115回
2019/04 訪問
GWの4/29・30は「紫 くろ㐂」復活 「鴨そば」に「鴨つけそば」 樽酒の鴨出汁割り
「鴨そば」1000円(4/29・30限定「紫」営業)
絶品鴨ロース(4/29・30限定「紫」営業)
玉ねぎコンフィに春菊、柑橘(4/29・30限定「紫」営業)
鴨と醤油の絶品スープ(4/29・30限定「紫」営業)
「鴨つけそば」1000円(4/29・30限定「紫」営業)
低加水のザクザク細麺(4/29・30限定「紫」営業)
鴨ロースに春菊、穂先メンマなど(4/29・30限定「紫」営業)
鴨の上品で芳醇な出汁(4/29・30限定「紫」営業)
「日本酒」500円は菊正宗の樽酒ぬる燗(4/29・30限定「紫」営業)
樽酒ぬる燗にスープ出汁割り、ブラックペッパーの最高なバランス(4/29・30限定「紫」営業)
「ハートランド」500円(4/29・30限定「紫」営業)
この日だけカウンターには鴨(4/29・30限定「紫」営業)
(4/29・30限定「紫」営業)
メニュー(4/29・30限定「紫」営業)
暖簾(4/29・30限定「紫」営業)
2019/04/29 更新
2019/03 訪問
季節の限定そば「芹と鴨の醤油そば」 ※3/14~16の昼夜各30食
「季節の限定そば」が復活した「饗 くろ㐂」。
3月になってからは毎年恒例、宮城県石巻市小泊の生わかめを使用した限定そばシリーズです。
しかし、その合間を縫って「芹(せり)と鴨の醤油そば」1600円が登場。
3月14日(木)から16日(土)までの3日間、昼夜各30食の限定です。
これは宮城県の芹農家三浦さんの芹を使用した一杯。
芹なので、合わせるのは過去に金曜限定で営業していた「紫 くろ㐂」の鴨そばです。
丼にはくるっと丸く盛られた芹のお浸しにたっぷり生の芹。
中央には艶めかしい鴨ロースが2枚乗ってます。
生の芹は香り高くシャキシャキ。
芹は根っこが甘いのが特徴ですが、茎や葉の部分も素晴らしい旨さ。
明らかに普通の芹とはモノが違い、お浸しの太い芹も極上。
この芹に芳醇な鴨スープが抜群にマッチします。
「鴨」目当てで来たのですが、間違いなく主役は「芹」。
鴨スープも芹を引き立てる役に回っており、キリッとした醤油も良く合います。
大将によれば、三浦さんの芹田んぼには網がかけられており、ここの芹だけ鳥が食べに来るとのこと。
根っこを太くする肥料も使用せず、無農薬の逸品だそうです。
久々の鴨ロースは全くクセが無くしっとりシルキー。
下手な蕎麦屋よりも格段に旨いです。
太いゴボウの煮物も野趣があり、季節を感じられる一杯。
芹を主役にしつつも、一杯の麺料理として隙なくまとまっています。
「くろ㐂の季節のそば」はどれも絶品ですが、今回はちょっと抜けた旨さ。
肉でも魚でもなく、野菜でこれほど感動するとは思いませんでした。
この芹を手に入れるのに2年かかったのも納得です。
2019/03/14 更新
2019/02 訪問
復活した季節のそば「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」に限定飯「たら肝味噌葱めし」
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
久しぶりに「季節の限定そば」が復活しました。
昨年6月にメニューを完全リニューアルしたので、ブラッシュアップのため限定はお休み。
たまにゲリラ限定的なのはありましたが、正式に復活とのことです。
復活第1弾は未食ですが、この時期定番の「花巻そば」。
そして第2弾は今回の「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」1800円。
2月18日から昼夜各30食です。
3種の海藻が丼を覆い尽くし、麺やスープは見えません。
そこに巨大な白子と鱈の身が乗り、見た目はかなり豪快です。
海藻は生布のり、まつも、銀杏そうと珍しい3種。
シャキシャキしていたり、トロッとしていたりと食感だけでも楽しいです。
スープは鱈頭、骨、羅臼昆布から採ったアニマルオフで、かなりアッサリとした味噌スープ。
しかし、途中から海藻の旨味と粘りが溶け出し、かなり濃厚になっていきます。
後半はモチモチの手揉み麺にスープが絡みつくほど。
スープの変化が計算されていて、食べていてニンマリします。
迫力の巨大な白子はツヤツヤでプリプリ。
濃厚な旨味ですが、新鮮なので変に舌に残らずサラッと消えていきます。
分厚いタラの身もモッチリとして、ちょっと別次元の食感。
最高の素材である白子、タラをメインとしたアッサリな一杯で、大将のセンスが光ります。
なお、タラは丸ごと仕入れたので、真子と肝もあり限定ご飯は2種。
「たら真子としらたきの煮付け飯」200円
「たら肝味噌葱めし」300円
とあり、「たら肝味噌葱めし」を注文。
タラの肝味噌は濃厚でほのかに苦みがあり、間違いなくフレッシュ。
日本酒に間違いなく合いそうです。
限定飯を2つとも頼んでいる猛者もいました。
久しぶりの「季節のそば」はやはり最高。
来週は赤城山の赤軸ほうれん草を使った一杯、3月は恒例の石巻の生わかめを予定しているそうです。
「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」1800円
巨大で上質な白子
モッチリな鱈の身
アッサリ味噌スープ
「たら肝味噌葱めし」300円
「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」1800円&「たら肝味噌葱めし」300円
季節のそば「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」1800円
厨房
外観
2019/02/18 更新
2019/01 訪問
限定「牛コンソメかけそば」に限定飯「自家製コンビーフ飯」
唯一無二の独創的な一杯を生み出す「饗 くろ㐂」。
この日は限定「牛コンソメかけそば」1100円がありました。
1月17日(木)・18日(金)の昼夜各30食限定とのこと。
「自家製コンビーフ飯」300円も合わせて注文です。
大きめの丼に麺、刻みアーリーレッド、レンコンチップ、菜の花。
「かけそば」と言っても少し具が乗ります。
スープを飲んでみると、予想より上品でアッサリなコンソメの旨味。
ガツンと押し寄せるのではなく、染み渡ります。
一般的な「コンソメ」のイメージより相当洗練された味わい。
松坂牛の脂も入りますが、上質でスッキリしてます。
麺は「ふすま」を練りこんだ平打ちの自家製麺。
加水高めなのかかなりモチモチで、スープとの相性も素晴らしいです。
そしてサイドの「自家製コンビーフ飯」。
柔らかいフワフワの自家製コンビーフに卵黄、ブラックペッパーと反則的な旨さ。
「くろ㐂」の自家製コンビーフは年末商品の定番で、僕も購入したことあります。
以前よりハーブ的な香りが抑えられ、肉の旨さがより感じられます。
そして、大将のオススメ通り「コンビーフ飯」を食べてから「牛コンソメかけそば」のスープを一口。
すると牛の輪郭が増し、より旨さが増します。
「牛コンソメかけそば」はもちろん、「自家製コンビーフ飯」も絶品。
セットでいただくと、魅力が何倍にも感じられました。
限定「牛コンソメかけそば」1100円
上品で洗練された牛コンソメ
ふすま入りの平打ち自家製麺
レンコンチップ、菜の花など
限定「自家製コンビーフ飯」300円
限定「牛コンソメかけそば」1100円と「自家製コンビーフ飯」300円
限定「牛コンソメかけそば」1100円と「自家製コンビーフ飯」300円
暖簾
2019/01/18 更新
2018/12 訪問
限定「花の季葱と豚バラの煮干しそば」
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
この日は夜営業に限定「花の季葱と豚バラの煮干しそば」1000円がありました。
宇都宮の「花の季」から送られてきた新鮮な白ネギを使った限定です。
35食限定が19時の並びで完売、4食追加して19時20分頃に完全完売とのこと。
僕は18時50分頃到着で20人ほどの並び。
さすが「くろ㐂」の回転の良さで40分ほどで着席できました。
丼には大きく短冊型に切られたたっぷりの白ネギに豚バラの生姜焼き。
スープを飲んでみると、厚みあるお出汁が旨いです。
煮干しスープは背黒鰯、秋刀魚、鯖、羅臼昆布、椎茸でレギュラーの「醤油そば」に使用しているもの。
「醤油そば」ではあさり出汁と合わせていますが、単体でもかなり美味しいです。
キレキレな煮干しではなく、芳醇なお出汁の世界。
強く縮れた太麺との相性も最高です。
たっぷりのネギは辛さが全くなく、甘くてフレッシュ。
硬すぎもせずクセなく柔らかで、生姜焼きよりも主役になれる素晴らしいネギです。
もちろん生姜焼きも柔らかく美味。
生姜焼きのタレがちょっと入っていて、スープにコクが加わってます。
提供時、
「くろ㐂史上一番簡単な調理の限定です(笑)」
と大将が言うほど、素材を活かした一杯。
凝った限定が多い「くろ㐂」では珍しく、シンプルイズベストな限定。
煮干しスープと白ネギの相性は素晴らしいです。
「花の季葱と豚バラの煮干しそば」1000円
甘くて柔らかい花の季の白ネギ
豚バラ生姜焼き
煮干しスープ
手もみ麺
「秀風 純米 しぼりたて生原酒」500円
黒木店主とスタッフ
「花の季葱と豚バラの煮干しそば」1000円
外観
2018/12/21 更新
2018/12 訪問
限定「カレー浅利和えそば」 季節の限定のレシピ本も発売予定です。
秋葉原駅と浅草橋駅の中間あたりにある名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
かなり久々に夜の部に伺いましたが、昼よりは比較的空いている印象です。
今年6月に完全リニューアルし、メニューは
「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚和えそば(限定5食)」1800円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅利あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円
「名物焼売 2個」300円
と多彩。
今回の注文は限定の「カレー浅利和えそば」1200円です。
大きな平皿にたっぷりの手揉み麺が盛られ、その上にたっぷりのアサリ。
中央には細長く切られた九条ネギにパクチー、ローストトマト。
「良く混ぜてお召し上がりください」
とのことで混ぜてみると、結構たっぷりのおつゆ。
アサリの濃密な出汁に、香ばしくスパイシーなカレーは中毒性高いです。
たっぷりかけられたブラックペッパーも刺激的。
旨さと甘さが凝縮されたローストトマトも崩しながら麺と食べればジューシー。
パクチーの清涼感もカレーに良く合います。
汁なしでも「油そば」と違い、出汁とスパイスで食べさせる麺料理。
脂も控えめでモチモチの麺も旨いです。
なお、黒木店主の右腕「わっさん」が今年9月に卒業し、現在は黒木店主と若い弟子2名の3人態勢。
「わっさん」卒業後に伺うのは2回目ですが、若手スタッフは見るからに成長してます。
以前より堂々として地に足が着いている感じ。
言われるより前にやることが分かっているようで頼もしくさえ思えます。
黒木店主によれば
「まだまだです」
とのことですが、表情は柔らか。
優秀な人材が抜けた後の方が若手は育つものですが、
「3人の方が回しやすいんですよ」
と仕事に厳しい黒木店主が発した言葉は、若手スタッフに響いていることでしょう。
なお、黒木店主はレシピ本の校正に大忙し。
数々の「季節のそば」レシピを掲載した「上質を追求した旬のラーメン 『饗 くろ㐂』の春夏秋冬」が発売予定です。
(「amazon」にて先行予約開始中)
スーパーの「LIFE」では「塩そば」も販売中で、それに乗せる具材の調理もブログにて公開。
それだけでも美味しそうなので、レシピ本も必ず買おうと思ってます。
限定「カレー浅利和えそば」1200円
大量のアサリにブラックペッパー
ロースとトマト、九条ネギ、パクチー
手揉み太麺
メニュー
限定「カレー浅利和えそば」1200円
「スーパーライフ」で袋麺の塩そば販売中
くろ㐂の限定レシピ本、amazonにて予約受付中
黒木店主とスタッフ(掲載了承済み)
黒木店主とスタッフ(掲載了承済み)
外観
2018/12/06 更新
2018/10 訪問
「油そば」の概念を覆すつゆだくな「地鶏あぶらそば」
浅草橋の行列店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
久々に土曜昼の開店前に伺うと、開店時は40人弱の行列。
やはり平日よりも行列はやや長め。
開店後も常に30人くらいが並んでいるようです。
しかし回転の良さが「くろ㐂」。
僕らは27,8番目だったと思いますが、オープンから30分ちょっとで入店。
すぐにラーメンも提供されます。
並んでいる間に食券を買って回収するのもありますが、黒木店主もスタッフも調理がスピーディ。
先日、スタッフの「わっさん」が卒業して3人体制になりましたが、回転の良さは変わらずです。
「くろ㐂」は今年6月にメニューを完全リニューアル。
「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚和えそば(限定5食)」1500円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅利あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円
「名物焼売 2個」300円
今回の注文は「地鶏あぶらそば」。
大きくて平べったい丼に鶏チャーシュー2種、ほぐし豚、ローストトマト、味玉、九条ネギ。
特製メニューの様に具だくさんで、麺はほぼ見えません。
麺は手もみの太麺で、麺の下には地鶏の鶏油に鶏スープ。
麺を良く混ぜていただくと、上質な旨味の鶏油と濃厚なスープが絡みます。
モチモチ食感の麺も最高で、「あぶらそば」と言っても「武蔵野油そば」の様にこってりラードではなくわりとサッパリ。
刻み玉ねぎにブラックペッパーもナイスアクセント。
それにローストトマトもホロホロにほぐれるので、混ぜるとイタリアンな感じにもなります。
朝さばいている丹波黒どりのモモ肉、ムネ肉のチャーシューは明らかに肉質が良くブリンブリン。
リニューアル後の「くろ㐂」は肉がどれも旨いです。
息子には「醤油そば(細麺)」を注文してシェア。
こちらは煮干し、羅臼昆布、鯖節にあさり出汁で、かなり濃密な旨味。
背脂らしきものもちょっと乗り、流行りの「アッサリ醤油」とは別物。
蕎麦を思わせるザクザク細麺もスープに負けておらず、パワーとパワーのぶつかり合い。
富士幻豚の焼豚に黒豚の煮豚、糸島めんまと具もどれも美味しく、ガンガン主張します。
リニューアル後の「醤油そば」は二度目ですが、変わらず興奮します。
限定メニューの提供機会も少なくなりましたが、レギュラーメニューの完成度が凄すぎ。
次は「浅利あえそば」行きたいと思ってます。
「地鶏あぶらそば」1300円
ロースとトマトと九条ネギ
朝捌いた丹波黒どりのモモ、ムネ
モチモチ手揉み麺
「醤油そば」1200円
パンチあるスープ
富士幻豚の焼豚、糸島メンマ
黒豚の煮豚
「瓶ビール」500円
「醤油そば」について
券売機
列の並び方
外観
2018/10/22 更新
2018/09 訪問
くろ㐂の右腕「わっさん」卒業限定「冷やしスパイスそば」&「ターメリック飯」
僕の大好きな浅草橋の人気店「饗 くろ㐂」。
黒木大将の右腕として「くろ㐂」を支えてきた「わっさん」こと分部さんが卒業となりました。
卒業を記念して、9月9日(日)は「饗 わけ部」として特別営業。
メニューは「冷やしスパイスそば」1200円で、10時開店の限定100食です。
「わっさん」人気は予想以上に凄く、開店予定の10時には90人超えの行列。
その後少しして予定食数に達して終了となりました。
なお、大将は調理には加わらず、食券の回収や洗い物など。
わっさんとスタッフで調理を回しています。
「冷やしスパイスそば」はキンキンに冷されたガラスの器で登場。
刻みトマトの赤にパクチーの緑、タコスチップスの黄色。
彩り鮮やかで、そこに肉味噌とベイクドスイートポテト。
昨年まで行っていた「くろ㐂の夏麺」を思わせる美しさです。
冷やしスープは豆乳ベースでクミン等、様々なスパイス。
ラー油も含め、予想以上に本格的なホットです。
わっさんはスパイスの勉強をしているようで、スパイスの使い方は単純ではなく複合的。
カレー寄りでも、坦々麺寄りでも、トムヤム寄りでも無く非常に独創的な味わいです。
それでいて相当レベルが高く、「卍力」や「点と線」と言ったスパイスラーメンを凌駕する完成度。
カレー寄りではないものの、大阪スパイスカレーが好きな方はハマる旨さ。
このパンチある冷やしスープに合わせるのは手揉みの太麺。
このモチモチ麺が食べごたえあり、スパイスの刺激に良く合ってます。
肉味噌はむしろ辛くなく肉の旨味がアクセントになり、ベイクドスイートポテトもナイスアクセント。
タコスチップスのパリパリ、刻み玉ねぎのシャキシャキと食感も楽しいです。
限定ご飯の「ターメリック飯」200円はもっと直接的なヒリッとした辛さ。
今回は「卒業限定」&最初で最後の「わっさん限定」だけあって、振り切った辛旨です。
スパイス好きであれば、この突き抜けた感じはニンマリするほど。
お世辞では無く、この一杯で店を出しても間違いなく行列店になると思います。
「わっさん卒業」の名にふさわしい記憶に刻み込まれるスパイスそば。
メニューに書かれた
「~伝説はここから始まる~ スパイスの魔術師 分部 渾身の一杯」
は決して大げさではありません。
見た目は「くろ㐂」な一杯でも、味は「わっさん」です。
「わっさん」はこの後、岐阜に戻り開業予定とのこと。
スパイス系も提供する予定らしく、今から楽しみです。
なお、「わっさん」が「くろ㐂」でメインで調理するのは今回が初ではありません。
昨年7月、黒木大将が入院した際、メインで調理して「くろ㐂」を回しています。
僕はその際に二度食べていますが、「くろ㐂」らしさは全く損なわれていませんでした。
大将も入院が決まった時は「休業やむなし」と思っていたそうですが、それを覆したのは「わっさん&若いスタッフ」。
「くろ㐂」はほぼ大将がメインで調理をするので、かなり大変だったはず。
大将が「わっさん」に恩を感じているのは間違いなく、この日の「わっさん卒業限定」もニコニコと楽しそうでした。
この先、岐阜で「くろ㐂 DNA」が炸裂するのが楽しみ。
わっさん、3年以上に及ぶ「くろ㐂」(もっと居たのかと思いましたが)お疲れ様でした。
「わっさん」卒業限定「冷やしスパイスそば」1200円
限定飯「ターリック飯」200円
カットトマトにパクチー、タコスチップス
様々なスパイスが効いた冷やしスープ
手揉み太麺
肉味噌とベイクドスイートポテト
「わっさん」卒業限定「冷やしスパイスそば」1200円&限定飯「ターリック飯」200円
「わっさん」卒業限定「冷やしスパイスそば」1200円
わっさんと黒木大将
外観
2018/09/10 更新
2018/08 訪問
メニューリニューアルでレギュラー初登場「塩つけそば」
秋葉原の行列店「饗 くろ㐂」。
TV番組「さまぁ~ずの神ギ問」の「ラーメンのプロが選ぶ本当においしいラーメン」では2位にランクインしました。
(1位は「中華蕎麦 とみ田」。)
その影響もあってか、7月21日の放送後は連日賑わっていたそう。
僕が伺った8月初旬は猛暑日でしたが、14時過ぎでも外国人含め10人ほどの並び。
しかし「くろ㐂」の調理スピードはもの凄く、20分かからず入店です。
あまりの暑さにまずは「ビール」500円と「名物焼売」300円。
「くろ㐂」は6月下旬にメニューを完全リニューアルし、「焼売」はその時からメニューに追加。
大将が長年やりたかったメニューで、券売機でも一番上にあります。
肉とタマネギだけで作られた焼売は、ゴロっとした肉が最高の旨さ。
ビールと一緒にすぐ出てくるのも嬉しいです。
麺メニューも今は全て揃い、塩そば、醤油そば、富士幻豚和えそば、地鶏油そばなど。
注文は7月下旬に加わった「塩つけそば」1200円。
キレイに畳まれた細麺に鶏チャーシュー、ローストトマト、九条ネギ。
塩つけ汁には刻まれたニラが浮かび美しいです。
自家製の細麺は国産小麦を使用した低加水緬。
つけ麺なのにモッチリ太麺では無く、パキパキな麺で香りも豊か。
つけ汁は角の無い丸みある塩ダレに鶏スープ。
上品でまろやかな地鶏の脂のおかげで細麺&清湯でも麺に味が乗ってきます。
甘さが凝縮されたローストトマトを入れると、味わいが一気にカラフルに。
パンチでは無く華麗で、しかし物足りなさはないつけ麺です。
麺とつけ汁も抜群ですが、負けずに凄いのが鶏肉。
麺皿に乗るのは「丹波黒どり」の胸肉ともも肉で、なんと毎朝厨房でさばいているもの。
なのでフレッシュで柔らかく、特にもも肉のジューシーさはラーメン店と思えないレベル。
カウンターには数種の肉が乗せられ、どれも素晴らしく美味しそう。
焼売ももちろん美味しいのですが、今度は地鶏や富士幻豚で一杯やりたいです。
最後は昆布出汁のスープ割でつけ汁を余すことなく堪能。
スープ割前のスープを飲むと若干節も感じた気もするのですが、もしかしたらタレに使っているのかも。
これでリニューアル後は「塩そば」「醤油そば」「塩つけそば」をいただきました。
まだ未食のメニューもありますし、「塩そば」も食べたいしで近いうちに伺うと思います。
「塩つけそば」1200円
塩つけそばの麺と具
つけr汁にはニラ
パキパキの低加水麺
ローストトマト
朝捌いた丹波くろどりのモモとムネ
「名物焼売」300円
「ビール」500円と「名物焼売」300円」
メニュー
カウンターには各種肉がどっさり
外観
2018/08/06 更新
2018/07 訪問
6月の全面リニューアルで濃密な「醤油そば」も登場
6月22日に全面リニューアルした「饗 くろ㐂」。
その直後に、感動レベルの「焼売」と格段にレベルアップした「塩そば」をいただき興奮しました。
それから一週間も経たずに「醤油そば」が販売開始。
現在は限定5食の「富士幻豚和えそば」、「浅蜊あえそば」も加わってます。
注文は「醤油そば」1200円。
深いデザインの丼に煮豚、チャーシュー、国産の糸島メンマ、小松菜などが芸術的に盛られてます。
また、丼の内側には直に醤油が一吹き二吹き。
丼を直接持ってそこからスープを飲むと、醤油をダイレクトに感じられる仕組みです。
スープはギュッと旨味が凝縮され濃密。
煮干し、羅臼昆布、浅蜊の出汁に富士幻豚の脂です。
富士幻豚の脂が甘くてコクがあり、知らなければ動物出汁不使用とは思えません。
素材は「和」でもパンチがあり、グイグイと攻めてくる旨さ。
麺は細麺と手揉み麺があり、細麺を選択。
シコシコホクホクとした食感で香ばしく、蕎麦を思わせます。
黒豚のバラロール煮豚は食べ応えがあり巨大。
逆に富士幻豚の焼豚は小さくても旨味の存在感が大きく、サクサクの食感も良いです。
「塩そば」の糸島メンマは細身でしたが、醤油の糸島メンマは根に近い太メンマ。
適度にザクザク食感が残っており、こちらも贅沢です。
普通のラーメン店は醤油、塩ともに同じスープをベースにしますが、「くろ㐂」は全く別のスープを使用。
エレガントで芳醇だった「塩そば」に対し、「醤油そば」は輪郭クッキリでメリハリがあります。
次は未食の「富士幻豚和えそば」「浅蜊あえそば」行きたいですが、「地鶏あぶらそば」「塩つけそば」も提供予定。
もう一度絶品の「塩そば」も食べたいし、悩ましいところです。
「醤油そば」1200円
黒豚のバラロール煮豚
富士幻豚の焼豚に国産の糸島メンマ
煮干し等のスープ
自家製細麺
醤油が二吹きかけられ、丼を持ってそこからスープを飲むと醤油の風味
丼
醤油そばについて
麺メニュー
メニュー
外観
2018/07/14 更新
2018/06 訪問
2年ぶりにメニューリニューアル 素晴らしい「塩そば」にご馳走「焼売」
6月22日(金)夜営業からメニューリニューアルとなり、看板もキレイになった「饗 くろ㐂」。
現在は金曜の二毛作「潮 くろ㐂」も閉店し、月~土まで「饗 くろ㐂」での営業です。
新メニューは塩そば、醤油そば、地鶏あぶらそば、塩つけそば。
しばらくはメニューを縮小し、現在麺類は「塩そば」のみ提供。
「醤油そば」は6月25日(月)提供予定のようです。
注文は「塩そば(細麺)」1000円に「焼売」300円、「ビール」500円。
リニューアルに伴い、スタッフのユニフォームも白い割烹着に新調されてます。
まずは凍ったグラスのハートランドと焼売。
焼売は直径5センチほどの大きなモノで、店内で蒸し上げられています。
針生姜が乗った焼売をそのまま食べてみると、ゴロッとジューシーな肉。
豚とタマネギのみというシンプルなもので、それゆえに粗挽きでも柔らかな肉の食感と旨味が贅沢。
大将がブログで
「(板前時代、築地の)「やじ満」さんで中華そばと焼売2個を頼むのがかなり贅沢な朝ごはんだったのです」
と書いていたので、てっきりネットリとした東京ノスタルジック焼売かと思ってましたが、さすが「くろ㐂」。
ご馳走としての焼売で、他の方が「ご飯と焼売だけの定食でいける」と言っていたくらい、ホントに旨い焼売です。
そして新しい丼で提供された「塩そば」。
中央にこんもり細長く切られた九条ネギが乗り、大きな地鶏のモモ肉、胸肉、鶏団子、ドライトマト。
鶏のインボルティーニが個性的だった以前の「塩そば」に比べ、精悍な佇まいです。
スープを飲んでみると、濃縮された鶏の旨味に甘み。
数種の地鶏に京鴨のガラ、黒豚、羅臼昆布、野菜と水を三段階の温度管理で炊いたそう。
野菜や昆布はサポートに回り、鶏の旨味が上品かつまろやかに厚いです。
徹底した温度管理による旨味の抽出は、まるで蜜のような旨さ。
麺は細麺と手揉み麺があり、今回は細麺。
ふわっとした食感で軽く香ばしさも感じます。
更に凄いのが具の鶏肉。
なんと丹波黒どりを毎朝捌いて作ってます。
鶏油で焼き上げられたモモは噛むごとにジューシーな旨味。
厚く切られた胸肉の低温調理も、他店の鶏低温調理とは別モノ。
捌きたてなので胸肉にも皮がついていて旨いです。
肉は地鶏でも硬くは無く、とても贅沢。
九条ネギの下には福岡県産の糸島めんま。
全く臭みが無く、柔らかいです。
スープに具、麺の何から何まで素晴らしい一杯。
全てにおいて他店でやっていないことをやってます。
2年前にリニューアルした前回の「塩そば」、「潮 くろ㐂」の潮そばにも驚きましたが、今回はその倍の衝撃。
これが1000円で食べられるとは、外国人だけで無く日本人でも卒倒します。
今後提供される「醤油そば」も楽しみ。
「くろ㐂」はもう、誰も追いつけないところまで来ています。
リニューアル「塩そば」1000円
朝捌いた丹波黒どりのモモ、鶏団子、九条ネギ
朝捌いた丹波黒どりの胸肉
地鶏、鴨ガラ、黒豚、羅臼昆布等のスープ
自家製の細麺
福岡県産の糸島メンマ
新調された丼
リニューアルで新発売となった「焼売」300円
「ビール」500円
リニューアルしたメニュー
メニュー
麺メニュー
リニューアル直後は「塩そば」のみ提供
「塩そば」について
「醤油そば」について
外観
2018/06/24 更新
2018/05 訪問
5/17(木)のみ昼夜30食限定「冷やし毛蟹そば」
ありとあらゆる「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
5月17日(木)の1日だけ限定で「冷やし毛蟹そば」2200円が提供されました。
「冷やし毛蟹そば」は昼夜30食限定。
昼の部最初に入ったお客さんは全員冷やし毛蟹そばで、12時40分頃には売り切れたようです。
※大将のブログによれば夜は40食用意したものの、1時間ちょっとで売り切れたようです。
大きくて涼しげなガラスの器に、たっぷりのおつゆと麺。
その上に九条ネギのお浸し、ミディトマト、たっぷりの毛蟹の身が乗ってます。
冷えたお出汁は蟹の甲羅で取った出汁に羅臼昆布を水だし。
毛蟹ならではの上品な味に、昆布で深みがあります。
アッサリで染み渡るスープ。
平打ちでコシがある自家製麺に負けてません。
蟹の身も毛蟹なのでシルキーで繊細な口当たり。
これが刻み新タマネギ、オイルと和えられてなんと洋テイスト。
たっぷりの身を単体で食べても美味しいのですが、食べ進むとスープにオイルや蟹の旨味が融合。
食べ始めアッサリなスープが後半はより濃密になっていきます。
「白胡椒も良く合いますのでどうぞ」
とのことで振ってみると、キリッと引き締まります。
また、九条ネギのお浸しもかなり好み。
大ぶりにカットされてザクザクな食感がアクセントになります。
和出汁に洋が混ざり合っていく展開がとてもユニークで美味。
和食とイタリアンの修行経験がある大将ならではのレシピだと思います。
上質な毛蟹そのものが美味しいのはもちろんのこと、アイデアもさすが。
「くろ㐂」でしか味わえない最高の料理でした。
5/17のみ昼夜各30食限定「冷やし毛蟹そば」2200円
毛蟹の身たっぷり
身は新玉ねぎ、オイルと和えられてます。
毛蟹甲羅と羅臼昆布のスープ
自家製平打ち麺
ミディトマト、九条ネギのお浸し
白胡椒が合います。
5/17のみ昼夜各30食限定「冷やし毛蟹そば」2200円
外観
2018/05/17 更新
2018/04 訪問
季節の限定そば「究極の牡蠣和えそば」
四季の食材を用いた「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
4/19~4/25は昼夜各25食限定「究極の牡蠣和えそば」1600円です。
広島の牡蠣の老舗「かなわ」の生かきとオイスターソースを使用しているとのこと。
ここのオイスターソースは「牡蠣と塩」だけで作られており、まさに究極です。
大きな平べったいすり鉢に入って提供。
麺の上に石巻十三浜の生わかめ、牡蠣、刻みたまねぎ、トマトがきれいに乗ってとてもカラフル。
赤、白、緑の組み合わせはまるでカプレーゼです。
「レンゲで良くまぜてお召し上がりください。
牡蠣はそのままでも美味しいです」
とのことで、まずは牡蠣の身だけを。
生で食べられる牡蠣をサッと湯通ししたもので、半生状態。
プリッとしてクリーミーで味も濃厚。
甘さがあり、ただ新鮮なだけの開けたて生牡蠣と全く違います。
麺を良く混ぜてみると、麺の下にはオイスターソースと羅臼昆布だし。
「和えそば」にしては結構つゆだくです。
このつゆが上品で深い味。
連想する「オイスターソース」の味とは全く違い、和を感じます。
「かなわ」のHPにも「オイスターソース(かき醤)」とありました。
麺は一度洗ってぬめりを取り、再度温められた平打ち麺。
すべすべで香りも良いです。
あっさりつゆに平打ち麺ですが、刻みたまねぎやトマトが彩りを加えて飽きません。
ブラックペッパーにプチッと穂紫蘇もアクセントになります。
そして石巻十三浜の生わかめがコリコリとフレッシュ。
具の牡蠣と生わかめだけでも贅沢感あふれます。
食後はつゆが残りましたが、もちろん残さず飲み切りました。
季節を感じるアッサリ牡蠣和えそば、よそにはない究極の一杯だと思います。
「究極の牡蠣和えそば」1600円
広島の老舗「かなわ」の牡蠣とオイスターソース(かき醤)を使用
生で食べられる牡蠣をサッと湯通し
石巻十三浜の生わかめ
一度洗ってぬめりを取ったあと再度温められた平打ち自家製麺
平べったい大きな丼
グラスが凍った「ハートランド」500円
「究極の牡蠣和えそば」1600円
筍ご飯
浅蜊と明日葉の冷やし和えそば
2018/04/23 更新
2018/03 訪問
わかめそば2018第4弾「桜マスとわかめの塩そば」
3月から始まった饗 くろ㐂の「わかめそば 2018」。
3月22日(木)からは第4弾「桜マスとわかめの塩そば」1500円です。
今回は函館から送られた桜マスを使用した一杯で、例年恒例の「わかめそば」でも初のメニュー。
注文ごとに具の桜マス銀皮を炙り、わかめ餡を作って完成です。
丼を覆い尽くす「わかめ餡」の上に桜マス、こごみ、ミョウガ。
それに桜の花びら型にカットされた紅心大根が3切れ乗り、桜の花柄の丼も含め春の美しさです。
スープは桜マスと生姜、水で取ったものに羅臼昆布出汁を合わせ、一口目から桜マスを存分に感じる上質な旨味。
鮮魚スープとは思えないほど上品で、魚の生臭さは皆無。
昆布の甘さもあり、華やかな極上スープです。
麺は手揉みされたもちもちの太麺。
食べ応えある麺にわかめ餡が絡みます。
具の大きな桜マス切り身は、驚くほどフワフワ。
こちらも特製漬け汁に漬けられクセが全く無く、嫌な脂の匂いもありません。
切り立てのミョウガもアクセントになり、かなり完成度高い1杯。
こごみも美味しいです。
そして、この日は「めかぶご飯~桜マスの漬け入り~」300円も。
普段ご飯ものは頼みませんが、桜マスの漬けが乗るなら食べないわけにはいきません。
桜マスは一度冷凍され、ヤマロク醤油の搾ったまんまの鶴醤で漬けにしてもの。
濃厚な旨味の身はムッチリで、舌の上でとろけます。
刻まれためかぶも美味。
くろ㐂の鮮魚では昨年食べた「鰆そば」が抜けてましたが、今回はそれを上回る旨さ。
桜マスの漬けもフワフワな身も凄いものの、やはり旨味が詰まったスープが一番素晴らしいです。
「ものが良いんで(笑)」と大将は仰ってましたが、素材の良さを究極に引き出すのは「くろ㐂」だからこそ。
最近の鮮魚ものは、他店が真似できないレベルだと思います。
わかめそば2018第4弾「桜マスとわかめの塩そば」1500円
「めかぶご飯~桜マスの漬け入り~」300円
ふわふわな桜マス身とこごみ、ミョウガ
わかめ餡に桜の花型に切られた紅心大根
桜マス、ショウガ、水、羅臼昆布出汁のスープ
手もみ麺
丼
わかめそば2018第4弾「桜マスとわかめの塩そば」1500円
「めかぶご飯~桜マスの漬け入り~」300円
外観
2018/03/24 更新
2018/03 訪問
毎年恒例のわかめそば2018第1弾「味噌わかめそば」
「饗 くろ㐂」の3月限定は毎年恒例の「わかめそば」。
宮城県石巻市十三浜の日本一わかめを使用した一杯です。
わかめそば2018第1弾は「味噌わかめそば」1000円。
丼の上に日本一わかめ、スパイシーポーク、若ごぼうが乗って山盛りです。
わかめは月末にかけて大きくなっていくそうですが、現段階でもかなりの大きさ。
フレッシュで素材の旨さを堪能でき、季節を感じられます。
茎部分のコリッとした食感も好み。
スパイシーポークは豚バラをオレガノやクミンで炒めたもの。
柔らかくて美味しく、後半はこのスパイスがスープに混ざっていきます。
真ん中には若ごぼうの根と茎の炒めもの。
ほんのり野趣が香り、アクセントになります。
スープは鶏白湯に味噌で濃厚な旨さ。
フワッとした食感のふすま入り平打ち麺との相性は抜群です。
具の底に刻みタマネギがあり、途中でシャキシャキ感も良い感じ。
数多い「くろ㐂」の限定の中でも、全体的に食べ応えある一杯だと思います。
また、この日は「富士幻豚焼豚」が500円でありました。
小皿に腕部分3枚、豚トロ部分2枚とお浸しが盛られ、そのビジュアルに思わずビールを追加。
味の染みた腕部分も美味しいのですが、豚トロが鳥肌ものの旨さ。
ほぼ脂身なのに決してしつこくなく、サクサクしてます。
これはかなり贅沢。
なお、伺ったのが土曜だったので、金曜二毛作「潮 くろ㐂」の「浅蜊白湯つけそば」もありました。
今度は「潮 くろ㐂」の牡蠣味噌スパイスそばをいただきたいと思います。
わかめそば2018第1弾「味噌わかめそば」1000円
宮城県石巻市十三浜の日本一わかめ
若ごぼうの根と茎の炒め物
スパイシーポーク
鶏白湯味噌スープ
ふすま入りの自家製平打ち麺
「富士幻豚焼豚」500円
凍ったグラスの「ビール」500円
わかめそば2018第1弾「味噌わかめそば」1000円
「富士幻豚焼豚」500円
外観
2018/03/04 更新
2018/01 訪問
2018年の初限定「松坂牛すじつけそば」
2018年は1月10日(水)から営業開始となった「饗 くろ㐂」。
10日と11日は限定「松阪牛すじつけそば」1200円がありました。
平打ち自家製麺の上にたっぷりの九条ネギ。
つけ汁はナミナミと注がれた松阪牛の牛すじ入り肉汁です。
麺はモチッとした中にコシがあり、頬張るとあふれる芳醇な小麦の香り。
「はるゆたか」「あおばの恋」を使用しているそうで、麺だけでも香り良く凄く美味しい麺です。
つけ汁は松阪牛と松阪牛すじの肉汁。
良い肉だけあって牛脂のしつこさが過剰では無く、それでいて太い牛の旨味たっぷり。
たまりません。
中にはたっぷりの牛すじに大根など。
九条ネギと牛すじを一緒に食べても美味しいし、牛すじなので七味も合います。
食べ終えた後はスープ割りもあり、こちらは濃厚な昆布汁。
麺、牛すじ、つけ汁全てにおいて素材の良さを堪能。
「くろ㐂」にしてはそれほど凝った調理では無いものの、素材の旨味が最大限に引き出されてます。
また、昨年末に「くろ㐂の年末商品」を受け取り、大晦日から三が日に堪能しました。
添加物や保存料は使っていませんので、消費期限は1月3日までです。
まずは大好きな「鴨ロース」。
こちらは絶妙なレア加減で、味も染み染み。
最高のつまみです。
そして「年越し小麦蕎麦」は白と黒の2種。
白は「はるゆたか」と「あおばの恋」で、今回の「松阪牛すじつけそば」と同じ配合。
松阪牛つけそばもそうでしたが、この配合はとても好み。
ゆで汁はかなり小麦が溶け出すので、つけ汁の小麦割りも美味でした。
黒は「みなみのかおり」と「ちくごいずみ」の配合。
こちらは香ばしく、より蕎麦に近いものを感じます。
なお、今年は「饗 くろ㐂」のメニューもガラッと変えるそうで、特注の丼が届き次第変わるとのこと。
何を食べても美味しい「くろ㐂」なので、今から楽しみです。
限定「松阪牛すじつけそば」1200円
たっぷりの九条ネギ
牛すじたっぷりのつけ汁
牛すじ
限定「松阪牛すじつけそば」1200円
外観
年末商品の「鴨ロース」
年末商品の「鴨ロース」
「年越し小麦蕎麦」白
「年越し小麦蕎麦」黒
「年越し小麦蕎麦」
年末商品
2018/01/12 更新
2017/12 訪問
らの道限定「北の海から 2017」
関西や北海道、静岡等でスタンプラリー等の企画を行っている「らの道」。
12月には「らの道 Ultimate 2017」として日本全国の名店8店が土日祝に限定ラーメンを提供しています。
都内は2店で、12月24日(日)に「饗 くろ㐂」。
12月30日(土)に「ラーメン屋 トイ・ボックス」となります。
「くろ㐂」の「らの道」限定は「北の海から 2017」1800円。
函館の魚屋さんから直送されたシマゾイ、クロソイ、エゾメバルなどの根魚を使用した一杯です。
丼には白子に複数の魚の切り身、食用菊が散らされゴージャス。
見た目から個性的です。
スープは鮮魚でもクセが無くアッサリ上品。
複数の魚が入り交じった贅沢な味わいです。
具のスケソウダラ白子は新鮮そのもの。
こちらも上品な甘さが舌にとろけていきます。
エゾメバルは酒塩煮でプリッとした食感。
クロソイの塩焼きは逆にしっかり目の食感です。
ニジカジカの竜田揚げ、チカの揚げ浸しなど魚のオンパレード。
特に切り身と白子の火の入れ加減が絶妙で、新鮮なのがよく分かります。
今回は初めて魚をさばいたスタッフも居て
「骨は取り除きましたが、小骨が残っているかも知れませんのでお気を付けください」
とのことでしたが、全く問題ありませんでした。
そしてサイドメニューは「そい漬け飯」300円。
漬けといっても醤油に長時間漬け込むのでは無く、素材を活かしたもの。
そいの身はブリブリで素晴らしい食感。
肝のネギ味噌もご飯にベストマッチ。
何をやっても凄いセンスと技術の黒木大将ですが、最近は特に鮮魚系が凄いです。
今年も年末の12月28日から30日は各日違う限定の営業を行うようです。
2017/12/31 更新
2017/12 訪問
季節の限定そば「鶏葱そば」&年末商品の注文
年明けにはレギュラーメニューを一新予定の「饗 くろ㐂」。
今年最後と思われる季節の限定そば「鶏葱そば」1200円をいただいてきました。
12月12日(火)から12月16日(土)までの昼夜各35食限定です。
※12月15日(金)は二毛作「潮 くろ㐂」なので提供ありません。
麺の上に出汁の染みた大根が置かれ、その上に親鳥。
そしてそこに京都の九条ネギをどっさり。
大げさではなく山盛りで、麺はほぼ見えません。
そこに熱した鶏油と鴨脂をかけて完成です。
提供と同時に香る鶏油の香ばしい香り。
スープは鶏と煮干しで、良い意味で粗野に力強いです。
九条ネギは新鮮シャキシャキで甘みもあり、贅沢感抜群。
九条ネギ仕入れ先の社長さんは、今の時期が一番美味しいと思っているそうです。
その下には親鳥の炒め物。
親鳥なので、宮崎の地鶏炭火焼きの様にゴリッと硬めの食感。
これがまたクセになり、お酒が飲みたくなります。
出汁の染みた大根の下には大きな鶏団子。
こちらはフワフワな食感でわずかに軟骨が入っており、親鳥と食感の対比もユニーク。
麺は平打ちでモチモチしていて、うどんを思わせるもの。
「コショウ、七味が良く合います」
とのことで、確かに七味は相性バッチリ。
今回は具もスープも旬の食材を用いた郷土料理を思わせます。
先日の「鰆そば」の様に究極に仕上げた一杯も良いですが、今回の様なストレートに素材の旨さを活かす一杯も見事。
黒木店主作る料理はホントに幅が広いです。
そして、今回のもう一つの目的は年末商品の注文。
例年通り鴨ロース、牛コンビーフ、年越し小麦蕎麦、鯛飯セット、松坂牛すじ大根があります。
予約は12月16日(土)までで、受け取りは12月31日(日)の10時から15時。
今年もくろ㐂の鴨ロースで年越し出来そうです。
2017/12/14 更新
2017/12 訪問
12月4日のみ限定「鰆(さわら)そば」
11月から始まった貝の金曜二毛作「潮 くろ㐂」も好調な「饗 くろ㐂」。
質の良い鰆(サワラ)が入ったとのことで、12月4日(月)1日限定で「鰆そば」1500円が提供されました。
サワラは3本仕入れ、昼45食、夜45食。
昼夜3食ずつの限定で「鰆かま・はらす焼き」500円もありましたが、開店と同時に瞬殺でした。
丼の中央に分厚い鰆の身が2切れ乗り、丼一面には散らされた食用菊。
九条ネギ、白菜柚子和えも立体的に盛られ、さすがの盛り付け。
スープは丁寧に処理されたサワラのアラ中心で、臭み無く濃密な旨味。
昆布や鰹の乾物出汁が厚みを補い、上品かつ染み渡る旨さです。
おもわず一人でニヤけてしまうほど。
麺は自家製の細麺。
プリッとして存在感があり、小麦のモチモチ感も良いです。
そして圧巻なのはサワラの身。
ふんわり柔らかで、舌の上でほぐれていきます。
こちらももちろん臭みなどなく絶品。
ここまでフワフワな魚の身は初めてかも知れません。
九条ネギの下には出汁の染みた大根があり、こちらも美味。
白菜と柚子を和えものもスッキリアクセントになります。
たった1日の限定ですが、凄く作り込まれた一杯。
季節も感じますし、食後の満足度は半端ないです。
スープは最後の一滴まで残さずいただきました。
2017/12/07 更新
2017/08 訪問
夏麺2017第8弾「鮎と松茸の塩そば」
ミシュランビブグルマン「饗 くろ㐂」にて週替わりで提供される「くろ㐂の夏麺2017」。
第8弾は「鮎と松茸の塩そば」1700円で、8月24日~8月29日の昼夜各40食の限定です。
これは昨年から始まった限定で、数ある「くろ㐂」の限定の中でも群を抜いて美味しかったもの。
昨年より一か月早く始まり、「走りの松茸と名残りの鮎」という季節をまたぐ一杯です。
見た目から昨年よりパワーアップ。
中央に鮎の一夜干しが乗り、厚みある松茸のスライスが3枚乗ってます。
鮎を一口食べてからスープを飲むと相乗効果で旨さが倍増するとのこと。
スープを飲んでみると、分厚く丸みがある旨味。
大量の羅臼昆布に花鰹がベースだそうですが、鮎の魚醤等により素材を明確に感じるのではなく一丸となった素晴らしい味。
麺は新小麦100%のニュルっとした食感の極細麺。
柔らかめで麺単体の存在感と言うよりは、スープと一体感がある麺です。
鮎の一夜干しやプリンとした香り高い松茸はもちろん美味。
高く盛られた薬味の台となっている味が染み染みの煮大根に、コリコリの食感が楽しいツルムラサキ。
具だくさんで楽しいのですが、今回の主役は鮎でも松茸でも無くスープ。
鮎と松茸の旨味も溶け込み、飲みきったと分かっていても再度丼に口づけして飲もうとしたほど。
1700円はラーメンとして安い価格ではありませんが、それを超えてくる満足感。
鮎と松茸が入った料理で1000円代の和食は恐らく無いでしょう。
黒木店主のセンスと技術が存分に発揮された一杯。
公式ブログでも「今のところ今年1番の出来」と書いており、まさにその通りだと思います。
2017/08/28 更新
「季節のそば」も復活した名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
今年のGWは4/29(月)~5/3(金)の昼(11:00~15:00)のみ営業です。
中でも4/29(月)・30(火)は「紫 くろ㐂」として営業。
これは「くろ㐂」が2012年から2017年にかけて金曜限定で営業していた二毛作です。
当初「くろ㐂」はレギュラーメニューに「醤油」が無く、「紫」では「鴨×醤油」を提供。
これが大人気で2016年・2017年は2年連続で西武池袋本店の催事「全国味の逸品会」に出店しました。
4/29(月)・30(火)の基本麺メニューは以下のとおり。
「鴨そば」1000円
「鴨つけそば」1000円(各日限定30食)
「鴨白湯つけそば」1200円(各日限定30食)
ちなみに「くろ㐂」は日祝休みなので、レアな休日営業であるGW初日は早くから大行列。
※今日が「紫」として限定営業と知らないで並んでいる方も。
10時過ぎに伺って60人オーバーで、「鴨白湯つけそば」は早くも売り切れでした。
この日は10:30に早開けし、13:20の並びで売り切れ終了。
いつもは丹波黒どり等が並ぶカウンターに鴨ロース、鴨団子、柑橘が並び特別感があります。
まず「鴨そば」は大きな丼に鴨ロース2枚、鴨団子、春菊、玉ねぎコンフィ、穂先メンマ、拍子切りのネギ。
デフォでも具沢山で、盛り付けや彩りの美しさが半端ないです。
スッキリとしたスープは鴨と香味野菜のお出汁に醤油の旨味。
決して香ばしい鴨油に頼るのではなく、上品で芳醇な構成です。
出汁もむやみに厚くするのではなく、染み渡るクリアで微粒子な贅沢なお出汁。
完成度高かった「紫」時代より更に洗練されている感もあります。
麺は細麺と手揉みから選ぶことができ、手揉み麺を選択。
縮れたモチモチ太麺が浮いていないのは、アッサリでもスープのボディがしっかりしているからこそ。
相変わらず極上な鴨ロースはしっとり柔らかく、鴨団子はフワフワで脂も堪能。
特にこのレベルの鴨ロースが入って1000円の麺料理は他に無いと思います。
「鴨そば」は息子メインで僕は「鴨つけそば」。
麺皿には鴨ロース、春菊、穂先メンマでつけ汁には鴨団子にたっぷりの拍子切りネギ。
低加水ザクザクの長い細麺は香ばしく美味。
つけ汁は「鴨そば」より醤油が立ち、結構印象が変わります。
鴨×醤油な「紫」だけでも惹かれますが、今回は日本酒とのマリアージュも。
「日本酒」500円を注文すると菊正宗の樽酒ぬる燗が徳利で提供されます。
実はこれ、大将が「ラーメンとSAKE3種のコラボ」企画を日本酒ソムリエ千葉麻里絵さんと行ったもの。
その会場でも鴨そばと菊正宗を合わせたらしく、レンゲにお酒を入れ、鴨スープの出汁割をするともう最高。
樽酒の香りに鴨が加わり、同時に提供される粗挽きブラックペッパーを加えるとなお引き締まります。
「紫」の復活だけでも嬉しいですが、この樽酒出汁割はしみじみ凄い。
大将が今回「紫」を復活させたのはこのためなのでは?と思うくらいです。
贅沢な素材の「季節のそば」も絶品ですが、今回は新しい世界が開かれた気がしました。