115回
2023/08 訪問
「くろ㐂の夏麺2023第6弾」はモッチモチ麺が素晴らしい「冷やし中華そば」
毎年恒例の「夏麺」を実施中の「饗 くろ㐂」。
8月18日からは「くろ㐂の夏麺2023第6弾」として「冷やし中華そば」1300円です。
「冷やし中華そば」1300円+「出汁巻き玉子」200円
冷やし中華と言っても平皿ではなく、丼での提供。
短冊チャーシューに細切りキュウリ、白髪ネギに練り梅、追加した出汁巻き玉子です。
麺は多めのタレに浸かった手揉みっぽい自家製の中太麺。
しっかり水で〆られているものの、食べてみると恐ろしくモッチモチな食感です。
冷やしでも歯に絡み付くような妖艶さがあり、溶ける一歩手前とまで思えてしまうほど。
大将も「茹でて茹でてです(笑)」と言ってましたが、デロデロにならない配合やバランスは相当見事です。
多めのタレは鰹と思われる良質な魚介出汁にほんのり酸味。
少し入ったフライドガーリックがアクセントになり、添えられた練り梅も良く合います。
短冊チャーシューは冷えていても赤身しっとり柔らかいシキンボ。
追加した出汁巻き玉子は甘すぎずジューシーでフワフワです。
「くろ㐂」にしては珍しく具はシンプルで、明らかに麺を主役にした「冷やし中華」。
大将が打つ「もち姫」系の冷やし麺は元々レベル高かったですが、今回は相当凄いです。
「くろ㐂」に初めて訪問して食べる一杯ではありませんが、「くろ㐂」以外で食べられない一杯なのも確か。
予定では後半に仕様を変える予定とのことです。
2023/08/21 更新
2023/06 訪問
今回の季節の限定は「くろ㐂」流イタリアンテイスト 「みやぎサーモンと九条ネギの冷やしそば」「みやぎサーモンのピラフ」に「みやぎサーモン肝和え玉」
先日から仕切りが無くなり、開放的な空間となった「饗 くろ㐂」。
6月14日(水)からは「みやぎサーモン」を使用した季節の限定第2弾です。
今回のメニューは以下のとおり。
「みやぎサーモンと九条ネギの冷やしそば」1600円
「みやぎサーモンのピラフ」350円
「みやぎサーモン肝和え玉」300円
「みやぎサーモンと九条ネギの冷やしそば」1600円
涼しげなガラスの丼に色鮮やかな緑色の冷やしスープ。
中央にみやぎサーモン切り身、ローストトマト、栗豆が盛りつけられた様はもうアートです。
みやぎサーモンで採られたスープはクセ皆無で、旨味抜群の鮮魚スープ。
緑色のスープは九条ネギソースによるものでアンチョビも隠し味に使用しているそうです。
麺は薄い平打ちで溶ける様なモッチリ食感の自家製麺。
温麺やつけ麺ではヤワくなり過ぎてしまうと思われ、冷しならではの美味しい麺です。
ビッグサイズのみやぎサーモンはフワフワ食感。
焼き目を付けられた皮も美味しいです。
途中でサーモンとローストトマトを崩して食べるのもオススメとのこと。
「くろ㐂」伝統の大きなローストトマトは久々でしたが、甘さが凝縮されて素晴らしいです。
「みやぎサーモンのピラフ」350円
巨大なストウブで炊かれた炊き込みご飯。
みやぎサーモンにトマト、タマネギがたっぷり入ってます。
みやぎサーモンは皮も入って旨味濃厚。
サイドメニューとして提供されていますが、これ一品がメインで通用する旨さです。
「みやぎサーモン肝和え玉」300円
みやぎサーモンの肝をソースにした和え玉。
肝ソースにサーモンほぐし身、アーリーレッドに九条ネギと具だくさんです。
良く混ぜていただいてみると、ガーリック風味のみやぎサーモン肝ソースが濃厚。
低加水バツバツ麺に良く絡み、パスタとして通用する手の込んだ一品です。。
大将はイタリアンの経験もあるので、今回の3品は全て「くろ㐂」流イタリアンテイスト。
前回の「みやぎサーモン」限定とは全く違うベクトルで、旬の食材を堪能できる逸品たちでした。
2023/06/14 更新
2023/06 訪問
季節の限定「みやぎサーモンとトマトの和えつけそば」に「みやぎサーモン漬け飯」、数量限定「みやぎサーモンかまハラス焼き」
唯一無二な「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
6月8日(木)からの限定は「みやぎサーモンとトマトの和えつけそば」です。
なお、ようやくカウンター上のパーテーションは撤去。
カウンターには新たにお盆、箸、レンゲがセットされる様になり、高級感増してます。
「みやぎサーモンとトマトの和えつけそば」1600円
麺皿にはトマトと和えられた麺、はぐらうりスライス。
つけ汁にみやぎサーモン、大根煮、九条ネギが入っています。
水で〆られた麺は「もち姫」配合の平打ち自家製麺。
先日の「初鰹の冷やし中華そば」も「もち姫」配合でしたが、こちらの方が薄く粘りも感じます。
トマトで和えられて塩気もあり、麺皿だけで冷製パスタの世界。
そしてパスタにはない、歯に絡みつく食感が官能的です。
つけ汁は「みやぎサーモン」頭と骨で取ったお出汁。
石狩汁的な出汁が美味しく、麺を浸けると溶ける様な食感に変化していきます。
つけ汁に入った「みやぎサーモン」は大きな切り身。
身質と火の通し方が絶妙で、身はフワフワ、皮もクセや硬さがなくモッチリです。
麺に纏われたトマトでつけ汁の味が変化するのも楽しい。
最後はトマト汁でつけ汁を割り、余すことなく堪能できます。
「みやぎサーモン漬け飯」500円
みやぎサーモン漬け2枚に炙りが1枚。
サーモンの上には塩麴の柚子胡椒が乗ってます。
みやぎサーモン漬けはモチモチでフレッシュ。
炙りは口に入れた瞬間から溶けていきます。
「みやぎサーモンかまハラス焼き」300円
「くろ㐂」が鮮魚を丸ごと仕入れた際の数量限定サービスメニュー。
カマにハラミ、鬼おろしで立派な一品料理です。
今回のみやぎサーモンはビッグサイズとのことで、ハラミの脂の乗りは最高。
カマの身もプリプリでお酒が欲しくなります。
先日の「初鰹の冷やし中華そば」も相当良かったものの、今回も相当旨い。
「みやぎサーモン」だけでなく、自家製麺も出汁も旨い麺御前でした。
2023/06/08 更新
2023/05 訪問
季節の限定そば「初鰹の冷やし中華そば」に「本まぐろ漬け飯」
多彩な「季節の限定そば」が魅力的な「饗 くろ㐂」。
5月30日(火)からは「初鰹の冷やし中華そば」で6月3日(土)まで提供予定です。
「初鰹の冷やし中華そば」1500円
ガラスの平たいお皿に鰹たたきとタップリのカットトマト。
新玉ねぎに大葉、カイワレも乗って清涼感満点です。
麺は自家製の平打ち手揉み麺。
「もち姫」と思われる歯に絡みつくモチモチ感があり、極上に旨い麺です。
タレは鰹節ベースにほんのりお酢の優しい味わい。
後半、自家製の梅干し一味を合わせるとアクセントになります。
鰹たたきは1センチ以上に分厚く切られたものが4ケ。
今回は念願の藁焼きで仕上げたそうで、焦がしの風味が凄く良いです。
また、シャキシャキの新玉ねぎには焦がしニンニクチップも。
モチモチな鰹たたきに合わせるのはもちろん、麺にも良く合ってます。
「本まぐろ漬け飯」500円
大ぶりカットの本まぐろ赤身にすき身と大迫力。
まぐろには塩麴の柚子胡椒が載せられています。
サッパリフレッシュと言うよりは、本まぐろらしい濃厚な味わい。
ヅケの具合も絶妙で柚子胡椒も良く合います。
「初鰹の冷やし中華」は4年ぶりとのことですが、麺は以前より抜群に美味しい。
フレッシュトマトを合わせるセンスも抜群だし、唯一無二の冷やし中華でした。
2023/05/30 更新
2023/03 訪問
毎年3月は宮城の日本一わかめ限定 新作「海(めかぶと本まぐろの和えそば 追い飯付き)」
秋葉原の外れに行列を作る名店「饗 くろ㐂」。
毎年3月は宮城県石巻市十三浜の日本一わかめを使用した限定を提供しています。
今年の日本一わかめ限定第一弾は新作。
下関産本まぐろを使用した以下のメニューになってます。
「海(めかぶと本まぐろの和えそば 追い飯付き)」2500円
「本まぐろ増し」800円
「わかめご飯」250円
「海(めかぶと本まぐろの和えそば 追い飯付き)」2500円
和えそばと言っても平皿ではなく底の深い黒い丼。
丼一面を緑のめかぶが覆い尽くし、本まぐろの赤、卵黄の黄色と芸術的です。
スープはサカナを感じる軽やかな煮干しベース。
そこにたっぷりの「めかぶ」で昆布水の様にドゥルンドゥルンになってます。
麺は平打ちで歯に絡みつく様なモッチモチ食感。
もち姫を使用しており、冷製でも官能的な味わいになってます。
この麺にめかぶの粘りでスープが絡みつき、本まぐろが無くても十分美味しい。
また、刻み玉ねぎが少し入っていて、そのシャキシャキ感もアクセントになってます。
主役の本まぐろは大振りなものが3ケ。
箸で持ち上げてみると厚さ1センチ以上の部分もあり、想像よりかなり大きいです。
軽くヅケにしてあり、フレッシュでモチっとした食感だけでも質の良さが分かるほど。
脂の乗りも良く、それでいて脂のクセやしつこさが全く無い凄く旨い本まぐろです。
また、おろし立ての藤屋わさび農園本わさびがフルーティで素晴らしい。
数が無いものを無理言って取り寄せたそうです。
最後はたっぷりめかぶが余るので、追い飯を。
残しておいた本まぐろ1切れと卵黄を乗せて掻き込めば、最高の締めになります。
旬の食材をホントに美味しく調理するのはもちろん、麺料理に昇華させるアイデアも凄い。
ゴロリと本まぐろなので値は張りますが、今回も唯一無二と思えるキレキレな限定メニューでした。
2023/03/09 更新
2022/11 訪問
骨付きマグロアゴ肉に春よ恋新麦 季節のそば「鮪つけそば 春よ恋新麦麺」+「自家製からすみ飯」
レギュラーメニュー4種に「季節のそば」まで提供する「饗 くろ㐂」。
11月30日からの「季節のそば」は「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円です。
「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円+「自家製からすみ飯」500円
つけ汁からはマグロの骨付き肉が飛び出して迫力十分。
麺皿のレンゲには刻み生姜と大葉の薬味がたっぷり乗ってます。
春よ恋新麦麺は平打ちで適度なコシ。
そのまま食べるとフレッシュな小麦の香りがブワッと広がります。
つけ汁は醤油味のサラリとしたマグロ汁。
サカナの旨味が凝縮され、結構ワイルドな味わいです。
なので早めに刻み生姜をつけ汁の中へ。
麺を浸けると濃密なマグロの鮮魚出汁が麺に乗ってきます。
マグロの骨付き肉は、箸でスルスルと身をはがせる柔らかさ。
今回はどうしても手を使うので、おしぼりも手渡されます。
骨から外した肉はムチムチだったりゼラチン質だったりで文句なしに旨い。
カマなのかと思いきや、顎の骨肉だそうです。
そして、つけ汁の中には「くろ㐂」ならではの大根煮。
いつもよりサカナと醤油が染み染みで、「ぶり大根」ならぬ「まぐろ大根」な旨さです。
最後は魚介出汁のスープ割。
鮮魚オンリーより太い出汁になり、最後まで美味しくいただけます。
「自家製からすみ飯」500円
白米の上に菜の花とからすみ3枚。
自家製のからすみはソフトで柔らかく、旨味濃厚です。
今回はハードとソフト2種のからすみを自作したそうで、ソフトからすみはご飯と合わせるため。
「くろ㐂」は白米も凄く美味しいので、シンプルかつ贅沢なご飯ものでした。
季節のそば「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円+「自家製からすみ飯」500円
春よ恋新麦麺
コシがあり香りも凄いです
鮪つけ汁
ズドンとワイルドなまぐろ汁
薬味の刻みショウガと九条ネギ
旨味が麺に良く乗ります
アゴの骨付き肉2本
骨付き肉で手を使うのでおしぼり
アゴ骨付き肉は肉がスルスル外れます
ムチムチでゼラチン質もある旨い肉
まぐろ汁を吸った大根煮
スープ割
「自家製からすみ飯」500円
ご飯用のソフトな自家製からすみ
「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円+「自家製からすみ飯」500円
券売機
外観
2022/12/01 更新
2022/11 訪問
季節のそば「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」&「真河豚の炙り刺身めし」
11月3日(祝)には自家製カラスミの特別営業を行った「饗 くろ㐂」。
11月7日(月)からの「季節のそば」は「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」2500円です。
「真河豚と松茸の塩そば」2500円
丼には大きな真フグ天ぷらが3ケ。
それに松茸、大根煮、三つ葉、糸唐辛子と贅沢かつシンプルです。
スープはアッサリ上品であと引く出汁の余韻。
ベースは真フグの骨に昆布とのことで、そこに注文の都度加える松茸の香りが移り超リッチです。
麺は「うどん」を思わせるモチモチの中太麺。
しかし「うどん」以上に粘りがあり、独特で美味しい麺です。
真フグの天ぷらも注文の都度揚げたて。
下拵えにより身が締まって密度が濃く、直接スダチを絞っても美味しいです。
軽く火を通しただけの松茸はプリプリでフレッシュ。
今年の松茸は昨年の1.6倍するそうで、贅沢極まりないです。
「真河豚の炙り刺身めし」500円
限定飯も真フグ。
炙られた真フグの塊が3ケご飯に載ってます。
こちらの真フグはミディアムレアでブリンブリン。
シコシコとした食感もあり、真フグ天ぷらとは全く違った感じで美味しいです。
「くろ㐂」限定の中でも高い方ですが、CPはむしろ素晴らしい。
素材の良さにアイデア、調理の全てが唯一無二です。
「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」2500円
モチモチで粘りある自家製麺
昆布と真フグの出汁に松茸香る上品な極上スープ
揚げたて真フグの天ぷら
都度調理の松茸
フレッシュな松茸
酢橘
丼
「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」2500円&「真河豚の炙り刺身めし」500円
「真河豚の炙り刺身めし」500円
「真河豚の炙り刺身めし」500円
「真河豚の炙り刺身めし」500円
季節のそば「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」2500円
並んでいる間に食券を買います
暖簾
2022/11/07 更新
2022/10 訪問
季節のそば「鰤塩和えつけそば」に「鰤刺身めし(青唐醤油)」、超数量限定「鰤かま焼」
10月6日から11日まで大阪「京阪百貨店守口店」催事に出店していた「饗 くろ㐂」。
10月17日(月)からは久々に「季節のそば」が始まっています。
今回は噴火湾産のブリを使用した「鰤塩和えつけそば」1800円。
それに「鰤刺身めし(青唐醤油)」350円です。
また、「くろ㐂」で鮮魚を使用する際の隠れメニューが超数量限定の「かま焼き」。
大体すぐ売り切れてしまいますが、今回は幸運にも「鰤かま焼」300円がラスイチ残っていました。
「鰤和えつけそば」「鰤刺身めし」「鰤かま焼」が揃うと素晴らしく豪勢。
どこかの周年限定化と思うほどの「くろ㐂」流「鰤御前」です。
麺はもち小麦を使用した平打ちの自家製麺。
そこにえのき&つるむらさきのとろりとした餡がかかっています。
この餡と和えそば風に食べても相当旨い。
滑らかで歯に絡みつく麺の食感が見事です。
つけ汁はキリッと塩気が効いた熱々の鰤汁。
麺を浸けると熱でモチモチ感が増し、また違った食感を楽しめます。
そして、つけ汁の中にはゴロリと巨大サイズのブリ。
このブリがホロホロと柔らかく、イヤと言うほど質の良さが伺えます。
「鰤刺身めし」のブリも厚めにカットされ、強烈に立派。
身の締まりに脂の乗りも良く、贅沢です。
そして、味付けに使われている黒木店主自家製の青唐醤油。
ピリッと刺激的でエスニック感もあり、ブリ刺しに凄く合ってます。
ブリは8キロ越えとのことで、「鰤かま焼」もビッグサイズ。
「かま焼き」はより脂が乗ってネットリ感もあり、また違った良さがあります。
先日、レギュラーメニューを一新したばかりですが、「季節のそば」はやはり凄い。
えのき&つるむらさきの餡など、いまだに新しいテクが入るのも楽しいです。
また、「くろ㐂」で使用している「生胡椒」も現在700円で販売中。
数量限定ですが、大将が大阪で買ってきた「カドヤ食堂」インスタント麺がお土産で付いてきます。
「鰤塩和えつけそば」1800円+「鰤刺身めし(青唐醤油)」350円+超数量限定「鰤かま焼」300円
えのき&つるむらさきの餡がかかった和えそば
鰤つけ汁
麺はもち麦使用
鰤の旨味にキレのある塩ダレ
熱々のつけ汁で麺のモチモチ感が増します
鰤汁に入っている具の鰤
鰤はフワフワで間違いなく良質
「鰤刺身めし(青唐醤油)」350円
青唐醤油が鰤刺身に強烈に合います
超数量限定「鰤かま焼」300円
4キロ越えの鰤なのでかま焼きもビッグサイズ
季節のそばメニュー「鰤塩和えつけそば」1800円、「鰤刺身めし(青唐醤油)」350円
超数量限定「鰤かま焼」300円
カウンター
外観
「生胡椒」700円
今生胡椒を買うと大将のお土産「カドヤ食堂」インスタント麺付いてきます
2022/10/19 更新
2022/07 訪問
7/25(月)からは新メニュー第4弾 「韮つけそば 醤油」+「追加つけ汁 塩」、限定飯「鴨ねぎ飯」
営業再開から1週ごとに新レギュラーメニューを開放してきた「饗 くろ㐂」。
7月25日(月)から「韮つけそば(塩or醤油)」提供が開始となり、塩そば、醤油そば、胡椒そば、韮つけそばの4種が出そろいました。
「韮つけそば 醤油」1300円+「追加つけ汁 塩」300円
つけそばは塩と醤油があり、+300円でつけ汁追加可能。
追加つけ汁は具無しでネギのみです。
麺皿にはたっぷりのニラお浸しに3種のチャーシュー、太メンマ。
麺の下にはサラリとした昆布水もあります。
つけそばの麺は低加水のストレート細麺。
ポキポキな食感で「紫 くろ㐂」時代の「鴨つけそば」を思わせます。
醤油つけ汁でいただくと、「醤油そば」より華やかな生醤油の風味。
つけ汁には鶏団子と大根煮も入ってます。
追加の塩つけ汁は熱々でより太い旨味。
醤油つけ汁は鴨脂、塩つけ汁は鶏油で鶏油の旨味も濃いです。
ニラお浸しはシャキシャキで良い香り。
麺とニラを一緒につけ汁に浸すて食べると、結構味わいが変わります。
3種のチャーシューは他メニュー同様にシキンボウ、肩ロース、鶏ムネ肉。
どれも美味しいのですが、しっとりとした藁焼きのシキンボウが相変わらずレベル高いです。
スープ割は濃密な鰹出汁。
麺皿に残った昆布水も追加すれば、最後までつけ汁堪能できます。
限定飯「鴨ねぎ飯」350円
特製トッピングとしてレギュラー化した鴨ロースの限定飯。
九条ネギに味付けネギと具がドッサリ乗ってます。
ブリンブリンで旨味の濃い鴨ロースはズバ抜けて秀逸。
「ネギタン塩」の様な味付けのネギも美味しく、かなり贅沢なご飯ものです。
色々とかぶる食材はあれど、「つけそば」は「つけそば」の世界観。
醤油と塩で結構つけ汁の印象が違うので、追加つけ汁オススメです。
「韮つけそば 醤油」1300円+「追加つけ汁 塩」300円
低加水ポキポキ麺と昆布水
麺
醤油つけ汁
鴨脂に華やかな醤油
麺と醤油つけ汁
追加塩つけ汁
鶏脂と濃密な旨味
ニラお浸し
3種のチャーシュー
つけ汁には鶏団子と大根煮
スープ割
限定飯「鴨ねぎ飯」350円
極上鴨ロース
券売機
つけそばは大盛、追加つけ汁あります
外観
2022/07/25 更新
2022/07 訪問
7/19(月)から新メニュー第3弾リリース パンチと食材の質の高さが同居した「胡椒そば」に「春菊めし」
7月4日に営業再開した「饗 くろ㐂」。
再開から一週ごとに新レギュラーメニューをリリースしています。
第1週に「塩そば」、第2週に「醤油そば」。
そして第3週は謎に満ちた「胡椒そば」です。
「胡椒そば」1200円
丼には3種のチャーシューにそれぞれ粒胡椒が乗り、大きくカットされた九条ネギ。
鴨脂のミンチも乗って麺が見えないほど具だくさんです。
スープは鶏ベースの醤油で一口目からビシッとコショウのキレ。
最初に白コショウ、盛りつけてから黒コショウなので、なかなかダイレクトにコショウのパンチがあります。
麺は「胡椒そば」専用の平打ち麺。
ピロピロモチモチな加水高めの美味しい麺です。
粒状のの鴨脂ミンチも結構味の要。
背脂らしきものは鶏脂で、トロトロで旨いです。
また、食券を渡す際、
「ニンニク入れますか」
と聞かれるので「お願いします。」
このニンニクと鴨脂ミンチが「二郎」の「ニンニクアブラ」的なジャンク差を演出しています。
シキンボウ、肩ロース、鶏胸肉と3種のチャーシューはもちろんどれもグッド。
メンマは「胡椒そば」専用の細メンマで大根煮も入り、デフォで結構具沢山です。
途中でコショウは弱まるのですが、スープを飲み干すと底に溜まったコショウで再度ガツンとパンチ。
次々味が変わっていき、どこにも無いユニークな一杯で中毒性も高いです。
「春菊めし」300円
ご飯の上にたっぷりの春菊餡。
クセを抑えた春菊餡がフレッシュで香りも良く美味しいです。
「胡椒そば」は全く予想と違う一杯で、食材の質の高さとジャンクさが同居。
ラー油を使わずコショウで刺激を加えた「くろ㐂」流の「スタミナ」に思えました。
「胡椒そば」1200円
ベースは鶏スープに醤油ダレ
そこにコショウがビシッと効いてます
「胡椒そば」専用の平打ちモチモチ麺
シキンボウ、肩ロース、鶏胸肉と3種のチャーシュー
鴨脂と鶏脂のミンチ
鴨脂と鶏脂のミンチ
刻みニンニク
「胡椒そば」専用の細メンマ
丼
「春菊めし」300円
「春菊めし」300円
「胡椒そば」1200円と「春菊めし」300円
コショウは最初と最後にミルで
メニュー
胡椒そば
外観
2022/07/19 更新
2022/07 訪問
営業再開2週目 7/11(月)からはリニューアル「醤油そば」と「和え玉 鴨」がリリース
7月4日(月)より営業再開となった「饗 くろ㐂」。
最初の週は「塩そば」1本で営業し、1週ごとにメニューを開放していく予定です。
と言うことで、7月11日(月)からは「醤油そば」の登場。
7月19日(火)からは「胡椒そば」、7月25日(月)からは「韮つけそば」がリリース予定です。
「醤油そば」1250円
大きな丼に美しい琥珀のスープ。
3種のチャーシューに鶏団子、春菊、海苔とデフォでも豪勢です。
アッサリとしたスープは結構濃いめに鴨油。
調理を見ていると「塩そば」とスープは同じようですが、結構印象が変わります。
醤油ダレには生醤油を使用し、後半冷めてくるとより旨味が強めに変化。
鴨と醤油と言えばかつての二毛作「紫 くろ㐂」を連想しますが、結構印象が違います。
麺は細麺と手揉み麺が選択でき、今回も手揉み麺。
モチモチでとろける様な食感が相変わらず絶妙です、
チャーシューは豚2種に鶏ムネ肉。
どれも美味しいですが、小麦の藁で燻製にされたシキンボウが特に風味も食感も好みです。
チャーシューの下には太メンマ。
盛りつけ寸前まで小鍋で出汁と煮られ、熱々で出汁も染みてます。
春菊の下には「くろ㐂」名物大根煮。
肉だけでなく、サイドメニューに至っても丁寧な調理が光ります。
「和え玉 鴨」350円
先週の「和え玉 九条ねぎ」に続いてリリースされた和え玉第2弾。
鴨そぼろに九条ネギ、刻み玉ねぎ、鰹粉とこちらも美しいです。
麺はバツバツの弾力強い低加水麺。
シャクシャクの玉ねぎや鴨そぼろと「まぜそば」の様に食べても美味しいし、醤油のスープに浸けても美味しいです。
「塩」も「醤油」も過去の系統を引き継ぎつつ、より美味しくなった一杯。
次週はいよいよ謎の「胡椒そば」が登場です。
「醤油そば」1250円
鴨脂の効いたスープ
生醬油の旨味が後半増します
モチモチでとろける手揉み麺
デフォで3種のチャーシュー
小麦の藁で燻したシキンボウ
春菊
太メンマ
大根煮
丼
「和え玉 鴨」350円
鴨そぼろ
バツバツ麺
メニュー
メニュー
内観
暖簾
2022/07/11 更新
2022/07 訪問
3ヶ月ぶりに営業再開で全メニューリニューアル 鴨ロースも加わった「特製塩そば」に「和え玉 九条ねぎ」
大将の膝の手術により3か月休業していた「饗 くろ㐂」。
7月4日から昼営業のみで営業再開です。
※今後の営業はこの日の営業次第で決まる予定です。
営業再開にあたり、なんと全メニューフルリニューアル。
最初は「塩そば」のみで営業し、1週ごとに「醤油そば」「胡椒そば」「韮つけそば」とメニューが増える予定です。
「特製塩そば」1600円
丼には3種のチャーシュー、鶏団子、ローストトマト、九条ネギなど色とりどりで豪勢な食材。
なお、特製は+500円で鴨ロース1枚、雲吞2個、味玉が加わります。
スープはアッサリとして奥行きのある出汁感。
塩ダレのベクトルが同じなので大きく変わった感はありませんが、深みと余韻が増しています。
麺は細麺と手揉みから選べるので手揉み麺。
モチモチで粘りを感じる麺は、溶けていく様な食感までもが見事です。
チャーシューは低温調理の豚シキンボウに鶏胸肉。
それにバラの焼豚とデフォ3種に鶏団子も乗って豪勢です。
特にシキンボウがしっとり柔らかい赤身でグッド。
大将によれば、小麦の藁を焼いて最後に風味を付けているそうです。
そして、特製にのみ付いてくる鴨ロースはもちろん素晴らしい。
昔の金曜限定二毛作「紫くろ㐂」や限定で提供してきた「くろ㐂の鴨ロース」が、これからはいつでも食べられます。
雲吞は皮が大き目でトゥルントゥルン。
チャーシューの下には太メンマも隠れていて、味玉含め具材のごちそう感がたまりません。
生姜餡に生の黒粒胡椒は引き続き乗り、卓上のオリジナルブレンド胡椒もオススメとのこと。
また、復活したビッグサイズのローストトマトは塩スープに抜群に合います。
「和え玉九条ねぎ」250円
小皿の和え玉に九条ネギソース、ほぐし肉、九条ネギ、刻み玉ねぎ。
これだけで一品になりそうなくらい美しい盛りつけです。
麺は恐らく和え玉専用のバツバツ細麺。
弾力が強く、手揉み麺とは真逆の麺を味わえます。
「くろ㐂」としての軸はブレずに、色々とブラッシュアップして全力投球。
「醤油そば」はもちろん、謎めいた「胡椒そば」の登場も楽しみです。
「特製塩そば」1600円
奥行きある深いスープ
塩ダレのベクトルは同じです
モチモチで粘りある手揉み麺
鴨ロースに低温調理鶏胸肉、シキンボウ
バラチャーシュー
鴨ロース
シキンボウ
雲呑
ローストトマト
味玉
生姜餡と生粒黒胡椒
丼
「和え玉九条ねぎ」250円
バツバツの麺
「和え玉九条ねぎ」250円
全メニューレシピリニューアル
特製は雲呑2個、味玉、鴨ロースが加わります。
並び方等
外観
2022/07/04 更新
2021/12 訪問
毎年恒例の「饗 くろ㐂」年末商品。
12月31日昼のみ受け取りとハードル高いですが、2021年は久しぶりに購入できました。
2021年の年末商品は以下のとおり。
「紫くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
「自家製 牛コンビーフ(200g)」1600円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「鯛飯 炊飯セット(3合用)」1500円
「松阪牛すじ大根(すじ250g大根200g)」2000円
「鴨フォアグラリエット(200g)」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
店頭には黒木店主が居て、牛コンソメスープのサービス。
商品には黒木店主が一枚一枚手書きした挨拶も添えられます。
「鴨ロース」
あの「紫 くろ㐂」の鴨ロースが自宅で食べられる年に一度のチャンス。
今回は2個購入しました。
カットすればそそるロゼカラー。
硬すぎずムチムチな鴨ロースはもう最高です。
百貨店等で鴨を買ってもクセがある場合がありますが、くろ㐂はそれが無し。
ホントに旨い鴨ロースです。
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)」
大きな豚トロブロックが2ケ。
お店で豚トロを食べて気に入ったので、待望の購入です。
脂身を少し焼いてみれば、モチモチでジューシー。
ヤマロク醤油の醤油麹に漬け込んであり、味も染みて美味しいです。
「年越し小麦蕎麦」
麺は白と黒の2種。
つけ汁に煮干しオイルも付いてきます。
白は北海道産「はるゆたか1等粉」100%で加水46%。
歯に絡む様なモチモチ食感が見事です。
黒は福岡「みなみのかおり」「ちくごいずみ」で加水44%。
小麦の香りも良く、最近の「くろ㐂」の麺は凄く旨いです。
つけ汁は濃密な鰹出汁。
煮干しオイルを垂らすとサカナ感が増して結構変わります。
「くろ㐂」の年末商品があると本当に幸せ。
「年越し小麦蕎麦」を2個買わなかったのだけが心残りです。
なお、年末商品を受け取りに行くと店頭にはボラの卵巣。
自家製カラスミの限定もありそうなので、2022年の「くろ㐂」も楽しみです。
鴨ロース
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
鴨ロース×2、豚トロ焼豚、年越し小麦蕎麦
外観
手書きの挨拶文
年末商品一覧
「紫くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
「紫くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
鴨ロース
鴨ロース
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
店頭でカラスミ作成中「
2022/01/13 更新
2021/12 訪問
限定「サメガレイのつけそば」 ※年末商品は12月11日(土)が最終受付
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
毎年恒例の年末商品受け付けも始まってます。
「くろ㐂」の限定は一週間やることが多いですが、食材によっては1日、2日の限定になることも。
12月9日(木)・10日(金)は函館から送られてきたヤナギタコ、サメガレイの限定でした。
「サメガレイのつけそば」1600円
9日昼は「ヤナギタコのあぶらそば」で、9日夜・10日昼が「サメガレイのつけそば」。
つけ汁にはたっぷりの九条ネギとカマボコ、麺の上には春菊がドッサリ乗ってます。
麺はハルユタカの新麦100%のツヤツヤな平打ち麺。
加水が高くモチモチとした食感で美味しいです。
つけ汁は上品な清湯でもしっかりコクとキレ。
サメガレイを都度鍋にかけ、サメガレイの脂が溶け出しています。
モチモチな新麦麺とこのつけ汁は相性抜群。
ちょっと香ばしさもあり、初めてに近い味わいです。
具のサメガレイは大き目カット。
身はフワフワでエンガワは溶けていきます。
最初は白子でしたが、僕の時にはサメガレイの真子。
この真子がフレッシュで繊細で贅沢な旨さです。
出汁巻き玉子も「くろ㐂」ならではの逸品。
最後は昆布出汁のスープ割で大満足でした。
なお、今年の年末商品は以下のとおり。
「紫 くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
「自家製 牛コンビーフ(200g)」1600円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「鯛飯 炊飯セット(3合用)鯛兜焼き・鯛出汁」1500円
「松阪牛すじ大根(すじ250g 大根200g)」2000円
「鴨フォアグラリエット(200g)」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円
この日は自分も含め年末商品注文の方が多く、受け付けは12月11日(土)まで。
受け取りが12月31日(金)11時~14時とハードル高いですが、今から鴨ロースや豚トロが楽しみです。
2021/12/10 更新
2021/11 訪問
松茸の季節に「紫」復活 「松茸と鴨の醤油そば(鴨増し)」+「松茸だし巻き玉子」、「松茸ご飯」
唯一無二の「季節のそば」を提供する「饗 くろ㐂」。
例年11月は「鴨と松茸」となり、11月16日(火)から23日(月)は「松茸と鴨の醤油そば」です。
「くろ㐂」で「鴨醤油」となれば、数年前まで金曜限定二毛作で営業していた「紫 くろ㐂」。
今回は超久々に「紫」の暖簾がかけられています。
「松茸と鴨の醤油そば」2000円+「鴨増し(3枚)」300円+「松茸だし巻き玉子」350円
丼には鴨ロース6枚、鴨団子、松茸、春菊、酢橘、拍子切りのネギ。
手前に載せられた「松茸だし巻き玉子」は多分初登場です。
スープはアッサリと軽く上品。
ガツンではなく、鴨のお出汁が柔らかく染み渡ります。
麺は「春よ恋」新麦100%の自家製ストレート細麺。
ヤワメのモチモチ食感が素晴らしく、何処でも「麺硬め」派にはオススメできないほどです。
「くろ㐂の鴨ロース」は、もう説明が要らないくらいの極上品。
フレッシュな松茸は香りとシコシコ食感が贅沢です。
お初の「松茸だし巻き玉子」はフワフワでジューシー。
上品にとろけていきます。
「松茸ご飯」300円
白米ですら旨い「くろ㐂」なので、松茸ご飯も絶妙な炊き加減。
見た目以上に松茸もたっぷり入り、外せないサイドメニューです。
前回は「鰯」フルコースでしたが、今回は「鴨と松茸」フルコース。
食材が良いだけでなく、その活かし方や調理技術に惚れ惚れする一杯でした。
「松茸と鴨の醤油そば」2000円+「鴨増し(3枚)」300円+「松茸だし巻き玉子」350円
松茸、鴨団子
鴨ロース
松茸だし巻き玉子
鴨スープ
春よ恋新麦の自家製麺
「松茸ご飯」300円
「松茸と鴨の醤油そば」2000円+「鴨増し(3枚)」300円+「松茸だし巻き玉子」350円、「松茸ご飯」300円
松茸と鴨
メニュー
「紫 くろ㐂」の暖簾
2021/11/18 更新
2021/10 訪問
ブランド鰯フルコース 季節の限定「鰯そば」&「鰯肝だれ和え玉(苦い味)」&「鰯刺身めし(青唐醤油)」
週替わりの「季節の限定そば」が楽しみな「饗 くろ㐂」。
10月18日(月)~23日(土)は新作「鰯そば」です。
「鰯そば」1400円
丼には大きくカットされたたっぷりの九条ネギ。
中央に大きな鰯の梅煮、ショウガ等が乗ります。
スープはアッサリと深みのある魚出汁。
ベースは鰯の骨かと思ったら煮干しだそうで、上品な旨さです。
そのままでも旨いのですが、鰯の梅煮を崩していくとより太い味に。
ショウガや梅干しのアクセントも次第に効き、結構味が変化していきます。
麺はもち小麦「もち姫」100%の手揉み麺。
「くろ㐂」史上一番と思われる極太麺は歯に絡みつくほどモッチモチで凄いです。
連想するのは「麺と未来」「日陰」ですが、大将は未食とのこと。
後半は溶けていくような艶めかしさもあり、結構凄い麺だと思います。
鰯は釧路のブランド鰯である「大鵬イワシ」。
ビッグサイズで身の締まりも良く、食べ応えあります。
「鰯刺身めし(青唐醤油)」300円
鰯の刺身に青唐醤油をかけたご飯もの。
コリコリとした鰯にピリ辛の醤油がベストマッチです。
「鰯肝だれ和え玉(苦い味)」200円
こちらは「ゆめちから」の低加水細麺。
鰯の肝や頭から採ったソースがかかっています。
歯を弾き返すような「鰯そば」と真逆のバツバツ食感。
そこにコクのある鰯の肝ソースが濃厚な旨さを演出しています。
言うほど苦いわけではなく、日本酒が飲みたくなる酒のアテ的な和え玉。
「鰯そば」のスープにつけても美味しく、すると更にスープが濃厚になって面白いです。
「捨てるところが全く無いですよ」と大将が言う通り、鰯を堪能できるフルコース。
特に「和え玉」は珍味好きであれば必須だと思います。
「鰯そば」1400円
煮干しスープ
もち姫100%の極太モチモチ麺
大きな「大鵬イワシ」梅煮
丼
「鰯刺身めし(青唐醤油)」300円
「鰯肝だれ和え玉(苦い味)」200円
濃厚な鰯肝ソース
「和え玉」はゆめちからの低加水細麺
季節の限定そばメニュー
内観
外観
2021/10/18 更新
2021/09 訪問
高知の軍鶏油に福岡の新麦 季節の限定「軍鶏脂の新麦塩つけそば」
あらゆる食材でオンリーワンのラーメンを創る「饗 くろ㐂」。
今回の「季節のそば(9月6日~9月11日)」は「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円です。
「くろ㐂」出身の高知「鶏と魚」から贈られた「ごめんケンカシャモ」の脂。
福岡の新麦ミナミノカオリを使用し、30食限定です。
「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円
麺皿にはキレイに整えられた自家製麺、2種のチャーシュー、メンマ、九条ネギ。
つけ汁は清湯で鶏団子にナス素揚げが入ってます。
麺には「水塩」がかけられているので、まずはそのままで。
細くてもしっかりコシがあり、フレッシュな香りの旨い新麦麺です。
つけ汁は鶏ベースにほんのり鰹。
キリッとした塩気があり、軍鶏脂はスッキリとしてクドさが無いです。
上品でも旨味がしっかりで「くろ㐂」らしいつけ汁。
チャーシューに盛られた生姜ダレを溶かすと味変になります。
チャーシューは豚トロと鶏胸肉ですが、豚トロが秀逸。
脂サクサクで赤身は弾力があり、銘柄豚ではないものの肉の旨味を堪能できます。
最後はスープ割で旨いスープを満喫。
今回は新麦の旨さが主役な限定でした。
季節のそば「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円
新麦の自家製麺
軍鶏脂を使用したつけ汁
豚トロチャーシュー、鶏チャーシュー、生姜餡
季節のそば「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円
仕切りの付いたカウンター9席
並び方
外観
2021/09/06 更新
2021/07 訪問
「くろ㐂の夏麺 2021」第2弾 「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」(7/12~7/17)
「饗 くろ㐂」にて今年も始まった「くろ㐂の夏麺 2021」。
第1弾(7/5~7/10)は人気の「とうもろこしと真昆布の冷やしつけそば」でした。
第2弾は新作「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」1300円。
7/12(月)~7/17(土)の30食限定です。
いつもの涼しげなガラスの器にまさかの縮れ太麺。
短冊焼豚、出汁巻き玉子、キュウリ、刻み玉ねぎが乗っています。
麺はプリプリで暴れん坊な感じのモチモチ自家製麺。
麺皿の冷やしスープとオイルが良く絡み、煮干しがしっかり効いています。
酸味はそれほど強くなく爽やか。
フライドガーリックや玉子の上の梅一味で飽きずに食べられます。
富士幻豚の焼豚は肉の旨味が格別。
冷やしでも脂身がプルプルでとろけます。
ふんわりとした出汁巻き玉子も甘くなくグッド。
シャキシャキのキュウリや刻み玉ねぎで清涼感も感じます。
限定飯「本まぐろ漬け飯」300円
九条ネギが散らされたご飯の中央に本まぐろが2切れ。
軽めの漬けなのでマグロがリッチに味わえ、脂の乗りも良いです。
今年は季節の限定も少なかったですが、夏麺は週替わりでやってくれそう。
今後はよりシンプルな一杯を目指すとのことで、楽しみにしています。
くろ㐂の夏麺2021第2弾「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」1300円
プリプリな自家製ちぢれ太麺
富士幻豚焼豚
出汁巻き玉子
冷し中華スープ
梅一見
限定飯「本まぐろ漬け飯」300円
くろ㐂の夏麺2021第2弾「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」1300円と限定飯「本まぐろ漬け飯」300円
くろ㐂の夏麺2021第2弾「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」1300円
外観
2021/07/12 更新
2021/06 訪問
祝10周年 「塩そば」に限定飯「みやぎサーモンとトマトの炊き込み飯」
6月20日(日)にめでたく10周年を迎えた「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
10周年当日の日曜には10周年限定「みょうがたけと生雲丹の冷やし和えそば」営業を行っています。
「みょうがたけと生雲丹の冷やし和えそば」は僕も過去にいただいたのですが、超贅沢な一品。
残念ながら日曜は都合が合わなかったので後日伺いました。
今年2月のリニューアル以降、現在の麺メニューは「塩そば」と「醤油そば」の2種のみ。
リニューアル当初は大将ワンオペでしたが、現在はテキパキとした助手が2人入ってます。
また、奥のテーブル席を無くし仕切りの付いたカウンター10席。
一度に5杯ずつ作るので、以前よりかなり回転良いです。
「塩そば」1000円
中央にドッサリ九条ネギが乗り、2種のチャーシューにドライトマト、生胡椒など。
今回はサービスで「みょうがたけ」の新芽をいただきました。
澄んだスープはまろやかで丸みあるお出汁。
見た目は前の「塩そば」と変わりませんが、オイルやタレが控えめになっていると思います。
大将によれば肉を多めに使用しているとのこと。
パンチではなく贅沢な余韻がある旨いスープです。
自家製の麺は手揉みと細麺から選べるので手揉み麺を選択。
適度なコシにモチモチ感があり、粉が溶け出すような舌ざわりも良いです。
2種のチャーシューもレベルが高く、豚はどこの部位なのか凄くジューシー。
サクサクな糸島メンマもレア感あります。
生姜やドライトマトの味変も効果的。
サービスのみょうがたけ新芽はフレッシュで清涼感溢れる香りが心地よいです。
「みやぎサーモンとトマトの炊き込み飯」200円
この日の限定飯はストウブで炊かれた炊き込みご飯。
みやぎサーモンがたっぷり入っていて、贅沢なピラフの様です。
リニューアル後は限定メニューの頻度も少なくなりましたが、大将はやりたいことが色々あるそうで益々意欲的。
11年目も唯一無二の世界観を堪能したいと思います。
「塩そば」1000円
自家製手揉み麺
出汁の厚いスープ
ショウガに生胡椒
チャーシュー、つみれ
サービスの茗荷茸新芽
丼
「みやぎサーモンとトマトの炊き込み飯」200円
「塩そば」1000円+「みやぎサーモンとトマトの炊き込み飯」200円
メニュー
メニュー
カウンター
飯田商店からの10周年祝い
外観
2021/06/22 更新
創業から13年目を迎えている浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
10月1日(日)で現店舗での営業を終了と、わずか2日前に電撃発表がありました。
10月1日は日曜特別営業となり、限定メニュー「マンガリッツァ豚の肉そば」のみで営業。
朝8時から整理券配布とともに食券購入のシステムです。
「マンガリッツァ豚の肉そば」2000円
背脂の浮いた醤油スープに国産マンガリッツァ豚チャーシュー、太メンマ、海苔。
ワンタンと鶏団子はレギュラーメニュー食材の在庫ある限りサービスです。
スープはマンガリッツァ豚の骨、昆布、椎茸、乾燥野菜、鯖の枯節。
ガツンと豚骨ではなくアッサリ仕上げられ、醤油の立ち方と刻みアーリーレッドが凄く良いです。
麺は自家製の手揉み中太麺。
恐らく最近の「くろ㐂」らしくもち姫を使用し、溶ける様な感じとモチモチ食感が見事です。
メインのマンガリッツァ豚チャーシューはバラ、ウデ、モモの3種。
バラでもブリンブリンな見事な食感です。
スモークを効かせた部位もあり、肉質も調理も完璧。
厚みあるものが5,6枚入っており、完全に肉が主役な一杯です。
「マンガリッツァ煮豚めし」700円
今回はご飯ものもマンガリッツァ豚。
ほぐし煮豚にネギ餡、背脂、九条ネギ、味玉半分です。
トロトロと言うよりは肉の繊維しっかりの煮豚。
結構タップリ入っていて、こちらも食べ応え十分です。
僕が「饗 くろ㐂」に初めて伺ったのは2012年なので、「季節のそば」を中心に11年通い続けているお店。
二毛作「紫 くろ㐂」「潮 くろ㐂」含め、百数十回この店舗に訪れていたことになります。
新店舗の場所はまだ非公開ですが、旧店舗からそれほど離れていない場所とのこと。
大将が
「新店舗期待していてください!」
とのことでやる気満々なので、本当に本当に楽しみです。