ゆたんぽぽ。さんが投稿した大元（茨城/つくば）の口コミ詳細

くいだおれの街の光害の中冬の大三角からオリオンを見つけて夜空を右上方向にスキャンする。

見上げてごらん煌めくアルデバラン
我は行くさらばスバルよ

冬本番になればハッピーアワーに向かう道すがら眺めるオリオンの出は、今はまだ夜も更けてから。一昨年の冬に月がスバルからアルデバランの近くを通りオリオンの左上に抜けて行くのを見て、それが黄道でそこに地球の公転面があるとようやく気付いた^_^。

朝からひたすら快晴。放射冷却して今季最低水準の気温の中、店の外で待つ事を想定して万全の厚着をして来た自分を褒めてやりながら、冬の星々やクチナシを眺めて待ち時間を楽しむ。10分弱待って入店できた時は日付が変わっていた。

ビールのお供はいつものしんこ。なんだけど、ハーフでと付け加えるのを忘れて、フルのが来てちょっと多い^_^; せっかく400円出すなら、おしんことザーサイのハーフ盛り合わせが最強だと思う。

寒くなった事もありこのところカントンメンばかり。連日食べたら嫌になるけど、週一だと飽きる事もなく習慣的に毎回食べたくなる。ただ最初の頃の感動は薄れて空気のようになる^_^。

一方で最近はレバ野菜を食べたいと思わなくなった。身体さん、鉄分は間に合ってますって事なのかな。

気温は連日シーズン最低記録を更新している。過ごしやすかった2023年の秋は、完全かつ不可逆的にｵﾜﾀ^_^。冬は嫌いでは無い。否応なしにキリッと緊張感があるし、食べ物が美味しい。今日はホット老酒2合であったまる。そしてカントンメンの到着を待つ。

につきザーサイのハーフにチェンジ。この200円も飲み屋基準で考えると激安、と言うかフツー、飲み屋で200円の一品なんてそもそも無い。

今日も惰性でカントンメンを食べたくなっている気持ちを抑えよう。せっかく好きになったものを飽きてしまうまで食べてはいけない。

見た所クチナシの葉にはもう新たな食害は見られず、夏に齧られた葉っぱは傷口を丸っこくして癒えている。半分冬に差し掛かった今はもう、キャタピラーたちが屋外で成長出来る温度下限を超えたのだろう。しかしここで夏の終わりに捕獲したオオスカシバの幼虫は長じて緑色の蜂のようなhawk mothとなり、10月の初めに卵を産み、それが孵化して成長して10月末の今日、無事サナギになった。完全飼育。夏のスケジュールなら12日後、来月中旬には羽化するはずだけど、越冬するかも知れない。実はここのクチナシの生垣の根元には、オオスカシバのサナギ越冬隊員が沢山埋まっているのでは無いかと想像している^_^。

この店のおしんこの小盛り200円はおそらくこの界隈で最もコスパの高いつまみの一つだと思う。

今日は天候的には激動の一日だった。朝は上空を重く覆う雲の先の地平線付近、霞ヶ浦・鹿島灘上空の隙間を通過する赤い玉のような太陽を観た。お昼前に雷雨。その後のどっちつかずの時間を経て、今は完全に晴れ。先月29日のの中秋の名月に次ぐ満月が近付いていて、この店に入る前、見上げた空が昼間みたいに青かった。

来週末は土浦の花火だ。

テーブル席の方からタイゲンタイゲンという声が聞こえて来るけど、私の記憶が確かならばこの店の名はダイゲンである。自分も昔は友達と一緒にタイゲンと呼んでたけど^_^。

明日朝夜明け前に出掛けないといけないので、注文は最小限で。この店で野菜の美味しさと美しさをしみじみと愛でるには、野菜へのリスペクトが感じられる広東麺が良いのでは無いかと最近は思っている。

カウンターの目の前の厨房で背中を見せて鍋を振っているマスターの面前に時々火の手が高く上がるのが見える。いつも当たり前のように観ている光景だけど、やはり中華料理店は客に火を見せる事が重要なサービスだと思う。きびきびと立ち働く料理人さん、鍋のガチャガチャ音とセットで。

なんの変哲もないおしんこがとても美味しい。特にニンジンとカブ。子供の頃は煮たニンジンの変な甘味が嫌いだった。初めてニンジンが美味しいと思ったのは学生コンパかどこかで野菜スティックで食べた時。それで目覚めて、生のニンジンをウサギか馬みたいに丸ごとボリボリ食べていた^_^。自分で浅漬けにしてもよく食べた。カブはちょっと高くて絹のような歯ざわりの憧れの野菜だった。

今宵の広東麺は一味違うぞ… ネギトッピングを追加した事もあるけど、アンの量が少なめか薄めでスッキリしている。美味しいけど、あーこれにセロリとか生姜とか載ってたら味が締まるだろうなと思いつつ。

店を出て、寒くなってから不自然なくらいピカピカしているクチナシの葉を眺めて食休みする。うちで待ってるこたちに新鮮なのを少し摘んで帰ろう。この店のクチナシの花の咲き始めた6月中旬から4ヶ月。ここの料理の味付けはシーズンレスだけど、食べる側の味覚は季節に連れて移ろう。季節はめぐり小さな命は一ヶ月単位で世代を継ぐ。夏の終わりにここで産まれたこたちが大人になって9月の末に卵を残し、10月1日に孵ったこたちが今はかなり大きくなった。いずれ里帰りさせてやろうかなB-D。

いつもはたいてい空いてる22時少し過ぎに来たら満席。風もなくて暖かいから待とう、と思ってクチナシを眺めること20分、朝は10℃を下回るようになったつるべ落としの季節に負けたのかあの恐ろしくも愛らしい害虫の姿はもう無い。待っている間に結構体が冷えて、耳が冷たい。耳の冷たさを感じる季節が来た。ようやく席が空いて通された時には後ろに何組か行列が出来ていた。

老酒一合はなかなか無くならない。チビチビ飲むのにちょうど良いアルコール度数とクセのある風味。やはりとてもコスパが良い。

12時過ぎに店を出ると天気予報の通りポツリポツリと雨。濡れて光る路面。舗装道路から立ち上る夕立の匂いを嗅ぎながら家へと急いだ。

慶を出て帰宅する途中、この店の看板が目に入って誘引されるままに。クチナシの状態を確認しようと思って店の前まで来たら、混植されてるツツジがすごく元気。おなかいっぱいなのでおしんこ系小品を3種、ハーフで注文する。

おなかいっぱいだけど飲んでるとなんか食べたくなるのでトッピング用の目玉焼きを単品で。キャベツも付いてるし、とってもお得な感じ^_^。格安チャーシューエッグ定食とか出来そう。

食事を終えて店を出て再びクチナシとツツジの新葉の競演を観る。新緑の季節と言えは春だけど、種によっては秋もすごいんだと最近分かった。

しばらく前に来た時に食べた広東麺が美味しかったのを思い出してリピート。やはり主役はプリプリネギ。思うに焼き鳥とかの炭火焼きでこのプリプリ感を安定して出すのは難しいのでは。

ここの生垣のクチナシにはツツジが混植されている。ふつうのツツジの葉は艶消しのボソボソした感じなのに、最初に見かけた時ここのツツジの葉はクチナシに負けないくらいピカピカしていた。それが今年はずっと景気の悪いやや病んだ感じだった。けど夏の終わりにマスターが実施した剪定の結果なのか、ピカピカの新しい葉が復活して来た。ただ生垣のサイズを維持するにはやはり、古い葉の層までザックリ切り戻して新葉を出させる必要があるのだろうと思う。

今日はオオスカシバが見当たらないのでクチナシの葉に付いていた、水ようかんで出来てるみたいな質感の大きめのチャコウラナメクジを1匹捕獲して帰る^_^。

今日はボウリングの試合が早く終わったので早く飲みに来れた。店は24時頃に訪れるだろう嵐の前の静けさ。大元に来る途中、北大通りを超えながら月を観た。月齢10.1を過ぎた月はだいぶ太って青い暈をまとい、澄んだ秋の夜空は意外な明るさの青に染まっていた。いわゆる中秋の名月まであと4日。この数日月は超低空飛行を続けていて、部屋の奥に居ても、南の窓に切り取られた秋の空の雲間を泳いで行くのを観る事が出来る。なんとなく2001年宇宙の旅、美しく青きドナウだ。時々目をやって眺めて、いやー運良くいい星の上に生まれたなと思う^_^。

夏の終わり頃にマスターが剪定した後のクチナシの生垣でゲットしたオオスカシバの幼虫たちは次々に羽化して、今4羽がブンブンとケージの中を飛び回っている。彼らはサナギになって12日で羽化する事がわかった。アゲハはだいたい7.5日なのでかなり長い。この店で今シーズン私が捕獲駆除したイモムシは50匹は下らず、卵も含めれば100匹を超える。観察によると彼らは葉っぱより花の蕾が好きで、抱きついたら離さずにムシャムシャする。ジャスミンの香りに魅せられてか。クチナシは葉はどんどん再生するけど肝心の花はそうはいかないからこれは許し難い。害虫だ。この店のクチナシが今年長期に渡って咲いていた事に、自分は少なからぬ寄与ができたと自負している。もしこの店との関係が悪くなったら腹いせに生物兵器として店の前で放蝶しまくるかも(笑。

馬車がカボチャに戻る時刻になり、やはり店は満席に近くなったけど、今日は今のところ大声で騒いだり店の外に駆け出して吐いたりする酔っ払いもおらず、カウンターでラーメンを両手で犬食いする客もおらず、シンデレラも良い気分で帰宅出来るだろう。ふと観ると、この店で何度かお見かけした某焼きもの屋のマスターが飲んでいて、目があって挨拶^_^。

昨日日曜の午後に偵察に来た時に既に刈られて居るのを見た。ただ思って居たような激しい切り戻しでは無く、飛び出してきた枝が刈られて角刈りになっていただけだった^_^。

今日もチリレバ野菜で鉄分を補給する。うちのアゲハに今日森永のinゼリー鉄分マルチミネラルをあげてみたら夢中で飲んでいた^_^。

今日は気になる減点ポイントがあった。割り箸が曲がっている。この店に何十回来て初めて。凄く安い箸は曲がりやすく、曲がった箸はとても使いにくく不愉快だ。傾いて行く店が手を出してしまう間違ったコストカットとして知られている。この店がそんな姑息なセコいコストカットをする理由はなく、割り箸に水がかぶった程度の不運だったのかもだけど。

カウンターで飲んでいたらマスターが、あれはもうそろそろいいですかねと聞いて来たので何かなと思ったら、クチナシを刈り込んで形を揃える時期なのだそう。今は新葉の成長が早い時期だから、今のうちに形を整えつつ来年の葉っぱも準備するということかな？

もちろんオーナーが私に断る必要なんてないのに、マスターの人柄だな。あーでも、出来れば殺虫剤は撒かないで下さい、去年劇的に切り戻されたのを見てショックを受けましたと以前お話した記憶はある。

梅雨入りの頃、開花を待つクチナシのつぼみに抱きついてモリモリ食べてた、気色悪く変に薄緑の長くてバカでかいイモムシを見つけてギョッとしたのが、オオスカシバというスズメガとの出会いだった。アゲハの幼虫には慣れて居るのでそれほどイモムシに拒絶反応はないつもりだったけど、気持ち悪かった。

こいつ何者？と思って懲らしめてやる気満々で拾って帰って、ネットで検索した。成虫の写真を見て気持ちが一変。敵愾心消失。カワイイは正義なのだ。ガに分類されてるけど、ハチのように透明な羽根でホバリンクするという。体は緑と白と黒を配色したビロードのようで、複眼なんだけど正面を睨むように見える目力が半端ない。実際、6月末日にかりんとうのようなサナギの殻を破って羽化した姿は、ネットで見たの以上の凛々しさだった。

マスターは、ご自身が長年大切に育て来たここのクチナシが作り出して居る面白い生態系を、私よりは知らないと思う。もちろんそれでいいのだ。害虫をいちいち愛していてはこの整った生垣を妥当なコストで維持することは出来ないのだから。

会計して店を出て、今年最後になるかもしれない害虫駆除の儀。お尻に何の意味があるのかツンと鎌形のツノを生やして。夏場に繁殖をほぼ停止したらしいオオスカシバは涼しくなって少し回復してきたけど、夏前の猛威にはまるで及ばず、今日は見る限り1匹だけだった。

狂い咲きした今年最後のクチナシの香りを嗅いで帰る。実はもう2個あるのを知っているけど。見上げれば月に星。

5年前にこの近くに越して来て、何度かここを昼間に通りかかった時、半ば朽ちたこの看板を見て、ああここは昔大元というラーメン屋さんだったなと思った。さびれる一方だったくいだおれ通り。昔はつくば市随一の繁華街だったのに。北大通りには飲み客の違法駐車の車がびっしりで。飲んでも乗るのが当たり前だった時代。懐かしい商業ビルが取り壊されて住宅になって行く。ここも入居者が居なくなったのに看板の撤去もされてないんだなと。タイタニックのラストシーンのように、若かりし頃友人と来て唐揚げラーメンを食べて感動したシーンが蘇った。
まさか22時開店だったとは^_^。

今日はこないだ食べそびれたチリレバ野菜炒め。鉄分重要、健康の秘訣かな^_^。これは少し稀勢の里が混じってる3代目の作だろうか？

広東麺の主役の具を食べ終えたあと、コロコロ入っていたプリプリのネギがやたら美味しかった。

広東麺が極細麺で無いのは何故だろう？

店を出てクチナシの葉を愛でて帰る。ここのクチナシは葉っぱが小柄でみっしりしていて、ものすごくピカピカしている。ずっとお疲れ気味だった混植のツツジもバンバン新葉を出していた。ここはオオスカシバの故郷としてごく一部に知られてるけど、親が飛んで居るのを見た事がない… 基本、店が開いてる深夜にしか来ないからかな^_^。ピカピカの葉っぱを愛でながら今日も３匹のオオスカシバの幼な子をゲット。薄緑色した保護色でお尻に生えてるカーリングの取っ手のようなバカ殿のちょんまげのようなツノがユーモラス。真夏のど真ん中の頃には暑さにバテたのか減ってたけど、過ごしやすくなって来てまた増産体制に入るのか^_^。

自分は目隠しして飲むと一番搾りと黒ラベルの区別が付かない事が30年前のコンパの利きビール大会でわかった。去年は黒ラベルと富良野を飲み比べたけど、やはり違いが分からなかった。結局飲んでるのは黒いラベルなのだ^_^。視覚と刷り込みが味を決めている。スーパードライは目隠ししてても他社のと違いがわかった。あのコピーで時代を作ったけど、コクが足りないのにキレがあり過ぎる感じ。今の自分の好みはふわっとしたマルエフかなと思うけど、あの当時にうまいと思ったかどうかは分からない。いままで長く生きて来てサントリーのビールをうまいと思った事は一度も無い。生は問題ないけど。

坦々麺を食べ始めて、あれそう言えばお昼もラーメンだったなと思い出した^_^;

BGMにユーロトランスみたいのが流れている。マスターの趣味も現代化してるのかな^_^。

そう言えば冷やし中華というのが昔は夏の定番だったなーと思い出して。何か足りない…赤みが無い。たしか、かまぼこと紅しょうがが定番だったような気がする。

月曜夜は定例のボウリングの試合があり、帰宅は23時過ぎになる。お腹空いてるのでガッツリ食べたいけど、不味いものは食べたく無い。アルコールもきっちり飲みたい。歩いて5分以内で行けるとこ。ここでしょ^_^

何十年も前から来ていて、ここで中華丼を頼んだ事があるかどうか記憶にない。中華丼はよほど不味い店でもそれなりに食べられる最後の砦みたいなものだから、なにもこの店で食べなくともと。食べてみると、ここの中華丼は塩味オンリーで、白菜やタケノコはじめ食材の味が伝わって来る。でもせっかくなのでオプションで、エビとかカニとかほぼカニとかイカとかチンゲンサイとかブロッコリーとかをトッピング出来るといいかな？^_^

飲み応えコスパ安定性的には老酒1合が最強かも？おしんこにトッピングしてあるカイワレが昭和の味。麻婆豆腐はどっさり山椒味が好きなんだけど、あと入れとか、持ち込みGABANで良いかも。お店の前の生垣のクチナシは去年より1ヶ月遅く最終ランナーが咲いて梅雨の終わり、季節の不可逆的進行を感じさせる。

それは縮れた手打ちうどんみたいなラーメン屋が現在のつくば市から土浦一帯まで席巻してた時代のこと。オシャレな極細麺にキリッとしたスープ、唐揚げとか麻婆豆腐とかアシタバの天ぷらとかをトッピングした、目からウロコの落ちるファッショナブルな感じのラーメン屋さんとしてこの店はここに出現しました。今は２代目と３代目になり、メニューからは唐揚げもアシタバも消えましたが、極細麺の伝統は受け継がれています。当時は東の外れにある激辛地獄ラーメンも極細麺で、くいだおれと言えば極細麺でした。そう言えば今の鯛そば屋さんも細麺かな…

ここはビールを注文するとデフォルトでサントリーが出て来ますが、何度かサッポロと指名し続けると覚えてもらえます^_^。レバー炒めのレバーがよく観るドス黒いのと違ってピンクがかったブリブリです。

マスターが丹精しているクチナシの生垣が、梅雨時に純白のバラ咲きの花をパラパラと咲かせて、エモ言われぬジャスミンの香りを漂わせます。店に入る前に嗅ぎ、出た後にまた嗅いで帰ります。花の無い季節もピッカピカの葉っぱが夜の照明を反射して映えています。