスパゲティです。フレッシュな『菱蟹』の美味しさは輸入物や冷凍物のイミテーションのようなワタリガニとは全くの別物です。後半にはローズマリーを練り込んだパルパレデッレに何とシャラン産の『窒息鴨(チッソクガモ)』と和栗(クリ)のラグー。高級な『カナール・エトゥフェ(窒息鴨)』をプリモに使われる池見シェフの心意気に度肝を抜かれてしまいました。いよいよメインの皿のセコンドも多皿構成でペッシェには八戸産の『鮃(ヒラメ)』のバポーレ じゃがいものピュレとポルチーニソース。この『鮃(ヒラメ)』の肉厚さはフレンチの道を歩まれてきた池見シェフならでは。やはり美味しさと素材の厚みの相関関係は無視することは出来ません。そしてカルネには対馬産の『ウリ坊』より更に稀少な『乳飲み猪(チノミイノシシ)』をアッローストとコンフィの異なる調理法で仕上げられた贅沢なひと皿です。香り高き『トリュフ』もたっぷり削られての登場です。ひと皿で二種類の調理法の料理を味わえるというこれぞ贅沢の極みです。ドルチェはソムリエールでありパティシエールでもある悦子マダムの手によるイタリア語でモンブランを示す『モンテビアンコ』です。フランス側から見えるモンブランは白い山に見えることからリヨンで研鑽を積まれた悦子マダムは敢えてコレを供されたのでしょう。エスプレッソのソースからはイタリア側から見える荒々しさを著されていたものと推測した次第です。エスプレッソのダブル更に仕上げにグラッパ。今回も素晴らしい料理の数々、これぞリストランテの料理です。最近のリストランテの中には自分が何を食べているのか判らぬようなポーションが極小のオシャレな皿を供する店も数多くありますが自分は素材感を感じる分かり易い皿の方が好きです。クオリティの高い料理に合わせて悦子マダムのワインのペアリング。もう最高、感無量です。
鶉とフォアグラのテリーナ
乳飲み猪のアッローストとコンフィ
鮃のバポーレ ポルチーニソース
パルパレデッレにカナール・エトゥフェと和栗のラグー
菱蟹のスパゲティ
槍烏賊とビエトラのツィミーノ
真鯖の瞬間燻製
モンテビアンコ
Valdebbiadene prosecco Extra Dry
真鯖の瞬間燻製
Valdebbiadene prosecco Extra Dry
フォカッチャ
MAZZEI BELGVARDO VERMENTINO
槍烏賊とビエトラのツィミーノ
MAZZEI BELGVARDO VERMENTINO
SAN MARZANO COLLEZIONE CINQUANTA
鶉とフォアグラのテリーナ
SAN MARZANO COLLEZIONE CINQUANTA
SARTORI PINOT GRIGIO FRIULI GRAVE 2017
菱蟹のスパゲティ
SARTORI PINOT GRIGIO FRIULI GRAVE 2017
パルパレデッレにカナール・エトゥフェと和栗のラグー
BORGO SYRAH CORTONA Tenimenti Luigi d'Alessandro
鮃のバポーレ ポルチーニソース
Plenio Vercicchio-Classico RISERVA
乳飲み猪のアッローストとコンフィ
MAZZEI FONTERUTOLI CHIATI CLASSICO DOCG
モンテビアンコ
Valdebbiadene prosecco Extra Dry
真鯖の瞬間燻製
槍烏賊とビエトラのツィミーノ
鶉とフォアグラのテリーナ
鶉とフォアグラのテリーナ
菱蟹のスパゲティ
パルパレデッレにカナール・エトゥフェと和栗のラグー
鮃のバポーレ ポルチーニソース
乳飲み猪のアッローストとコンフィ
モンテビアンコ
エスプレッソダブル
grappa
Casa del Cibo
2018/11/22 更新
2018/09 訪問
Il tempo felice è qui …『Casa del Cibo』
東北いやもとい北日本を代表する孤高の料理人『池見良平』オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもあるマダムの『池見悦子』さんの店『Casa del Cibo』さん。自分が八戸へと足を延ばす頻度が非常に多くなったのは『Casa del Cibo』さんが八戸にあるからと言っても決して過言ではありません。最低でも月に一度、多い月には二度、三度と足を運ばせていただいておりますが引出しの数が多い池見シェフが供される料理は驚きと新しい感動を与えてくれます。それは新しい料理への飽くなき挑戦という攻めの姿勢から生み出されるものであり試行錯誤や失敗の繰り返しにも諦めることなく弛まぬ努力が『リストランテ』の名に相応しい至福のひと皿として供されるのであろうと感じています。視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚の五感に響く一品と出逢う正に口福な時間で満たされる幸せに感謝しつつ settembre のお任せ料理を、いつものシェフズテーブルにて満喫させていただきました。アペリティーヴォにはBELLENDAのPROSECCOから料理は『螺貝(ツブガイ)』≒『Granchio』と隠元(インゲン)≒『Fagioli』のジェノベーゼ和えのエントラータからスタートです。アンティパストは多皿構成でひと皿めには甘くすっきりとした香りが食欲中枢を刺激するオレンヂの香りに包まれた八戸産の『秋鮭(アキジャケ)』とその卵である『いくら』のタルターラ(Tarutara)。親鮭の身とその卵の組合せは正真正銘の『親子マリネ』です。ふた皿めには生の『秋刀魚(サンマ)』とパプリカを使ったテリーナ(Terrina)です。ぜひ画像を見てください。どうですかこの美しさ。美しい料理は間違いなく食べる前から美味しさが伝わってきます。『秋刀魚(サンマ)のテリーナ』といえば良くワインビネガーでマリネした秋刀魚を重ね合わせたものや火入れした秋刀魚とじゃがいもをテリーヌ型に入れて作られたものが殆どですが鮮度抜群の素材使いならではの『生秋刀魚(ナマサンマ)』のテリーナです。このひと皿に2~3尾の秋刀魚が使われており秋刀魚の肝ソースとともに味わう贅沢なひと皿にもう完全に心は鷲掴みにされてしまいます。アンティパスト三皿るには岩手県産のブランドポークの『折爪三元豚・佐助(オリヅメサンゲントン・サスケ』を使い作られた『佐助豚(サスケブタ)のポルケッタ(Poruketta)』と『Fagioli bianchi(シロインゲンマメ)』です。甘く繊維質が肌理細やかな佐助豚がハーブの香りに包まれ更に旨味が昇華されていました。そしてプリモも多皿構成で前半には八戸産の『生海胆(ナマウニ)』とフルーツトマトの冷製スパゲティーニ、後半には青森県産の『カルナローリ米』を使い『ジロール茸』と『ドライポルチーニ茸』が入れられたRisotto Alla Pirrota(リゾット アッラ ピロータ)の二皿です。前半に供された冷製スパゲティー二、『冷製パスタ』と言いますと食べ進めていく間に水っぽくなってしまうという経験をお持ちの方もきっと多い筈ですが池見シェフの供されるソレは食べはじめから食べ終えるまで同じ濃度が愉しめる冷製パスタです。『生海胆(ナマウニ)』がふんだんに使われたパスタは最後まで濃厚な海胆(ウニ)の味に包まれています。その秘密は此処に記載することは差し控えさせていただきますが是非ご自身の舌で味わってみてください。後半のリゾットにはイタリアが起源の米である『カルナローリ米』は青森の『山田ふぁーむ』さんが国内で初めて作られた米です。日本の食米よりひとまわり大粒の米であり本場イタリアではリゾットに欠かせぬ米がこの『カルナローリ米』です。その米を使い杏の香りがする『ジロール茸』とトリュフ、松茸とともに世界三大きのこのひとつに数えられる『ポルチーニ茸』をたっぷりと使ったリゾット。生米から作られたリゾットは本国イタリアのソレを凌駕する味わいに仕上げられていました。そしていよいよメインのセコンドの料理です。セコンドもペッシェ(魚)とカルネ(肉)の多皿構成で前半のペッシェ(Pesce)は八戸産の『鮃(ヒラメ)』と自家製の『ドライトマト』と『オリーブ』を使い作られた『鮃(ヒラメ)のアクア パッツァ(Acqua pazza)』。『鮃(ヒラメ)』は鮮度も勿論、大事なことですが料理には鮮度以上に『身の厚み』が重要であり大切です。皿の上に横たわった鮃の切り身は4㌢程の厚みのある立派なサイズの鮃が使われています。この位のサイズの鮃になりますと身の美味しさが格段に違います。『アクア パッツァ』は正にナポリの風を感じるひと皿でした。後半に供されたカルネ(Carne)には『蝦夷鹿(エゾシカ)』の骨付肩ロースのアッロースト(Arrosto)に『バターナッツ』のピュレと『サマートリュフ』が削り掛けられたひと皿です。非の打ち所の無い絶妙な火入れ加減で仕上げられた『蝦夷鹿(エゾシカ)』と言えば『ジビエ』、ジビエと言えば秋から冬にかけてが最も美味しいと認識されている方が多分多いと思われます。斯く言う自分もそう思い込んでいたのですが供された所謂、『夏鹿(ナツジカ)』の蝦夷鹿の味わいは『本鮪(ホンマグロ)の赤身(アカミ)』の味にも相通じるようなすっきりとした切れ味と爽快感。冬場の脂を蓄えた冬鹿(フユジカ)とはひと味もふた味も違う夏鹿の清々しい味わいに魅了されたのでありました。そしてパテシェールでありソムリエールである悦子マダムの手によって作られた青森県産の『洋梨のクラフティ』バニラジェラート添え赤ワインソースのドルチェにエスプレッソダブル、そして〆はグラッパにて。いつ寄せていただいても最高の料理とおもてなしで気持ち良く返してくれる池見オーナー夫妻とスタッフの方々、これからもずっーと通い続けたい口福リストランテ『Casa del Cibo』さんに首ったけです。
BELLENDA PROSECCO
BELLENDA PROSECCO
MONO CROMO #1
MONO CROMO #1
GRECO DI TUFO TENUTE DI ALTAVILLA
GRECO DI TUFO TENUTE DI ALTAVILLA
FAMOSO Rubicone
FAMOSO Rubicone
OLTREPO PAVESE Barbera Martilde
OLTREPO PAVESE Barbera Martilde
Fiano Sannio dop
Fiano Sannio dop
LOGONOVO MONTALCINO
LOGONOVO MONTALCINO
エスプレッソ
SIBONA GRAPPA DOLCETTO
SIBONA GRAPPA DOLCETTO
2018/10/19 更新
2018/08 訪問
Cena speciale in agosto…『Casa del Cibo』
東北いやもとい北日本を代表する孤高の料理人『池見良平』オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもあるマダムの『池見悦子』さんの店『Casa del Cibo』さんへ月に一度の至福な時間をいつものシェフズテーブルにて満喫させていただきました。常に新しい料理への飽くなき挑戦。試行錯誤や失敗の繰り返しにも諦めることなく弛まぬ努力から生み出される料理の数々は正にリストランテの至福のひと皿として相応しい視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚の五感に響く一品に昇華させられており真の意味合いでの口福な時間を満喫させていただける東北屈指であり北日本を代表される真のリストランテです。アペリティーヴォにはFERRARIのBRUTを料理は独特の突起をもつ海のパイナップルとも称される朝獲れの天然物の『海鞘(ホヤ)』で作られたカルピオーネ。鮮度抜群の『海鞘(ホヤ)』には甘みがあり喉元を過ぎた後から清涼感が後追いしてきます。そして新作のアンティパスト 八戸産の『沖鱧(オキハモ)』と『フォアグラ』のテリーナ。江戸前の『煮穴子(ニアナゴ)』を彷彿させる肉厚で旨味たっぷりのふわっとろに仕上げられた『沖鱧(オキハモ)』に濃厚な『フォアグラ』。頭の中で考えただけでも垂涎ものです。口中に広がる『フォアグラ』の濃厚な味わいに決して引けを取らぬ『沖鱧(オキハモ)』の味わい。そのバランスの良さは美味しいと感じられる厚みから導かれたもの。薄過ぎず厚過ぎずの絶妙な厚みと全体のバランス感覚が秀逸。添えられレンズ豆のサラダが食感の佳きアクセント。このひと皿でもうメロメロです。プリモは多皿構成で初めての三皿仕様。パスタ発祥の地として昔から知られているグラニャーノの老舗パスタメーカー『グラニャネージ』社のロングパスタを使った国産天然『車海老(クルマエビ)』と『三度豆(サンドマメ)』を自家菜園で育てられたジェノベーゼで和えられた一皿から。旨味の強い『車海老(クルマエビ)』がたっぷりと使われ鮨屋さんの茹でたての車海老のにぎりの美味しさを凌駕する味わいは天然物の『車海老(クルマエビ)』ではのもの。次の皿は初の試みで造られた八戸産の活けの『鮑(アワビ)』の『肝(キモ)』を生地に練り込んだフェットウッチェ。具材には八戸産の『鮑(アワビ)』に小川原湖産の『北海浅蜊(ホッカイアサリ)』と『蜆(シジミ)』と正に貝尽くしての贅沢の極み。手打ちパスタは肝の色合いだけではなく昆布にも似た旨味がしっかりと感じられ驚愕。こういう新しいことにチャレンジして作られた料理は食べ手側にも間違いなく大きな感動を与えます。そして三皿目にはフランス産の『鶉(ウズラ)』を使い作られたクアーリャのトルテッリに日本人のDNAを呼び起こす『焼玉蜀黍(ヤキトウモロコシ)』をトウモロコシのインブロードで味わうというもの。お約束の『サマートリュフ』を削り香り付けされての登場です。濃密な味わいのトルテッリと自然の甘みのブロードに香ばしい『焼玉蜀黍(ヤキトウモロコシ)』に『トリュフ』の香りが口の中で渾然一体となり無限大の味の増幅で満たされました。セコンドのペーシェには和歌山産の『香魚(アユ)』のコンフィを皿の上に波形で描かれた『鮎(アユ)』の『腑腸(フワタ)』のバーニャカウダソースで味わいます。視覚で楽しみ咀嚼感と香りを楽しむ『香魚(アユ)』の味を余すところなく味蕾が受容。更にセコンドのカルネにはフランス産の『窒息鴨(チッソクガモ)』シャラン鴨の胸肉のアッロースト オレンジの香りで包まれたスーゴとファジョーリのピュレ。肉の表面には脂分の輝きと薄っすらと浮きあがるサングエは絶妙な火入れ加減の証。この火入れ加減の見極めが料理人の技量と腕の見せどころ。ギリギリの火入れは焼過ぎの一歩手前で寸止めされ尚且つしっかりと肉の旨味を引き出されています。しかし『窒息鴨(チッソクガモ)』の美味しさは別格ものですね。食後のドルチェはパテシエールである悦子マダムのリコッタチーズのムース 青森県産ブルーベリーのソース ブルーベリーヨーグルトソルベ添えを楽しませていただきました。ブルーベリーとチーズの組合わせは抜群です。そして此処でサプライズ。御中元にいただいたという『太陽のたまご』をお裾分けいただき味わいます。宮崎県産の最高級ブランドのマンゴーは色艶、香り、味、食感と今が食べ頃の状態であり思わず身体を仰け反らせてしまった程。エスプレッソダブル、グラッパにて今回の spécialita の course 料理はひと通りです。料理に合わせワインは悦子マダムの完璧なペアリングにて最高のアッビナメントを楽しませていただきました。本気で八戸に引っ越ししちゃおうかと思わせる程に毎回、毎回最高の口福な時間を堪能させていただき感謝です。
窒息シャラン鴨胸肉のアッロースト
香魚のコンフィ
クアーリャのトルテッリに焼玉蜀黍にサマートリュフ
鮑の肝を練り込んだフェットウッチェ
天然車海老と三度豆のスパゲッティ
沖鱧とフォアグラのテリーナ
海鞘のカルピオーネ
リコッタチーズのムース ブルーベリーソース ヨーグルトソルベ添え
太陽のたまご
FERRARI BRUT
海鞘のカルピオーネ
FERRARI BRUT
沖鱧とフォアグラのテリーナ
2017 Castel del Monte Rose Rivera
沖鱧とフォアグラのテリーナ
2017 Castel del Monte Rose Rivera
フォカッチャ
GAVI DEL COMUNE DI GAVI 2016
天然車海老と三度豆のスパゲッティ
GAVI DEL COMUNE DI GAVI 2016
Danae Fiano Beneventano Wartalia Srl
鮑の肝を練り込んだフェットウッチェ
Danae Fiano Beneventano Wartalia Srl
クアーリャのトルテッリに焼玉蜀黍にサマートリュフ
IL SARONE VINO ROSSO 2015
クアーリャのトルテッリに焼玉蜀黍
IL SARONE VINO ROSSO 2015
LVNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO
香魚のコンフィ
LVNAE COLLI DI LUNI VERMENTINO
2014 CERETTO Barolo
窒息シャラン鴨胸肉のアッロースト
2014 CERETTO Barolo
リコッタチーズのムース ブルーベリーソース ヨーグルトソルベ添え
エスプレッソダブル
太陽のたまご
SIBONA LA GRAPPA DI BARBERA
2018/09/30 更新
2018/07 訪問
北日本を代表する口福リストランテ…『Casa del Cibo』
7月の週末の小旅で向かった先は青森県八戸市。先ず最初に向かった先は東北いや北日本を代表する孤高の料理人『池見良平』オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある悦ちゃんことマダムの『池見悦子』さんの営まれる『Casa del Cibo』さんです。既に恒例化しつつある月に一度の定期再訪です。席はいつものシェフズテーブルにて。アペリティーヴォにはMONTE ROSSAのBRUTを料理はひと口で頬張るには余りにも大きいサイズの『フォアグラ』のテリーナ。フォアグラの美味しい食べ方は切らずに丸ごとフィンガーで口に運びます。口中に広がる『フォアグラ』ならではの濃厚な味わい。ソレの味を引立てる粗挽きの黒胡椒に粗塩、トルタの上の玉ねぎのコンフィ。既にエントラータのこの一皿でもうメロメロです。続いて供された目にも涼しげな皿はイタリア産の水牛『ブラッティーナチーズ』と夏野菜の冷たいズッパ。ブラッティーナにナイフを入れると中から溢れでる生クリーム。バターのような濃厚で滑らかな味わいは格別です。スプーンを使い美味しさを余すところなくいただきました。アンティパストには岩手県奥中山高原でジャージ牛の乳だけで育てられた生後20日ぐらいの雄の仔牛『ゆきまる』のトリッパやギアラ等の内臓を使い作られた煮こごり状のソップレッサータ。ミルクだけで育てられた仔牛の稀少過ぎる内臓肉の恵に感謝しつつ心して味わいました。プリモは多皿構成で前半には青森県産の『真鰯(マイワシ)』と茴香(ウイキョウ)を使った自家製パスタのブシアーティ。上から香ばしくローストされたパン粉がふりかけられて登場です。これぞ自分が求めていたシチリアの味です。後半にはセコンドの皿にしても充分余りある千葉県産の『伊勢海老(イセエビ)』とフレッシュ『ポルチーニ茸』を惜しげも無く使われたパヴェッテ。フレッシュのポルチーニの香り高さ噛んだ時に口に広がり鼻腔を抜けて行く感じは正しくヨーロッパのソレ。近年アジア産のポルチーニも安価で入手出来ますが味、香りは全くの別物です。そして立派な『伊勢海老』の歯を押し返すような弾力と噛み込んだ時の特有の食感。美味しいに決まってます。しかしプリモに『伊勢海老(イセエビ)』とは贅沢過ぎます。セコンドの料理はペッシェには八戸産の『黒曹以(クロソイ)』のカリカリに焼かれた鱗の食感が歯に心地良く中の身はふっくらと仕上げられた黒曹以のScale alla grigliaはカリフラワーのピュレと削りたてのボッタルガとともに味わい、カルネには鳥取県産の飼育『猪肉(シシニク)』の内モモ肉のアッロースト。胡桃(クルミ)と猪(イノシシ)のスーゴとともに味わいました。天然物の『猪肉(シシニク)』にも勝るとも劣らない飼育物の『猪肉(シシニク)』締めてからの的確な素早い処理が味の優劣に大きな差を生みます。幻の豚とも称される『チンタセネーゼ』とも猪と豚を掛け合わせた『猪豚(イノブタ)』とも全く違うワイルドな咀嚼感と味わいは多分はじめての経験です。表面に薄っすらと血が浮いた絶妙な火入れ加減は流石のひと言。飼育物と言いますと魚の養殖や蓄養と同じように考える向きも居られるでしょうが味、香りは完全に天然のイノシシのソレであり猪肉らしい猪肉でした。食後のドルチェはパテシエールである悦子マダムのヴァニラジェラートとエスプッソジュレに黒糖風味のレンズ豆が添えられた『コッパ ディ ジェラート』。ひと時、童心に帰りオトナのパフェを楽しませていただきエスプレッソダブルにて今回のリストランテの名に相応しいspécialita courseの料理はひと通りです。料理に合わせて悦子マダムの完璧なアッビナメントを楽しませていただきました。もう八戸に引っ越ししちゃおうかと本気で思う程に最高の時間を有難うございました。
猪肉の内モモ肉のアッロースト
黒曹以のScale alla griglia
伊勢海老とフレッシュ ポルチーニ茸のパヴェッテ
真鰯と茴香のブシアーティ
生後20日の仔牛ゆきまるのトリッパやギアラのソップレッサータ
ブラッティーナチーズと夏野菜の冷たいズッパ
フォアグラのテリーナ
MONTE ROSSA Prima Cuvée Franciacorta Brut
フォアグラのテリーナ
MONTE ROSSA Prima Cuvée Franciacorta Brut
ブラッティーナチーズと夏野菜の冷たいズッパ
LIBRANDI CIRÒ ROSATO DOC 2015
ブラッティーナチーズと夏野菜の冷たいズッパ
LIBRANDI CIRÒ ROSATO DOC 2015
生後20日の仔牛ゆきまるのトリッパやギアラのソップレッサータ
VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO 2016
生後20日の仔牛ゆきまるのトリッパやギアラのソップレッサータ
VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO 2016
真鰯と茴香のブシアーティ
BENANTI ETNA ROSSO DOC 2015
真鰯と茴香のブシアーティ
BENANTI ETNA ROSSO DOC 2015
伊勢海老とフレッシュ ポルチーニ茸のパヴェッテ
Bucci Verdicchio Classico dei Castelli di Jesi 2016
伊勢海老とフレッシュ ポルチーニ茸のパヴェッテ
Bucci Verdicchio Classico dei Castelli di Jesi 2016
黒曹以のScale alla griglia
MANCINI PRIMO VERMENTINO DI GALLYRA
黒曹以のScale alla griglia
MANCINI PRIMO VERMENTINO DI GALLYRA
猪肉(シシニク)』の内モモ肉のアッロースト
RONCO DI SASSI PRIMITIVO APPASSIMENTO
猪肉(シシニク)』の内モモ肉のアッロースト
RONCO DI SASSI PRIMITIVO APPASSIMENTO
コッパ ディ ジェラート
エスプレッソダブル
Casa del Cibo
2018/08/22 更新
2018/06 訪問
北日本屈指の口福リストランテ…『Casa del cibo』
北日本を代表するカリスマ『池見良平』オーナーシェフとマダムでありソムリエールとパティシエールの『池見悦子』さんの店『Casa del Cibo』さんヘ月に一度のチーボ詣。至福な時間はいつものシェフズテーブルにて。アペリティーボにはプロセッコの泡を料理は香り高きフランス ロワール産の『ホワイトアスパラ』のパンナコッタ 卵黄のソースとパルマ産『プロシュット』添えのエントラータから。続いて供された皿は三陸産の特大サイズの肉厚の『牡蠣』のコンフィと根曲がり筍のトリフォラータ 木の芽の香りの皿とセコンドにしても充分余りあるミルクだけで育った『ホワイトヴィール』の『リードヴォー』=『仔牛の胸腺』のムニャイヤに『シャモロック』のレバーパテ添えドライポルチーニのソース。大粒の『牡蠣』は正に海のミルク、濃厚な旨味がギュッと凝縮されており、ふんわりとした食感とコク味の深みはリードヴォーならではのもの。リードヴォーはスロート(喉側)ではなく稀少なノア(心臓側)が供されました。もうアンティパストを超越された皿の数々に笑いが止まりません。プリモも多皿構成で前半には和食の穴子と胡瓜と梅肉と青じその組合せを連想させる八戸産の『活穴子』のスモークに胡瓜とドライトマトに刻んだバジルのパヴェッテ、後半には多分、日本でこのパスタを食べられる店は他にはたぶん無いのではないでしょうか?『トリュフ』とマッシュルームのペーストをリピエーノしたタリアテッレファルチーテの『サマートリュフ』がけです。この物凄く手間のかけられた手打ちパスタを口にした記憶は日本国内では未だにありません。もう感無量です。日本人のDNAを呼び起すアナキュウのパスタに『トリュフ』×『サマートリュフ』の贅沢過ぎるパスタの味を堪能し続いて供された皿はプリモとセコンドが合体した所謂、ピアットウニコの皿には八戸産の『魴鮄(ホウボウ)』と小川原湖産の『蜆(シジミ)』のストゥファートにサルデーニャ島を代表するパスタのひとつ自家製のフレーゴラ。これぞ正に地中海の味です。そしてセコンドにはイタリア トスカーナ産の『チンタセネーゼ』のアッロースト黒にんにくのソース。幻の豚とも称される『チンタセネーゼ』、肉質はイノシシに近く団栗(ドングリ)や木の実を食べて育った豚であり完璧な火入加減で仕上げられたその味は味わいに深みがあり肉自体に甘みがあります。焼かれても肉質は柔らかくまさにジューシーという言葉が相応しい素晴らしい一皿であり今が旬で食べ時のヤングコーンに季節の焼野菜のコントルノも全て美味。食後のドルチェには自分のラッキーカラーの『オレンヂ』の色彩豊かな『カンパリオレンジ』のムースと『ルビーレッド ブラッシュ』のグラニテ、そしてエスプレッソダブルにて今回のリストランテの名に相応しいspécialita courseの料理はひと通りです。料理に合わせて悦子マダムのペアリングワインは『gavi』、『VALTELLINA SUPERIORE』、『甲州シュール・リー』、『Barolo』、『VERMENTINO』、『PERGOLAIA』と料理との完璧なアッビナメントを楽しませていただきました。もう本気で八戸に引っ越ししちゃおうかしらと思う程、至福で口福な最高の時間に感謝。
チンタセネーゼのアッロースト黒にんにくのソース
タリアテッレファルチーテのサマートリュフがけ
活穴子のスモークに胡瓜とドライトマトに刻んだバジルのパヴェッテ
ホワイトヴィールのリードヴォーのムニャイヤ
牡蠣のコンフィと根曲がり筍のトリフォラータ
ホワイトアスパラのパンナコッタ 卵黄のソースとパルマ産プロシュット添え
カンパリオレンジのムースとルビーレッド ブラッシュのグラニテ
タリアテッレファルチーテのサマートリュフがけ
魴鮄と蜆のストゥファート
魴鮄と蜆のストゥファート
TREVISIOL Valdobbiadene Prosecco Superiore Brut
ホワイトアスパラのパンナコッタ 卵黄のソースとパルマ産プロシュット添え
TREVISIOL Valdobbiadene Prosecco Superiore Brut
ホワイトアスパラのパンナコッタ 卵黄のソースとパルマ産プロシュット添え
gavi
牡蠣のコンフィと根曲がり筍のトリフォラータ
gavi
VALTELLINA SUPERIORE
ホワイトヴィールのリードヴォーのムニャイヤ
VALTELLINA SUPERIORE
甲州シュール・リー
活穴子のスモークに胡瓜とドライトマトに刻んだバジルのパヴェッテ
甲州シュール・リー
Barolo
タリアテッレファルチーテのサマートリュフがけ
Barolo
タリアテッレファルチーテのサマートリュフがけ
Barolo
タリアテッレファルチーテのサマートリュフがけ
魴鮄と蜆のストゥファート
VERMENTINO
PERGOLAIA
チンタセネーゼのアッロースト黒にんにくのソース
PERGOLAIA
チンタセネーゼのアッロースト黒にんにくのソース
カンパリオレンジのムースとルビーレッド ブラッシュのグラニテ
エスプレッソダブル
2018/07/12 更新
2018/05 訪問
北日本を代表する口福リストランテ…『Casa del Cibo』
G.Wの大型連休は帰省せずに北東北で過ごしました。先ずは八戸へ。八戸と言いますと、そうです先ずは東北屈指の口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへ寄せていただきました。オーナーシェフの『池見良平』さんとマダムでありソムリエールとパティシエールである『池見悦子』さんの満面の笑みで迎えられいつものシェフズテーブル席へ。アペリティーヴォには『FERRARI』のROSEを料理は八戸産『桜鱒(サクラマス)』のタルタルに『桜鱒(サクラマス)の鱒子(マスコ)』の目にも美しいエントラータの一皿から。『鱒子(マスコ)』の筋子(スジコ)は何度か口にしたことがありますが『桜鱒(サクラマス)』のソレはたぶん人生で初めて口にしたと思います。これは美味い。正真正銘の桜鱒の親子のタルタルを味わった後のアンティパストは多皿構成で前半には毛蟹(ケガニ)の仲間の『トゲクリガニ』のヴェネト風サラダと白インゲン豆のジェラティーナ、後半には今が旬のイタリア産の極太の『ホワイトアスパラ』に温度卵と『サマートリュフ』掛け。卵を潰しアスパラとトリュフとともに口に運ぶと筆舌に尽くしがたい味わいにもう悶絶。蟹を口にすると人は無口になる。と言われますが丁寧に剥いた剥き身を口にする幸せに笑みが浮かびます。そしてプリモも多皿構成で先ずは稀少な八戸産の『バフン海胆』と天然物の『海鞘(ホヤ)』を使った冷製スパゲッティーニ、剥きたての明礬(ミョウバン)を全く使わぬ極上の甘みのあるバフン海胆(ウニ)に後味の清涼感が何ともたまらない天然物の海鞘(ホヤ)のコンビネーションは初めて経験する味わいでしたが頭で考える以上の味の積算に思わずワイングラスを傾ける速度が早まったように思います。後半には『スカモルツァチーズ』に『水牛モッツァレラ』に『リコッタチーズ』の3種類のチーズを使ったトルテッリにパルミジャーノチーズを削り掛け計4種類のチーズが醸し出す味わいと隠し味のレモンの酸味と香りが佳きアクセント、更にバターが味の深みをグッと濃密なものにしておりました。メイン料理のセコンドのペッシェには八戸産『鰆(サワラ)』のコンフィと孟宗筍(モウソウタケ)のアッローストに自家菜園から摘んでこられた『花山椒(ハナサンショウ)』掛け。カルネには『仔羊(コヒツジ)』のロースにハーブとペペロンチーノのインボルティーニ カラブリア風ドライトマトソースで味わうひと皿。絶妙の火入れをされた仔羊(コヒツジ)の肉の表面には薄っすらと脂が浮いています。充分な厚みがあり美味しさと厚みの相関関係を具現化されたお手本のような一皿でした。そしてドルチェはパティシェールも兼ねる悦子さんの手によるものでフランボワーズとチョコレートのテリーナ ヘーゼルナッツのソース、エスプレッソダブル、そして締めにグラッパをいただいてお任せのコース料理はひと通りです。至福の料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもあるマダム悦子さんのペアリング。自分史上、最も最高のアッヴィナメントを愉しませていただき感無量。いつ寄せて戴いても必ずや感動を与えてくれる池見シェフ。最高のご馳走でのおもてなしに感謝です。
桜鱒のタルタルに桜鱒の鱒子
トゲクリガニのヴェネト風サラダと白インゲン豆のジェラティーナ
イタリア産ホワイトアスパラに温度卵とサマートリュフ掛け
温度卵の黄身を絡めていただきます
バフン海胆と天然物の海鞘の冷製スパゲッティーニ
3種のチーズのトルテッリにパルミジャーノチーズ掛け
鰆のコンフィと孟宗筍のアッローストに花山椒
仔羊のインボルティーニ
フランボワーズとチョコレートのテリーナ ヘーゼルナッツのソース
Oggetti
桜鱒のタルタルに桜鱒の鱒子
FERRARI ROSE
FERRARI ROSE
桜鱒のタルタルに桜鱒の鱒子
FERRARI ROSE
GINI SOAVE CLASSICO 2016
トゲクリガニのヴェネト風サラダと白インゲン豆のジェラティーナ
GINI SOAVE CLASSICO 2016
イタリア産ホワイトアスパラに温度卵とサマートリュフ掛け
CAROLINA MARENGO CHARDONNAY
温度卵の黄身を絡めていただきます
CAROLINA MARENGO CHARDONNAY
温度卵の黄身を絡めていただきます
フォカッチャ
バフン海胆と天然物の海鞘の冷製スパゲッティーニ
2016 Souvignon Blanc ASAHIMACHI WINE
バフン海胆と天然物の海鞘の冷製スパゲッティーニ
SAN MARZANO IL PUMO SAUVIGNON MALVASIA
3種のチーズのトルテッリにパルミジャーノチーズ掛け
Talamonti TRABOCCHETTO Pecorino
鰆のコンフィと孟宗筍のアッローストに花山椒
MONTESOLAE TAURASI DOCG
仔羊のインボルティーニ
MONTESOLAE TAURASI DOCG
この厚みが美味さの秘密
フランボワーズとチョコレートのテリーナ ヘーゼルナッツのソース
エスプレッソダブル
Grappa di Lugana SCARAMELLINI
Casa del cibo
2018/08/29 更新
2018/04 訪問
北日本を代表する口福リストランテ…『Casa del Cibo』
北日本を代表する口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへの月に一度の定期訪問です。今回の題材はズバリ『あわび』です。カリスマシェフ『池見良平』さんの料理とソムリエールでありパティシェールでもある奥様の『池見悦子』さんのワインとのアッヴィナメントを存分に楽しませていただき至福の時間を過ごさせていただきました。いつもの時間にいつもの席でアペリティーボには『Ca'del Bosco』のBRUT Cuvée Prestigeを、料理は、えっ?ドルチェ?などとは思いませんでしたが『フォアグラ』の『クレームブリュレ』のエントラータから。濃厚なフォアグラと生クリームの分量のバランスが秀逸です。フォアグラの甘さが引き立ちひと皿目から悶絶することに。アンティパストに登場したサルシッチャ。腸詰めの中には『あわび』のtritiにダイス状にカットされた『あわび』がゴロゴロとケーシングされており『あわびの肝』は風味付け程度。八戸産の『アオサ』のトリフォラータ サフランのソースで味わいもう序盤からメロメロです。そして『北寄貝』のブロードで味わう『あわび』と『ムラサキ海胆』のズッパは八戸の郷土料理『いちご煮』を彷彿させるひと皿。八戸ブイヤベースフェスは3月末にて終了しましたが『ジェノベーゼ』を加え一度で二度美味しの味の変化を楽しみます。北寄貝のコンソメの美味しさに身体が仰け反りテンション上がりまくりです。プリモは多皿構成で前半には『あわび』と白神山地の『あわび茸』のオイル系のスパゲティ。眼を閉じて咀嚼すると『あわび茸』は正に『あわび』。ソルタートされた茸が芳しい。後半には『あわび』とインカのめざめのニョッキ『サマートリュフ』掛け。『あわび』とニョッキの食感のコントラスト、サマートリュフの香りもうたまりません。セコンドのペッシェには八戸産の肉厚の『大ヒラメ』と『ヒラメの肝』をロッシーニスタイルで。スーパーフルーツトマトと行者ニンニクのケッカソース。皮目はパリッと身はしっとり『肝』は海のフォアグラの如し。カルネにはシャラン産の『窒息鴨(チッソクガモ)』のモモ肉のコンフィをバルサミコ風味のオレンジソースにて。焼茄子のピュレに鴨の脂で焼かれた白葱。鴨+茄子=賀茂茄子、鴨+葱=カモネギ。は池見シェフの皿の中に込めた遊び心。コースの締めを飾るドルチェはパテシェールでもある奥様 悦子さんの作られた『桜のジュレとジェラート』とイタリア産『ピスタチオ』のプリン。そしてエスプレッソのダブル、更に食後酒のグラッパにて最高の夜を過ごさせていただきました。いつ寄せていただいても感動と驚きを与えてくれる至高のリストランテ『Casa del Cibo』さん。フランス料理の神様ポール・ボキューズ氏からリヨン時代に直伝されたフレンチの技法とニュアンスがそこかしこに見え隠れしつつも着地点はしっかりとしたイタリア料理。これぞリストランテの料理です。
窒息鴨モモ肉のコンフィ バルサミコ風味オレンジソース
大ヒラメとヒラメの肝 ロッシーニスタイル
あわびとインカのめざめのニョッキ サマートリュフ掛け
あわびとあわび茸のスパゲティ
あわびとムラサキ海胆のズッパ
北寄貝のプロードにジェノベーゼ
あわびのサルシッチャ
フォアグラのクレームブリュレ
桜のジュレとジェラートとイタリア産ピスタチオのプリン
Ca'del Bosco BRUT Cuvée Prestige
フォアグラのクレームブリュレ
Ca'del Bosco BRUT Cuvée Prestige
あわびのサルシッチャ
2016 TAMELLINI SOAVE
あわびのサルシッチャ
2016 TAMELLINI SOAVE
あわびとムラサキ海胆のズッパ
2017 GRIS DE KOSHU
北寄貝のプロード
ジェノベーゼ
北寄貝のプロードにジェノベーゼ
2017 GRIS DE KOSHU
フォカッチャ
あわびとあわび茸のスパゲティ
Verdicchio di Castelli Jesi Classico 2017 SARTARELLI
あわびとあわび茸のスパゲティ
Verdicchio di Castelli Jesi Classico 2017 SARTARELLI
Terlan Monticol Pinot Noir Riserva 2014
あわびとインカのめざめのニョッキ サマートリュフ掛け
Terlan Monticol Pinot Noir Riserva 2014
Falanghina del Sannio DOC Janare 2015
大ヒラメとヒラメの肝 ロッシーニスタイル
Falanghina del Sannio DOC Janare 2015
窒息鴨モモ肉のコンフィ バルサミコ風味オレンジソース
Cannonau di Sardegna riserva Doc 2012
窒息鴨モモ肉のコンフィ バルサミコ風味オレンジソース
Cannonau di Sardegna riserva Doc 2012
桜のジュレとジェラートとイタリア産ピスタチオのプリン
エスプレッソ
SIBONA GRAPPA DI BARBERA
2018/08/09 更新
2018/03 訪問
北日本を代表する口福リストランテ…『Casa del Cibo』
最速の新幹線にて都内から2時間46分、盛岡より僅か28分の八戸、月に一度の八戸詣での主なる目的は北日本を代表するカリスマシェフこと『池見良平』さんと奥様でありソムリエール兼パティシエールの『池見悦子』さんの店『Casa del Cibo』さんにて至福の口福の時間を過ごすただそれだけの為。いつものシェフズテーブルにてアペリティーボには自分のラッキーカラーであり大好きな色でもあるオレンヂのラベルが配された『BELLAVISTA』のN.V. FRANCIACORTA ALMA GRAN CUVEE BRUTを。 FERRALIの方がお好きですか?の問いにイヤイヤ悦子マダムの方が好きです。と言ったとか言わなかったとか?、料理は一見、鮟鱇(アンコウ)の肝(キモ)?と思いましたが何と人生初で口にした『アブラボウズ』の『肝(キモ)』のテリーナのエントラータから。上に乗せられた『キャビア』はこれもまた凄くフランス産『セヴルーガ』フレッシュのキャビアが使われておりました。最初から身体が仰け反る味わいの皿にテンションが一気に上がりまくりです。アンティパストにはイタリア産の生の『カルチョーフィ』にミンチ状にした『車海老(クルマエビ)』のリピエーノのフリット。気分はもうローマの四月頃の気分。そして未だ寒さが残る三月の八戸の夜、身体を内面からそっと温めてくれ口元に春の訪れを運んでくれる『ズッパ デ ガルムージャ』。フランス産の『ホワイトアスパラ』にファーヴェやピゼリの豆類の自然の甘みを楽しみつつ添えられたプロシュット・クルードの塩味が全体の味わいを引き締めていました。八戸でひと足お先に春の味わいを満喫です。プリモは多皿構成で前半にはピエモンテ州の『トンノ・ディ・コニーリョ』=『仔ウサギのマグロ』とも称される所謂、ツナの缶詰の様に柔らかくほぐし身にされた『仔ウサギ』の肉とトマトを使ったスパゲティにたっぷりのリコッタサラータを削られたひと皿と後半には池見シェフ自身も8年ぶりに作ったという『和牛ほほ肉』のブラザートとフォンドゥータの『ドッピオ・ラヴィオリ』のポレンタチップ添え。という技術を要する最高のひと皿にもうメロメロです。そしてセコンドのペッシェには当初の予定を変えてムチャブリのリクエストで供していただいた今年たぶん自分自身は最後に口にするであろう『八戸ブイヤベース』。ポーションを通常よりも小さくして作りましたというブイヤベースの中にはアブラボウズ、曹以(ソイ)、メヌケ、海河鹿(ウミカジカ)、ナメタ鰈、鮟鱇(アンコウ)、柳蛸(ヤナギダコ)、姫貝(ヒメガイ)、北寄貝(ホッキガイ)、槍烏賊(ヤリイカ)全10種類の『オール八戸産』の海の幸を使った正に『キング・オブ・八戸ブイヤベース2018』の称号に相応しい池見シェフ渾身のひと皿。今年で最後の参加となるという『八戸ブイヤベースフェスタ』の総仕上げの味わいを心していただきました。そしてセコンドのカルネにはイタリアを代表する最高ブランド牛であり神に捧げられた牛とも伝えられる『キアニーナ牛』の仔牛のタンの真空調理にバルダーナのパッサートとフリット添えの口福なひと皿。乳飲み牛(ミルクフェッド)のようにとても柔らかなタンでありながら成牛のソレの様な味のしっかりと載ったタンの中心部のタンモトだけを使われた贅沢な一品。これだけの上質な牛タンは後にも先にも記憶にありません。池見シェフからのひと足早い『誕生日プレゼント』のひと皿でした。仔牛のタンの味の余韻に暫し浸りつつコースの締めを飾るドルチェは『グラニースミス』のスプーマとマスカルポーネのソルベの完成形、そしてエスプレッソのダブル、更には友人の手土産のイタリア産のジャムとガナッシュのクロスタータにグラッパにて最高の夜を過ごさせていただきました。いつ寄せていただいても感動と驚きを与えてくれる最高のリストランテ『Casa del Cibo』の池見シェフご夫妻とチーム『Casa del Cibo』のスタッフの皆さん。味蕾の記憶に確実に残る料理とワインとのアッビナメントを存分に愉しませていただいた至福の時間を有難うございました。
キアニーナ牛の仔牛のタン
キング・オブ・八戸ブイヤベース2018
ドッピオ・ラヴィオリ ポレンタチップ添え
ズッパ デ ガルムージャ
カルチョーフィに車海老のリピエーノのフリット
アブラボウズの肝のテリーナ
N.V. FRANCIACORTA ALMA GRAN CUVEE BRUT
アブラボウズの肝のテリーナ
N.V. FRANCIACORTA ALMA GRAN CUVEE BRUT
アブラボウズの肝
BRUT
カルチョーフィに車海老のリピエーノのフリット
Vernaccia di San Gimignano Vigna a Solatio Falchin 2016
ズッパ デ ガルムージャ
Frascati Superiore Secco Poggio le Volpi
フォカッチャ
Frascati Superiore Secco Poggio le Volpi
トンノ・ディ・コニーリョとトマトのスパゲティ
Falanghina del Sannio Dop Janare
トンノ・ディ・コニーリョとトマトのスパゲティ
Falanghina del Sannio Dop Janare
Barolo 2012 Terre del Barolo
ドッピオ・ラヴィオリ ポレンタチップ添え
Barolo 2012 Terre del Barolo
ドッピオ・ラヴィオリ ポレンタチップ添え
2016 Tua Rita Perlato del Bosco Toscana IGT
キング・オブ・八戸ブイヤベース2018
2016 Tua Rita Perlato del Bosco Toscana IGT
キアニーナ牛の仔牛のタン
Tenuta di Trinoro Rosso Toscana Le Cupole 2014
キアニーナ牛の仔牛のタン
Tenuta di Trinoro Rosso Toscana Le Cupole 2014
グラニースミスのスプーマとマスカルポーネのソルベ
エスプレッソダブル
ガナッシュのクロスタータ
グラッパ
2018/07/04 更新
Déjeunerを盛岡の『Restaurant Bellecoure』さんでいただいた後に盛岡駅へ向かい新幹線はやぶさ号に飛び乗り次に向かった先は八戸です。八戸へと足を延ばした最大の目的は3年前から月に1~2回の頻度で寄せていただいている池見良平オーナーシェフとソムリエールでありパティシエールでもある池見悦子マダム夫妻が腕を揮われる東日本屈指の口福リストランテ『Casa del Cibo』さんへの再訪です。いつものChef's tableに席を取らせていただきアペリティーヴォには『FERRARI BRUT ROSE』を料理は八戸産の『鯣烏賊(スルメイカ)』のカラブリア風のエントラータからスタートです。数ある『烏賊(イカ)』の中でも『腑腸(フワタ)』の『肝(キモ)』が最も美味しいのが『鯣烏賊(スルメイカ)』です。日本人のDNAを呼び覚ます『烏賊(イカ)の塩辛(シオカラ)』を彷彿させる一品にはウワバミソウのムカゴ、通称『ミズの実』と呼ばれるコブのような山菜の節の食感が佳きアクセントになっていました。アンティパストには八戸産の『メジ鮪(マグロ)』のマリナータ。一週間寝かせ熟成させた『黒鮪(クロマグロ)』の幼魚である『メジ鮪(マグロ)』の身はモチモチとした食感でシチリア産の『鮪(マグロ)のボッタルガ』が塩味と旨味を添えて供されました。コントルノの『茄子(ナス)』のマリネは『焼茄子(ヤキナス)』仕立でイタリア料理でありながらも和のエッセンスを感じさせてくれたantipasti freddiと悦子マダムのお父様の釣果である天然の『岩魚(イワナ)』とインカのめざめのテリーナの『サマートリュフ』がけのantipasti caldiの冷と温の2皿のアンティパスト。削りかけられた『サマートリュフ』の香りが鼻腔を刺激し自家製スモークで薫香をつけられた『岩魚(イワナ)』が鼻孔を擽る白眉のひと皿でした。そしてプリモピアットも多皿構成で前半には池見シェフが八戸で最も美味しい『海胆(ウニ)』という大久喜産の『ムラサキ海胆(ウニ)』と洋野町産の『バフン海胆(ウニ)』の二種類の『海胆(ウニ)』を使い作られた『海胆(ウニ)の冷製スパゲッティー二』の味比べです。明礬(ミュウバン)を一切使わぬ『ムラサキ海胆(ウニ)』のパスタは卵かけご飯の如く『バフン海胆(ウニ)』のパスタは濃厚な味わい。フルーツトマトの甘味と仄かな酸味が『海胆(ウニ)』の味を際立てており何とも贅沢な『海胆(ウニ)の冷製スパゲッティー二』の味比べという貴重な経験をさせていただき後半には『蝦夷鹿(エゾシカ)』のアニョロッティと『フォンドゥータ』のアニョロッティの二種類の詰め物入りのパスタをブーロ・エ・パルミジャーノのソースでひと皿の上で同時に味わうという贅沢さを堪能させていただきセコンドピアットの皿もペッシェとカルネの多皿構成で前半には『鮋(カサゴ)』を贅沢に丸ごと一尾使い作られた『Pesce all'acqua pazza』≒アクアパッツァ。『鮋(カサゴ)』の持ち味を活かすように使われているのは水と塩と自家製のサンドライトマトとオリーブのみという潔さ。骨の髄から抽出された『鮋(カサゴ)』の旨味を余すところなくいただきました。後半にはドライエージングされたスペイン産の『イベリコベジョータ』のアッロースト。黒ニンニクのソース添えです。高級なイベリコ豚の中でも最高級の『ベジョータ』は全体の1割程と稀少です。ドライエージングされたことで旨味がギュッと濃縮されています。一般的にセボと呼ばれるイベリコ豚とは肉の味の濃密さが格段に違います。『Casa del Cibo』さんのSpécialita料理の数々をいただき食後のドルチェはPasticcieraでもある悦子マダムの手による『パイナップル』のムースと『ライム』と『ローズマリー』のソルベ、そしてエスプレッソダブルでお任せのコース料理はひと通りです。正にリストランテの名に相応しい料理の数々。料理に合わせていただいたワインはソムリエールでもある悦子マダムのペアリングによるもの。魂の込められた料理の数々とのアッビナメントを楽しませていただき美味しく濃密な時間を過ごさせていただき感謝です。