298回
2024/06 訪問
生ビールがうまいっ >_<
4日ぶりの生ビールは、喉に達する前に口蓋と舌を痺れさせて鼻に抜けて行った。上面発酵、香るエールは市販されてる缶ビール版も美味しい。お店で出せる瓶のバージョンはないのかな?
ハタのワサビ和えがモチモチと喉をくすぐりながら通過する。貝系のサリサリ感もある。味はきゅうりと胡麻とワサビとシソに埋もれてよくわからない^_^。
今日も自作の海鮮なめろう丼で〆る。ネギが生魚を盛り立て魚がネギを盛り立てる。海苔がイノシン酸で取り持つ。美味しさはアミノ酸と核酸のオーケストラじゃー^_^。このコラボが生きるのはネギトロだけじゃない。まあコンダクターとしては、も少し酸味と塩味をちょうど良く添加したいところ。
2024/06/24 更新
2024/06 訪問
月は東に日は西に
明後日は夏至。夏至を挟んだ2〜3ヶ月くらいは、日の沈む時刻がハッピーアワーの終わる時刻に相当する。酒は明るいうちに飲むとハッピー感が増す。
早めに出て歩いてくる時、日没前の南東の青空に儚げな白い月が浮かんでいた。
月はクマ無きを暗い十五夜の夜に観るものという刷り込みを幼少期にされた。月の海の暗い連なりをウサギの餅つきだとかなんとかいう寓話とセットに^_^;
小学校の運動会で青空に儚げな白い月が浮かんでいるのを観た時には何か不思議な、珍しいものを観たのかなと思った記憶がある。それはその後長く生きてつい最近まで、そう思っていた。2年半前に月を再発見して、それは割とよくあるありふれた光景だと分かってからも、やはり月の佳さは青空に心細げに浮かんでいる時がサイコーだなと思う気持ちは変わらない。太陽光が地球の大気を青く明るく輝かせているその向こうに、やはり太陽光に照らされた月の姿が透けて見える。美しさには理由がある。
今日も暗がりに香る大元のクチナシを嗅いで帰る。慶にはこう言うプラスアルファが残念なから無い^_^。
少し酔いが回り、風があまりに気持ち良かったのでベンチに寝そべってうとうとしていたら、店内で開店の準備を始めたらしき物音がした。
2024/06/21 更新
2024/06 訪問
体感的にはとっくに梅雨ですが何か
6月の雨が溜まって駐車場に逆さ慶が出てるだろうなと思って来たら、雨水を湛えるべく年月に穿たれた穴が新しいアスファルトで埋められて補修されていた。補修が上手なら、次に観られるのはまた3年後くらいだろうか。
開花宣言とか梅雨入り宣言とか、下々はお上の宣下を自分の実感より信頼する傾向がある^_^。毎日空模様を鑑賞している自分の実感では、5月の末くらいから梅雨っぽかった。ただ、中途半端ではあったけど、梅雨モードかどうかはゼロイチじゃ無い。単純な閾値で切って誰かが決めるのも、それを有り難がるのもおかしい。
今日は開け放したままの窓から流れ込む外気で室温が25℃くらいになり、梅雨寒っぼかった。この温度なら冬ならぼかぽかなのに、すっかり夏モードになった体には。単調に響くポタポタする雨の音を聴きながら、幼稚園に入る前に梅雨時のポタポタする雨の音を聴きながら家に一人、寂しく梅雨寒を感じてた日を思い出していた。
今日は結構客が入っているのに、店主のワンマン運転状態。少し気が引けたけど〆に明太子おにぎり。
2024/06/19 更新
2024/06 訪問
iPhone15デビュー戦
3年間1日も休まず働いて来た12miniの電池がへたって来たのを機に更新。13、14を飛ばして15。もうiPhoneにminiは無い。iPhoneはちっちゃいのが洒落てると思ってたのに…
12では望遠と接写の能力が弱かったので、そこの改善が電池交換ではなく機種更新する動機になった。試して観ると、確かに月の海が全部楽勝で見分けられるレベル。クレーターもティコとグリ丸くらいは見えそう。
料理を撮ってみたら、ああ確かに肉眼でマジマジ観るとこう言うニュアンスがあるなと言うのを、カメラの画像を見て再認識する感じ。でも食べログの画質では再現が難しい。
今日はご飯がなくて… とケンケン店長にあらかじめ釘を刺される^_^; 〆の炭水化物は塩焼きそばかポテトフライでもいいかなと思ったけど、そもそもあんまりお腹空いてないなと言う事でパス。酢飯なら魚介と合うし保存も効くのになと思いつつ。
帰り道に大元のクチナシを観て帰る。定休日の暗闇に咲く花の匂いは魅惑的なジャスミンの香りだけれど、薄暗がりにもその容姿の衰えぶりが窺われる。黄泉の国のイザナミの、みーたーなーを思い出す^_^;
ありがとうiPhone12 mini ^_^
auショップを出て見上げた青空に浮かぶ白い月をかすめて成田行きの飛行機が通り過ぎた^_^
倍率10倍くらいが手持ちカメラで被写体を楽勝で捉えられる限度かなと思う
2024/06/16 更新
2024/06 訪問
海ぶどうの日
外から見たら満席のように見えたけど少し待ってカウンター席に空きが出来た。
以前刺し盛りの下にちらっと敷いてあって美味しかった海ぶどうがソロで酢の物的に登場。撮影すると肉眼で観る以上に緑のグラデーションが美しい。噛むとプチプチっとトロッとして海藻っぽい味が浸み出す。量は少ない。とは言え大量に食べたいものでは無いので、きゅうりとかワカメとかカニとかいっそじゅんさいとの共演もいいかなとか。
子供の頃ほどでは無いにしろ火を観るとワクワクする。人は生まれながらにして拝火教である。火を使いこなす技術が人間を人間たらしめた。何もショーアップされてない実用的な厨房の火だからこそ、素直にイイと感じる。
この店には珍しくイカが素直に刺身である。スミイカ。口に入れて舌にねっとり貼り付くのを噛み切るとパリッとして、直後にトロッとしてクリーミーな感じになるけど、濃厚過ぎない。こないだアオリイカが出ていたけど、もちょっと繊細な感じ。
2024/06/15 更新
2024/06 訪問
今日も元気だ酒がうまい
今日も香るエールからふわっとした香りがする。昔あれほど嫌っていた、ジョッキのロゴを見るのも不愉快に思っていたサントリーのビールを美味しいと感じるようになるとは、エラスティック・ラヴ^_^。ジムビームのハイボールにも麦わら帽子のようなバーボンのふわっとピカっとした香りを感じるし、要するに何を飲んでも美味しく感じる状態なのだろう。
タケノコの肉詰め。細い竹はかなり大人になりかけていてしかも炙ってあるものだから、とても面白い香りがする。パンダの気持ちが少しわかったような気がした^_^
2024/06/13 更新
2024/06 訪問
おなかがすいてる幸せ
北大通りの交差点の点滅する歩行者用青信号を20メートルくらい前からをダッシュで渡り切る。生ビール170円分のダッシュだ^_^。
今日は適度におなかがすいてて、体に必要な食べ物を求めるセンサーの感度が上がっている^_^。カツオの刺身にバチマグロのような香りを感じたので何もつけずに食べたら美味しかった。歯触りもバチマグロのよう。
特大おにぎり@200円で〆る。のりって基本、香草の一種かなと思う。
コスパを求める気持ちが人類を進化させた。人類を人類たらしめた価値観だ。コストを掛けて、高くて美味しいのは当たり前。安いのに美味しいと美味しさが増す。機能美に似た直感。ヒトの技術と感性で作り出す価値。
お通しのツルッとプリっとした厚揚げとなめこと出汁がベストマッチ。このところパスタのマヨネーズ和えとか手抜きのが続いていたので美味しうれしい^_^
2024/06/12 更新
2024/06 訪問
明るいハッピーアワー計画
6時に来たら、店の前の駐車場の中央2列にクルマが無いという珍しい光景を観た。暗くなってから来るとうす暗いベンチシートの一番奥の席に通される。昼間座ると、なかなかに明るく、店全体が見通せる席だとわかった。
学園祭に所属サークルで出した模擬店で照明担当をした事がある。あの頃は、こんな風にしたい!と言う一つのイメージがすぐに決まった。思いつく安い材料を買ってきてぱぱっと適当に作る行動力があった。定演のポスターを描かされた時もそうだった。暗がりにソロの演奏者が浮き上がるイメージ。今はそう言う、これしか無い的な集中が出来なくなったなと思う。慶の室内照明とか装飾とか、なんだかごちゃごちゃしているのも、こういうのもありかな、で終わる^_^。
何かに拘らない事に拘る。ついつい頑張らないよう頑張る。無駄のない持続可能な自分なりの幸せ感を大切にしたい。
食べるものが美味しいってそう言う事かな。
大元のクチナシが咲き始めたので嗅いで帰る。
2024/06/06 更新
2024/06 訪問
焼きとうもろこしへの想い
例年この季節になるとカスミでとうもろこし4本で400円セールが始まる。レンジに一本剥かずに放り込んで90℃4分30秒でチン。出来上がる頃にはレンジの外に甘い香りが漂い出てパブロフの犬状態になり、チンと鳴ったらあちっあちちしながら皮を剥いて、張り付いてるもじゃもじゃを脱がして、顕になってピカピカに並んだオレンジ色の粒にハフハフかぶり付く。自分の知る限り安い速い美味いの最高峰だ。でもこないだ見に行った時はまだ一本300円の高級品だった^_^; 旬というのはそう言うものだからありがたい。
レンジでチンでは出来ないのがもろこしと醤油の焦げた匂い。焼きとうもろこしが原価に関わらず780円なら、買いだと思う。ここは焼きもの屋だし、もろこしを焼くのもお茶の子だろう。だけどまだ見た事がない。
家でもろこしを焼いてみようと、何年か前にコンロやら炭やらは買ったけど、まだ焼いた事はない。準備も後片付けも面倒臭いし、素人が焼き方を失敗する可能性も高いから気が重い。そこをさくさくっと間違いなくやるのがプロ。
なんて書きながら念の為過去のツイートを検索したら、一昨年の夏に焼きもろこしが出ていた^_^;
ロングコビッドかな。
でも焼きものやなら、バーベキューセットがあると良いのにと思う。
2024/06/05 更新
2024/06 訪問
〜の香り香るエール
シェフにもらったホテイソウからはメダカの稚魚がワラワラ生まれるし、こないだ買ったヒメダカは産気付いてるみたいだし、アゲハは羽化ラッシュだしで、気が付けば日曜の慶の早めのラストオーダーが気になる時間に。
今日はいつもの生ビールが不思議に美味しかったと書こうとしたら、すぐに出て来た刺し盛りがやたら美味しく、アスパラのサラダが微妙に美味しく、6月の出し物だと言う豚串がストレートに美味しく、書くのが面倒になって^_^。
ご飯ソールドアウトでおにぎりで〆られなかったのだけが少し心残り。
2024/06/02 更新
2024/05 訪問
おにぎり大作戦
外から覗くと各テーブルに予約の印の白い取り皿がずらっと並んでいるのが見えたので今日はどの店にしようかなと思ったら、カウンター席の角が空いていた。ここはあの、ちょっとイタリア人入ってる感じの^_^常連さんの指定席なので少し気が引ける。
予約と言うのが嫌いだ。基本的に約束とかに束縛されるのが嫌いだし。リソースの無駄と言う事もある。自分は大体1時間ちょっとで飲み終わるし、急げば30分でも出来上がる。それが、予約席と言うのは2時間くらいもただ無駄に空気が席を占拠して、ちょい飲みの客をブロックしている。
それでなくてもねっとりしているイカがねばねば和えで。これがご飯に合うのは必定。しかし、ただのご飯も、具が入ってお新香が付いてる特大おにぎりも、同じ200円なのだ。消費者目線で見ればおかしくね?握って海苔のパリパリ感が喪失しているのをいっそポジティブに評価すれば、コスパ的におにぎりの圧勝である。特に明太子は質量ともにコンビニおにぎりのそれを凌駕する。と言うわけでおにぎりをねばねばにして、本意のごとくなりにケリー^_^
アオリイカのパリパリした破裂感が印象に残る。よくある普通の居酒屋で。
会計するといつもより1000円くらい安くて大満足。おにぎり作戦大成功。
帰って来たら大家さんの生垣のクチナシが、まるでツツジのようにベッタリと満開。一つ一つの香りは弱めなのに、雨上がりの無風に100輪くらい同時に咲いてるとレベルが違う。園芸品種では無く、見た目はドクダミに似ている^_^
男の子ってこう言うのが好きなんでしょ、的な^_^
慣れない席で借りて来たわ猫メンタル^_^
アオリイカねばねば和え
同上まぜまぜ後
おにぎり異種を一緒に注文すると目印のサンプルがトッピングされてくるのでささやかなお得感がある^_^
シャケおにぎりも追加投入^_^
よくわからないけど食べてみたいものが並んでるなと思いつつお腹はもう一杯っすもうヤメてーと脳に信号を送る^_^
2024/06/01 更新
2024/05 訪問
しょぼくれて候
9時過ぎまで何だかんだしていて疲れてへろへろした感じで慶に向かった。今日はアゲハがキャタピーに脱皮して今季70号に達し、蝶に羽化して23号に達した。生命の誕生の瞬間は何度も見てもドキドキする。せっかく生まれた命なので大事にしたい気持ちが段々重荷になってくる。出がけに見ると、昼間シェフにもらったホテイアオイのバケツに水すましのような生まれたての3mmくらいのメダカが20匹ほどピンピン泳いでた。なんか元気出た^_^。遅く来たせいか客はもう1組だけで、この店で見慣れた喧騒と違う。
学生の時に発見した食べ物の美味しさをより強く感じる方法。特に刺身。口に入れたらぺたっと舌に密着させたり、舌のいろんな部分に魚の肉が触れるように転がしたり。そうこうするうちに魚の旨みがジワーッと感じられて、舌が痺れるくらいになる。どんな匂いがするかなと神経を集中する。すると、なんだか色んな匂いがしてくる。センサーのゲインを上げる。耳を澄まして音を聴くのと同じことだ。音は瞬間的に消えてしまうけど、味覚は長い時間続くからカンタン。
かつお節香る塩焼きそば^_^。半ナマのニラのプチプチ感、ケバイ紅生姜から滲み出る根生姜の痺れ感。
ロプノールだな^_^
ご飯は最後の何粒かが有難くて美味しいの法則^_^
近隣の光害源、不夜城の色が変わった。トップラー効果だとすれば、ものすごいスビードで北西に動いている^_^
2024/05/29 更新
2024/05 訪問
梅雨の予告編か?
重い雲の空が続いていて時々強い雨風。おかげで潤って過ごしやすい気温の日々。5月2日から続いていたアゲハの卵・幼虫の連続捕獲も天候不順により26日で終えた。
本日のおすすめにひらめのたこわさあえと言う面白い企画ものがあったので注文。料理が一番映えて見えるビリケン前のテーブルな事もあり、いい感じにテカッているんだけど、どうしても見えてるように撮れない。味は… ただの茎ワサビ和えよりタコわさび和えというのが何か面白く、食感的にタコとひらめの間がシームレスみたいな、面白さ。以前、ホットなカキにイカの塩辛載せとか言う意味不明のチャレンジがあったけどw、これは普通に王道だと思う。
我々が食べるものの多くは動植物が次世代のために遺した卵や種だ。そこにはゼロから始まってある程度の形まで成長するのに必要な全ての栄養素が含まれている。栄養的に完全なそれらを美味しいと感じないわけがない。
自作なめろう丼。男の子ってこういうのが好きなんでしょ、的な^_^
北大通りを隔てた吾妻三丁目に美味しい茶豆が400円で飲み放題1500円の焼き鳥やさんがあった。こっちに引っ越して来て3年くらいよく通った。それがコロナ騒ぎの影響でか店を閉じた。騒動煽動者許すまじ!
いざ、なめろう丼^_^
2024/05/28 更新
2024/05 訪問
ギラつくカツオに魅入られる
馬刺しのような色にマグロの中落ち的なギラつき。マグロのような崩れやすい舌触りで味はカツオ^_^。
この店で最近よく使われている生のほうれん草。草っぽい臭さが無いので軽く熱を通しているのかと思ったけど、よく見たら本当にナマ。そういう品種なのかな。時々使われてた春菊もサラダ用の品種みたいだし。野菜も進歩してるんだな。
なぜカツオは、青魚はワサビではなく生姜なのか。ポン酢が合う魚もある。検索せずに自分なりの理由付けを考えてみたい。ググったら負けルール^_^。
10時半近くに来たので売り切れ多数^_^
久々の脱力系お通し350円を半永久的に記録に残す^_^
いぶりがっこ付き特大明太子おにぎり200円^_^。お通しはこれでよくね?
ネクターとナタデココ^_^
久しぶりに森のベンチで休んで帰ろうと思ったら草むしていよいよ末期的で^_^;
4年前の夏にこの石の前で目が覚めたら血の池でプロレスラーのようにピューピュー血を吹きながら血糊でヌルヌルのスニーカーによろめきながら家まで辿り着いた夏の日を忘れようも無い。生きててよかった^_^
2024/05/25 更新
2024/05 訪問
満月の夜にイカ刺しとマグロの炙りサラダ
書きたいことが多すぎて面倒くさいので何も書かないモードかも^_^
帰途、今が一年中で最高じゃないかと思う明るく気持ちの良い空気、最適な温度温度風速のそよ風を浴びながら、道端に座り込んで雲間を行く満月を観る。
プチプチとした歯応えとねっとりした舌触りを楽しませて、ほのかな甘みを残して喉を通過していく
レタスとカラシナがぎっしり敷かれた上に炙ったマグロとトマトときゅうりがどっさり載って、880円。他のメニューとのお得感のアンバランスがハンパない^_^
今日のコップは小さくて好い。昔通ってた寿司屋さんのグラスは凍ったシャボン玉のように薄くて軽くて、それがただのビールを特別な味にさせてた
たこわさと書いてあれば茹でたタコの足をワサビ醤油でと連想するわけだけど、たこわさびというのはタコのワサビ漬けであると言う肩透かし^_^
満月や月は東に日は西に
原理的に満月は日の入りと共に出る^_^
飲んで出ると店の正面に満月
夕焼けが最高潮だった日の入り10分後
2024/05/24 更新
2024/05 訪問
なぜかジムビームのハイボールが美味しい日
今日も満席、と思ったらテーブル席がひとつあいててラッキー。
ハッピーアワーには280円のジムビームハイボールでアルコールの下駄を履かせる。特になんとも思わない日も多い中、時折そのバーボンの香りにはっとする事がある。初めてバーボンのハイボールを飲んだ日の事を思い出す。作り方の違いではなく、感じる方の健康状態、味覚嗅覚のゲインの違いだと思う。
バーボンにハマったのは大学院の時だった。それまでに大抵の種類の酒は飲んでたけど、バーボンと言うと吉田拓郎の歌で名前を聴いた事があるだけでどんなものか知らなかった。大学の近くに出来たそのバーボン専門の店に何度か通っているうちに、オールドふんちゃらとかアインシェントほにゃららというのが多い中、育ちの良い友人が落ち着いたのはフォアローゼスで、育ちの悪い自分が落ち着いたのはアーリータイムスだった。いや、バーボンに求めるのは田舎臭さの良さなので、上品な味ってどうなの?って若かりし自分の問題意識はそれなりに筋が通っていると今も思う。でも今はフォアローゼスを飲む。ジムビームは当時の記憶に無い。
2024/05/21 更新
2024/05 訪問
時はカネなり
派手に赤く染まる西の空がハッピーアワーの終わりを予告していた。北大通りの信号を走って渡り切り、19時ギリに滑り込み、セーフ。信号待ちをひとつ回避するための約30秒のダッシュがナマ中を170円安くする^_^v
大好きなほうれん草としらすがタッグを組んで居たので一も二もなく注文^_^。思った通りに美味しく、ボリュームもたっぷり。ほうれん草に最低限の熱が加わっていてしゃぶしゃぶ状態。しらすはもちょっと釜揚げっぽいふっくら感が好き。しらすにドレッシングが掛かっちゃってるせいかも。
こないだエビスのジューシーエールが終わってしまったので、サントリーのトリプル生に戻る。冷蔵ケースの中に4本しか無かったので、これも終わりかと思ったら、補充はされるとの事。でも580円じゃなくて600円だったんだと、後でレシートを見て気付く。少し幸せ感が削がれた。
見渡せば山もと霞む水無瀬川。中学では授業を全く聞いていなかったし、授業を抜け出して遊ぶか、騒いで廊下に立たされてるかだったw。教師が黒板にひたすらなんか書いて、生徒がそれをノートに書き写すと言う、馬鹿げた授業が横行していたんだから無理もない。そんな中で中学一年の時に暗唱させられた枕草子だけは記憶にある。春は曙、秋は夕暮れ。高校では様相がガラリと変わった。自分が教えている科目を学問として好いている教師が多かった。好きこそものの上手なれだし、何か好きなものを説いている人の話は説得力を帯びる。古典Iの先生はしょぼくれ果てた風采の爺さんで、15歳の高校1年生から見れば何が楽しくて生きてんのかな?みたいな感じで、文法の説明とかうんざりだったけど、伊勢物語とか語り出すとやたら生き生きとしちゃって瑞々しく状況を解説し始めて引き込まれる。後鳥羽上皇の作とされるその水無瀬川旅情の歌も古典Iだった。清少納言の言ってる事とロジックがズレてるけど、世の中のステレオタイプを突いている。花は盛りに月はクマなきをのみをだ。ありきたり月並みステレオタイプ化は人間が知的生物化してから常に裏腹にあるのだろう。でも、見渡せば山もと霞むとか、五月雨を集めて速しとか、言葉を聞いただけでイメージが映える。それが日本語を理解する日本人と言うアイデンティティかなとも。古典とか理系の受験には何の役にも立たない無駄な科目だったけど、高一にも面白いものは面白い。そして何十年たっても忘れず、飲みながら食べながら、ハッピーアワーにダッシュしながらふと思い出す。記憶が知識が味覚を支配している。何が美味しいかは極めて文脈依存で、単純ではない。良かれ悪しかれ全ての経験が今の自分を制御している。無駄になる事なんてないなと思う。
2024/05/19 更新
2024/05 訪問
座敷席ウェルカム
座敷席しか空いてないですがと言う事だけど全然オッケー。
この店では、アサヒのマルエフ、エビスのオランジェ、サントリーのトリプル生、エビスのジューシーエールとキャンペーンが続いて、それぞれ面白くて美味しく、日本の瓶詰めビールに対する認識を変えさせられた。
ジューシーエールをもう一本頼んだら、これが最後の一本だと言う。ありがとう、さようなら。そう言えばオランジェの最後のもワシが飲んだ^_^。
ハッピーアワー滑り込み+ラストオーダーの技^_^
牛肉炙りおろしポン酢。厚切り牛しゃぶの趣。
いわしのガリ酢〆
ジューシーエール最後の一本
暗くなる前にと日課のアゲハ幼虫捕獲に出て、近所の柑橘の生垣を眺めていたら青空に上弦あたりの月^_^。5月2日から15日連続の幼虫ゲット。来週頭にはいよいよ羽化が始まる
ハッピーアワーの終わり間近を知らせる西の空の茜色
2024/05/16 更新
軸がへたっているのか、ゴンゴンとフル回転してるらしき換気扇が、時々キーンと言う今にも離陸しそうな怪音を立てる。検索してみると換気扇の回転数は1秒に30回転くらいらしく、人間が音として知覚出来る、可聴域の下限くらいにある。キンキンする音はキロヘルツ単位可聴域の上限に近く、単なる回転音ではない。ちょっとくたびれた飲み屋で時々耳にするこの換気扇のキンキン音はどうして発生するのか。修理せずに音だけキャンセルする技術はないのか?^_^
昔は鯖と言えば缶詰かしめ鯖か、よくて塩焼きだった。学生時代友人とよく行った、竹園にあった飲み屋さんのショウケースの中の鯖の切り身の断面から、糸のような寄生虫がナウシカの金色のあれのようにザワザワと湧き立ってダンスしてた光景を観たのを忘れられない。生でサバを食べられるようになったのはイワシの刺身以上に驚きだし美味しい。でも、サバはサッパリした水煮の缶詰に美味しい醤油を垂らして食べるのがサイコーかな^_^。きっと寄生虫も一緒に煮込まれて美味しさをアシストしてるんだろう。もしそうなら、寄生虫の居ない魚は美味しさで劣る、という事になる。