246回
2023/10 訪問
暑さ寒さは彼岸から
左端が南向きに座れて西の空も見えるパノラマビューのテーブルC。
逆さにしたタイムがなぜか十数年前に見た石本沙織感を醸します。
最近はやや果物感が低下気味のシェフのデッサンオードブル。
スープやオードブルは毎日変えられるけど、メインはあんまり変化を作れない^_^。
今日10/08朝。右のビルは8km先の土浦駅前タワーマンションの上部1/3、左の櫓のようなのが高架道脇のテプコとでんこの鉄塔です。下にあるのは100km先の鹿島灘に浮かぶ雲か。
先月09/29夕方。地平を出て20分後にジプロインの東にあるアパートの屋根から出て来たクッキー色の名月です。
たまにはワインも飲もうかなと。
プレイボーイ誌がウサギをシンボルマークにしたのは、その繁殖力にあやかってのことだそう^_^。
2023/10/09 更新
2023/10 訪問
レタスのスープにおまけが付いていた
今朝も素晴らしい夜明け前の空だった。偏西風によって秋の高い雲が西から東へズンズンと流されて行き、東の日の出の方向に吸い込まれて行き、そこから太陽が出て来る。60倍くらいの早回しで再生すると映画のオープニングのようなドラマチックな動画になる、
日の出を鑑賞しながら缶ビールを飲んでみたら、不味かった^_^。缶ビールがまずいのは、あの琥珀色の液体の視覚的なプラスが無いからだと思う。
今朝広域的には今季最低の11℃だったけど、無風状態。コンクリート壁からの輻射でか、ベランダは20℃以上あった。うちからみた日の出の位置は土浦花火の打ち上げ場を過ぎ、土浦駅の上に差し掛かり、あすにはあのランドマークな8km先のタワーマンションをカスって昇ると思われる。あの横幅は太陽の半分くらい。いつかそのツーショットを観たいと思って居て、明日明後日がチャーンス。
今日はジプロインが今月から定休日を変更して最初の日曜営業。だったけど先客の家族連れの料理がたけなわでシェフも大忙し、少し遅めに出て来たスープのカップの取っ手には、なんかおまけが張り付いて居た^_^。
2023/10/08 更新
2023/10 訪問
今日もうさぎの店に来た
夜に来るとシルエットがプレイボーイ誌のうさぎの耳のように見えるこの観葉植物。よく見かけるけど名前は知らなかったので検索すると、チトセランというのだそう。
今日は初登場のレタスのスープ。レタスは生で食べるものと言う先入観が強く、熱を通すと全然違うわりと濃いめの味と香りの出る、だけどキャベツのように暴力的ではない野菜だと気がついたのは結構歳を食ってからだった。
今日のジェイクの気まぐれ?思い付き?出来ごころ?むらっ気?いたずら?何だっけのカクテルはジン系。ジンは中学生の頃の秘密の飲み会^_^でジンライムとして飲んだのが最初だった。大人になって炭酸系のカクテル酒として色々飲んだけど、最近ではストレートでチビチビ飲むのか一番かなという気がして居る。それはほとんどの蒸留酒でそうで、特にウォッカの香りに最近目覚めた。ストレートじゃないとわからない。
ジンの香りはヒノキ科のジュニパーという木の実から来てるそうで、ジンと言う名もそこに由来する。もとは薬用酒。子供の頃、養命酒が結構好きだった。やはり酒は百薬の長だなー^_^。
昨日はシェフの出来心なのか、たまごうさぎが縦切りでマトリョーシカみたいな体型だったのでなんじゃこりゃと脱力して終わったけど、今日は正常だったので、またタイムの目とディルの前髪をつけてあげた。カーリーパセリで天パ、ローズマリーで眉を作ると佳いかも。セージはデカすぎて使い道がねー… 座布団くらいかな。ゆでたまうさぎのスカボローフェアだ。
2023/10/07 更新
2023/10 訪問
開いてて良かったジプロイン
先週もらったキアゲハのサナギが今にも羽化しそうだったので見届けてからと思ったら8時になってしまい、諦めて食事に来た。帰ったら羽根を広げてるかも。
裏手から歩いて来ると何時も見えるシプロインの灯り、トイレの照明が見えなくて真っ暗だったので、休みなのかなと思って横まで来たら、明かりが見えた^_^。この地道な節電もジプロインのコスパを支えているのだなー。
オードブルにワカサギ初登場。ワカサギのマリネと言うのは食べた事がないような気がする… モグモグ… なんか青魚系のマリネみたい。ワカサギ感が無くてアジとかのマリネと区別が付かない^_^。
今日の魚料理はイボダイ。エボダイならここの一階の焼き魚屋さんで食べてたなと思ったら同じ魚の別名だった。下の店無くなっちゃいましたねみたいな話からオーナーと話が始まって、彼がこの店を開く前の経歴の話なども初めて聴き、あーわりと近い業界の人だったのかとかとか、長話しているうちに営業時間を大きく過ぎてしまった。
2023/10/06 更新
2023/10 訪問
木枯らし一号??
強風に翻弄されて欧州旗が舞い踊っている。じっとりとポールに巻き付いている暇もない。これまで見た中で一番元気^_^。
今日はテーブルCに先客があり、Aに窓向きに座った。背後の店内側には大学の事務に関係してそうなスーツの人々。時々、野菜がおいし〜という声が聞こえてくる。そうでしょう、そうでしょうとも^_^。
この店の他のお客さん特に初めての人にはアーティチョーク茶が無償で振舞われているようなんだけど、自分はこれが初登場した時に、何じゃこのバニラ風味のうすらシロップみたいのはと酷評して、それ以降頂いていない^_^。今調べると、アーティチョークはキク科アザミ属の親戚で、食用にしているのは蕾なんだそう。なんてビッグなツボミなんだ!
今朝も日の出前30分の朝焼け空の出来具合が素晴らしく、今季最低気温の中初めて上着を着こんでベランダで鑑賞。天高く馬肥ゆる秋。
2023/10/06 更新
2023/10 訪問
すっかり秋、少し冬の気配
玄関を出るとヒューヒューと吹く少し肌寒い風。ジブロインに歩いてくる途中に鳴いている虫たちも減って来た感じで、カネタタキのテンポも遅くなった。
今日もゆでたまうさぎが淡谷のりこみたいな不景気で物憂げな年増顔してやってきたので根本からリメイク!(╹◡╹)。日本のカワイイ文化がシェフにはわかってない^_^。目はタイムでクリっと。フレッシュなディルがたくさん付いて来たので前髪もプラス。少しカッパ風。
「創作欧州料理」と言う看板を見て改めて思う。ここはやっぱり「DIYと創意工夫により安くて良い素材を美味しく気軽に楽しく食べさせる」店なのだ。コスパは美味しさの重要な要素で、お得感が味覚をプラス側にブーストする。高い料金を取るなら美味しいのは当たり前で、もし値段相応に美味しくなかったら怒りというか憎悪が湧く。ここは安いので、万が一美味しく無くでも、笑って済ませられる^_^。
2023/10/06 更新
2023/10 訪問
女三人よれば姦しい
今日は奥様方のサロンという様相になっていてうるさい、いやとても華やかな雰囲気だ^_^。かしましいというのは姦しいと言う字を当てているのだと今調べて初めて知って驚いた。しかし3組は互いに無関係と思われるのになぜ今日に集中したのだろう?
今日のサラダでは新玉ねぎのマリネ的なものが主役だった。新玉ねぎは、タタタタタっと切ったのに花鰹をぱらりと振って、ポン酢をチロチロっとこぼして、バクバク食べる。シンプルだけどこれが綺麗だし、プチプチと歯触りもよく、美味しくて酒に合う。頼んですぐに出てくることもあり、以前通ってた居酒屋ではほぼ毎日食べていた。生の玉ねぎは切断したらすぐに酸化もしてくるだろうし乾いてきてしまうだろうから、時間との勝負の面もあるのだろう。ただしかしその製造コストに対して末端価格がリーズナブルでないという気持ちが、その味わいを一段下げていたように思う。もしここで出せばきっとリーズナブルに違いない^_^。
昨日から梅雨のような様相を見せていた曇り空が、食事を終えて帰る頃にパリッと東西に裂けて秋の高い空を覗かせていた。
2023/10/05 更新
2023/10 訪問
レンコダイ
朝からの冷たい雨空が続いていて、6時前に来たのに既に外は真っ暗。
今朝風邪を引きかけたので、いよいよ冬の準備が必要かなと。と言っても温度については厚着してこたつに入ってれば室温が15℃を切っても平気なので、問題は湿度。湿度は目鼻と肌の健康にとってとっても重要。ウイルス対策としても。自分的には60%付近が過ごしやすく、50%くらいだと目が重くなりはじめ、40%では唇がバリバリになり、30%で目がキリキリと痛くなる。2年前から湿度維持対策をしているため、秋冬春を通じて長時間50%を切ったことはない。特に冬は目鼻の粘膜が喜んでいるのを実感する^_^。
粘膜の健康は花粉をブロックするためにも重要。花粉の中でも特にスギ花粉がアレルギー症状を起こすのは、免疫系に作用する以前に、粘膜のバリアを突破して侵入するアジュバント的能力が高いからだそうで、粘膜のコンディションが良ければ当然それに対する防御能力も高い。多分湿度維持を心掛けたおかげで、過去最高レベルの飛散量とも言われた今年、十数年ぶりに花粉症の薬を飲まずに乗り切ることが出来た。
静電気パリパリとかしたことはもう何年か全くない。子供の頃からあれが当たり前だと思っていたのは、それは効いてる証拠とか言うのと同じ能天気と言える。人の健康上で問題なのは即時的にわかる空気の温度ではなく、気が付かないうちにじわじわ蝕んで来る湿度なのだ。
こっちに越して来る前は24時間365日エアコンつけっぱなし、冬の加湿は怠りがち、湿度30%測定限界以下で長年暮らしていた。だからしょっちゅう静電気バリバリ。ドライアイなのか激痛がして朝は目が開けられない、スマホの字が読めない。多分それを十何年も続けて視力が低下した。最近は湿度対策のおかげか視力が少し回復、景色が良く見えるようになり、運転免許証の眼鏡等が15年ぶりに取れた(╹◡╹)。まあ空をよく観るようになったおかげもあるかも。
昨日の魚料理は、レンコダイという、初めて食べる魚。淡白なのにタイの名に相応しいじわっとした味と食感。小ぶりで食べ切りやすく、骨せんべいも美味しく酒のツマミにとても佳い。ヒレはサクサクえびせん風。アタマも潰してタイカブト。小さいおかげでぽぽ全部食べられる。ただし少し硬いから、やっぱり食べるのを楽しむのに歯は命だなと思う。
焼いても店に臭いがこもらないというメリットも^_^。この店の定番にすれば良いのにと思うけど、シェフに聞くと市場にはほとんど出回ってないとのこと。
今日のうさぎは耳を切り出した余りの部分がお尻に差し込まれて居た^_^。
2023/10/04 更新
2023/10 訪問
定休日変更
開店以来定休日は日曜月曜だったのが今月から月火になった。切り替えのため日月火が3連休だったため、凄く久しぶりに来た感じ。
今朝気温は20℃を下回り、目が覚めると部屋を吹き抜ける北風が冷たく、春以降開け放しの北のベランダの窓を久しぶりに閉めた。なんとなく風邪の予感もするので、ショウガ入りのモロヘイヤのスープで暖まる。
少しサラダがペチャンコだったので盛り上げてから食す。これってミツバがバラっと載ってたらどんなかな?
店の入り口にはローズマリーと月桂樹が新規参入。いずれローリエもカレーに添えられるのだろうか。
月曜にはお昼を食べる所を探してつくば駅まで徒歩で10分くらい遠征。途中エキスポセンターのロケットを2年ぶりに眺めた。ここから歩いて5分くらい。シェフにはあの白い固体ロケットブースターをまじまじと眺めてドライカレーのデザインにインスパイアされて頂きたい^_^。
2023/10/04 更新
2023/09 訪問
花びらが散った後の桜がとても冷たくされるように
と伊勢正三は歌った。国民的お祭りたる中秋の名月の翌日、もともと月を観ない人々には月の存在は既に忘れ去られているだろう。自分も2年前に月を再発見するまではそうだった。
地球のすごく近くに大きな天体が周回するようになり、やがて地球に出来た海の潮の満ち引きを作り、海に生まれた生物の生活リズムを作った。明治初期に太陽暦に移行した今では人々の生活はその天体の運行のタイミングとは無関係になったけれど、今もその生活周期はその天体にちなんで月と呼ばれている。
今日は初登場プリプリ白菜のスープ。ようやく秋になったと思ったらすぐに冬の気配かー。
日という周期は太陽とは何の関係もなく、地球自体の自転による。年は太陽の周りを一周する周期、365.25日。なので太陽に大いに関係する。地球の自転軸が傾いているので一周する間に日の当たり方が変わり季節ができる。1週間前にはその節目である秋分点を通過した。まさにその時に産まれたアゲハの卵は今、孵化の時が近づいたことを示すように色づいて来た。
二年前に望遠鏡で月を観るようになり、日の出や月の出を録画して見ているうちに、あれは天体が動いているのではなく、自分の居る星が回転しているのだという事をかなり実感できるようになった^_^。月の形を見れば太陽が今どこにあるかがわかり、それを観ている自分が宇宙の中に浮いて居るんだなと、浮遊感を感じる事が、稀にある。これは現代人の知識が作り出した感覚で、古代に歌を詠んでいた人にはない、贅沢な楽しみだ。知識が感覚を生む。科学的もののあはれ。せっかく恵まれた時代に生まれたのだから、喜びも楽しみ方もいにしえの人たちを超えなければいかんと思う。
2023/10/05 更新
2023/09 訪問
お月見スペシャルキュイジーン(一人前)
しばしあっけに取られてただ写真を撮る。なんかもう観てるだけでおなか一杯^_^;
中秋の名月と言われる月は予定通りあのパラボラアンテナの脇からクッキー色になって出て来た。本当は地平線からグデングデンの赤ら顔で潰れて出て来るのが観たかったけど、ここは街なかなので仕方ない。
月の出1時間後にはもう月は白塗りの美人のように冷めてすました顔になった。昔の人が名月と呼んだのはこう言うものだろう。これは誰がどこで観ても同じ、誰が観てもキレイ、今ならいっそ大気圏外で観るのが一番いい。2001年宇宙の旅だ。美人は3日で飽きる。個性がないからだ。浦島太郎も3年で乙姫と竜宮城に飽きた。一方で地平に近い月の顔かたちは大気によるフィルターの影響で様々に変わる。
お隣の国のアナウンサーとか見ると一律にいわゆる美人で笑ってしまう。日本は古くからワビサビを理解する文化だった。進んでたな^_^。
昔の人は日光東照宮を結構と言ったらしいけど、小学生の時に見に行ってなんじゃこの安っぽいケバさはと思った。昔は技術的に実現が難しいために高価だったケバいものが尊ばれた。それが素材がケミカルに大量生産出来るようになってただの安っぽさに転落。正倉院の宝物のガラスの鉢みたいなのが典型。歴史的な価値は認めても、あれを美しいと思う現代人は、あまり居ない。それに引き換え、例えば縄文の火焔土器の造形には、時代を超えた感動がある。素材はただの土。デザインのチカラだ。
ジブロインに満月の出を見に観に来たのは4回目。1回目は南東にあるウエルシアの上に出た。2回目、3回目は曇ってて見えず。今日はほぼ真東にあるアパートの上に出た。この方向には土浦花火の打ち上げ場があるので、花火鑑賞もイケルことがわかった。
食べ終わりつつ思う。これだけ賑やかだったのに何か物足りない。基本マリネ系で、いつもの生ハムonフルーツが無いからだ。スペシャルの内容をお願いした時にまさかあれが脱落するとは思って居なかった。次の機会には生ハムフルーツ尽くしと言う事でお願いしよう。お酒はフルーツポンチが佳い^_^。
2023/09/29 更新
2023/09 訪問
空には雲があるから好き
今朝は素晴らしい雲が出ていた。その続きで今も雲がちな空だけど、月の出の時刻にには消えると言う予報。
雲が出来る要因の一つに遠い銀河から届く宇宙線があり、その数万年単位の長周期的な変動が氷河期を形作ったと言う仮説があると、ツイッターでフォローしている人から教えてもらった。スベンスマルク効果。短期的な地球温暖化に人類の活動で排出される温暖化ガスが影響してることは確かだろうけど、長期的には些細な事ではある。
雲にも色んな種類があるから宇宙線の寄与度も違うだろう。低い雲とか入道雲なんてもうローカルな事情だけで即席で出来てそう。遠くの銀河から来るより近くの太陽から来る方が強いだろう。あーこれは宇宙線の影響度の強い雲だな、みたいな感じが分かるれば、より雲の味わいが深くなるんじゃないかと思う^_^。多分高い空の雲、春と秋に偏西風に流されてるように見える高い雲がそうでは無いかな。宇宙線が温暖化ガスの分解に影響してるとか言う説はないのかな。
食べ終える頃には東の空の雲はどこかへ消えていた。
店の入り口のブランターには零れ種から発芽したと思われるディルかフェンネルがいかにもセリ科な芽をワラワラとさせていた。
2023/09/29 更新
2023/09 訪問
相棒と共に月を観る
テーブルCに相棒を同席させて月を待つ。地平はちょうど良いもやり具合。しかし近隣のアパートは意外と高く、15分しても出てこないので少しヤキモキする^_^。ようやく屋根の上にお出まししたのは地平を出てから20分後の事だった。月の出から30分後にようやく東の空は暮れ始め月が赤らんだ。明日は旧暦8月15日、十五夜。中秋の名月はこれより赤らんだ状態であのパラボラ辺りから17時50分頃にお出ましする予定。
ご覧あれがキミがいずれ赴任する月だよと、ゆで卵のうさぎに月を観せる^_^。だけどうさぎは自分の運命を知ってか、少し悲しげな目をしていた。
というわけで明日の予行は順調に終わり、食事に掛かる。他のお客さんの邪魔にならない限りここは自由だ。と思っている。普通、フレンチレストランって言うと店側も客側も思考が硬直化してる感じだけど、ここは店側は創造的だし見た限りお客さんもだいたい自由みたい。
先週土曜は卵から育てて来たアゲハが初めてレモンの葉に10個くらい卵を産んだのでシェフに自慢しようと来たら、初めて見た臨時休業でがっかり。今日は卵時代から3週間くらいのオオスカシバがホバリングしながらクチナシの葉にポコポコと卵を20個くらい産みつけた。自分の机の上で産んだのはもちろん、戸外のクチナシの木をかなり探したけど一度も見つけられた事がなく、簡単に見つかるアゲハの卵より難関だと思ってたけど、なんでこれを見つけられないのか不思議なくらい。途中で色が保護色的に変わるのかな?今後が楽しみ。
月は窓ガラスに反射する室内照明を抜けて来た。明日は他にお客さんがいなかったらこの照明は落としてもらいたい。
超望遠デジカメはあまりに便利だし、超お手軽ながら最初に月に望遠鏡を向けたと言われるガリレオが使っていた望遠鏡より光学的にも何倍も高性能だ。ただやはり、光学系だけの望遠鏡で肉眼で観る月の空気感というか吸い込まれるような真空感は全然違う。あれは意識的に見ようとする情報以外の情報に満ちている。
2023/09/28 更新
2023/09 訪問
シェフのデッサンおつまみ(無料)で飲む
ここの唯一の減点ポイントは飲み物、炭酸系アルコール飲料の品揃え不足。でも、ここはコスパの店。コストカットが無理な方面なので仕方がない。その代わり、一杯ごとにビールのお供をしてくる、毎日毎回異なる小品。
素材の大抵はシェフの菜園に季節ごとにボコボコ生えて来る旬の野菜だろうから、生産コスト、原材料費と言う意味ではタダに近いと思われる。支配的なのは調理の手間のコストのはず。固定的な人件費がなければ、その労働の時間あたり価値は変動し、店が忙しい時には高く暇な時は安い。だからと言って毎回値段を変えるわけにはいかないだろうから、忙しさに応じて内容を調整するのが自然。店が暇な時は手間の掛かった料理が出て来るのが自然だと思っていた。通常の固定メニューでそれを大掛かりにはできないから、おつまみでやる。そう言う店はまず無いけど、ここはそれが実現している店だ。
ここは昼夜のスープ、夜のオードブルが特に楽しみ。こないだまで、手の込んだ夜のデッサンオードブルが450円と言う信じがたい価格設定だったけど、今日久しぶりにメニューをみたら1250円に修正されていた^_^。
2023/09/28 更新
2023/09 訪問
翼よあれがジプロインの灯だ
いつも北側、店の裏側から来る。裏側の窓は完全に塞がれていて、やってるのかどうか、横まで来ないと分からない。歩いているほんの1分くらいの時間だけど、何だかいやだ。けど最近、あの小さく四角く明るく光ってるのがジプロインのトイレの灯りだと分かった^_^。
今日のうさぎは何やら上品な色に染まっているので特に修正せずに眺める。オードブルにチーズというのも久しぶりな感じ。生ハムと梨と葉生姜とミョウガとモロヘイヤとあさりと豆苗とタイムと… 最近メニューを見ないけど、このオードブルって単品では嘘みたいに安いはずなんだけど^_^。
飲んでるうちにうさぎの目が流れてマンガチックな号泣状態にIoI。時間と共に表情が変わるデッサン料理って面白そう。
今日のスープの主題はサツマイモだったけど、主役はバラっと散らしてある豆苗の風味だと思った。たかが豆苗されど豆苗。香味野菜だけじゃ無い、風味野菜というのがあると思う。それは大量に使ってはいけない。山盛りパクチーとかアンビリーバブルだ。
2023/09/27 更新
2023/09 訪問
ジプロイン歴4ヶ月
最近自分のツイートを検索して、ここに最初に来たのが5月21日日曜日午後、ランチタイムだった事が分かった。座ったのはやはりテーブルCで、初見でも座りたくなる席なわけだ。ただ、南向きのウエルシアビューではなく、西向きに座っている。写真の感じでは、梅雨入り間近でもあり、あまり天気は良くなかった様子。いくつか連続ツイートしていて、やはりスープが美味しいと書いている。あの時は浮いてるのがディルとはわからず、フェンネルかなと思った。何にしても今に比べると写真の撮り方がぞんざいな感じ^_^。
今日香草パスタの麺が細いのは初めて見た。これはこれで佳いなと思う。
食べログをこの7月に始める前は何年か、食事のログはツイッターで付けていた。7月にジプロインの行ったを書いたのきっかけに、外食系の日誌は全てこちらに移行している。こういう、あって当たり前のログ機能が、ツイッターには無い。慣れてしまったけど、後で修正できないのはやはりスゴくストレスだ。それまで、食べログと言うのがある事は知ってたような気がするけど、読んだ事は無かった。まあ今でも人のログを読む事はまず無いけど^_^。
BGMがちとうるさいのは今も変わらない。
2023/09/27 更新
2023/09 訪問
観月準備
中秋の名月まであと3日。別に月はいつ観てもそれぞれに佳いものだけど、いにしえから特別に愛でられて来たその月、旧暦8月の十五夜の月を観てやるのも悪くない。金曜の17時30分、日没より少し前に地平を出る。ほぼ真東から昇るので、南に面したジプロインの窓の左端くらいから昇るはず。土浦花火とほぼ同じ方向なのでその予行にもなる。恐らく室内照明が干渉するので、他のお客さんが無ければ調整をお願いしたいところ。
名月はゆで卵うさぎとともに眺めるのがよいだろう。そのうさぎだけど、今日は日焼けサロンにでも行ったのか、味玉みたいになっている。燻されたのかな?しかし月を観るのは白うさぎでなくてはならない。そして杵と臼で餅をつく。
大正の時代に地方出身の才女が上京して日本で最初の女子大に入り、画家を目指しながら思う色が作れずに悩み苦しみ、やがて精神が壊れた。晩年に高村智恵子が入院した精神病院の病床で創作した色紙による膨大な切り絵は、夫光太郎の詩集、智恵子抄の影響でか一定の評価を得ている。思い描く色を作り出す悩みが切り絵にはない。その中で圧倒的に印象に残るのが、ウサギの餅つきだ。その巨大な杵をウサギが振る事は不可能で、ただ柱にしがみついているように見えるのがシュールでカワイイ。しかし正常な精神の人間がこれを思いつくだろうか?
光太郎があどけない空の話と題した詩の、智恵子の言う「ほんとうの空」。阿多々羅山の上に「出る」というその空。自分が思うにそれは、客観的物理的には存在せず、彼女の感性がセットになって初めて生まれる主観的なものだ。だからそれを誰にでも通ずる絵に表現する事は出来ないだろう。
トイレが異常に遠い体質なので、飲み放題とかで何杯飲んでも店のトイレに行く事が無い。ここも100回以上来てて、今日初めて入った。なんか利尿作用の強い食材でも入ってたのかな^_^。用を足しながら、ああこの四角い窓が、ジプロインの裏側からアプローチして来る時に見える灯りなのか、と思った。
ただ一昨年の秋から日の出を観るようになって思うのは、時々肉眼で観る感動的な日の出の色は、現在までの技術では撮影も記録も再生も出来ないだろうという事。何せダイナミックレンジが指数的に広い。撮影、記録は工夫すれば出来るけど、影絵ではない地平の景色の中でまばゆく輝く光の玉を表現する高密度高精細なデバイスは今の世に無い。だからなるべく地平のモヤの濃い朝にジリジリとせり上がってくるまばゆく透明なオレンジ色のような太陽を、肉眼で観るしかない。それは横にしたラグビーボールのように潰れていてその縁は上昇に連れて階段状に流れ落ちているように見える。すごく条件が良くても数分しか続かない日の出ショウだ。
智恵子は自分の想う本当の空を科学的に分析して再現出来るような時代に生きなかった。絵にはならなかったけど、でもだからこそ詩になった。
今朝もまた素晴らしい日の出の空の模様を、夕方にはウロコ曇を観た。秋の空の画伯の画風は繊細にしてダイナミックで、どれもほんとうの空。女性の心もかくあって欲しい^_^。
2023/09/26 更新
2023/09 訪問
テーブルAよりウエルシアを望む
いつものテーブルCに先客がいたのでAへ。しかし窓の高いABは高度の下がった秋の陽射しの直射を受ける。暑さの問題の他に、スマホ画面が見えにくい。Cにしても横向きの席は同様。だから秋のランチタイムはCに1人がけで南のウエルシアに向き合うと言うのが唯一の正しい解と言える。
食べているうちに南の空がズンズンと、空好きには堪らない模様になって来た。これだから秋の空はイイ^_^。
ここのドライカレーと称する料理は一般的にはハヤシライスと呼ばれるものに近く、インド人もびっくりだ。ハヤシカレー?は和歌山発祥だったろうか。洋食屋さんのハヤシライスは広く認知されて好かれている料理。今度シェフのスペシャルキュイジーヌでリクエストしてみようかと思う。
今日はあちこちにミョウガが出没して活躍。旬の味。たぶんシェフの菜園にボコボコ出来ているのだろう^_^。
2023/09/26 更新
2023/09 訪問
野うさぎがキター(>▽<)
ガラスの花瓶に挿したバジルの根が猛烈に伸びて最密充填状態なのを眺めていたら、オードブルの生ハムに囲まれて黄色いウサギがやってきた。紅茶染めなんだそう。新幹線ならドクターイエローいみたいな。クルマならフィアットクーペ的な色合い。目をチューンしたらさらにそれっぽくなった^_^。
旬でジャカスカ出来るんだと思われるシソの穂、実があちこちに使われて気合いを入れている。スープでは秋茄子のほのぼの味にピリッとカツを入れていた。シソの葉、大葉は季節に関係なく流通してるけど、少なくともスーパーではシソの穂を見た事が無い。しかもタネが出来掛けの色と香りと味と食感がを備えてるやつ。
何といっても種はその植物のエッセンスがギュッと詰まっている。
。。。
結局今日も途中からうさぎのメイクに夢中になってしまい、メインの味とかあまり覚えていない^_^。
家ではアゲハのメスの一羽のお腹がぽっこりしていて、初のおめでたが期待されている。
2023/09/23 更新
2023/09 訪問
秋風ぞ吹くジプロイン
ここが開店した時はまだ梅雨入り前だった。
店の入り口のプランターにはもっこりしたジャーマンカモミールが溌剌と咲いていて、昔自分で育てていた時の事を思い出しながら、右下の店に来た時にも通りがかりに指でスリスリして嗅いでいた。フェンネルかディルはまだ花が咲いていなかった。
店の中には、自分では「カブみたいの」と呼んで真冬から春先にかけて室内で水耕で育てて愛玩していたコールラビの何倍もある、めちゃめちゃ立派なのが飾ってあった。
ピンシャンとして健康そうなサニーレタスのサラダの上にトッピングしてあった紅い花が鮮烈だった。後で聞いてサルビア、メドーセージだとわかった。野菜の味がやさしく沁みるスープにアクセントのディルが浮かんでいた。
当時のメニューにはビールがなく仕方なくて最初しばらくはワインを飲んでいた。アルコールに付いて来る小品のピクルスのつけ汁にカキ酢のような涼やかさを感じて全部飲んだ。ピクルスにもディル。サラダにもフレッシュなディル。熱を入れたのもよくて万能ハーブだなと思った。
この店には自分が共感する要素が溢れていた。
ちゃんとしたコースなのにファミレスみたいな価格設定で、プレオープンの間だけの特別価格だと思っていた。正式オープン後はどうなったかなと一応覗きに来たら同じ値段のままで驚いた。その時、飲むのはこの店と決めた。コスパすごく大事^_^。
あれから4ヶ月。明日は秋分の日。今日来る時に初めて、涼しい風が吹いていた。秋一番かな^_^。
2023/09/22 更新
お彼岸までは汗をかいて扇風機を回してたのに、ちょうど秋分の日から急激に涼しくなって、やれやれ過ごしやすくなったよ昔からのことわざどおりだなーと思ったのも束の間、気温の低下がそのまま続いて2週間後には風邪引きを警戒して外出には上着が欠かせない状況に。9月29日の中秋の名月をこのテーブルCから観たのももう随分前のような気がする。
今日は肉料理に焦がしたローズマリーが付いて居たのでこれをうさぎの眉にすることに。たまにはちょっと元気そうな感じにとメイクしているうちに、昔テレビを見て居た頃に元気そうな印象を受けたフジの石本アナをイメージして^_^。
家では今アゲハの第三期黄金期に入っていて、柑橘の葉をモシャモシャ食べる18匹のイモムシの世話で楽しい悲鳴^_^。気温次第ではあの子たちは冬眠して来年のお彼岸頃に目覚める越冬サナギになると思われる。