115回
2020/11 訪問
季節の限定そば 新麦春よ恋の「松茸と鴨のつけそば(鴨増し)」に「松茸ご飯」
先日、「ラーメンWalkerキッチン」で「ソラノイロ」とコラボした「饗 くろ㐂」。
11月12日からは「やきとりの扇屋」で「饗くろ㐂監修 鶏ニラらーめん」の提供も始まっています。
今回の注文は季節の限定そば「松茸と鴨のつけそば」1800円。
それに「鴨増し(3枚)」300円、「松茸ご飯」300円も注文です。
カウンターには立派な松茸と鴨ロースが鎮座して壮観。
11月21日(土)までの提供予定ですが、11月20日(金)は提供無しの予定らしいです。
麺に添えられるのは鴨ロース、太メンマ、春菊、酢橘。
つけ汁にはたっぷりの松茸と拍子切りのネギが入ります。
麺は新麦春よ恋を使用した平打ちの自家製麺。
最近の「くろ㐂」の麺は今回は新麦とあっていつも以上にモッチモチ。
そのまま食べると粘りも感じられ、凄くフレッシュ。
香ばしさもあり、アッサリとしたつけ汁との相性も良いです。
都度調理される松茸もプリプリでシコシコ。
秋を感じさせる香りが贅沢極まりないです。
味の染みた鴨ロースはジューシーでもちろん最高。
「くろ㐂」の鴨ロースは間違いないので、増して正解です(通常は2枚)。
つけ汁は乾物出汁に鴨脂と思われ、塩ダレもリッチ。
最後は濃密昆布出汁でスープ割りも出来ます。
「松茸ご飯」も含め最後まで秋を堪能。
具の豪華さもさることながら、新麦の麺が特に素晴らしかったです。
「鴨と松茸の塩そば」1800円+「鴨増し(3枚)」300円、「松茸ご飯」300円
極上な鴨ロース
つけ汁の中にたっぷり松茸
新麦春よ恋を使用した自家製麺
つけ汁
麺
最後は昆布出汁のスープ割り
「松茸ご飯」300円
カウンターには立派な松茸と鴨ロース
季節の限定そば「松茸と鴨のつけそば」1800円
外観
2020/11/18 更新
2020/10 訪問
弟子「わっさん」からの贈り物 限定「牛すじつけそば」&「キーマカレー飯」
「TRYラーメン大賞2020-2021」ではTRY大賞・総合2位となった「饗 くろ㐂」。
今回の注文は10月29日(木)限定の「熟成牛すじつけそば」1500円です。
これは弟子のわっさん(岐阜「麺 㐂色」店主)からプレゼントされた牛すじを使用したもの。
わっさんが「㐂色」オープン前にバイトしていた岐阜「焼肉旬やさい ファンボギ」の熟成牛すじです。
つけ汁にはたっぷりの牛すじに大根煮、ざく切り九条ネギ。
麺は平打ちのピカピカな自家製麺です。
加水高そうな麺は香ばしさがあり、そのまま食べても美味。
つけ汁に浸けるとモチモチ感が増し、最近の「くろ㐂」の麺はかなり美味しいです。
つけ汁はアッサリとした鰹ベースの和出汁にスジの煮汁。
牛スジの旨味もベタベタせず上品で、粘度は無くとも麺との相性抜群です。
牛スジはたっぷりと塊が7,8ヶ。
赤身肉の部分が多く、柔らかくジューシーで相当肉質良いです。
牛の旨味が詰まっており、食べごたえ十分。
3ヶ月熟成とのことで牛を堪能出来ます。
最後のスープ割りは濃密な昆布出汁。
「くろ㐂」では過去にも牛すじ系を食べていますが、全てにおいて精度が上がっていると思います。
限定めしの「キーマカレー飯」200円もネットリとしてグッド。
独自のスパイス配合で、単品で商品になるレベルです。
何もかも美味しい「くろ㐂」ですが、12月には八王子にプロデュース店がオープン予定。
また、東所沢にオープンする「ラーメンWalkerキッチン」ではソラノイロ宮崎店主とコラボ<11月8日(日)>予定となっており、今から楽しみです。
限定 わっさんからの贈り物「熟成牛すじつけそば」1500円
モチモチの自家製麺
ざく切り九条ネギ
鰹と牛すじ出汁のつけ汁
3か月熟成牛すじ
3か月熟成牛すじ
自家製麺
昆布出汁割り
「キーマカレー飯」200円
限定 わっさんからの贈り物「熟成牛すじつけそば」1500円
カウンター
外観
2020/10/29 更新
2020/10 訪問
モチモチ麺に濃密枝豆つけ汁 限定「枝豆『秘伝』のつけそば」
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
ひっそり限定もやっていたようですが、この日は久々に限定の告知がありました。
「枝豆『秘伝』のつけそば」1600円
山形の枝豆「秘伝」を使用した限定で、10月5日(月)から100食ほどの限定です。
器は涼しげなガラスのボウルが二つ。
冷製の枝豆つけ汁に、羅臼昆布に浸かった自家製麺です。
麺はそのまま食べても美味しいとのこと。
平打ちのかるく縮れた麺を食べてみると、これが驚くほどモッチモチです。
僕が知る限り「くろ㐂」史上一番のモチモチ食感で、どこでも「麺カタメ」にする方には推奨できないレベル。
上質な羅臼昆布の出汁だけでずっと食べ続ける事が出来そうです。
この麺を枝豆のつけ汁に浸せば、濃密な枝豆の旨味。
ヴィシソワーズの様にサッパリしていますが、上品でも素材の味わいがリッチで濃ゆいです。
麺の上にある枝豆も味が濃く、ピンクペッパーの刺激も良い感じ。
また、つけ汁に入った鶏ムネ肉も塩気しっかりでアクセントになります。
構成は夏麺「とうもろこしと羅臼昆布のつけそば」に近いですが、よりシンプル。
素材が良いのはもちろんのこと、素材の旨味を際立たせる技術もセンスもピカイチです。
ちょっと洋な風味のつけ汁に羅臼昆布という組み合わせも素晴らしい。
ちなみに、オンラインストアでも販売を開始しています。
https://motenashi-kuroki.info/
2020/10/06 更新
2020/09 訪問
モチモチ手揉み麺にジューシーな豚 「富士幻豚の和えそば」
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
先日発売された「ラーメンWalker東京」では殿堂入りとなっています。
現在は限定「季節のそば」をしばしお休み中。
そのため、比較的混んでおらず狙い目だと思います。
限定が無くてもレギュラーメニューは多数。
「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚の和えそば」1800円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅蜊あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円
今回は限定5食の「富士幻豚の和えそば」1800円を注文です。
幅の広いお皿に手揉み麺、富士幻豚、メンマ、ローストトマト、九条ネギ、味玉。
別の容器でトリュフスープが添えられます。
富士幻豚の煮豚はフワフワでジューシー。
豚の旨味をしっかり堪能出来ます。
「和えそば」と言ってもタレや油中心の「油そば」と違い、麺の下にはスープ。
アッサリながら旨味がしっかりで、モチモチの手揉み麺に良く絡んで旨いです。
途中から旨味が凝縮されたローストトマト、味玉を崩して和えればより濃厚な味わい。
麺を熱々のトリュフスープに浸けても面白いです。
「塩そば」「醤油そば」が「くろ㐂」の看板メニューですが、実は「あえそば」も人気。
ボコボコの手揉み麺を存分に堪能出来ます。
2020/09/18 更新
2020/07 訪問
夏麺2020第5弾「鴨醤油つけそば」 ※弟子わっさんのお店「麺 㐂色」は7/29オープン
四季の食材を鮮やかに調理する「饗 くろ㐂」。
先日はTV番組「食彩の王国」にも出演しました。
「くろ㐂の夏麺2020第5弾」は「鴨醤油つけそば」1300円。
7月27日(月)から8月1日(土)まで昼夜各30食の限定です。
濃い色のつけ汁には鴨団子。
麺の丼には鴨ロースに太メンマ、九条ネギが乗ってます。
平打ちの自家製麺をそのまま食べてみると、適度にコシが合って小麦の香り。
これを熱々のつけ汁に浸ければピロピロな食感に変わり、ズバズバいけます。
つけ汁はアッサリとした清湯でふんわり鴨出汁。
キレと華やかさを備えた醤油のブレンドが秀逸で、清湯でも麺に味がしっかり乗ります。
また、つけ汁には茎からこそいだ穂紫蘇もたっぷり。
これが清涼感を加えるアクセントとなり、プチプチとした食感も良いです。
しっとり美しい鴨ロースは「くろ㐂」ならではの極上品。
今回はマグレ・ド・カナールなので濃厚な味わいです。
つけ汁に入った鴨団子もジューシーで濃厚。
最後は昆布出汁のスープ割で、高級感溢れる割烹の様なスープになります。
数年前は「紫 くろ㐂」として毎週金曜に鴨をやっていただけあり、「くろ㐂の鴨」は外しません。
大将によれば、鴨限定の日は注文も多いそうです。
そして、その大将の右腕となって支えてきたのが「わっさん」こと分部さん。
2018年9月に卒業し、満を持して岐阜に今年7月29日「麺 㐂色(きいろ)」として独立オープンしました。
初日は開店前から40人並んだそうで、早くも超話題店。
「くろ㐂」から初の弟子のお店でもあるし、近いうちに伺って来ようと思います。
夏麺2020第5弾「鴨醤油つけそば」1300円
鴨ロースに糸島メンマ
つけ汁
自家製平打ち麺
ピロピロの麺
最後は昆布出汁割り
夏麺2020第5弾「鴨醤油つけそば」1300円
仕切りの付いたカウンター
外観
2020/07/31 更新
2020/07 訪問
くろ㐂の夏麺2020第一弾「とうもろこしと羅臼昆布のつけそば」
6月より通常営業を再開している「饗 くろ㐂」。
行列を避けるため「季節のそば」は封印していましたが、7月から恒例「くろ㐂の夏麺」開始です。
第1弾は「とうもろこしと羅臼昆布のつけそば」1400円。
7月2日(木)から7月6日(月)まで昼夜各30食限定です。
メイン食材は山梨県の「きみひめ」という糖度19度のとうもろこし。
「きみひめ」を用いたつけ汁は冷製で、麺丼の縁には生の「きみひめ」も添えられています。
麺はキンキンに冷えた羅臼昆布出汁に浸かっており、粘度は無くも適度な塩気。
上品な昆布出汁が美味しく、つけ汁無しで「冷やし麺」として成立するくらい旨いです。
「きみひめ」のつけ汁はサッパリとしているものの、濃厚な素材の甘み。
嫌みの無いフレッシュな甘みはもの凄くリッチです。
カレーパウダーも少しかかっていますが、スパイスに負けてません。
つけ汁には「焼ききみひめ」一欠片と鶏ムネ肉も入っていて、特に「焼ききみひめ」は少量でもインパクトあります。
麺の上には甘えびが2本載り、これがまたトロリと美味。
ズッキーニ揚げ浸し、刻みアーリーレッドも清涼感あります。
最後は
「デザートとしてどうぞ」
と添えられた生きみひめ。
シャキシャキとしてみずみずしく、ホントにフルーツの様な甘さです。
生で食べられるトウモロコシは何度か食べましたが、完全に段違い。
この夏も「くろ㐂の夏麺」をできるだけ堪能したいと思います。
2020/07/03 更新
2020/06 訪問
6/2(火)よりコロナ対策をして営業再開 完璧な「塩そば」に「焼売」
コロナ緊急事態宣言を受け、4月14日から店内営業を中止した「饗 くろ㐂」。
営業中止期間は通販や店頭お土産販売を行っており、僕も「煮干しあぶらそば」や「焼売」、「塩そば」をいただきました。
しかし緊急事態宣言の解除により、6月2日(火)から1か月半ぶりに通常営業が再開。
カウンターは1席ごとに仕切りを設け、箸やレンゲは都度提供してコロナ対策しています。
メニューは「季節のそば」こそ無いものの、レギュラーメニューはフルラインナップ。
今回は久々に看板メニューの「塩そば」1000円を注文です。
中央にドッサリ九条ネギが乗り、2種の鶏チャーシュー、鶏団子、メンマなど。
麺は手揉み麺と細麺が選べるので、今回は細麺にしました。
黄金のスープは滑らかな口当たりで、まろやかに濃密。
鶏を中心に色々な素材を使用していると思いますが、全てが一丸にまとまって染み渡る旨さです。
麺はレシピを買えたそうで、小麦の香ばしさがワイルド。
ブリンブリンな麺が口の中で暴れる感じもあり、細麺でも存在感があります。
鶏モモ肉は弾力があり、フレッシュで肉そのものが美味。
しっとりな鶏ムネ肉もジューシーで、ゴリっとした糸島メンマも素材の良さが目立ちます。
生の粒コショウにドライトマトといった味変アイテムも完璧。
通販も美味しかったですが、やはりお店で食べる「塩そば」は凄く旨くて貫禄あります。
また、久々に「焼売」300円も注文。
粗挽きの肉で作られたモチモチな焼売は相変わらずレベル高いです。
なお、4年修業したスタッフのイケ君は6月6日(土)の営業を持って円満卒業。
最後にお店が営業出来てホントに良かったです。
「塩そば(細麺)」1000円
スープ
香ばしくワイルドな自家製細麺
プリンプリンな鶏モモ
鶏ムネ、粒コショウ、ドライトマト、糸島メンマ
「焼売」300円
メニュー
カウンター
1席ごとに仕切り
6月6日(土)でスタッフのイケ君は卒業
外観
2020/06/03 更新
2020/05 訪問
お店は営業自粛で通販サイト開始 クオリティ高い「塩そば」
コロナ緊急事態宣言を受け、4/14(火)から営業自粛中の「饗 くろ㐂」。
店頭でお土産販売を行っていましたが、5/5(火)から待望の通販サイトが開設されました。
黒木大将らしく、通販サイトは美しい作り。
https://motenashikuroki.raku-uru.jp/
「塩そば」に「醤油そば」、「鴨醤油そば」など並んでいますが、まずは「塩そば」のみ販売。
なお、手作りなので仕込める量も多くなくすぐ売り切れてしまい、再販される場合は公式twitterにて告知されます。
https://twitter.com/motenashikuroki
早速僕も「塩そば3食セット」2,754円を注文。
決済手数料330円、宅急便送料930円、クール手数料220円で計4,234円となり、今のところヤマト代引きのみです。
立派な箱には冷凍スープと冷凍手揉み麺。
具は入ってなく、オススメトッピングが「塩そばのつくり方」に記載されてます。
スープは湯煎15分ほど。
麺は大きな鍋で6分ほど茹でます。
お店をオマージュして、ローストトマトと鶏団子を自作。
九条ネギも千切りにして水にさらして盛り付けました。
鶏メインのスープは上品で奥行きある鶏のお出汁。
塩ダレもきつすぎず、エレガントでリッチな味わいです。
手揉みされた太麺はモチモチの食感。
手作りなので打ち立てと思われ、小麦のフレッシュ感もあります。
塩スープとローストトマトは相性抜群で、週末に具を自作するのも乙なもの。
元々の麺とスープのクオリティが高いからこそで、通販でもさすが「くろ㐂」でした。
なお、店頭での生麺あぶらそば、焼売等の販売も継続して行っている様です。
通販「塩そば3食セット」2,754円 ※自作したローストトマト、鶏団子に九条ネギを自前でトッピング
通販「塩そば3食セット」2,754円
上品な鶏スープ
モチモチ手揉み麺
通販「塩そば3食セット」2,754円
通販「鶏そば」の作り方
通販の箱に貼られた「饗 くろ㐂」
2020/08/02 更新
2020/04 訪問
お店休業で持ち帰り販売実施中 家でも極上な「煮干しあぶらそば」に「焼売」
コロナウィルス非常事態宣言を受け、4月14日(火)より休業中の「饗 くろ㐂」。
いずれは通販も考えている様ですが、現在は店頭で持ち帰り販売を行っています。
今のところ、日替わりの汁無し麺1種類(具無し)に焼売の販売。
この日は「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円でした。
久々にお店に伺うと、スタッフがタレなどを梱包中。
11時から19時まで営業しており、今のところ平日は売り切れて無いようです。
「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円に「焼売6個入り」1000円を購入。
麺にタレ、焼売とシンプルで、「煮干し飯」として提供していたイワシ餡もサービスで付いてきます。
日替わりに近い持ち帰りなのに、丁寧に調理方法、オススメトッピングが書かれていて黒木店主らしい感じ。
麺は大きな鍋で6分茹で、湯切りしたら湯煎したタレと和えます。
自作のローストトマトに半熟ゆで卵、刻みネギ、三つ葉、粗挽き黒コショウをトッピング。
モチモチでコシもある自家製極太ちぢれ太麺がサスガの旨さです。
ワイルドにサカナを感じる煮干しの旨味も格別。
ローストトマトや半熟ゆで卵を潰しても良い感じです。
大将オススメのひきわり納豆との相性もグッド。
「あぶらそば」と言っても汁っぽく、さすが「くろ㐂」と思わせるリッチな味わいです。
お店でも人気の「焼売」は冷凍で、レンジではなく「セイロ蒸し」推奨。
ジューシーで肉そのものの旨味を感じられ、家でゆっくりツマミに出来るのは最高です。
サービスの「イワシ餡」は出汁に使用した煮干しや昆布をミキサーにかけ、味を調えたもの。
これがまた白飯に良く合うし。自宅での食事に彩りを加えてくれます。
黒木店主は年末商品の「鴨ロース」でさえ、残ったタレの使い方を記載するほど。
食材を無駄にしない姿勢も素晴らしいです。
自宅調理が必要な持ち帰り商品ですが、お店で直作っているだけあって麺も焼売も本格的な美味しさ。
通販開始よりも早くコロナが終息し、大将の旨い一杯をお店でいただくことを願うばかりです。
持ち帰り「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円 ※自作ローストトマト、ゆで卵、三つ葉、ネギを自前でトッピング
持ち帰り「焼売 6個」1000円
サービスのイワシ餡
持ち帰り「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円、「焼売 6個」1000円
日替わりのお持ち帰り麺セットメニュー
持ち帰り「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円
持ち帰り「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円の生麺
持ち帰り「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円は具無し
持ち帰り「焼売 6個」1000円
サービスのイワシ餡
美味しい召し上がり方
外観
2020/07/16 更新
2020/03 訪問
石巻の生わかめを使った「わかめそば2020」 第一弾は「肉煮干し醤油わかめそば」
TV番組「1番だけが知っている」でラーメン店主が選んだNo.1ラーメン店となった「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
その影響でお昼開店時は40人ほどの行列となっており、可能なら開店30分ちょっと前の訪問がオススメです。
3月からは宮城県石巻市十三浜から届く「日本一の生わかめ」を使った恒例の「わかめそば2020」が開始。
第一弾は「肉煮干し醤油わかめそば」1200円で3月2日(月)~7日(土)の昼夜各25食です。
丼には生わかめ、モモチャーシュー7枚におろし生姜、赤カイワレと具がギッシリ。
麺だけでなく、スープもほぼ見えません。
そのスープを飲んでみると、クッキリとサカナの旨味。
アッサリと上品なのですが、明らかに贅沢なサカナ感が凄いです。
大将によれば愛媛のしこちゅ~(四国中央)産高級煮干しとのこと。
「煮干し」で連想する味より遙かにリッチで、アニマルオフとは思えない満足感です。
麺はボコボコの自家製手揉み麺。
加水が高くモチモチで、スープとの相性は最高です。
チャーシューはモモでもパサらずしっとりで、醤油の下味も効いて美味。
ミッチリな赤身、サクサクな脂身の食感も良く、旨いチャーシューです。
そして主役の「日本一の生わかめ」。
全くクセが無く、茎のコリコリした部分も多く旬を味わえます。
なお、チャーシューの下にたっぷりワカメがあり、見た目の3倍くらい量がありそう。
新鮮なので最後まで飽きずに食べられるし、なによりヘルシーで健康的です。
また、「わかめそば」と言えば限定飯「めかぶご飯」200円も定番。
こちらも乱切りの大きなメカブが入っており、200円とは思えない贅沢さです。
今回は生わかめとモモチャーシュー中心のシンプルな構成ですが、それでも「くろ㐂」ならではの特別感。
具材の素材の良さはもちろん、「かけラーメン」でも満足出来そうなくらいスープと麺が旨いです。
「わかめそば2020」第1弾「煮干し醤油わかめそば」1200円
石巻の「日本一のわかめ」たっぷり
わかめの茎の部分
しっとりモモチャーシュー
愛媛産高級煮干しのアニマルオフスープ
モチモチ手揉み麺
限定飯「めかぶご飯」200円
ゴロっと乱切りのめかぶ
「肉煮干し醤油そば」1200円と「めかぶご飯」200円
丼
「わかめそば2020」第1弾「煮干し醤油わかめそば」1200円
宮城県石巻市十三浜の「日本一の生わかめ」
内観
暖簾
外観
2020/03/03 更新
2020/01 訪問
新鮮な真鱈を満喫できる「真鱈の味噌そば」肝トッピング、真鱈昆布〆ご飯
極上の食材でオンリーワンな一杯を送り出す「饗 くろ㐂」。
今回の「季節のそば」は「真鱈の味噌そば」1500円で、1/30(木)〜2/1(土)昼夜各30食限定です。
「肝トッピング」150円もあるので、そちらももちろんトッピング。
大きな真鱈の身、白子、肝、ゴボウが乗った豪勢な一杯の登場です。
函館から届いた真鱈を使用し、スープは真鱈の頭、アラ、昆布に味噌ダレ。
クセなくアッサリとしてコクがあります。
真鱈の身は酒塩煮でモチモチ。
火を通しすぎない若干レアな状態で、質の良さが嫌というほど分かります。
大きな白子も酒塩煮でプリップリ。
クセなくトロリと濃厚でたまりません。
肝もゴロッと大きく、ネットリな食感。
フレッシュなのが明らかで、磯の香りを纏ったフォアグラの様な濃い旨さです。
「あん肝より全然美味しいですよ」
と大将が言うとおり、これは絶品。
数量限定らしいので、あればマストでしょう。
今回は濃厚な具材が多いのでアッサリスープが合っていて、ザクッとしたゴボウがナイスアクセント。
「くろ㐂」名物の大根煮も入っており、全体のバランスがパーフェクトです。
サイドの「真鱈昆布〆ご飯」300円は真鱈2切れとオクラ叩き。
昆布締めと言ってもネットリではなくふんわりモチモチで、真鱈の鮮度を十分味わえる逸品です。
また、初日夜のみ数個限定で「真鱈のカマ酒塩煮」200円も。
カマなので身よりも弾力があり、コラーゲンも豊富。
今回は日本酒も用意してあるので、真鱈を最高に満喫できます。
ここ数年の「くろ㐂」は神がかっていて、この値段でこのレベルの真鱈が味わえるのは恐ろしいこと。
和食、イタリアンの修行を経た黒木店主がラーメン店主になってくれたおかげで、僕は贅沢に旬を堪能できています。
「真鱈の味噌そば」1500円+「肝トッピング」150円
白子の酒塩煮
真鱈の身の酒塩煮
濃厚な肝トッピング
真鱈の頭、アラ、昆布のミソスープ
モチモチ麺
「真鱈の昆布〆飯」300円
「真鱈の味噌そば」1500円+「肝トッピング」150円、「真鱈の昆布〆飯」300円
「真鱈のカマ酒塩煮」200円
日本酒「杉勇」500円
限定メニュー
限定メニュー
内観
外観
2020/01/30 更新
2020/01 訪問
2020年最初の限定「小豆島野菜のタンメン」に「小豆島産自然薯とろろ飯」
2020年は1月7日(火)より営業開始となった「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
年明け最初の限定は「小豆島野菜のタンメン」1300円です。
正月休みに大将が小豆島で買った野菜10種を使用とのこと。
昼20食、夜30食で昼は13時前に売り切れたようです。
立派な丼に鍋で調理された豚肉と野菜がドッサリ。
別茹でされたブロッコリー2種に菜の花が乗り、「タンメン」と言っても彩り良く美しいです。
野菜は炒めると言うよりは煮込まれており、ほど良くクッタリ。
白菜やネギは甘く、紅くるりなどは香ばしいです。
ブロッコリーもコリコリと甘く、初めてブロッコリーの芯が美味しいと思ったほど。
とにかくどの野菜の旨味が濃く、リッチな味わいです。
そして、その野菜の旨味が十分に溶け出したスープが極上。
濃密に野菜出汁を堪能でき、添えられるお酢とラー油もほぼ必要ないほど旨いです。
麺はモチモチの極太手揉み麺。
スープを吸って食べ応えがあります。
そして「タンメン」注文の方のみ提供「小豆島産自然薯とろろ飯」300円。
きめ細かい自然薯のトロロに干し香茸が摺り下ろされ、少量でも香り高いです。
野菜が旨いのはもちろん、その旨さを最大限に引き出すのが「くろ㐂」の凄いところ。
今年も日本の四季を堪能させていただきます。
「小豆島野菜のタンメン」1300円
小豆島産の10種の野菜
2種のブロッコリー
野菜の出汁が濃密なスープ
モチモチの手揉みちぢれ麺
「小豆島産自然薯とろろ飯」300円
「小豆島野菜のタンメン」1300円と「小豆島産自然薯とろろ飯」300円
タンメン注文の方にはラー油とお酢も提供
「小豆島野菜のタンメン」1300円
外観
2020/01/07 更新
2019/10 訪問
ラーメンWalker東京2020限定「鱧松そば」 ※10/23(水)~26(土)限定
四季の食材を堪能できるラーメン店「饗 くろ㐂」。
10月23日(水)〜26(土)の限定は「鱧松そば」3000円です。
こちらは「ラーメンWalker東京2020」限定麺。
「ラーメンWalker東京2020」を持参しないと注文できないメニューです。
丼一面に九条ネギが散りばめられ、その上に巨大な鱧(はも)の天ぷらが2つ。
「鱧松」とは鱧と松茸の黄金コンビで、鱧の天ぷらはオーダーごとに揚げたてです。
アッサリとしたスープは軽やかで、華麗にしっかり松茸の風味
鱧の骨、羅臼昆布の出汁に松茸で優しく染み渡る上品な味わいです。
九条ネギの下にはたっぷりの立派な松茸。
こちらはスープよりもダイレクトに松茸で「技のスープ」と「素材の松茸」両方を堪能できます。
そしてビッグな鱧の天ぷらは、恐ろしいほどにフワフワ。
アナゴなんか比べ物にならないくらいフワフワで贅沢極まりないです。
鱧と松茸だけでも最高ですが、モチモチの自家製麺もスープと馴染んでグッド。
たっぷりシャキシャキな九条ネギに酢橘も良いアクセントで、凄く考えられた構成だと思います。
今回は素材も良いですが、それを引き立てるアイデアも調理もさすが「くろ㐂」。
大きな鱧にたっぷりの松茸は「食べた」感が凄く、3000円という価格を全く高く思わせない満足度でした。
ラーメンWalker東京2020限定麺「鱧松そば」3000円
鱧の天ぷら
たっぷり松茸
鱧の骨、羅臼昆布、松茸スープ
自家製麺
大きな松茸
「ビール」500円
ラーメンWalker東京2020限定麺「鱧松そば」3000円
外観
2019/10/25 更新
2019/10 訪問
季節の限定そば「松茸と鴨のつけそば」+鴨フォアグラリエット、鴨ロース増し
先日は新潟のラーメンフェスに出店した名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
「ラーメンWalker東京2019」では百麺人と読者が選んだグランプリ総合部門1位となってます。
10月1日(火)から10月5日(土)までの季節の限定そばは「松茸と鴨のつけそば」1600円。
サイドは「くろ㐂」で鴨と言えばお馴染みの「鴨ねぎ飯」300円、「鴨ロース増し 3枚」200円。
それに今回は「鴨フォアグラリエット」300円もあり、鴨ロース増しと鴨フォアグラリエットを追加しました。
なお、僕が入店した際のカウンターの注文は全て「松茸と鴨のつけそば」。
カウンター前には立派な松茸と鴨ロースが美しく陳列しています。
提供されたつけ汁には鴨スープに松茸。
麺皿には鴨ロース、糸島メンマ、春菊、スダチ、レンゲに載った鴨フォアグラリエットが載ります。
まず自家製の平打ち麺だけを頂いてみると、モチモチでかなり好みの麺。
青葉の恋100%だそうで、薄いモチモチ麺が清湯つけ汁に良く合います。
つけ汁は鴨出汁に節を合わせ、そこに松茸を5切れ。
メインは鴨の旨さですが、フワッと優しく芳醇で松茸のアクセント。
フレッシュな松茸を食べると香りが広がります。
キレイなロゼカラーの鴨ロースはしっとり柔らかく、淡泊過ぎずちゃんと鴨のコク。
嫌なクセは無く、ここの鴨ロースは何度食べても絶品です。
鴨フォアグラリエットは大きなレンゲにたっぷり。
ジューシーで柔らかく、濃厚な旨味は完全にフレンチです。
スープに溶かしても美味しいとのことですが、そのまま食べた方がリッチな感じ。
かなりレベルが高く、このままビストロに出せる旨さです。
途中で麺に絞ったスダチは、お冷やに入れると清涼感。
スープ割りもあるし、最初から最後まで贅沢に麺料理を堪能出来ました。
季節の限定そば「松茸と鴨のつけそば」1600円+「鴨フォアグラリエット」300円「鴨ロース増し」200円
鴨ロースに鴨フォアグラリエット
鴨に松茸のつけ汁
青葉の恋100%のモチモチ自家製麺
鴨ロース(通常2枚 3枚は200円でトッピング)
鴨フォアグラリエット
酢橘は絞った後お冷に
季節の限定そばメニュー
カウンターには松茸と鴨
外観
2019/10/11 更新
2019/08 訪問
くろ㐂の夏麺2019第7弾 鮎(あゆ)を1.5尾使用した「鮎の和えそば」
「饗 くろ㐂」が週替わりで提供する「くろ㐂の夏麺2019」は早くも第7弾。
「鮎(あゆ)の和えそば」1600円です。
間に夏休みがあるので8月20日(火)~22日(木)、30日(金)・31日(土)と不規則提供。
昼夜25食の提供です。
涼しげな皿の上に鮎ソースが乗った平打ち麺、稚鮎、夏野菜の煮浸し。
蓼(たで)や菊の花の彩りが素晴らしいです。
麺は「ふすま」練り込んだ平打ち麺で、コシのあるモチモチ食感。
そこに鮎を1.5尾使用したソースが絡みまくります。
鮎ソースは焼き魚の香ばしさにほろ苦さも感じますが、濃厚で上品で滑らか。
冷製で濃厚で、ここまでサッパリしているのは凄いです。
稚鮎はワタを抜いているのか苦みは無く、甘くて爽やか。
ナス、ズッキーニ、カボチャ等の煮浸しも出汁がしっかり染みていて、これだけで主菜になれるレベルです。
「鮎の和えそば」は3年前に初めて登場し、その独創性と旨さに度肝を抜かれた一杯。
改めて頂いてみると、やはり個性的で随所に技が光ります。
見た目も味も最高でした。
「鮎(あゆ)の和えそば」1600円
鮎を1.5尾使用した濃厚ソース
ふすまを練りこんだモチモチ平打ち麺
ナス、ズッキーニ等夏野菜の煮びたし
稚鮎素揚げ
「鮎(あゆ)の和えそば」1600円
カウンター
外観
2019/08/20 更新
2019/08 訪問
くろ㐂の夏麺2019第5弾「鮪(まぐろ)つけそば」
猛暑でも外待ちが出来る「饗 くろ㐂」。
「くろ㐂の夏麺2019第5弾」は「鮪(まぐろ)つけそば」1500円で、8/5(月)~8/10(土)まで昼夜各25食限定です。
今回はマグロの色々な部分を使った一杯。
つけ汁には巨大なマグロ背びれ下の肉が乗り、麺皿のレンゲには胃袋の酢味噌和えです。
つけ汁は醤油の清湯で、マグロの旨味しっかり。
魚臭さは皆無で脂が濃すぎることもなく、スッキリとしたマグロに醤油のキレ。
麺は平打ちのモチモチ多加水麺で、つけ汁に良く合います。
マグロ背びれ下の肉は幽庵焼きで、スペアリブのように骨の隙間に肉。
箸でスルッと外すことが出来、締まった筋肉にゼラチン質がネットリで旨味が凝縮されてます。
つけ汁にはマグロほほ肉も入っていて、こちらはフライパンで焼かれたもの。
ブリンとした弾力の赤身で、こちらも食べごたえあります。
レンゲに乗った胃袋もクセが無くプルンプルン。
酢味噌とネギで「ぬた」になっており、日本酒が欲しくなります。
また、今回の限定飯は「ミナミマグロねぎとろ飯」300円。
ミナミマグロのお腹の部分がたっぷり乗り、身はフレッシュでサッパリしてます。
もちろん「ねぎとろ」も旨いですが、今回は火が通ったマグロの身の方がインパクト。
特に背びれ下の肉は食感も味もクセになります。
これだけマグロを堪能出来て1500円は素晴らしい。
毎度のことながら、素材の旨味の引き出し方に驚かされます。
くろ㐂の夏麺2019第5弾「鮪(まぐろ)つけそば」1500円と「ミナミマグロねぎとろ飯」300円
マグロ背びれ下の肉柚庵焼
マグロ頬肉
マグロ胃袋の酢味噌和え
平打ち多加水麺
マグロ骨と羅臼昆布のつけ汁
「ミナミマグロねぎとろ飯」300円
くろ㐂の夏麺2019第5弾「鮪(まぐろ)つけそば」1500円
暖簾
外観
2019/08/06 更新
2019/07 訪問
くろ㐂の夏麺2019第3弾「大樹町の大蜆(しじみ)のつけそば」
「饗 くろ㐂」にて今年も開催中の「くろ㐂の夏麺」。
2019第3弾は「大樹町の大蜆(しじみ)のつけそば」2500円です。
提供期間は7月23日(火)から27日(土)までの昼夜23食限定。
北海道大樹町(たいきちょう)のシジミをメインにした「つけそば」です。
麺皿には自家製の細麺に鶏やザーサイの和え物、三つ葉。
つけ汁にはシジミに生の岩もずくが入ってます。
麺皿にもシジミが一つ載っているのですが、大粒のアサリくらいなビッグサイズ。
資源保護のため年に一日にしか解禁されない「幻のシジミ」なのでこのサイズに。
旨味を抽出するため一度冷凍しているので、身は小さくなっているようです。
つけ汁だけ飲んでみると、濃密なシジミの旨味。
一般のシジミ出汁に比べ、滋味深い贅沢な味わいです。
麺は「あおばの恋」100%の極細麺。
多加水のモチモチ麺で、藻塩を加えた水もかかっているのでそのまま食べても美味しいです。
これをつけ汁に浸けると、淡麗アッサリでもしっかり麺に絡むつけ汁。
シジミ、羅臼昆布の出汁に生姜オイルとアニマルオフですが、ボンヤリせず芳醇な旨さが凝縮してます。
また、生の岩もずくと一緒に食べると麺のモチモチともずくのシャキシャキがナイスな対比。
また、もずくは多めに入っているので、つけ汁にもトロミが加わります。
冷凍して身が小さくなったと言ってもシジミの身は美味。
つけ汁にも5個入っていました。
鶏に白髪ネギ、ザーサイの和え物も麺と食べると和えそば風。
最後は昆布出汁のスープ割りで贅沢な出汁を堪能しました。
なお、「くろ㐂」は以前二毛作で「潮 くろ㐂」を営業していましたが、大樹町のシジミは今回初とのこと。
希少な「幻のシジミ」を31キロ仕入れられたことが奇跡だそうです。
※ネットで検索すると300gで2000円弱、更に送料が1000円以上かかります。
そのシジミの旨味を最大限に引き出すのが「くろ㐂」の凄いところ。
今までに頂いた「くろ㐂」の限定の中でも、三本の指に入る傑作だと思います。
くろ㐂の夏麺2019第3弾は「大樹町の大蜆(しじみ)のつけそば」2500円
大樹町大シジミと羅臼昆布のつけ汁
麺皿
つけ汁には生もずく
モチモチの自家製極細麺
大樹町の大シジミ
昆布出汁のスープ割
くろ㐂の夏麺2019第3弾は「大樹町の大蜆(しじみ)のつけそば」2500円
大樹町では年1回だけしじみ解禁
外観
2019/07/24 更新
2019/06 訪問
8周年限定第1弾「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」
6月20日に8周年を迎える名店「饗 くろ㐂」。
ここ数年、周年限定はやってなかったようですが、今回はなんと3品を5日間に渡って提供します。
6/18(火)夜・19(水)昼
「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」
6/20(木)
「三浦さんの夏芹と豚の味噌和えそば」
6/21(金)・22(土)
「ホロホロ鳥の塩そば」
どれもそそりますが、早速初日の6/18(火)夜に訪問。
「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」3600円です。
大きな平皿にたっぷりの雲丹と茗荷竹が乗り、麺は見えません。
特に粒の揃ったキレイな雲丹は100gも乗って圧巻。
黒木大将がいつもお願いする函館の小西さんが用意したものです。
雲丹だけ食べてみると、上品でサッパリした甘さ。
イヤなネットリ感は皆無で間違いなく良い雲丹。
一箱近く乗っていて、「くろ㐂」最高価格の限定でも儲け数百円のサービス価格だそうです。
珍しい茗荷竹はシャキシャキで柔らか。
ミョウガと同種だそうですが、日陰にして育てることにより、食感が全く別物です。
そしてスープは葱オイル、塩ダレ、羅臼昆布出汁とシンプル。
しかしこの羅臼昆布出汁が濃厚で凄く美味しいです。
大将に伝えると、この羅臼昆布出汁と麺だけでも相当美味しいとのこと。
この羅臼出汁と雲丹がマリアージュすると更に素晴らしいことになります。
贅沢素材だからこそシンプルで、シンプルだからこそ「くろ㐂」のセンスと技術が存分に発揮された一杯。
十年経っても「あの雲丹と茗荷竹のやつは凄かった」と確実に覚えているであろうインパクト抜群です。
日本酒とのマリアージュも最高でした。
8周年限定第1弾「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」3600円
100g乗った極上の雲丹
雲丹は上品な甘さ
茗荷竹
麺、羅臼昆布スープ
「日本酒」500円
8周年限定第1弾「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」3600円
外観
2019/06/19 更新
2019/05 訪問
5/20(月)・21(火)限定 昼夜各30食「真河豚の天ぷらそば」
旬の食材を使用した限定を提供する「饗 くろ㐂」。
5月20日(月)・21日(火)は「真河豚の天ぷらそば」1300円で昼夜30食限定です。
丼の中央には揚げたての真フグ天ぷらが豪勢に3つ。
拍子切りの九条ネギがたっぷり入り、「くろ㐂」らしく彩りも華やか。
早速フグの天ぷらからいただいてみると、肉厚でブリンブリン。
しっかりとした弾力の締まった身は、食べごたえ抜群です。
シンプルに塩味で、素材を堪能出来る贅沢な天ぷら。
途中で天ぷらにスダチを搾るとなお良いです。
スープは羅臼昆布でアッサリ上品なお出汁。
最初アッサリでも天ぷらのコロモでコクが加わっていき、そこにスダチでキリッと味が引き締まります。
ピリッとした刺激も少しあり、
「ピリッとするのは毒では無いです。山椒ですよ(笑)」
と黒木店主が笑ってました。
巨大な穂先メンマも食べ応えがあり、たっぷりの九条ネギも薬味と言うよりは具。
真フグ天ぷらだけではなく、スープから具材まで計算された一杯の麺料理だと思います。
黒木店主は94年にふぐ調理師免許を取得していますが、「くろ㐂」でフグを使うのは初。
今年の夏麺にもフグを使う予定だそうです。
2019/05/20 更新
数々の受賞歴を持つ秋葉原の名店「饗 くろ㐂」。
今までの営業スタイルは今年1月で終了し、2月からは大将のワンオペ営業となっています。
1月までの通常メニューは大将プロデュース店「鶏のおかげ」に引継ぎ、そちらで提供。
ちなみに助手さん2人は昨年春から今年1月の卒業が決まっており、円満卒業とのことです。
緊急事態宣言の3月7日までは昼のみ不定期営業。
大将ブログで営業内容が告知され、しばらくは日替わりで営業する感じです。
この日のメニューは以下のとおり。
「名物 焼売」300円
「醤油そば」1000円
「味玉醤油そば(昆布だし味玉)」1150円
「特製醤油そば(昆布だし味玉+海老ワンタン)」1350円
「半白飯」100円
店内は仕切りの付いたカウンター8席に絞り、4名ワンロットで調理。
調理だけで無く店内への誘導、洗い物も大将一人で行っているので、両替が無いよう千円札を準備した方が良いと思います。
「特製醤油そば(昆布だし味玉+海老ワンタン)」1350円
今までとは違う丼に違う具材。
海苔をピンと立てた盛り付けが美しいです。
スープは優しく柔らかいお出汁。
スッキリとしてノスタルジーも感じさせる味わいです。
麺は加水46%の平打ち手揉み麺。
モチモチとした食感が素晴らしく、食べている途中で溶けていく感もある美味しい麺です。
チャーシューは醤油が染みた黒豚煮豚。
甘みある糸島メンマ同様、あえてクラシックな感じになっています。
海老ワンタンもとろける皮が見事。
昆布だしに浸けた味玉はかなり濃厚です。
生姜は餡になっているのでシャープになり過ぎず豊かな味変。
海苔は相当良いモノでパリッとして味も香りも良いです。
後半はチャーシューやメンマの味が溶け出し、より旨味を増したスープ。
食べ終えた後の満足度は半端なく、最後の一滴が惜しくなるほどです。
「くろ㐂っぽくないでしょ(笑)」と大将が言う通り、ノスでベーシックを目指したと思われる一杯。
今までの個性とキレを兼ね備えた一杯と違い、1月まで提供していた貝と煮干しの「醤油そば」とは根っこから別路線です。
しかしシンプルゆえに技術はより明らかになり、一流の和食職人がおにぎりやお茶漬けを作ったかのような貫禄。
言わば「ネイキッド」な「くろ㐂」という感じです。
ワンオペ自体大変だと思いますが、これから更にパワーアップ予定とのこと。
3月は所沢の「ラーメンWalkerキッチン」に出店予定です。